30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ひじき煮というよりこれじゃニンジン煮だろう

2019-01-27 | ニンジン

人生いろいろ。登山仲間の男が70歳で結婚した。わたくしと同じ年格好になる。いままで楽にできていたことがしだいにできなくなる。年を取るということはこういうことかと思い知らされる日々。それなのに70歳にして結婚したい、結婚するという行動をとれるのは快挙と思いたい。

この話題とは全く関連はないのだが、FMからかぐや姫の「神田川」が流れてきた。作った人たちも同じくいま70歳前後となる団塊の世代、この曲の中の2人も同じ団塊の時代を生きてきた。♪若かったあのころ 何も怖くなかった ただあなたのやさしさがこわかった…♪ ここの歌詞が若いころは好きで胸にジーンときた。つい自分の青春と重ねてしまう。じじいになったいまでも信じられないくらいに感傷的なってしまうことがある。歌詞をあらためて見ると語り手は女性と見て当然だが、これがわからなかった。ネットで見るとやはりここだけ男性が語り手という。これなら納得である。青春の蹉跌はいつまでも忘れないまま心に残る。年とともに苦みが薄らいでその分懐かしむことができる。

12月から冬野菜を無駄にしないよう大食いするためのレシピはないかとさがしてきた。ホウレンソウ、根深ネギ、ダイコン、カブ、ハクサイ、前回のブロッコリーで一段落した。ところがひとつ忘れていた。ニンジンである。

ニンジンは旬などないかのように年中出回っているが、うまくなるのは冬である。ほかの根菜と同じくやわらかく甘くなる。煮物が多くなる秋から冬は、夏どりニンジンとは比べようがないほど出番がかなり多くなる。

そのため秋冬ニンジンは多く作り、いまもかなり保存できている。これだってダイコン同様に地温が少しでも上がると傷んでくる。できれば2月中旬までには食べたい。ニンジンの大食いレシピは、きんぴらなどネットで探すことなく3、4つある。なかでもいちばんはこれかなというのがひじき煮だ。ニンジンをこれでもかと大量に加える。ひじき煮というよりも、これはニンジン煮といたほうが正確かもしれない。それでも使うニンジンはたかが知れている。

こんかいのひじき煮には、ひじき、大豆、油揚げ、ちくわ。ここに千切りのニンジンを加えることで、ボリュウームが一気に増える。作り置きして1週間ぐらいは十分に持つ。

毎日野菜の大盛りを食べる日が続く。よく食べるなと思いながら。それだって2月にはいるとしだいに冬野菜はおしまいになる。


     
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ブロッコリーを大食いするにはアーリオオーリオよりこっちかな

2019-01-23 | ブロッコリー

菜園のブログはたいしてネタに困らないところがいいのだが、それでも農閑期のいまはネタに困ることが多い。毎年こうなる。さて今回はなに書こうかとネタを探して頭を使う。同じことばかりを書いていては沽券にかかわる。といったところで同じネタを使うことがたびたびあるのだが、それでもできるだけ避けようと頭を悩ます。これが年寄りには頭の体操になって、ボケ防止に一役買っていると思いたい。

このところ、いまが旬の冬野菜がかなり残り、これらを無駄にしないよう、どうやったら大食いできるのか。そのレシピを探し求めて大量消費を考えてきた。というより例年こんなことになる。ありそうでないのが大量消費のレシピ。

こんかいはブロッコリー。ホウレンソウ、根深ネギ、ダイコン、カブ、ハクサイに続いての登場となる。これで大食いシリーズは最後。大食いを努力してきたおかげでこの冬もだいぶ冬野菜が減ってきた。ひと安心といったところである。

ブロッコリーは厳寒期のいまが旬。直径20センチを超すほどのやや育ちすぎた頂花蕾はなんとかすべて食べ尽くした、といいたいがだいぶ知り合いに分けた。これからは春にかけて側花蕾が育ちこれを食べていく。


