30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

エダマメは発芽率を上げることに懸命

2021-04-30 | エダマメ

4月18日に育苗箱にタネをまき、25日の発芽状態、すぐに定植した

4月30日朝の姿、無事に子葉が開き、初生葉も

4月27日にコロナワクチン接種券が届いた。予約開始日は未定。接種できるのはいつになることやら。住まいのある我孫子市が4月28日から「まん延防止等重点措置」適用区域に指定された。

エダマメは4月18日に育苗箱にタネをまき、1週間後の25日に定植した。なぜこんなに早く定植してしまうのかは後述する。

今年のエダマメの発芽率は86%になった。かなりの高率である。だが驚くことはない。というのもこの数年は、いかに発芽率を上げるかにかなりこだわり、熱心にやってきた成果といえる。

エダマメの発芽をそろえることは意外とむずかしい。家庭菜園派に失敗する人はかなり多いはずだ。わたくしもそうであった。それが菜園近くの農家の知り合いから、発芽をそろるための“秘伝”を授かってからというもの、これを参考にして自分なりの方法を探り、こうして毎年高い発芽率を示し、失敗がなくなった。ひとつ残らず一斉に発芽してくる様子は感動ものであった。

菜園を縮小したため栽培面積が限られる。ことしは「湯あがり娘」1本に絞り、いつもの税込440円の徳用袋を買った。容量は昨年までは85mlであったが、今年は75mlに減っていた。値段が変わらないのに容量が減っていた。実質値上げになっていた。

タネの数は、容量が85mlときに発芽率を計算するためかぞえたことがある。約165粒だった。75mlだと約145粒ぐらいになるだろうか。

これを育苗箱にまく。温度と湿度に気を遣う。失敗するのはたいがい過湿が原因だ。昨年は気温の低い日が続き毛布をかぶせるなどして保温に苦労したが、ことしはうってかわってあたたかく、毎日外に出してして日に当ててきた。天気がよすぎて乾燥に気をつけるほどだった。

タネをまいた18日から4日ほどであちこち土が盛り上がり、1週間たった25日にはほぼ発芽がそろった。これをみたいがために手間をかけてきたといえる。

25日ではまだ子葉が出ていないのだが、この段階で育苗箱から畑に定植してしまう。このところ毎年そうしている。初生葉や本葉が出るまで育苗していると根の扱いなどで移植に手間がかかる。子葉が開かないこの状態では、育苗箱から苗をスムーズに引き抜くことができて、畑に移植するのだって極めて手間いらずだ。

それでだいじょうぶ? 毎年そうしている経験ではこれまで失敗はない。1カ所に2本で株間20センチ、条間40センチの2条植え。気をつけることは、定植したとき定着活着させるよう水をたっぷりやるやること。

ひ弱な苗は捨て、125本を植えつけることができた。タネの数を145本と推定すると発芽率は86%になる。もうこれだけあれば十分。昨年までが作りすぎていた。あとは実が膨らんで酒のつまみになるよう育ってくれと願うばかり。


2021年の読書

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス(  長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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オクラー4月20日タネまき、同月25日発芽

2021-04-27 | オクラ

オクラー4月20日タネまき、同月25日発芽

オクラ。夏野菜には欠かせない。好きであり、うまいと思う。タネは2、3日前から水に浸しておく。穴あき黒マルチを張り、4月20日にタネをまいた。地温をあげるためビニールをべた掛けしておく。25日にこのビニールを持ち上げて見るとちょうど発芽してきたところだった。

オクラのタネまきは5月に入ってからが一般的だろうが、オクラだってやっぱり早めに対応してしまう。地温が低いと発芽してこないためビニールをべた掛けする。これだけの簡便な方法で発芽してくる。ラッカセイを発芽させるのと同じ方法である。

ここでわき道にそれて尾籠な話になるのだが、オクラを食べていると毎朝決まって快便になる。まいにち野菜をこれだけ食べていても、すっきりしない朝がある。そんなときはオクラを食べると効果てきめん、翌朝にはすぐに解消する。

