30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ソラマメの初冬の風景

2010-11-29 | ソラマメ

きのうは小春日和になった。畑にいると日差しが気持ちいい。土寄せ作業で汗をかき、一枚脱いでも暑いのでさらにもう一枚脱ぐ。それにラジオからはカーペンターズの美しい歌声が聞こえてきた。だいぶご機嫌だ。

いま畑に行くのは収穫するのが主で、ほかの作業はほとんどない。せっかくだからと、このいい天気にブロッコリーの葉の上でのんびり日向ぼっこをしているアオムシをつぶしたり、ネギやソラマメの土寄せをしたりと畑での時間を楽しんでいる。

11月28日現在収穫できているものは、キャベツ、ダイコン、カブ、サトイモ、ブロッコリー、シュンギク、ロケット、ミズナ、ホウレンソウ、コマツナ、サニーレタスといったところである。12月に入るとハクサイと冬ネギが収穫できる。

畑に行っても楽しみは収穫だけだから、つい多めに取ってきてしまう。かみさんからは「こんなにとってきてどう食べるの」とぶつぶついわれる。自分が作ったものを多く取ってきてもだれに迷惑をかけないのだが、それを調理するかみさんからすれば大変らしい。

11月6日に植えつけたソラマメがきれいに並んでいる。アブラムシとの格闘を考えると、つい尻込みしてしまい、今年植えつけたのは昨年よりもずっと少なくなった。27日に取り上げたネギと同じくこれから冬を乗り越えていく。


 

  

   


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冬が来る前にネギのタネまき

2010-11-27 | 下仁田ネギ

  

♪冬が来る前に  もう一度あの人と めぐり逢いたい・・・♪
落葉にちょっぴり感傷的になるのは嫌いではない。紙ふうせんの「冬が来る前に」のサビをつい口ずさんでしまう。同じ世代だからだろうか、あのころの気分はいまでも色あせることがないから、この年になっても照れることなく大きな声を出して歌ってしまう。

菜園もそろそろ冬支度。冬が来る前にと、冬ネギのタネをまいた。冬ネギのタネまきは秋と来春に行う。秋にまくと収穫は翌冬になるから、栽培期間は1年以上にもなる。たいがいは来春にまくのだが、芽出しを失敗するとあとがないので、安全策として秋まきをしている。

もちろん秋まきで発芽がうまく行けば、来春のタネまきは必要ないのだが、それでも必ずといっていいほど、春まきをしてしまう。それで多くの苗ができてしまい、狭い菜園だからどこに植えたらいいいのかと頭を抱えてしまう。

こんなことを毎年繰り返している。この秋は11月初旬にタネをまいた。昨年同様に下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種だ。気温が下がるばかりだから、保温のため上から黒の寒冷紗をベタ掛けして、さらに穴開きビニールをトンネル掛けした。3週間ほどで芽が出た。今秋は発芽率がよさそうだ。

ところで、昨秋と今春にまいた冬ネギの収穫はこれからになる。お待たせしました、ということになるが、ホントに待たせてくれる。待った分だけうまくなってもらわなくては困るのだが、たしかに待てば待つほどうまくなる。冬が来る前にネギを味わいたいのだが、冬ネギは冬が来てから、それもきびいしい冬が来てから食べたい。もう少しの辛抱だ。


 

 

  


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冬の根菜の勢ぞろい-ダイコン、ミニダイコン、カブ

2010-11-25 | ダイコン

ダイコンを収穫できた。これにミニダイコン、カブが加わり冬の根菜3種が勢ぞろいした。収穫の喜びにひたっているのだが、一方で作り過ぎたこれらをどう食べていくかを考えている。世間では野菜の高値が続いているのだから、わが家ではささやかではあるが贅沢な悩みを抱えている。

ダイコンは作り過ぎだ。それを承知でタネをまいている。ちびちび、ちまちまと作っているよりも、農家のようにできればドカンと作りたいという気持ちはいつもある。そのほうが気持ちがいいにきまっているからだ。しかし狭い菜園に直面するとその希望をあきらめなければならない。

その小さな望みを唯一実現しているのがダイコンだ。ダイコンは畝一列にタネをまく。といっても収穫本数はたかが5,60本ほどである。いくら50本でも家族2人では食べきれない。そこでできるだけご近所さんに食べてもらっている。