頂花蕾
側花蕾


ブロッコリーを大食いするレシピとして「アーリオオーリオ」を見つけ、これはしめたと思っていたのだが、いつのまにかいまはチーズ焼きのほうを多く作るようになっている。こちらのほうが多く食べられて、そしてあきない。かなり応用もできる。そんな理由からしぜんとそうなった。

いつも作るのは耐熱容器に固ゆでしたブロッコリーを山盛り、そこにコショウ、マヨネーズ、ウインナー、さいごにチーズをかけてオーブンで焼くだけ。シンプルだからモリモリ、大口開けて食べられるのがいい。

ずっと意識して大食いばかりしていると、野菜の残り具合を気にすることなく心落ち着かせて適量を食べたい、と思うこのごろである。


     
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ハクサイをぺろっと平らげる豚バラの重ね鍋

2019-01-20 | ハクサイ

こんかい大量に食べるのはハクサイ。レシピは目新しいものではなくだれもが知っている豚バラとの重ね鍋。ありきたりだが、一度に多く食べられるレシピはこれしか知らない。

菜園の冬野菜はいまが旬。いま食べないでいつ食べる? 有り余る野菜を無駄にしないようにと、大量に食べるレシピを探し求めている。いつも食べるのにせかされている気分である。ネット上にはレシピが多くあるものの、なかなか“大量に消費する”レシピをみつけにくい。

こんかいのハクサイは、ホウレンソウ、根深ネギ、ダイコン、カブに続いての登場。いまハクサイは厳しい季節を迎えて、甘さが一段と増している。全体を新聞紙で覆い寒さをしのいでいるところだが、そうしても外の葉からつぎつぎと凍害で腐っていく。

これまではハクサイの大量消費といえばお香香だが、それ以上に食べられるのが豚バラの重ね鍋。というよりもこれ以外のレシピを知らない。ほかにもいろいろなレシピがあるのだろけれど、さがしているのだがどうも見つからない。

この豚バラの重ね鍋は好きである。材料はハクサイと豚バラだけ。手軽にできて、それにうまい。じじいが作るおかずの条件にぴったりかなっている。大量に食べることを意識しないでも、さっぱり味だからついお代わりしてしまう。半株ぐらいならいちどにぺろりと食べてしまう。


     
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冬カブの甘さが引き立つ“みぞれ椀”

2019-01-16 | ダイコン

本屋でNHKテキスト「きょうの料理・1月号」の特集が目に飛び込んできた。“野菜をたっぷり食べるワザ”。作りすぎた野菜を食べるのに躍起になり、いつも大量消費のレシピを追い求めているわたくしには、魅力的なタイトルである。手に取ってページをめくる。みんなうまそうだが、知識も技術もないものにはややハードルが高い。買わなかった。たぶん後悔するだろう。

なんだこりゃ? 冒頭の写真はカブのみぞれ煮である。先に言っておくが、カブをすり下ろした中に、表面の半月形のものはこれもカブである。モチでもダイコンでもない。

ドバーッと食べるレシピをさがして、レシピに首っ引きになって下手なりに作っている。ホウレンソウ、根深ネギ、ダイコンに続いて、こんかいはカブ。これだっていまがいちばんうまい時期なのに菜園にはだいぶ残っている。

残っているといっても、自分でできるのはカブのスパゲティぐらいなもの。それにしたって使うのはせいぜい3個ぐらい。なにかこれでもかとカブを使うレシピはないか。それほど困っているのならと神様が導いてくれたのか、書店で次に手にしたのが「dancyu(ダンチュウ)・2月号」。そこにカブの“みぞれ椀”が載っていた。みぞれ椀からダイコンのみぞれ鍋を思い出した。これならカブだって大量に使えそうだ。レシピを見る。自分にできそうだ。

材料はカブだけというシンプルさ。これは簡単にすばやくできた。大量に作るものではないとわかってはいるが、カブが余っているからまずは15個でためしに作ってみた。見た目は地味だがこれは冬カブの甘みを味わうことができる一品であった。舌に、体にとても優しい味だ。心だってなんかおだやかになる。しみじみとカブのうまさをかみしめる味であった。だいぶ鍋に残っている。冷めたものを口にするとカブの甘さがいっそう感じられた。


