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BIG FARMの農事日誌です。

6月9日にモッコクの生け垣の剪定-美しいものには虫がつく

2024-06-13 | その他

上が剪定後の生け垣、下が剪定前の生け垣。
上辺を切り揃え、かなり透かした。変わらない?

6月9日に生け垣を剪定した。わが陋屋、小さく粗末な家には猫の額ほどの庭がある。緑にあふれている。正面は[モッコク]の生け垣、隣家との境の左手は[テイカカズラ]の生け垣、右手は[サンゴジュ]で三方が常緑樹で囲まれている。

登山のときの山の新緑にはとても及ばないが、我が家もそれなりに美しい。それが6月に入ると青葉が繁り、見苦しくなる。これから梅雨に入りといっそう暑苦しくなる。そこで5月下旬から6月上旬にかけて剪定の時期になる。すっきりとした生け垣はこちらの気分までもさっぱりとさせてくれる。

すでにサンゴジュとテイカカズラの剪定は済ませている。この日は本命のモッコクの剪定である。

剪定の目的は二つある。一つは通りを歩く人の姿が見えないほど葉が繁っている。これを透かしてすっきりさせること。もう一つは害虫対策。密生した葉を落とすことで、風通しを良くし防除につながる。

モッコクの生け垣は美しい。5月の新緑は見惚れてしまう。葉に光沢がありしっとりと上品で風格がある。さすがに3大庭木の一つだけにすばらしい。

しかし人間だけではなく、美しいものには虫がつく。モッコクの最大の敵はハマキムシ。秋までは常にこれとの戦いになる。防除が欠かせない。放ったらかしにしておくと、虫食いだらけになり、美しい姿が台無しになる。

2、3週間に一度は殺虫剤散布など手入れが必要だが、これを忘れると見苦しくなる。厄介だ。美人でいるには肌の手入れが欠かせない。

何十年もモッコクの剪定をしている。自分で言うのもなんだが、腕前は職人並みと自認している。それもそうだろう。何十年と長いことやっているのに下手ではどうしようもない。

剪定は常に全体を見ながらやる。植木屋の親方が何時間も手を動かさないでじっと樹木を見ている、テレビでよく見るあのパターンである。

まず重なる葉を切り落として透かすこと。これで風通しがよくなる。濃淡があるから全体が均一になるよう切り落とす。たびたびと道路の向こう側にわたり、遠くから全体を眺め、濃い個所があえば切り落としていく。

次は上辺を横一線に水平にそろえること。脚立に乗って左右を見ながら。切り込みすぎるとアウトだ。1カ所を横に切りそろえるごとに、脚立から降りて、道路の向こう側に行き、水平になっているかを確認。脚立の昇り降りを繰り返して微調整していく。

よくちょこまかと動くジジイだなと思われても仕方がない。

この日は、暑くなりそうだからと6時からスタート。掃除して終わったのが9時前。ほぼ3時間。そのあいだ剪定ばさみでチョッキン、チョッキンやっている。最近は情けないことに親指の辺りがけいれんしてくる。

ほかの生け垣もそうだが、全面的に葉を落とす作業はこの時期がメイン。だがこれだけで終わらない。すぐに葉が繁ってくる。そのつどチョッキン、チョッキンとやらねばならない。

すっきりした。毎度のことだが、その仕上がりぶりを眺めては、うーんすばらしい、うまいもんだと手練れの技を自画自賛している。生け垣がさらに美しくなった


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