登山のときは朝一番にすっきりさせることが大切だ。そうでないと一日が不安になる。高い山の稜線を歩いているとき便意を催してきたときは困る。身を隠してキジ撃ちができない。そうなるとかなりあせる。脂汗が出る。そのため登山のときは前夜にオクラを食べるようにしている。かなり気を遣う。朝すっきりさせるとこれで万全、いざ出発といった気分になるものだ。

話が妙な方向へいってしまった。オクラは収穫時期になると、早めにとらないと固くなってしまう。暑いさなか毎日のように菜園に行かなければならなくなる。好きだからちょとばかりのつらさはがまんできる。


      
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ことしのトマトハウスには雨よけがない

2021-04-25 | トマト

ことしのトマトハウスには雨をよける屋根がない。上部に覆うものがなく青天井で、雨が直接トマトに降りかかる。

4月23日にトマトハウスをたてた。もちろん、農家のビニールハウスのような大規模のものではない。いわゆる家庭菜園用の簡便な小型の“雨よけセット“というもの。吹けば飛ぶような代物だ。

この雨よけセットはトマト栽培に使う。雨をよけるだけで大玉トマトが作れる。だれでも大きなトマトを育てることができる。

2、3年前からスチールのポールがつぎつぎと折れてしまい、添え木をしたりして修理しながら使ってきた。満身創痍といった状態。とうとうどうしようもないほどあちこち折れてしまった。さて今年はどうしよう。新たに買ってこようか。だが老い先短い身を考えるといまさら買ってどうなる。

雨よけは大玉トマトを育てるに必要だが、中玉トマトとミニトマトには要らない。そもそもトマトは嫌いではないが食べようとしない。トマトは嫌いという人がいないほどみんなが好きだというが、わたくしに限って好みはその程度だ。

それなら大玉トマトをやめて、中玉とミニだけにすればいい。雨よけは不要になる。そうしよう。大玉をぜひとも食べたいとの欲求もないのでそう決めた。

手持ちの資材で組み立てた。強風対策として、いつものように周囲に防虫ネットを張り巡らせ、支柱は傾かないようすべてに添え木をして強度を増した。これで完成。

このトマトハウスを組み立てるたびに毎年同じことを思う。3匹の子豚のおとぎ話。周囲のかなり立派なトマトハウスが末っ子のレンガの家なら、わたくしのは、長男のわらの家のようでなんともみすぼらしい。それに屋根がないのだからハウスとはいえないのである。

いつもなら大玉8株、ミニ4株を育てる。ことしは中玉4株、ミニ4株を買ってきた。ことしのミニは品種にこだわってみた。すぐにひと回り大きなポットに植え替え、一番花が咲くまで育ててからこの“ハウス“に植えつける。たぶんGW明けになる。


      
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4月20日にサツマイモの畝立とマルチ張り

2021-04-23 | サツマイモ

      
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若どりラッキョウはエシャロットかエシャレットかすぐに忘れる

2021-04-22 | その他

この時季に食べたくなるのが若どりのラッキョウ。晩酌のつまみに食べている。ビールにも清酒にもいい。口の中がさっぱりして、気にいっている。

エシャロットもエシャレットもかつては作ったことがある、といってもかなり前の話でいまはまったく作っていない。

エシャレットがラッキョウの若どりだと知ったのはいつのことだろう。えっそうなのといった感じだった。よもやラッキョウだったとは。それまではエシャレットはエシャレットいう品種のものとばかり思っていた。

エシャレットは4月と5月の春限定のものと思い込んでいる。知り合いの農家からいただく。1週間に1度の割で、1株を引き抜いてくる(冒頭の写真)。

これを2回に分けて食べる。根を切り、薄皮をむき、味噌をつけて食べる。そればかり。多くは要らない。いちどに食べるのはこれぐらいがちょうどいい。


      
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ラッカセイの発芽ー3月27日タネまき、4月20日の発芽状態