     
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厳寒期は切り干し大根づくりに励む

2019-01-13 | ダイコン

厳寒期の1月は畑の冬野菜をたっぷり食べる時期である。なにも無理してまで食べることもないとわかっていて、無駄にしないようについがんばって食べてしまう。これがかなりプレッシャーになる。これは冬場にかぎら年中そうである。要は作りすぎるからこうなる。

1月は冬野菜の旬。なにがうまくなるかって、それは甘くなること。調味料の甘さではなく、天然の甘さを味わうと、しみじみとこれが滋味というんだろうなと納得する。葉菜類だって根菜類だってみんなそうなる。さてなにから手をつけようか。

12月からたっぷりというか、追われるように食べているのが根深ネギ。試しにと作ってみたポワロービネグレットがうまかった。なんとかの一つ覚えみたいにそれからというもの食べてしまうとすぐに作っている。根深ネギの作り置きができて大量に食べることができる。いいレシピに出合ったものだ。スーパーのネギは貧弱ながらいい値段がする。それに比べたらわが家のネギはかなり上等で、これが食べ放題というのだからぜいたくと思ったほうがいいのだろうが、そうではなく畑のネギを2月までにできるだけ減らそうと努力しているに過ぎない。

つぎはダイコン。畑に埋め戻して30本ほど保存してある。これだって少しでも地温があがると一気に質が悪くなるから、早めに食べるに越したことはないのだが、食べきれないのがわかっているからこの1月の厳寒期にほとんどを切り干し大根にしてしまう。長いことやっているが1月が一番適していると思う。

切り干し大根づくりは天気と相談する。週間天気予報を見て晴れが続くのを確認。晴れて北風が強いのが切り干し大根づくりの最適の条件になる。

作業は5本ずつ3回に分けて行っている。15本全部を一度に千切りできればいいのだが、集中力が続かないからだ。

まずは5本を持ち帰って開始。皮を厚めにむいて千切りする。これが苦手。千切りにする器械を買おうかなといつも思うのだが、大した本数ではないからと自分に言い聞かせて人力で切る。たしかに5本を切るのなんか慣れればすぐに終わるのだが、指を切らないように集中力は欠かせない。

あとは竹ざるに広げて干すだけ。水分をたっぷり含んだ千切りは、竹ざるに直接敷くと乾燥してピタッとくっついてしまい、なかなかはがしにくくなる。そこで初日は新聞紙を下にして干す。これでかなり水分が吸収される。直接竹ざるに干すのは2日目からにしている。

乾燥は、長くても1週間あれば完全に干しあがる。風が強ければ4日で仕上がる。真っ白いダイコンがほんのりと黄色く変化する。完全に乾燥できたのを確認したら、ジップロックの袋に入れて冷蔵庫に保管する。

いま乾燥させているのがそろそろ完成だ。そうなると2回目だ。きょうにも畑に行って5本ほど持ち帰り、また切り干し大根づくりに励む。


     
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おせちのあとは酢漬け3種ー酢蓮、酢ショウガ、酢黒豆

2019-01-10 | ショウガ

年賀状が一段落した。数年前から「来年から年賀状を辞退させていだだきます」という、いわゆる“終活年賀状”がここにきて多くなった。知人友人の多くは70を超えた。なかには何十年も会わない人とやり取りをしている。つきあいが薄くなってきているから、ここらあたりで整理したいという気持ちは理解できる。年賀状がこなくなったらたぶんそうなのだろうと忖度する。じつはわたくしもそろそろ身近な範囲に絞ろうかと思う。あいさつもなしにフェードアウトするのは失礼だから、きちんとその旨をつたえよう。でも文案がむずかしい。率直に書いたほうがいいのか。

正月はよく食べた。備蓄食料を少しでも減らそうとがんばる。さすがに食傷気味となった。そこで七草がゆではないが、口の中をさっぱりとするため、酢漬けを3種作ってみた。あいかわらず知識と技術がないからいつものようにネットのレシピを参考にして簡単なものばかり。