人にさしあげるならば、一番うまいときに、とかみさんはいう。たしかにその心がけには教えられる。一番いいのは出始めのときがいい。盛りになるとどこの家でももらいものが多くなるからだ。ダイコンも然りである。  


   

  



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夕焼け色に染まるカブの白い肌

2010-11-23 | その他

 

9月25日にタネをまいたカブ。11月上旬あたりから収穫している。間引くような感じで、大きなものから順に取っていく。あすの朝のみそ汁の具にと5、6株ぐらい引っこ抜く。

ちょうど夕焼け空で、あたりはうす暗くなっていた。カブの白い肌が夕焼け色にほんのり染まった。カブは泥を落としてみると、ロウをぬったかのように白く輝き、そして肌理の細やかさに、いつもながら驚く。ほんとに美しい肌だ。

カブはこれから寒さにあたるとますますうまくなる。あわてて取ることもない。寒さで生育がうまい具合にがたんと鈍るから、霜がおりるまで待ったほうがいい。

野菜はいまも高値が続いているという。猛暑を過ぎてからのわが家の秋冬野菜の栽培は順調だ。いまは食べきれないほどの収穫が続いている。この秋冬に収穫できるもので、まだ収穫していないのは、ハクサイと冬ネギ(下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギ)。これらもカブ同様に寒さに当たれば、がぜんうまくなるものばかりだ。


きのう11月22日は「いい夫婦」の日だという。わが家はしょっちゅう台風が吹き荒れ、ときどき小春日和がやってくる。それで何十年もやってきた。ラジオから杉田二郎の歌う「八ケ岳」が聞こえてきた。僕たちにもかつてはあんな風景があったんだなと感慨深く聞いていた。
YOUTUBE
八ケ岳 杉田二郎 歌詞情報 - goo 音楽


  

   


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紅葉登山・畦ケ丸

2010-11-22 | 登山
 

畦ケ丸

錦衣をまとった山々がどこまでも連なっていた
輝く紅葉に魅せられなんど立ち止まっただろうか





山行日 2010年11月21日(日) 日帰り
天気 晴れ
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:42=5:13日暮里5:16=5:27東京5:46=7:05国府津7:08=7:36谷峨駅7:46=8:25大滝橋8:35-一軒家避難小屋-大滝峠上-11:30畦ケ丸12:00-善六のタワ-14:20西丹沢自然教室14:35(増発バス)=15:20谷峨駅15:29(国府津経由)=東京駅(買い物して)=19:00我孫子駅 


西丹沢の畦ケ丸へ紅葉登山に出掛けた。紅葉は標高500㍍から700㍍あたりで見ごろだった。すばらしい紅葉だった。これほどの紅葉を楽しんだのは久しぶりだなと思ったくらい見事だった。

このところ丹沢といえばきまってヤシオツツジだ。5月下旬から6月上旬はよく歩く丹沢だが、畦ケ丸から菰釣山が私のまだ歩いていないコースだ。なんどとなく計画を立てるのだが歩いていない。

今年は3月下旬に
ミツバ岩から屏風岩東尾根を歩いて大滝橋に下山した。下山口は畦ケ丸からの道と合わさる。それが頭にあったからだろうか、畦ケ丸から菰釣山へ避難小屋泊まりで歩こうかなと考えていた。

ところがこの秋は腰痛が長引き、あっさりとその計画を取りやめた。腰痛はあいかわらず一進一退で、この日も前日に少しばかりまた痛くなってきた。今回も湿布薬を張り、腰痛用のベルトをしっかり締めて家を出た。

なんどか小さな子を連れた家族を目にした。大人でもフーフー言っているのに、小さな体で登れるのだから大したものである。今月初旬に歩いたバリエーションルートがまったく道標がなかっただけに、道標がいたところにあってうるさいくらいだった。丹沢の一般コースはよく整備されていると感心する。

今回のコースは詳しいリポートは必要ないので、11月21日現在の丹沢紅葉情報としよう。

大滝橋バス停は標高440㍍。ここでも紅葉は見ごろだ。 



沢を木橋で右岸から左岸、左岸から右岸へなんども徒渉しならが登っていく。 



すぐ左手に今年3月に歩いた屏風岩山東尾根の下山口。立入禁止の立て札がある。なぜ立入禁止なのかわからない。地図に破線が引かれてもおかしくない道だったと思うのだが。



紅葉を目で追う。大滝橋からのコースはずっと逆光だった。紅葉をうまく撮りたいのだがなかなかむずかしい。 

 

