30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ブロッコリーの側花蕾がつぎつぎと

2020-01-30 | ブロッコリー

あれから一年がたった。昨年の一月末のこと猛烈な痛みに突然襲われた。まずは右肩が、2日おいてこんどは右脚の付け根が。居ても立ってもいられない痛みであった。茫然自失のていであった。右肩はすぐに治ったが、脚のほうは1カ月もまともに歩けない状態になった。自己流でリハビリに励み、いまでは以前と変わらずウオーキングを行うことができるのだが、上半身と下半身がうまくかみ合わなく、ぎこちない動きだ。まるで上下ばらばらに動いている感じがある。これでは趣味の登山もままならず一年を棒に振った。年齢的に、いつ“永久下山”となっても不思議はないのだが、ことしは思い切って高い山を歩いてみようかと思っている。

菜園はいまも冬野菜が多く取れている。2月に入ると次第に少なくなり、3月にはほとんどが姿を消して空っぽの状態になる。そんななかで、一番最後まで収穫できるのがブロッコリーだ。



ブロッコリーは12月から2月までが蕾が締まってうまい。いまが旬である。頂花蕾を収穫した後にはこんどはつぎつぎと側花蕾が出てくる。2回も食べられるのだから得した気分になる。いまその側花蕾の収穫が続く。すぐにザルいっぱいになる。生でも茹でても長持ちしない。早く食べるに限るから、食べるのが間に合わなくなる。

頂花蕾と側花蕾とでは味は変わらないのだが、側花蕾のほうが好みである。厳寒期でこちらが身を縮めているというのに、日々生長していくのがよくわかる。元気なものだなと思う。この側花蕾がうまいのは3月初めまでか。気温の上昇とともに蕾がゆるんでくると一気に味が落ちてくる。


2020年の読書

「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。

2020年1月の読書
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


 

 


      

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ダイコンの大量消費の次は、ニンジン

2020-01-25 | ニンジン



19日に天日干しを始めた切り干し大根づくり。この時季は毎日晴れて北風がびゅうびゅう吹いて乾燥するのだが、この冬はどうもいけない。23日は一日中雨だった。このため仕上がりが遅れている。

干し始めてから仕上がりまで1週間が目安、いつもならそろそろといったところなのだが、25日現在(冒頭の写真)、乾燥が進んでいるもののカリッとは仕上がっていない。やや湿り気がある。これが気に食わない。そこで仕上がりをあしたまで待つことにした。ダイコンの大量消費の切り札はいつも切り干し大根づくり、つぎの2回目は慎重に天気予報を見ないといけない。



ダイコンのつぎはニンジンの大量消費になる。ニンジンも大量に残っている。しかし大量消費のレシピを知らないから、さてどうしたものかと毎年頭をかかえる。

いつもならジュースにして飲めば見る間に残り少なくなるのは承知ししているのだが面倒だ。ジャムにしたところで高が知れている。知恵がないのだから残して無駄にしてもしょうがないかと思うようになってきている。それでも意識してニンジンの出番を増やし、まめに使っているのだがなかなか減らない。

この冬の大量消費の一番のレシピはきんぴらごぼう。これならわたくしにだって簡単にすぐにできる。そのうえ好きだ。酒の肴になる。トウガラシを1本入れれば辛みは十分なのだが、ためしに2本入れたら汗をかくほどの辛さになった。辛さにはすぐに反応する体質のようで、タオルで顔を拭きながら食べることになる。辛すぎるのは苦手である。

食べてしまうとまた作っている。やはり飽きるものである。やっぱり大量消費できる新しいレシピをネットでさがそうか。大量消費できるおかずづくりを考え努力する日々がつづく。


      

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雪の降る日に切り干し大根づくり

2020-01-20 | ダイコン


切り干し大根づくりー天日干し1日目(1月19日)

