筑波山(877㍍)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/3b/2443ae531d2613c48bccaa5763c84622.jpg)
「男の川コース」はニリンソウのじゅうたん状態だ
筑波山にはこんなにもスプリングエフェメラルが咲いているのか。
感心して眺めている。私の好きなキクザキイチゲ
【山 行 日】 2008年4月28日(月)晴れ
【地 形 図】 筑波(1/25,000)
【山 域】 筑波山塊
【コースタイム】①筑波ユースホステル跡8:40ー御幸ケ原ー女体山ー御幸ケ原ー10:20筑波ユースホステル跡=男の川コース登山口
②男の川コース登山口10:30ー薬王院コース出合いー男体山自然研究路ー男体山ー御幸ケ原ー女体山ー(筑波高原キャンプ場コース)ーキャンプ場ー14:00男の川登山口
「筑波山のニリンソウが満開だよ」という情報を得た。山へ行くにはいいタイミングの情報だった。感謝したいくらいだった。というのも土曜、日曜の両日は缶詰状態で仕事をしていた。この忙しいときに所属している山の会から厄介な問題を投げかけられて、つい大きな声を出してしまった。頭を冷やすためにも、心の中を空っぽにするためにも山を歩くのがいい。山を歩いていると心が落ち着き、心が広くなるからだ。その効用を自分が一番受けているという自覚から、山は私の心の病を治してくれるお医者さんになっている。
新緑(標高500㍍ぐらいまで上がってきた)、山桜、そしてスプリングエフェメラルに迎えられた。いまの筑波山は、「これが筑波山なのか?」と思えるほどの山で、見直してしまった。ほんと、そう感じさせられるほどだった。
ただしコースは裏筑波から。ニリンソウは「男の川」コースがすばらしい。カタクリは「キャンプ場コース」がいいね。ニリンソウは斜面を埋め尽くしていまが盛りと咲いていた。この群落は実にいい。カタクリは全体的に盛りを過ぎていた。残念でした。そんな春の花の中にキクザキイチゲを見つけた。こんなところでに逢えるとは思わなかった。これが一番うれしかった。キクザキイチゲ、アズマイチゲは雪解けとともに咲く花、スプリングエフェメラル。早春の東北の山を歩くのはこれらに出会えるという喜びがある。
今回は裏筑波のコースを3つも歩いた。そんなことができるのか? と思うのも当然だ。3つとはこんなぐらいである。まずは「筑波ユースホステル跡コース」から女体山を往復。下山したら次いで「男の川コース」登山口へ移動し、そこからまた登って男体山を経て女体山の頂上直下から「キャンプ場コース」に入り下山したというわけである。
この季節に限っての話になるが「男の川コース」から入山して「キャンプ場コース」を下山するというのは、お勧めしてもいいかなと思う。
まずはニリンソウの群落をご覧あれ
新緑の美しさにカメラを向けた。なかなかのいい感じに撮れた
山桜が満開だった。楚々とした美人に出会ったようでドキッとする
エイザンスミレも可憐だ
カタクリは盛りを過ぎていた
ヒゲネワチガイソウ