30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ソラマメの植えつけータネをまき過ぎてさて困った

2015-10-29 | ソラマメ

 

ソラマメを10月26日に植えつけた。タネは15日に大きめのセルトレイにまいた。タネは今年と昨年に自家採取したもの。発芽率はやはりというか今年採取した新しいもののほうがよかった。

今年は大豊作。そのため自家採取したタネはあまるほどある。これくらいまけば大丈夫だろうと適当の数をまいたのだが、それでも昨年の分はまだ残り、今年採取したものはまだまだ多くある。保存したところでどうしようもない。それならまいてしまおうと後のことは考えずにやってしまった。セルトレイでは間に合わず、直接地面ににまいた。こんなにまいてどうするのというほどに。

わが家の菜園は狭い。ソラマメに割りあてる面積は限られている。本葉が出てきたものから植えつける。ウネ間100センチ、株間40センチにして28カ所に1カ所あたり2株植えつけた。全部で56株植えつけた。これだけでも2人暮らしには食べきれないほどできる。

やはり困った事態になった。そうなるとは予想できた。調子に乗ってタネをまき過ぎた。次々と発芽してくる。植えつけた苗は全体の3分の1ぐらい。まだ3分の2の苗が残っている。どうしようか。捨ててしまうよりも使ってもらった方がいいにきまっている。そこで知り合いに株分けすることにした。こんな事態になったのも今年の大豊作のおかげ。来年も期待していますよとたっぷりと水をやった。

肝心なことを書き忘れるところだ。植えつける際は、穴を軽く掘り、そこに浸透移行性殺虫剤をひとつまみ入れから苗を植えつけること。ソラマメの出来不出来はアブラムシを駆除できるかどうかにかかっている。春先にもう一度散布する。これでアブラムシが寄って来ない。この殺虫剤なくしてソラマメの栽培はむずかしくなった。それまでアブラムシに毎年泣いてきたわたくしの実感である。

今年自家採取したタネの発芽


昨年自家採取したタネの発芽


本葉が出たところですぐに植えつけ


植えつけ終了


         
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寝酒にちょびっと蒸留酒がほしくなる

2015-10-27 | 

 到来物の焼酎2本。「大分麦焼酎 銀座のすずめ GASLIGHT」と「雪原 極上米焼酎」

好きな「酒の話」。毎晩飲んでいるのに6月以来になる。

清酒ばかり飲んでいると、たまに舌をしびれさせてくれる強い酒がほしくなる。年をとったからとしか言いようがないのだが、もっぱら清酒ばかりになった。夏にはこれに「とりあえずビール」が加わる。いつのまにか醸造酒ばかりになっていた。ウイスキーや焼酎といった蒸留酒だってあまた飲んではきたのにばったり飲まなくなった。

しかしたまに蒸留酒がほしくなる。寝る前にほんのちょっぴりほしくなる。それをちびちびとなめるように飲む。もう少し飲みたい。いやこのへんでやめとこうか。そう自分に言い聞かせながら飲む。ほんとはもうちょびっとほしいのだがと我慢する。いつあの世にいってもおかしくない年なのに……。

蒸留酒は普段飲まなくなったから買わなくなった。たまにいただくものを飲むだけだ。焼酎を2本いただいた。米焼酎と麦焼酎である。これがうまかった。焼酎は芋ばかり飲んできたから米と麦は久しぶりになる。好みは人さまざまだから自分の口に合ったのだろう。

特にこの麦焼酎が気に入った。麦は以前からそれほどうまいとは思わずほとんど飲まないできた。それなのにこの酒は量の減り具合が気になるほどだった。カラになった。この酒なら買って見ようかなと思った。

・「大分麦焼酎 銀座のすずめ GASLIGHT」(八鹿酒造 大分県玖珠郡ク九重町)
・「雪原 極上米焼酎」(古澤酒造 山形県寒河江市)