18日は予報通り雨からみぞれ、雪になった。しつこく降り続く。これでは外に出られない。毎日、用事を作っては外に出るようにしている。一日中家の中にいると気分が滅入るし、体が固まってしまう。

前日に用意していたダイコンで切り干し大根を作りはじめた。畑に貯蔵しているダイコンを5本ばかり家に持ち帰っていた。畑に貯蔵しているダイコンはこれから先、品質は悪くなるばかりだから、新鮮ないまの厳寒期に、早めに食べるに越したことはない。食べるといっても限度がある。それを見越して、1月から切り干し大根にしてしまう。

毎冬の1月から2月にかけての厳寒期が切り干し大根の適期である。こんなに作ってどうするの、と自分でも首をかしげるほど毎年作ってしまうのだが、あればあったでいつの間にか食べてしまう。

切り干し大根づくりで一番の手間は千切りだ。これを楽しめるようになればしめたものである。もう何年、この作業を続けているのか。すっかり包丁さばきがうまくなった。不器用のわたくしでもやればできるのものだなと感心するほどそれなりにうまくなった。

ただ太さをそろえるはいつまでたってもむずかしい。というか自家消費だから太さがまちまちなのは気にならない。でもこのところ千切りのスライサーがないものかとネットでさがすようになった。千切りが面倒になってきた感じがある。



ことしもスライサーの購入はあきらめた。ダイコンの皮を厚くむいて、まずは薄く輪切りにする。それを千切りにしていく。面倒だといっても、5本のダイコンを千切りするのに集中力を発揮すれば30分もかからない。

これを天日干する。新聞紙を竹ざるに敷いてその上に干す。1、2日してある程度乾いてきたら新聞紙を取り除く。最初から竹ざるに直接置くとくっついてしまう。まずは新聞紙を敷いて水分をぬく。

このあとは天気しだいである。風が吹いて、好天、気温が低いとなれば申し分ない。この条件さえそろえば4日で仕上がることもあるが、たいがいは1週間ほどかかる。あれっ、天気予報をみると今週後半から天気が良くないという。見通しを誤ったか。

今回は1回目。これが仕上がったら2回目にとりかかる。3回目は貯蔵ダイコンの残り具合を見てからになる。

濡れ縁に真白に光る切り干し大根がならぶ。わたくしにとっての冬の風物詩になっている。


      

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晩酌のいま>定番酒の前に上等酒をちびりちびり

2020-01-18 | 

晩酌の酒

昨年12月に定期健康診断を行った。70を過ぎると想定通りというか、あちこちの数値が年々しだいに悪くなるをみると、やっぱり年を取ったものだと実感する。飲んべえジジイにとって気になるのが肝臓の数値。晩酌は毎晩のことだからガンマーGTPが高い。いつも数値は3桁になる。ガンマーGTPは酒をやめると目に見えて低くなるという。

そこで今回は検診の1カ月前から休肝日を週に5日設けて、飲むのは土、日の2日のみ。これを実行したところ、結果はなんと数値は2桁にまで下がった。酒をやめれば数値が低くなることを確かめることができた。わが肝臓は正常なり、これで当分?は安心して晩酌ができるとひとり合点しているのだが、これでよかったものか。

酒は健康でいてこそうまく味わえる。風邪をひいたときなど酒を飲んでもちっともうまいとは思えない。それだけに健康で酒をいつまでも楽しみたい、うまい酒をいつくしみながら、ちびりちびり飲む晩酌をいつまでも続けることができればと願うばかりである。

[晩酌の酒]を2年ぶりに更新する。酒の話といったって、到来ものの酒と買った酒を、うまいうまいと飲んでいるだけのたわいない話である。飲んべえにはそれだけで楽しい。ところが年を取って東京に出る機会が減り、たまにしかうまい酒を買い求めることがなくなった。これでは当然ながら書くネタがなくなる。