2021-04-21 | ラッカセイ

3月27日にタネをまいたラッカセイ、4月20日の状態

ラッカセイ、3月27日におおまさりと千葉半立の2種類を苗床にタネをまき、地温を上げるためビニールをべた掛けしていた。

4月20日、ビニールを取り外すと発芽していた。長年、こうして発芽させている。通常のタネまきは5月上旬だから1カ月以上早い。そうとわかっていても毎年やってしまう。超せっかちだからしょうがない。

こんなに早く発芽させてもラッカセイの初期の生育はかなりのんびりしている。いつまでたっても生育の兆しが見えない。いつまでも同じ姿でいる。

早く発芽させてもこういう状態が続く。早まきしてもあまり意味がないといえる。あまりにも初期生育が遅いから、ほったらかしにしていると周囲の雑草の中に埋もれかねない。ラッカセイの初期の世話はこの雑草取りといえなくもない。

おおまさりと千葉半立のタネは収穫したものを保存してタネとして使っている。長年これを繰り返しているから、すっかりわが菜園になじんだタネといえる。

この4月から菜園面積を80坪から50坪に減らした。以前のように無計画にやっていてはスペースが不足してしまう。そこで配分を考えるようにならざるを得なくなった。

ラッカセイも計画を見直さざるをえない。そこで、おおまさりだけ育えることにして30本を植えつけた。千葉半立は近年はあまり食べないからこの際採種のためだけに6本ほど植えつけた。計画変更で千葉半立の苗が80本ほど残ってしまった。すべてを近くの大きな菜園に引き取ってもらった。


      
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春キャベツを4月18日に初収穫、昨年10月上旬タネまき

2021-04-19 | キャベツ


4月18日、春キャベツ収穫第1号

とうとう隣町の柏市に4月20日から「コロナまん防」が適用されることになった。そこまできたかと、つい身構えてしまう。

春キャベツを4月18日に初収穫できた。これは昨年10月上旬にタネをまいたもの。自画自賛になるが、大きさといい形といい申し分ない出来である。

冬キャベツとはまるで別物だ。手に持った感じが軽やかで、葉はレタスのようにふんわりまいている。なんとも春らしい。

春キャベツで気を付けることは、生育が早く次々と裂球してくること。裂球する前に食べようとするのだが、すぐに追いつかれて結局は裂球したものばかりを食べる羽目になる。見た目は悪いが味は変わらない。でも扱いにくい。

毎年そうなる。それを知っていながら裂球を食べるのを繰り返している。ノウタリンなのである。それを反省して、こんかいは春キャベツは5株ほどしか作らなかった。これから気温の上昇とともに裂球してくる。これだけ少なくても、キャベツばかりを食べてはいられないから裂球したものがでてくるだろう。そんな予感がする。


      
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サツマイモーこの半年、ほぼ毎日食べ続けやっと在庫がゼロに

2021-04-18 | サツマイモ

サツマイモ、これでおしまい、残り3本を蒸かす

年を取ったなと感じ入る。最近はそんなことばかり。4月11日に筑波山を7時間、それも休みなく歩いた。久しぶりの登山なのだから、ゆっくりと無理しないで歩けばいいものを、いまの体力を試しているみたいにがんばってしまった。筑波山は登って下りるだけではもの足りず、いつももういちど登り返して下るを行う。それができたのだから自信は得たものの、この年齢では年寄りの冷や水といわれても仕方ないと思わないでもない。やはりというか、翌日からの3日間は筋肉痛と疲労でかなりぐったりしてしまった。いま後期高齢者の一歩手前。70代になってから急速に体力の衰えを感じる。それが登山をするとよくわかる。

サツマイモの残り3本を蒸かした。これでおしまい、すべて食べ終える。昨年9月末から今年4月中旬までの半年間以上、ほぼ毎日食べていた。半年以上も毎日よく食べたものよと感心する。普通なら食べ飽きるだろうに、さすがに終盤はそうであったがとうとう食べつくして在庫がゼロになった。もともとサツマイモが好きだということもあるのだろうが、さすがに自分でもよく食べるなと思う。