この際だから清酒のことも書き留めておこう。こちらも到来物。毎年のことだが仙台のお医者さんから酒が届いた。ラベルを見て「これなに?」と見入ってしまった。「大学生の純米大吟醸」とある。宮城大学の生徒が新澤醸造店に寝泊まりしながら造った酒だという。こんな目新しい酒を送ってくれるからなおさらうれしくなる。もう一本は昨年に続いての「思愛」。これも新澤醸造店のもの。

前者はさっぱりとして飲みやす。すいすい行ける。後者はコクがあって舌なめずりした。昨年の「思愛」よりもうまい。毎晩こんな上等な酒ばかりを飲んでいられる身分ではない。身の程をわきまえているが、やはりうまい酒に合うと晩酌が待ち遠しい。

左=[思愛 純米吟醸] 右=[大学生の純米大吟醸](ともに新澤醸造店 宮城県大崎市)


         
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ちぢみほうれんそうの真骨頂は厳寒期

2015-10-25 | ホウレンソウ

9月15日から10月10日まで4回に分けてタネをまいてきたホウレンソウ。最初にまいたものが食べられるようになった。すべて「ちぢみほうれんそう」である。これに出合ったのは20年近く前の仙台市のスーパー。

これまでのホウレンソウとは違った。葉は縮れていて、ゴワゴワとして厚く、横に広がっている。見た目にうまいのかそうでないのか判断がつかない。

そのタネが市販されているのを見つけた。栽培したところ、これが大当たり。それ以来わが家はちぢみほうれんそうばかりを食べている。これ食べてしまうといままでのホウレンソウは姿も味もうすっぺらに感じてしまう。

これまでの経験から、ちぢみほうれんんそうが一番うまいのは厳寒期、12月から2月になる。寒くなればなるほどうまくなる。その寒さに向かうため葉は厚くなり、地面に張りつくように葉を広げる。縮み具合もひときわ目だってくる。味は濃く、その甘さといったらない。

いま収穫できるものは、味がもの足りない。うすくそれほど甘さを感じない。やはり厳寒期のものにはかなわない。ホウレンソウは大好き。毎日食べても飽きない。これからは2月までずっとホウレンソウ。それだけの量を作ってある。


         
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夏まき秋どりキャベツの収穫

2015-10-22 | キャベツ

↑7月18日まきの収穫

↑8月15日にタネまき

↑9月20日にタネまき

夏にタネをまいたキャベツが収穫できるようになった。いわゆる夏まき秋どりである。7月にまくと秋のこの時期から取れる。虫による食害もなくうつくしく育ってくれた。

ことしのキャベツは7月18日、8月15日、9月20日の3回に分けてタネをまいてきた。7月まきは秋どり、8月まきは冬どり、9月まきは春どりとなる。

最後の9月まきは地床育苗してから10月18日に定植した。これですべて完了、といった気分になってはいるが、キャベツに害虫はつきもの。いつも気が抜けない。防虫ネットのなかで育苗から収穫までずっと育てているものの、これからだって油断ができない。


         
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冬ネギに石倉一本太ネギが仲間入り

2015-10-20 | 下仁田ネギ


 昨年10月にタネをまいて育ててきた冬ネギ3種。12月から収穫になる
来年12月に収穫する冬ネギも、10月にタネをまき、発芽してきたばかり

冬ネギはこの時期、12月の収穫に向けて最後の土寄せ行い、加えて来冬の収穫を目指してタネをまく。

まずは12月から収穫予定の冬ネギから。栽培しているのは赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギの3種。10月に入ってからネギ本来の青さを取り戻してきている。土寄せを繰り返してだいぶ長くて太くなった。冬ネギのうまさは格別。いまから待ち遠しい。なんてったってタネをまいてから収穫まで14、5カ月もかかる。まずかろうはずがない。