 

 

 



700㍍を超えると、木々は葉を脱いで落ち葉の道となる。 

 
 


標高1000㍍の大滝峠上。ここから左手に屏風岩山への道、畦ケ丸への道は右手を取る。



畦ケ丸の山頂。1293㍍。周囲はブナの林だが、すっかり葉を落としている。30分ほど休憩、食事して下山にかかる。
  
 


大滝峠上からの稜線の先に屏風岩山。
 


振り返ると畦ケ丸。あまり格好いい姿ではない。



ブナ林が続く。



標高を落とし、沢が近づくとまた紅葉が見えてきた。
このあたりから、立ち止まってカメラを向けたり、観賞したりと、なかなか前に進まない。




うーん、すばらしい。立ち止まってばかりだ。
 


沢に降り立つとこの先に紅葉が続く。色とりどり、なんとにぎやかな林なんだろう。こんどは順光で日差しが当たるようになってきたからますます美しく見える。足元は石ころだらけだから見とれているわけにはいかない。
 


丹沢随一?の「本棚」という滝があるという。これはぜひ見なければならない。落差のある見事な滝だ。11月3日の奥多摩のカロー滝は端正な姿だが、こちらは荒々しい姿だ。滝への道も問題ないから、ぜひ立ち寄ることを勧める。
 


こちらは右手にある滝。同じところに左右に滝がある。こちらの水量は少なく、なんともやさしい感じがする。


正面に檜洞丸。
 


このコース一番の紅葉がここだった。最後の堰堤付近。西丹沢自然教室までまもなくのところだ。日差しに輝いて、それはそれは見事だった。
 
 
 
 


540㍍の西丹沢自然教室の周辺もいまが盛りだった。
 


下山は14時20分。西丹沢自然教室発のバスは14時40分だからちょうどいい時間に着いた。その5分前の14時35分の増発便に乗ることができた。下山中に、あわてることなくゆっくりと観賞して、一時間遅い15時40分のバスにしようか迷った。それほど丹沢の紅葉はよかった。これほどまでとは…、正直のところ意外であったのだが、タイミングよく出会えたのだから幸運というほかない。
この秋の紅葉登山はあきらめかけていた。腰痛をおしての2回の山行でなんとか自分を納得させるだけの紅葉を楽しむことができた。 

   

  


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やっと主役のダイコンが登場

2010-11-20 | ダイコン

少し遅れたけれどダイコンを収穫できた。秋野菜の主役はやっぱりダイコンだなと思う。品種は耐病総太りダイコン。一足先に「ミニ大根」を収穫したものの本命はこちらだ。

ダイコンを見るたびにこの夏の異常気象を思い出す。猛暑と少雨のため、畑は砂のごとくカラカラに乾いて、これでは9月初旬のダイコンのタネまきはできない状態であった。ほとほと困って天を仰ぐばかりだった。

9月10日をすぎても雨が降らないようなら、家から水を運ばざるを得ない。畑の状態からすれば水の量も半端ではなく、なんども往復するることになるだろうぐらいの覚悟であった。

ところが、9月8日にようやく雨が降った。恵みの雨だった。それもたっぷりと降ってくれた。おかげで土は水をたっぷりと含んで黄土色から焦げ茶色に変わった。いまだ、それ急げとばかりに翌9日にタネをまいた。ついこの間のことなのに、なんかずっと昔のことのように思われる。

気象庁の「気象統計情報」から、わが町の雨量データを見た。8月はいかに雨が降らなかったのかがよくわかる。家庭菜園は自然の移ろいに寄り添っての共同作業だが、自然が暴れたら、なすすべがなかった。すべてが天の采配だ。

雨のおかげで芽が出て順調に育ち、私の大好物の「間引き菜」も存分に味わうことができた。たぶんこの調子なら順調だなと思っていたら、これが意外や意外、いつもよりいまひとつ太くならない。少し細めだ。いつもなら11月上旬には収穫が始まる。少し待とうと気になった。そんなわけで少しばかり遅れての初収穫である。


  

  


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たまげてしまうチヂミホウレンソウのうまさ

2010-11-18 | ホウレンソウ

ホウレンソウが青々と葉を広げている。うまくできた。もう見ているだけで満足で、収穫してしまうのがもったいないくらいだ。

ホウレンソウは冬の常備菜だ。来年2月まで食べ続けられるようにと、この秋は4回に分けてタネをまいた。9月18日が初回で、10月2日、10月11日、最終は10月16日である。