週に一回、大鍋にいれて蒸かす。食べるのは昼食後。半年以上もそうしていたのだから、少なくとも25回は蒸かしてきたことになる。全収量の重さをはかることができなかったが、苗は紅アズマと紅ハルカを合わせて80本植えつけた。これからできたサツマイモを全部たいらげた。来月の5月には今年の植え付けが始まる。

イモはサツマイモばかりではない。サツマイモ以上に食べているのがジャガイモ。こちらは期間限定でなく、一年中毎日、ポテサラにして朝食のトーストにのせて食べている。春作と秋作の二期作のおかげで在庫は常にある。

さらにサトイモ。サツマイモと時期が重なり、昨年の10月から今年4月まで食べてきた。こちらは週に1回ぐらいのペースだ。在庫があるからこちらも食べないわけにはいかない。

まさにイモ、イモ、イモの毎日であった。イモ食いじじいであった。サツマイモとサトイモは今秋までお別れだが、ジャガイモはこれからも毎日食べ続ける。


      
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4月11日、裏筑波のバリルートはスプリングエフェメラルが花盛り

2021-04-12 | 登山


裏筑波の主役ー(上から)ニリンソウ、カタクリ、キクザキイチゲ


<わたくしの好きな山登り

4月11日に筑波山を歩いてきた。登山は5、6カ月ぶりになる。それだけに足慣らし程度に歩けばいいものを、たっぷり7時間も歩いてしまった。ついがんばってしまう。性分だから仕方ない。案の定、翌12日の今日は筋肉痛で歩くのがつらいほど。

いまの筑波山、特に裏筑波はスプリングエフェメラルが花盛り。これが目当て。谷筋は可憐な花たちで満ちている。御幸ヶ原や白雲橋コースの表筑波の尾根ばかり歩いていると、筑波山が花の宝庫なんてつゆほども思わないのに、裏に回れば驚くほどの花が咲き乱れている。

花を楽しむには、裏筑波からのルートでも、キャンプ場やユースホステル跡地からの一般コースよりも、バリエーションルートがおすすめだ。今回歩いたのは「男の川」「女の川」「護摩壇」の3コース。いずれも初級のバリルートとはいえ、事前に地形図を見てしっかりとコースを頭にたたきこまないといけない。

早春のほんの短いあいだだけに咲くスプリングエフェメラル。東北の山歩きでこんなにも美しいものかと知っていっぺんに好きになった。これを求めて春の東北の山を歩き堪能した。といっても20年前になる。幸せの時間はいまでも鮮やかに思い出す。筑波山のそれは東北に比べると規模は小さいものの観賞に値する。こんな身近な山にこんな花園があったとは!

主役はニリンソウ、カタクリ、キクザキイチゲである。ニリンソウよりもカタクリが早く咲き始める。両方を観賞するにはそのタイミングを見極めないといけない。今回はカタクリがやや終盤だったが十分楽しめた。

久しぶりの山歩き。汗を流しながら体を痛めつけ、可憐な花に目を細めてはほほを緩めてすっかり心が洗われた。心身ともにリフレッシュできた。コロナ禍でストレスはたまる。すっかり清々した気分になった。やはり登山はいいいもんだと、その思いをかみしめている。


山行日 2021年4月11日(日)日帰り
天気 晴れ
山域 筑波山
メンバー 単独
コース&タイム
◆我孫子駅6:54(常磐線)=7:00柏駅(東武アーバンパークライン)=7:09=7:15流山おおたかの森(つくばエクスプレス)=7:26つくば駅7:45(バス)=8:30筑波山神社入口
◆御幸ヶ原コースを行く。8:45神社をスタート-10:22男体山(自然研究路を右回り、薬王院コースへ)ー11:15坊主山ー11:20「男の川コース」分岐から男の川へー11:55男の川登山口へ下山
◆12:06女の川登山口から「女の川コース」に入り女体山へ登り返すー13:20沢を詰めるとキャンプ場コースと合流
◆女体山頂上直下の850mあたりから13:25「護摩壇コース」へ入るー13:55護摩壇ー14:10白雲橋コースに合流。白雲橋コースを下るー14:50弁慶茶屋跡ー15:25つつじケ丘へ下山
◆つつじケ丘バス停15:30=16:20つくば駅16:43=17:01流山おおたかの森駅17:08=17:14柏駅17:22=17:26我孫子駅