この生育ぶりに満足しながら、傍らでは来冬に収穫する冬ネギのタネをまく。ことしは10月9日にタネをまいた。1週間後には見事に発芽がそろった。うまいくなったものよと自画自賛。

わが家の冬ネギはずっと赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギの3種を作ってきた。たまには違うものをと、ことしは九条太ネギにかわって石倉一本太ネギのタネをまいた。根深ネギで分けつしない。名前の通り一本太ネギになる。ということで来冬の収穫予定の顔ぶれが少し変わった。たまには目先を変えるのも必要だ。


         
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ハクサイの結球すすむ

2015-10-18 | ハクサイ

ハクサイのタネをまいてから2カ月がたった。内葉が立ってきて、結球をはじめている。1カ月近く前に一本立ちさせてからは生育が早い。大きく外葉をひろげて、あれよあれよというまに大きくなった。

ことしはここまで例年になく順調にきた。まずタネまきからから一本立ちさせるまでスムーズにいったし、害虫による被害も少なかった。ハクサイをタネから育てるにはいつも苦労させられてきた。お手軽に市販苗を買ってきて植えつけるのとは比べようもないくらいの手間と工夫がいる。ことしはその苦労を感じないほどに育ってくれた。これも長年の経験の成果かなと思いたい。

わたくしが苦心するのはニンジンの芽出し、ハクサイの育苗、タマネギの育苗の3つである。ハクサイとタマネギはタネから育てることにこだわり、毎年のように四苦八苦してきた。いまではニンジンの発芽は見事にそろい、ハクサイの育苗だってコツがつかめてきた。残りはタマネギの育苗であるがこちらはいまでもうまくいったりそれでなかったりの繰り返しで確実性がない。

ハクサイは結球を始めたところで最後の追肥をした。あとは収穫を待つだけとなった。


         
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ソラマメのタネは2、3年もつよ

2015-10-15 | ソラマメ

ソラマメのタネ。左が今年採取、右が昨年採取したもの

ソラマメのタネをまいた。タネは自家採種したもの。今年は久々の大豊作だったからタネだってこれでもかと採取できた。

タネは昨年に採取したものがまだ多く残っている。タネは新しいものの方がいいだろうと、昨年のものは捨てて、今年採取したものをつかうつもりでいた。

念のため農家の人に尋ねた。
「ソラマメのタネは2、3年は大丈夫。一昨年のものならまだ芽が出るよ」

それならと、今年と昨年のものをあわせて、大きめのセルトレイにまいた。タネは余るほどにある。上の写真はその一部でしかないほどまいた。しかし狭い菜園だから、ソラマメに割り当てる面積には限りがある。すべて発芽したら困ってしまう。

順調に発芽すれば10月下旬から11月上旬には植えつけることができる。今年採取したタネはまだたっぷり残っている。ソラマメのタネの寿命を知ったので来年まで取って置くことにした。


         
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気が気でないタマネギの育苗

2015-10-13 | タマネギ

タマネギの育苗をしている。これがむずかしいときている。わたくしにとってはいまも最難関である。農家の人だってそういう。それだからこそ挑戦している。毎年350本程度の苗を育てたい。出来たら400本ほしい。それを見越してタネをまく。だが長いことやっていてもまともな苗と数をそろえるのはむずかしい。不足分は11月初旬に売り出す市販苗で補う始末だ。

タネは9月初旬にまいた。発芽してきたところに、9月9、10日の関東・東北豪雨に遭った。タマネギのところの畝だけが冠水してしまった。すぐにまき直すことにした。

ことしはいつもの年とちがって、目を見張るほど発芽がそろった。こんなことははじめてである。だからといって喜んでばかりいられない。これから先もうまく育ってくれるとは限らない。タマネギの苗はいつのまにか消えてしまう事態になることがよくある。いつのまにか小さな苗が枯れて消えてしまうことがよくある。密に発芽してもあれっと思うほどすっかり疎になってしまうことがある。それだけにタマネギの育苗は気が気ではない。