いまの晩酌の段取りはこうだ。まず到来もののいい酒を冷やでほんの少しだけちびちびやり、次に定番の酒を燗して飲む。1合から1.5合が目安だ。これぐらいでほろ酔いかげんになることがある。毎晩それ以上は飲まなくなった、いや飲めなくなった。

定番の酒の第一の条件は、飽きがこないということ。定番の酒としての地位を得るにはあちこち試飲してきめるのだが、あまたの銘柄を飲むことはできないから、これはというものから選んで判断する。いちど気に入ると、同じ酒を何十年と毎晩飲んでいる。

でも飽きてくる。そんなときは浮気して、定番の酒の前に上等な酒を冷やでちょっぴり飲み、味の変化を楽しんでから定番の酒へと移る。これがいまの晩酌の風景である。この上等な酒の銘柄は毎日のように変わり、台所隣のパントリーに数本の銘柄の瓶が控えている。

この冷やで飲む酒でいまいちばんのお気に入りが宮城県の[乾坤一]だ。すべて仙台市在住の知人からいただく。上等なものばかりで申し訳ないと思いながらも、いただくとこの上なくうれしい。いい酒に出合ったものである。おかげで乾坤一のラインナップのほとんどを味わうことができている。どれも食中酒としてよく、肴の味を邪魔しない。ちょっとほめすぎたか?

・いま定番の酒の前に飲んでいる、わたくしにとっては上等の酒。右から「乾坤一 純米吟醸原酒 冬華 本生」「乾坤一超辛口純米吟醸」「橘屋特別純米雄町」


・次に控えているのが未開栓の右から「一本義」「白隠正宗」「黒松白鹿」

酒のオンラインショップを見ていたら、乾坤一の本醸造を見つけた。この蔵元は全量純米酒ばかりと思っていただけに、これは試飲してみたいとすぐに買い求めた。届いたばかりでまだ開栓していない。

純米酒ばやりだが、本醸造酒や普通酒は嫌いではない。むしろこの手の酒でうまいのに出合ったときはつい頬がゆるんでしまう。

2年ぶりに更新したというのに、今回も内容に変わりなく、いつものように清酒はうまいよ、になってしまった。

・本醸造の「乾坤一」と普通酒の「磐城寿(浜の福興酒)」


      

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甘夏ミカンでジャムづくり

2020-01-10 | ジャム

わたくしの好きなジャムづくり>

1月9、10日に甘夏ミカンでジャムを作った。甘夏の収穫時期はいまだが、2月から5月ごろが食べごろになる。ジャムにするには皮の色合いが大事だから、やや色味が浅い冬のいまの時季に甘夏ジャムを作っている。

甘夏は知り合いの農家からいただく。毎回同じをことを書くのだが、菜園のある周辺の農家には、必ずといっていいほど甘夏がある。かつては食べていたのだろうが、いまはまったくといっていいほど食べないで放ったらかしである。

ジャムづくりは楽しい。つい作りすぎて冷凍室の大部分をいつも占拠している。新たに作るのをためらうほどある。今回は量をできるだけ少なくするつもりだ。



甘夏は6個。やや小ぶりだ。作り方はユズジャムなどと同じで、手間がかかる。

作り方
1月9日の作業

1、甘夏は縦に4等分して切る。皮と果肉を離す。
2、皮は薄く切る。これまでは包丁で切っていた。柑橘類のジャムづくりで一番大変なのがこの皮の薄切り。今回はスライサーを使ってみることにした。指先を切らないよう神経を集中する。たしかにスライサーを使ったほうが均等に薄く切れる。
3、この皮を鍋に入れて、軟らかくなるまで煮ていく。2回ほど水を取りかえて煮たら、水に入れたまま一晩おく。
4、果肉は適当に切って鍋に入れ、水を少し足して弱火でやわらかくなるまでじっくり煮る。果肉の薄皮が煮崩れしてきたら濾し器で裏ごしする。ねっとしりした汁ができる。