すべてが熱燗の肴になる。作ったのは酢蓮、酢ショウガ、酢黒豆の3種類。なんであれ酸っぱいのは好きだ。酢漬けというと甘酢にするようだが、酢だけをドバドバと入れただけでも平気で食べられる。

酢蓮ー年末に近所からハスをいただいた。まだ野菜室にあり、早く食べないといけない。うすく切って透明になるまでゆで、冷ましたら酢を入れるだけ。ハスはもともと好きだ。歯ごたえがってうまい。

酢ショウガーショウガは発泡スチロールの箱に入れて室内で保存している。豊作だったからいまだに食べきれないほどある。泥を落とし薄切りし、さっとゆでてから天日に干し、酢を入れるだけ。保存しているものの一部はことしの種ショウガになる。

酢黒豆ー年末にパントリーを整理していたら一年前の黒豆を発見。まだ食べられるだろう? フライパンではぜるまで炒めから酢を入れるだけ。見る間に酢を吸って体積が増えるから、豆は容器の半分ぐらいまでにしておく、という注意に納得。もう少しであふれてしまうほどで、ここまで膨らむとは思わはなかった。

いま、晩酌のつまみにこの3種の出番が多い。いくら酸っぱいのが好きだからといってもやはり酸っぱい。1種類ぐらいは甘酢にすべきだった。


     
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仕事始めは甘夏ミカンのジャムづくり

2019-01-06 | ジャム

 

<わたくしの好きなジャムづくり

正月3が日はヒマであった。めったにないことだが近くのイトウヨーカ堂の初売りをのぞいてみた。紳士服売り場の福袋は中身を見ることができる。でも衝動買いするほどの欲しいものはない。ふと思い立って下着売り場に行った。ボクサーパンツが6枚入りの福袋があった。これはいいと買った。お恥ずかしい話だがよれよれのパンツをはいていてもそれほど気にすることはなかった。それが年を取ってからはそんなパンツをはいていると気分までも滅入ってしまうように感じられ、以来まめに新品を買う。やっぱり新品のパンツは気分がいい。登山用のパンツは汚れて当たり前、それを承知ではかなければならないのだが、昨年こちらも新しくしたらやっぱりいい。すっきりした気分で歩ける。

ことしも毎日が日曜日になる。もう10年そんな生活をしている。すべての時間を好きな趣味につぎ込むことができる生活だが、そのためには健康でいることがなによりも大事になる。引きこもり老人にならないよう、できるだけ外出を心がけて体を動かす。でもいつかはそうでなくなる日が来る。

ということで腰を上げての仕事始め。いつものようにこの時季は甘夏ミカンでジャムづくりをする。甘夏は1月から2月が旬。菜園の周辺の農家はどこも甘夏の木がある。放ったらかしでまったく食べようとはしない。生らせて腐らせるだけである。

正月早々、4日に9個の甘夏をいただいてきた。すぐにジャムづくり開始。毎年やっていることなどで作業はスムーズに流れる。

柑橘類のジャムづくりは2日がかり。ほかのジャムと比べて手間がかかり面倒である。とくに皮をうすく切るのが厄介だ。その思いが年々強くなっていることを意識しながらも、ここが辛抱と、左手の人差し指の爪を包丁で切らないよう注意しながら、リズムカルにとんとんと切っていく。

9個の甘夏の皮をすべて薄く切っていくのは時間にしたらたいしたことではないのだが、集中力がなくなってきているせいか、長続きしない。残りを横目で見ながら、あと少しだなとつぶやきながら切っていく。

それでも柑橘類のジャムは好きなんだろうね、面倒だといいながらも毎年作る。柑橘類はいまはユズと甘夏の2つ。作り方はどちらも同じ。わたくしの作り方はこちら、昨年11月につくったユズジャムに。

9個の甘夏から、250mlのジャム瓶7個ができた。でも分かってはいるのだがいつものようにやはり作りすぎた。気になるのは出来具合。柑橘類のジャムは煮詰めすぎるとカチカチに固くなる。そのためゆるめに仕上げる。 翌朝食べてみた。こりゃ自画自賛以上の出来だな、と安心する。