育苗がうまくいったかどうかは、結局のところ植えつけの11月初旬まで待たなければならない。ことしはこれだけいい状態で育ってくれてはいるが、まだまだ安心できないでいる。


         
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4回に分けてタネをまいたホウレンソウ

2015-10-11 | ホウレンソウ

ホウレンソウは毎年9月15日から10月10日までのあいだ、4回に分けてタネをまいている。面倒といえば面倒なのだが、こうすることで来年2月下旬から3月上旬まで2人暮らしには毎日食べても不足することはない。

品種は「ちぢみホウレンソウ」。これを2袋まく。1袋には30ml入っている。これを15mlずつ4回に分けてまく。

きのうの10日ですべてまき終えた。わたくしの住む我孫子市でのホウレンソウ露地栽培のタネまきは10月中旬が最後になる。ことしは2回目から芽だしまきを行っている。たしかに発芽がそろう。納得のいく方法なのだが手間ひまがかかる。でもきれいに発芽がそろうのは見ていても気分がいいものである。 

現在の生育状況を見る。
次の画像は1回目(右)と2回目(左)にまいたもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の画像は3回目(右)と4回目(左)にまいたもの。4回目のものは遮光ネットで覆っている。芽出しまきでは3、4日もすれば発芽してくる。 


         
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ヤツガシラの八つ子はほっくりがいい

2015-10-08 | サトイモ

ヤツガシラは親イモと子イモとが合わさって塊となる
その塊の周りに孫イモの「八つ子」ができる

豊作となったサトイモ。「土垂」に続いて「ヤツガシラ(八つ頭)」を掘り起こした。見事に生育している。掘り起こすまでもなくその姿を見ただけで立派なイモができていることが分かる。

ヤツガシラの形は特異だ。子イモが分球しないで親イモとくっついてひとつの塊となる。その周りに孫イモが分球する。このヤツガシラの孫イモを「八つ子」という。わずかしか取れない。孫イモの大きさは株の大きさに比例する。不作のときの孫イモは小さくて食べるどころではない。

豊作の今年は八つ子も満足のいく出来である。なぜに八つ子にこだわるのか。うまいからである。数が少ないから市場ではあまり見かけない。見かけたとしても値段が高い。ことしはたっぷりと食べられる。

「土垂」がねっとりなら「八つ子」はほっくり。サトイモでも品種によって食感はいろいろだ。八つ子は種イモになる。うまいからといってすべて食べてしまった年があって困った。それほどわたくしにはうまく感じられる。ことしは食べきれないほどあるから種イモのことは心配しないで食べられそうだ。


秋晴れのきのうは孫のお宮参り。つぶらなひとみ、やわらかなまなざしに、ジジイの口元はついほころんでしまう。


         
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ラッカセイは塩ゆでが好き

2015-10-06 | ラッカセイ

 

ラッカセイを10月4、5の両日に収穫した。タネをまいたのが5月15日。収穫の目安はそれから130から140日だからちょうどいいころ合いなのだが葉はまだ青々としている。どうしようか。まあいいかとシャベルで掘り起こした、出来具合は悪くはない。しかし取りたててよくもない。平年並みである。これでいいのである。大粒で網目模様がはっきり出ているのが良品。これが何割含まれているかで出来不出来が分かる。

掘り起こしたラッカセイは枝葉をつけたまま天日干しするというのだが、わたくしは畑ですべてのサヤをもぎ取ってしまう。それを家に持ち帰り乾燥させる。乾燥はこれでもかと天日干しする。少しでも湿気が残っているとカビの原因となる。乾燥が十分ならサヤのまま通気性がよいところに保管すると次の収穫時まで年を越えても十分に食べられる。