1月10日の作業
皮と、果肉を裏ごししたものを混ぜ、砂糖を加えて煮詰めていく。柑橘類のジャムづくりのポイントは煮詰めすぎないこと。やや緩めかな、とためらうところで火を止めている。どこで火を止めるのか、かなり神経を使う。
経験が頼りである。ほかのジャムと違って煮詰めすぎるとがちがちに固まって食べられたものではなくなるからだ。

と、自分に言い聞かせながら、6個の甘夏から、250mlのジャム瓶で4本と、それに瓶に7分目のが1本できた。

甘夏ジャムは見た目にもいい。レモンイエローの透明な色合いに仕上がる。いまの厳寒期に咲く蝋梅の色味と似ている。


      

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めずらしや、まん丸のヤツガシラ

2020-01-05 | サトイモ


上が従来のヤツガシラ、下が新種・丸系ヤツガシラ

2020年のはじめに。このブログは80坪の菜園の記録である。ことしで15年目に突入した。更新した記事の数はいま2,920回になる。飽きもしないでよくここまで書いてきたものである。

ことしは6回目の年男になる。年を取ったものだと、このところ年々集中力が衰えていくのがよくわかる。というのも、こんな短い駄文の記事でも一気に書けなく、途中一息入れることが多くなってきたからだ。

内容だってマンネリだというのはよくわかっている。それでもネタを探しては書いている。それがボケ気味の頭にいい刺激を与えていると信じて、ことしも書き続けていく。

菜園は一年ごとの小さな世界である。それでも同じ日がない。どこの分野でもそうだろうが、日々新しいことが待っているのがいい。

年の初めの話はサトイモ。そのなかでも、おせち料理に欠かせないヤツガシラだ。サトイモのなかでもわたくしが一番好きなのがこれ。うまい。年の暮れになるとスーパに並ぶ。高価である。ヤツガシラは、親イモと子イモが分離しないでひとつの塊になる。ごつごつしていて、皮をむくのが面倒なのが難点だ。

秋に収穫するとまっさきに食べれるのがヤツガシラの煮っころがし。好みはやわらかく角がくずれるほどに煮て、きんとんみたいにとろりとした舌触りになるよう仕上げる。野菜ではなく和菓子になる。

昨年の11月のこと。知り合いの農家から、「これはめずらしいよ」と言って、丸いヤツガシラをいただいた。大きく、すっきりといい形の丸い親芋である。

従来のヤツガシラとはまったく異なる形である。さっそくネットで調べてみると、埼玉県農林総合研究センター園芸研究所が系統選抜した品種のようで、平成24年年から埼玉県深谷市あたりで栽培が始まったというから新しい品種になる。「丸系八つ頭」としてネットで販売している。

菜園をやっているおかげで親しくなったこの農家からは、新しい情報をたびたびえることができる。有難いことである。それが刺激となることが多い。

正月の3日。おせちのヤツガシラを食べてしまったので、それまで大事に貯蔵していたこの丸系ヤツガシラを食べてみることにした。もちろん煮っころがしにして。なにより気に入ったのが、皮がむきやすいことだ。それも皮が薄いから短時間ですませることができる。

味はどうか。これが肝心なところだが、従来のものとまったくそん色ない。甘みさえ感じられる。上等である。扱いやすくてうまいのなら、ことしはこの丸系ヤツガシラを栽培しようという気になる。

ここまで書いてきてふと戸惑いが。ヤツガシラが縁起物としておせち料理に使われるのは、その姿、面構えにある。まん丸では、縁起物にはならない。となると従来のヤツガシラは栽培を続けておせちに使い、新種の丸系は普段食べるのに作ればいいのかなと。

サトイモの種類がまた増える。いまでも食べきれないほど栽培しているのだから、今年は品種と種イモの数を調整しなければと悩ましいのだが、丸系ヤツガシラの栽培がいまから楽しみになっている。


      

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