4月11日の筑波山。バスの中から

「男の川コース」=御幸ヶ原コースを取り8:45スタート-10:22男体山(自然研究路を右回り、薬王院コースへ)ー11:15坊主山ー11:20「男の川コース」分岐から男の川へー11:55男の川登山口へ下山

まずは筑波山神社から御幸ヶ原コースを登る。男体山の山頂を踏んでから自然研究路を右回りして薬王院コースへ入るとすぐ右手に男の川への分岐が。道標はなくこの大きな石が目印だ。

男の川コースに入る前にこの先の坊主山に登る。坊主山は地形図をみるとピーク。薬王院への木の階段が現れると右手に細い明瞭な踏み跡がある。道標はないがここだな。山頂はすぐだった。標高709.7m。木に囲まれて展望はない。

道を戻って男の川コースを下る。バリルートとはいえ踏み跡は明瞭で迷いようがない。過去2回春先に歩いている。最初歩いたときは筑波山にこんな花園があったのかと驚いたものだ。すぐにニリンソウの清楚な姿にに夢中になる。

裏筑波の男の川登山口に下山した。

こんどは女の川の登山口に向かう。キャンプ場方面へすすむと左手に加波山からの山並みが見える。のびやかないいい眺めだ。この長いコースの「筑波連山縦走」を2009年に歩いている

「女の川コース」=12:06女の川登山口から「女の川コース」に入り女体山へ登り返すー13:20キャンプ場コースと合流

今回歩いたコースの白眉である。すごい。沢の両側にどこまでも花園が続く。男の川がかなり見劣りしてしまうほど。沢を詰めると820m?あたりでキャンプ場コースからの道と合流する。男の川よりコースは難しい。迷うようなことはないだろう?



護摩壇コース=女体山頂上直下の850mあたりから13:25「護摩壇コース」へ入るー13:55護摩壇ー14:10白雲橋コースに合流。白雲橋コースを下りー14:50弁慶茶屋跡ー15:25つつじケ丘へ下山

護摩壇コースなるものはネットで知った。いろいろなバリルートがあるものだと感心する。女体山の東側をぐるりと半周回る。核心部が大岩の「護摩壇」(修験者が岩の中にこもり、行をおこなった場所)。ここも花園らしい。だがコースが不明だ。そこで昨年末にガラケーからスマホに替えたのでGPS地図を使ってみることにした。たぶんこの道だなとわかる。地図とコンパスは持ったものの使う機会はなかった。道迷いが予防できるからといってGPS地図ばかり使っていたら山に対する勘がにぶるのではないかと心配してしまう。かなり年を取ったじいさん(わたくしです)になったいま、バリエーションルートを歩くときは使うことにしよう。

閑話休題。女の川からのコースが820mあたりでキャンプ場コースと合流したら、そのまま女体山を目指す。山頂は目と鼻の先。すぐに850m附近で左手に入る道がある。しっかりした踏み跡がつづく。これだな。両側は笹藪でぐんぐん下る。どこまで下るんだ。やっと700mあたりまで下ると三叉路にぶつかる。ここを右折。スマホで確認。すぐに大きな岩が連続する。ここが核心部の「護摩壇」(修験者が岩の中にこもり、行をおこなった場所)のようだ。

ここ護摩壇から先がやはり花園。



このコースの最後に乙女菫(オトメスミレ)に出合った。

護摩壇コースは、白雲橋コースの北斗岩に出る。このコースはこれからも歩きたい。護摩壇コース入り口を目に焼き付けた。ここから白雲橋コースをつつじケが丘へ下った。ほぼ歩きどおしの7時間。疲れて思うように足が動かない。岩場を慎重に下った。つつじケ丘の向こうに宝篋山。