すでに初回分は食べてしまった。いま食べているのは2回目にタネをまいたもので、ちょうど食べごろとなった。気温が低下して生育の速度が鈍ったとはいえ、無精していると大きく育ってしまうから、せっせと畑に通い収穫しているところだ。

ホウレンソウは2種。いわゆる一般のホウレンソウ(写真上)に加えて、葉にシワが寄る「チヂミホウレンソウ」(写真下)を作っている。

ホウレンソウは、霜にあたると葉が締まり甘くなり、味も濃くなる。いま時分の霜にあたらないものの味はさっぱりしているのだが、霜にあたるとこれがホウレンソウかとたまげてしまうくらいうまい。


とくにチヂミホウレンソウはうまかった。昨年初めてつくってみたのだが、これは霜にあたると葉は厚く、色は濃く、味は甘くなって絶品だった。かよわい姿だったのが、寒さに立ち向かうため力強い武骨な姿に変身したかのようだ。「きみのおかげでおいしくいただいているよ」と声をかけたくなるくらい、冬の菜園では頼もしいヤツといった感じになる。ネギでいえば下仁田ネギがそんな雰囲気を持っている。


  

  


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量感たっぷりのハクサイ

2010-11-17 | ハクサイ




今年中に収穫できる予定の野菜のうち、いまだに収穫できていないのはハクサイと冬ネギだけになった。これらはあわてることはない。寒さにあたればあたるほどうまくなるから、ゆっくり待っていたほうがいい。

冬ネギは放ったらかしでいいのだが、ハクサイのほうはいつも害虫が心配だ。目を光らせているつもりでも、ヨトウムシが侵入して葉が食い荒らされているのを見つける。きまって糞がいっぱいついている。ここまで育ててきたという思いがあるから、なんとも憎たらしい。放置していたのではますます食われてしまう。ここは葉の間を探してヨトウムシを摘まみださなければいけない。しかし、葉が立って茂ってくると、奥に潜んでいてなかなか見つけることができない。そんなときのいまいましい
といったらない。

ハクサイは中生種の「黄ごごろ85」。8月22日にポットにタネをまき、9月12日に植えつけ、9月20日に1本立ちさせた。収穫を迎えるのは11月下旬から12月上旬からになる。

いまのハクサイに触れるとその量感を実感できる。これがなんといえないほど気持ちがいい。側面を両手で挟む。押し返すような弾力とボリューム感。手に残る感触に豊かさを覚える。


  

  


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ミニでもれっきとしたダイコン

2010-11-16 | ダイコン

 

ずんぐりした姿のダイコンを収穫できた。どう見ても寸足らずなのだが生育不良ではない。総太りダイコンのミニダイコンでれっきとしたダイコンだ。長さが22センチ、太さが6センチ程度の形になる。普通のダイコンに比べて太さは変わらないが、長さは半分、ハーフサイズになる。こんなサイズのダイコンの出現はそれなりに要望があるのだろう。しかしなにもわざわざ短くすることもないと思うのだが。普通のサイズのダイコンばかりを見慣れている私にはどうも奇妙な姿に見える。

そんなわけだからこのミニ大根を作ったのはこの秋が初めてで、タネ袋の説明によると収穫まで55日かかる。いつも作っている耐病総太りダイコンと似たような栽培日数である。たしかに総太りダイコンになった。丈が短いだけで丸々として立派である。

長いこと菜園をやっているとたまには目新しいものを作りたくなる。気分転換に新しい品種に挑戦したくなるものだ。新しい品種だからといって、長い経験から栽培に失敗するということはまずない。しかし目新しいものに目が行くのは仕方ないにしても、しょせんは浮気で飽きがくるのも早いようだ。

ところで、いつも作っている定番の総太りダイコンは、いつもの年ならすでに収穫がはじまっているのだが、今年はやや生育が遅れている。試しに一本抜いてみたのだが、少しばかり太さが足りない。そこでいま少し太るまで様子を見ているところだ。


   

 


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裂球しても味は変わらないキャベツ

2010-11-14 | キャベツ

 