収穫したらすぐにやること。
1、来年のタネを選びサヤのまま保存する。タネにするのは大粒のサヤで網目模様がはっきりした最良品のものを選ぶ。
2、次に、とれたてをサヤのまま塩ゆでにする。これがわたくしの好み。水1リットルあたり塩を10から20グラム入れて茹でるだけ。たまに取り出してかたさを見る。好みにもよるが30分ぐらいでできる。これが酒のつまみに最高だ。塩はまずは少なめにしてしだいに自分の好みの塩辛さにするといい。
3、1と2をすませると残りはすべて日に干してから保管する。これらはすべて煎って食べる。サヤのまま煎ってもいいし、サヤを割ってむき実を煎ってもいい。わたくしは後者。こがさないようにと絶えず菜箸で豆を動かすのだが煎り過ぎないようにと心掛けている。

昨日はくもり空で気温もやや低く野良仕事にはもってこい。ビール箱に腰をおろして、掘り起こした株からラッカセイをひとつひとつもぎ取る。さわやかな空気の中、ひとりのんびりと。これがいいんだな。


         
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ダイコンの間引き菜の楽しみ

2015-10-04 | ダイコン

9月は菜園からすっかり収穫物がなくなった。ここにきてインゲン、サトイモ、そしてダイコンの間引き菜が取れ出した。やはりありがたい。

ダイコンは2度楽しめる。わたくしはダイコンそのものよりも間引き菜が目当てである。これを食べたいがために作っている。間引き菜は栽培者だけが食べられる。たまには市場に出る地域もあろうがたぶん目にする機会はめったにないはずだ。食べたいのなら自分で栽培するしかない。

ダイコンのタネは9月初めにまいた。間引き菜を取るため条まきにして間引きしながら株間を広げていく。1カ月がたった。ほんの少し間引きが遅れた。きのうときょうで急いで間引いた。その成果が間引き菜となる。

間引きはダイコンを育てるために欠かせない。早めにやる。遅れると生育に関係する。間引き菜は大きくなると筋っぽく固くなり、まずい。本葉が5,6枚から10枚ぐらいまでの間に行い、間引き菜もそれぐらいが一番うまい。そうなると間引き菜のうまい時期は限られる。せいぜ2週間ぐらいなものか。

食べ方は決まっている。さっと固めにゆでて細かく切り、鰹節をかけ醤油を落とすだけである。清酒の肴になり、締めの熱いご飯にかけてもいい。そんな粗末なものがうまいの? うまい!というほでのものではないのだが、その色と食感が秋の清くさわやかな気分にさせてくれるのがいいのである。


         
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谷川連峰ー土合橋から白毛門

2015-10-01 | 登山


松ノ木沢ノ頭から望む谷川岳東面の迫力。真正面に一ノ倉沢
この大展望を前にすっかりご機嫌でいる。だれだってそうなるよ 

←初日(9月28日)は西黒尾根から谷川岳

山行日 2015年9月29日(火)晴れ
山域 谷川連峰
メンバー 単独
コース&タイム
 共同通信谷川保養所7:40(徒歩) -8:10水上駅8:24=8:33土合駅8:47-9:00土合橋-10:10ヒノキのウロ-11:20松ノ木沢ノ頭12:25-14:15土合橋14:50-15:00土合駅15:34=水上駅15:53=16:56高崎駅16:59=19:31我孫子駅


谷川連峰の2日目は、土合橋から白毛門を目指した。ところがタイムオーバーで松ノ木沢ノ頭で引き返すことにした。西黒尾根ほど厳密にコースタイムを計算していなかったのが原因だが、なんとも間が抜けている。

松ノ木沢ノ頭に着いたのが、昨日の疲れがあってかやや遅れて11:20。ここから白毛門まで往復2時間、さらに下山に2時間かかるとすると、帰りの列車の土合駅15:34に間に合うかどうか。微妙なところだ。前もってきちんとコースタイムを見ていればわかりそうなこと。以前にいちど歩いているからと甘く見ていたところがある。