どのバリルートもニリンソウとカタクリの群落が続いた。じつにすばらしい。今日一日は花三昧だった。なんとも贅沢な時間を過ごすことができた。さすがにこれだけの花園が続くと、ばちがあたってしまうが率直な話、護摩壇コースでは少々飽きてきたほどで十分すぎるほど楽しむことができた。満足が行く山歩きだった。来春もきっと同じコースを歩くだろう。


コロナ禍ではなかなか遠出ができない。今回久しぶりに我孫子駅を利用した。改札口の隣にスシローの持ち帰り専門店ができたことが話題なった。はじめてこの目で見た。どんなものがあるのかとケースをのぞいた。


      
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4月7日、やっぱり早いかなとショウガの植えつけ

2021-04-08 | ショウガ

越冬したショウガ、すでに芽が出ている。中ショウガ(上)と大ショウガ(下)

やっぱり少し早いかなと思いながらも種ショウガを4月7日に植えつけた。

種ショウガは前年に収穫したものを貯蔵保存して越冬させたもの。腐敗させないで冬を越させるのは、家庭菜園レベルではかなりのハイレベルでむずかしい。それをわかっていながら挑戦して楽しんでいる。

越冬させる方法は、湿らせたもみ殻の中に入れて発泡スチロールの箱に入れてふたをし毛布で覆い、家の中に置いておく。それだけである。能無しにはそれくらいのことしかできない。

失敗の連続だった。たいがいは春に保存の状態を見るとほとんどが腐ってしまっている。失敗は成功のもとと信じてやっているのだが、一昨年と昨年は元気な種ショウガを得ることができた。しだいにうまくなってきたなと少しは自信が出てきた。今春だってうまくいく気配だったのに、ふたを開けるとカビがはえてほとんどが腐敗していた。

しかし全滅は免れた。貯蔵保存してきたのは大ショウガと中ショウガの2種類。いずれも約4分の3が腐り、4分の1が生き残った。腐敗を見越してかなりの量を貯蔵保存してきたので、生き残った4分の1の量でも種ショウガとして使うには十分の量を得ることができた。すでに芽が出てきている。これでことしも自前の種ショウガを使うことができるなとほっとしている。

なんとも不安定な貯蔵保存を繰り返している。万が一、全滅の場合は知り合いの農家からいただくことができる。これが頼りだ。自助努力で確実に安定して保存ができればいいのだが、毎年こんな調子だからいつ全滅の事態になってもおかしくない。綱渡りのショウガ栽培となっている。

ショウガ栽培がうまくいくかどうかは、これまでの経験でいえばなんといっても種ショウガの質にある。これで決まるといってもいい。欠株とならないよう芽が出ているものだけを選ぶ。中ショウガは芽が多いから問題ないのだが、大ショウガの芽はだいぶ少なく、欠株となりやすいから芽がはっきりと出ているものだけを慎重に選ぶ。

これだけ神経を使いながら育てて収穫しても意外と食べない。一番食べるのは夏の葉ショウガでこれは酒のつまみに毎晩食べる。秋冬収穫の根ショウガとなると食べるといっても調味料ぐらいだからたかが知れている。どうしても残る。無理に使うこともないので残りはすべて種ショウガにして冬を越させている。

サトイモにしても、ラッカセイにしても、このショウガにしてもいずれも1カ月ぐらい早い植えつけでありタネまきをしている。それでだいじょうぶかといわれる。ビニールをべた掛けするだけという超簡単な方法で、これも長年の経験がものをいうのか、失敗することもなく出芽させ、発芽させている。でもさすがにショウガは早かったかなと。


      
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ソラマメー整枝と土寄せとアブラムシ駆除

2021-04-04 | ソラマメ

4月1日に、ソラマメの整枝と土寄せとアブラムシ駆除を行った。

ソラマメの栽培は5月の収穫に向けてこれからが本番になる。とくにアブラムシの駆除は意を決して立ち向かわないといけない。手をこまねいて放置しておくと凶作となり痛い目にあう。わたくしにとってソラマメの栽培はアブラムシとの戦いであったといっていいほど。ずっと連戦連敗が続いた。やっとこの3、4年はどうにか駆除できるようになり、真っ当なソラマメを食べられるようになった。

