“クズ”のショウガだけとちゃんと芽を出してきた(6月19日)
5月14日に植えつけたショウガ。6月に入り次々と芽を出してきた。
ことしは種ショウガの越冬に失敗、手元に残ったのはわずか。そこで知り合いの農家に助けを求めた。
ところがその農家はすでに植えつけをすませていた。優良な種ショウガは使ってしまっていた。一足遅かったか。だが「クズならあるよ」という。
農家の言うところのクズとは、塊茎がちぎれて小さくなった断片だが、クズというにはもったないほど生きがいい。小さく分割されているだけで質はいい。その中からしっかりと芽が出ているものだけを選んでいただいてきた。
ショウガ栽培は、わたくしの経験からいえば、種ショウガの良し悪しで決まる、というもの。種ショウガの質が悪いと出芽率が極めて落ちるからだ。クズとはいわれても、これだけ良質の種ショウガなら出芽は間違いなし。
芽が出ているショウガを植えつけても、地上に芽が出てくるまでには時間がかかる。1カ月近くはみなければならない。気温の上昇とともに芽が出てきた。
ここまでくればひと安心。あとは肥料を多めに施し、土寄せをしていくだけである。なんとかこの夏も葉ショウガは食べられそうだ。
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