帰りの下り道は急だ。あわてて下りるとけがのもと。無理しないできょうはここまでにしようと自分を納得させた。松ノ木沢ノ頭は谷川岳の絶好の展望台。天気もいいことだしゆっくり眺めて行こう。そう決めた途端にもう足が動かない。

松ノ木沢ノ頭でゆっくりしていると、白毛門から次々と5人ほどが下山してきた。白毛門の先、笠ケ岳の紅葉が素晴らしかったという。わたくしもそれをねらっていた。やはりよかったか。帰りの列車を遅らせても行くべきであったか。心残りであった。そんなことをくよくよ考えながら、目の前の谷川岳の絶景を眺めていた。

この日の谷川岳は、昨日と違って雲が取れた。ここからの景観は見とれる。あきることがない。


宿泊先の共同通信谷川保養所からは爼(マナイタグラ)がよく見える。きのうと同じように雲が湧いてきている。きょうは谷川岳東面の圧倒的景観を見ることができるコースだ。ガスで見えないとなると興味はそがれる。大丈夫だろうかと心配になるのだが予定通り宿を発った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


きょうは土合駅で下車して登山口の土合橋に向かう。
土合駅の下りホームは地下深くにある。モグラ駅である。気味悪いほどにうす暗いのだが、きょうは地元の小学生が大勢下車して声が飛び交う。


この地下ホームから地上までは486段の階段をのぼる。10分かかる。



土合駅の地上に出た。


土合橋の手前を右に入ると登山口。東黒沢にかかる赤い鉄橋を渡る。


道は急だ。それがずっと続いている。急なうえ根が張りだしているから歩きにくいったらない。

ヒノキのウロ(桧の洞)。ここでひと休み。


白毛門沢


ふと白毛門が見えるところがある。


次に谷川岳が見えてきた。雲がかかっているのではないかと気が気でなかった。雲が取れている。これで松ノ木沢ノ頭からの大展望が期待できる。

樹林の中をずっと歩いてきた。先の景色が開けてきた。松ノ木沢ノ頭はもうすぐだ。

この大岩を鎖をつかってよじ登る。


松ノ木沢ノ頭についた。大展望だ。これを見てしまうとここで足を止めて見入ってしまう。
ここから先どうしたか。冒頭に書いたとおりである。逡巡した結果、きょうはここまでとし展望を楽しむことにした。
 

武能岳から蓬峠への稜線。蓬ヒュッテが小さく見えている。


そして行くはずだった白毛門。ジジ岩、ババ岩が迎えてくれているのに・・・。




左から谷川岳、一ノ倉岳(そのうしろに茂倉岳)、武能岳。さらに昨日も今日も周囲の山並みがよく見える。谷川岳から見える山はすっかりなじみになった。


谷川岳と一ノ倉岳をアップ。


白毛門から下りてきた人と語らっている。あっというまに時間が過ぎていく。のんびりしてしまった。そろそろ腰を上げないといけない。白毛門さん、こんどはきっとあなたのそばへ。


慎重に下山した。やはり思いのほか時間がかかってしまった。白毛門まで行っていたら間に合わなかった。踏みとどまって正解であったが、それにしてもうかつだった。いつも一人歩きだから計画は綿密に立てるのだが、たまにはこんなこともある。

登山口となる東黒沢の出合いまで下りてきた。沢に下りて汗と埃の顔をざぶざぶと洗う。これがたまらない。山歩きだからできる楽しみである。列車の時刻までここで時間をつぶした。


土合駅では、けさ会った小学生も遠足からちょうど戻ってきたところだ。
「どこへ行ってきたの」
「一ノ倉沢へ」

電車からは上牧駅手前で谷川岳がよく見える。いつものようにここで別れを告げた。


谷川岳で2日間とも天気に恵まれた。めずらしいことだ。おかげで紅葉と展望を楽しむことができた。いい山行になった。山行は予定通りにはいかないのだが、それにしてもこんかいは計画に反省点があった。


         
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