1、整枝ー生育具合も見て行う。春になると、ソラマメはあれよあれよと一気に背が伸びる。いまでは花盛りで、5、60センチを超えるようになった。
 1)1株からかなりの数、たぶん10本以上の側枝が伸びて密になっている。細い枝を切り、太い枝を6本から8本ほど残す。せっかく花が咲きこれから莢ができるというのになんとももったいないと思う。しかし経験でいえば手間はかかるがやったほうがいい。どんどん切る。株の中まで日が差し、そのうえ風通しがよくなるからアブラムシも少なくなる。
 2)整枝がすんだら、残した茎の先端を切除する。ここにアブラムシが集まる。放っておくと真っ黒になるほど集中する。株数が多ければ剪定鋏で一気に、少なければ手で摘み取ってしまう。

2、土寄せー整枝をすませたソラマメはすっきりして気分がよさそうだ。倒伏を防ぐためしっかりと土寄せを行う。

3、アブラムシの駆除ー今春の飛来は早かった。3月中旬だった。テントウムシを見つけたのでその周辺を見ると、すでにいた。すぐにマラソン乳剤2千倍をていねいに散布して駆除したが、半月後にところどころまたも現れ、こんどはさっと散布した。安心はできない。こんごも常に監視をしていく。かなり手ごわい相手である。

アブラムシばかりに気を取られているのだが、1昨年のことが思い出される。この年は順調に生育した。豊作になると信じていた。ところがである。莢はつくものの、実がまったくといっていいほど膨らまない。わが菜園ばかりでなく地域全体がそうで凶作となった。原因はわからない。たぶん結実する5月上旬に雨が降らない日が続き水分不足のせいと思われる。豆類は結実時期に水分が必要だ。敵はアブラムシとばかり思っていたのだが、思わぬ伏兵にやられた。うまいこといかないものだなとショックだった。


      
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4月からタイトル変更、3月30日にサトイモの植えつけ

2021-04-01 | サトイモ

4月から菜園の面積を、いまの80坪から50坪に減らした。30坪を地主へ返還した。タイトルは「30坪+20坪+30坪の菜園」から「30坪+20坪の菜園」になる。いつでも変更できる自在なタイトルであるが、今後増えることはなく減るばかりであろう。これまでは作るのが好きだったがいつも食べるのに追われていた。あわせて年を取ってきたことが大きな理由になるのだが、炎天下での雑草取りがきつくなってきた。ここらあたりで身の丈の菜園を楽しもうと、そうすることにした。

3月30日にサトイモを植えつけた。3月に入りいつものようにビニールをすっぽりかぶせて温め、芽出しを行ってきた。サトイモに限らずこの芽出し作業を気に入っている。せっかちで何事も早めがモットーのわたくしは面倒がらずにやる。

芽がきちんと出ているもの、腐っていいないものを選ぶ。欠株を嫌う。これを防ぐため種イモの選択は慎重だ。花壇のようにきれいに芽がそろわないと気がすまない。それだけになにかと手間がかかると自覚しているのだが、これは性分だから仕方ない。

ことしも植えつけたのは5種類。土垂、ヤツガシラ、タケノコイモの3種を主に、他に2種を少量加えた。菜園を縮小したのに伴い、サトイモの植えつけ個数も少なくした。昨年は66個だったが、ことしは48個にした。それでも作りすぎている。

サトイモは初期生育に努める。これがいいのかどうかはわからないが、すべてこれまでの経験が頼りだ。植えつけたらこれも面倒だがビニールをべた掛けして、温度を上げて生育を早めるようにしている。

土垂

ヤツガシラ

タケノコイモ

丸系ヤツガシラ

昨年から作り始めた品種不明のサトイモ。知り合いの農家からいただいた。品種名を教えてくれといっているのだがいまだにない。味がいいのでことしも。


2021年の読書

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス(  長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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