この秋はキャベツが絶好調だ。ずっと収穫が続いている。見た目もいいし、サイズもいい。いうことなしである。しかし同じ時期にタネをまいたものだから、個体差はあるもののわずかな時間差で等しく大きくなる。これが困る。一斉に大きくなると食べるのに追われる。できれば1週間ぐらいの間隔で1つずつ大きくなってもらいたいのが本音なのだが、現実はそうはうまくいかない。「なかに毛虫がいたらごめんなさい」とことわって近所に食べてもらうほか手はない

けさのことだ。あれっ、割れている。見事なキャベツが縦横に割れている。収穫が遅れると割れる。パンパンに膨れて、触ると葉がぎっしりと詰まっている。その膨らみに耐えられなくなって割れてくる。割れキャベツ、裂球キャベツだ。

割れる瞬間に立ち会えたのなら、パリッと割れる音が聞こえそうなくらい潔く割れる。割れるのがいつなのかわかればその前に収穫できるのだが、こればかりは明日に一斉に割れてしまうかもしれないのだ。

割れると見た目が悪くなる。割れたキャベツをスーパーで見ることはないだろう。割れると商品価値はたぶんなくなる。割れた葉を一枚一枚はがすのは面倒だ。しかし味は変わらない。それでも「もっと早く収穫しておくべきだったな」と。わが菜園の秋キャベツは今月いっぱいでおしまいになりそうだ。


 

 


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殿様らしくなってきた下仁田ネギ

2010-11-13 | 下仁田ネギ


下仁田ネギが、色つやがよくなり、堂々とした姿になってきた。さすがに別名の殿さまネギらしい貫禄だ。この夏の猛暑で生育が悪かっただけに、これで少しは安心した。

わが菜園ではネギといえば主役は下仁田ネギだ。栽培をはじめてからすでに25年以上になるが、毎年欠かさず作っている。ところが、このところ下仁田ネギよりも
赤ネギと九条太ネギの登場が多くなった。

下仁田ネギを決してないがしろにしているわけではないのだが、私の好みが変わったのも一因だろう。たしかに出番が少なくなった。下仁田ネギの味にはインパクトがある。個性がある。それだけにその味を生かすおかずは限られてくる。鍋物には最高のネギで、これに代わるのが見当たらないくらい私にはうまい。

しかし長く付き合っているとどうしてもその味にあきてくる。これに対して、個性はないが、おだやかでやさしい味だから用途も広い九条太ネギのほうにしだいになじんできた。味の好みの変化は栽培面積にも影響して、いまは逆転した。

この夏の猛暑でネギは生育が悪い。九条ネギも赤ネギもそうだ。下仁田ネギはいつまでたっても本来の青々した色が出てこなかったし、生育も悪かった。心配していたのだが、ここにきてやっと色つやもよくなり、それにだいぶ大きくなってきた。好みが変わったとはいえ、長年、舌になじんできた味だ。まもなくそのうまさを味わえる季節がやってくる。


  

  


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おっかなびっくりトウガラシ

2010-11-12 | その他


トウガラシが晩秋の日差しを浴びて輝いている。株ごと引っこ抜いて畑で1カ月近く天日に干していた。それを取り込み、ジップロックに入れて冷蔵庫に保存したばかりだ。収穫は両手で持てるほどの少ないものだが、これだけでもわが家で1年間に使うには多すぎる。

そのトウガラシを、おっかなびっくり、慎重に端をかんでみた。うん? 辛くないぞ。どうしたんだろう。すると、じんわりと唇がしびれてきた。

トウガラシは以前はタネをまいて作っていたし、収穫したものは一部をナマで冷蔵庫に入れたりしていた。しかし食べる機会は多くないから、栽培のほうも最近は春に1、2株程度の苗を買って植えつけている。

トウガラシの栽培は手がかからない。要はピーマンと同じ要領で、芽かきと支柱立てぐらいなものだ。色や形が好きだから育てているのだが、ほんのわずかあればこと足りる。昨年の収穫したものがほとんど手をつけないで残っている。

年年たまっていく。そこで粉末にしたり、いま人気の「食べるラー油」を作ってすべて使いきるしかないかなと思っている。しかし、トウガラシはないと困る。少しは残しておかなければならない。飲んべえには辛いおかずが必要だ。ピリッと辛くするとうまくなるおかずが辛味不足では困る。


ウオーキングコースはすっかり秋色が濃くなった。公園のカエデが真っ赤に、街路樹も黄葉して、下界の紅葉も案外ときれいなものだ。農家の庭先からは垣根や塀を越えてミカンやユズが道にまで枝を伸ばしている。触りたくなって手を出しそうになるのだが、そのたびに李下に冠を正さずだなと手を引っ込める。秋が深まったというよりはもうすぐに冬がやってくるという思いだ。 


  

   


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そろそろ完成のはずなのだがー建て替え中のわが家

2010-11-10 | その他

11月末に完成予定で建て替え中のわが家。はたして計画通りに入居できるのか。見る限りでは12月にずれ込みそうな感じだ。しかし、気持ちだけでもそろそろ引っ越しの準備にかからなければならない。

5月下旬に近くの仮住まいに移ってから6カ月近くになった。すっかり寓居暮らしに慣れてしまった。こうなれば、なにもあわてることもない。

家を離れたのが6カ月前なのに、もう長年住んだ家の細部を忘れつつある。こんな家だったんだなと懐かしく記録写真を眺めている。
 5月27日 この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に

天井と床はすでにできているのだが、壁のほうがこれからだ。すべて無垢材を使うことになっている。積水ハウスとか三井ハウスなどのプレハブメーカーの家に住んでいる人にはおやっと思うつくりだ。じつは私もこれまで三井のツーバイフォーの家に住んでいたので、注文木造住宅の工事中の現場に踏み入れたびに、各種の無垢材のつくりは新鮮に映る。

やっと表だけ外囲いが取れた

 ダイニング&リビングの天井

玄関の天井


 私の部屋の天井


   

   


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連作障害を気にしながらサヤエンドウの植えつけ

2010-11-09 | キヌサヤ

 

サヤエンドウを植えつけた。これはソラマメと同じく10月20日にセルトレイにタネをまいたもので11月7日に植えつけた。

サヤエンドウは、タネをまいて芽を出させるまではまったく問題はない。私の場合の問題はその先にあって、なかなかどうして、完璧なサヤエンドウだなと思える年はめったになく、この数年は苦労している。

問題点は2点ある。
まずは植えつける場所をどこにするか。サヤエンドウは連作障害がもろにでる。前作から5、6年は同じところで栽培してはいけないという。これは確かで昨年と同じ場所にサヤエンドウを植えつけて育ててみればすぐにわかる。

連作障害を避けるためには、これまでの作付をきちんと記録していればまちがいない。ここが大事なポイントなのだが、これができていないから、このスペースにはずっとつくっていないから問題ないだろうなんて記憶にたよって植えつけてしまうと、連作障害に遭うということがたびたびあった。今回も記憶を頼りに植えつけたのだが、大丈夫かなという心配はいまもある。

2点目は寒さで枯れる株が出てくることだ。寒さが厳しくなる1月と2月に枯れてくる株が出てくる。ひどい時など半分ほど枯れてしまうこともあった。寒風から守るため笹を立てたりしてしていたのだが、ここ数年は面倒だからと12月末から寒冷紗をかぶせてるようにしている。やはり枯れてしまう株が出てくる。

ここ数年はこんなことの繰り返しである。
サヤエンドウにはいつまでたっても苦手意識がある。


  

  


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発芽率が悪かったソラマメの植えつけ

2010-11-08 | ソラマメ

10月20日にポットとセルトレイにタネをまいたソラマメ。2週間ほどたって畑に植えつけた。

発芽までこんなに時間がかかるのか、そんな思いを抱くほどなかなか芽が出てこなかった。毎年やっているんだからわかりきったことを気にすることもないだろうにと思うのだが、「ホントに芽が出てくるんだろうな」と心配するしまつだからおかしくなる。

今年は発芽率が悪かった。自家採種の種の保存状態が悪かったのだろうか。発芽率は8割程度だった。それを見越してというよりもタネは多めにまいたから、苗が不足することはない。むしろ今年は植えつけスペースが大きくとれなかったので、せっかく芽を出したのに植えつけるスペースがなく、余るほどだった。余った苗をどうするの? もったいないのだが捨てるしかない。

ソラマメの収穫は初夏の到来の教えてくれるうれしい味だが、難点が一つある。それはアブラムシだ。これには悩まされる。来春に花が咲き始めるとアブラムシの心配をしなければならない。この心配がないと、ホントに楽なんだがなと思う。

今年は狭いスペースに2条に植えつけた。畝間を広くした。風通しを良くしてアブラムシの被害を少なくできればという浅知恵なのだが、ソラマメだけは最終的には殺虫剤に頼らざるを得ないところがある。


  

  


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