     
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厳寒期のチヂミホウレンソウは厚く、甘く、濃く

2019-01-03 | ホウレンソウ


2019年がスタートし、このブログは14年目に入った。これまでの13年間での投稿本数は2813本。野菜づくりは1年周期、1年が過ぎると振り出しに戻りまた同じことの繰り返しの作業になる。それを繰り返し書いているとどうしてもマンネリになる。それなのに運営のGOOブログから毎日報告のある「訪問者数」を見ると、見てくれる人は減ることがなく、ずっと同じレベルを維持していることが不思議でならない。

長くブログを続けることができたのは、ネタが豊富だということに尽きる。知人にむずかしいことを書いているのがいたが、すぐにネタ切れで長続きはしなかった。やはり、ことしも肩がこらない、たわいない話を書いていくことにする。心配は、年をとってかなりぼけてきたこと。支離滅裂の内容だな、という声が耳にはいったときがやめどきである。

年末はなにもしないで、じっとしていても年は越せる。それなのにがんばってしまう。その反動か、正月3が日はボーっと過ごしてしまった。それでも新しいカレンダーを見ながら、今年の遊びの予定を考える。年も年だし、それに年年、猛スピードで時間が通り過ぎていく。残された時間は目に見えている。この年まで身の程に遊んできた。それでもやり残したことは多くある。といっても大したことはないのだが、悔やむことがないようほんの少しでも実現できるようがんばってみたいとは思っている。年をとったからといっても、どんな1年にするかは本人の意思しだい。

正月を迎えるためわが家の食糧備蓄はすごい。だれがこんなに食べるんだという状態で、冷蔵庫もパントリーも食料であふれている。冷凍できるものはいいのだが、野菜はそうはいかない。

冬野菜の旬は1月から2月。いまの厳寒期がいちばんうまくなる。寒さで見た目は悪くなるものの、それに騙されてはいけない。

その筆頭がチヂミホウレンソウ。寒さに当たってこそうまくなる。ここにきて本領発揮といったところだ。葉は厚くなり、甘みが増し、濃厚な味わいになる。

チヂミホウレンソウを食べたらほかのホウレンソウは食べられなくなる、というのはわたくしの好みなのだが、けっして大げさではなく、この数十年こればかりつくっている。ほかのホウレンソウは葉がうすく、ペラペラとして頼りない食感で、なんとももの足りなく感じられるものだ。

このチヂミホウレンソウが年の初めの野菜になる。お雑煮の具材として登場した。


2019年はどんな本に巡り合えるのか。またも年寄りの世迷い言になるが、視力が弱くなり、集中力も続かず、読むスピードがかなり落ちた。それでも期待を込めて読む。

2018年の読書

2018年12月の読書 
・ヨーゼフ・メンゲレの逃亡(オリヴィエ・ ゲーズ著・東京創元社)
・葵の残葉(奥山景布子著・文藝春秋)
・凍てつく太陽(葉真中顕著・幻冬舎)

2018年11月の読書
・源氏物語(中)(角田光代訳・日本文学全集05 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2018年10月の読書
・バッタを倒しにアフリカへ (前野ウルド浩太郎著・光文社)
・じっと手を見る(窪美澄著・ 幻冬舎)
・街道をゆく14<南伊予・西土佐への道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)

2018年9月の読書
・織田作之助作品集2(織田作之助著・沖積舎)
・織田作之助作品集1(織田作之助著・沖積舎) 
・街道をゆく17<島原・天草の諸道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・文字渦(円城塔著・新潮社)

2018年8月の読書
・ファーストラヴ(島本理生著・文藝春秋)
・百年泥(石井遊佳著・新潮社)
・街道をゆく16<叡山の諸道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・それまでの明日( 原尞著・早川書房) 

2018年7月の読書
・本のエンドロール(安藤祐介著・ 講談社)
・日本SF傑作選6 半村良 (ハヤカワ文庫 JA)  
・作家がガンになって試みたこと(高橋三千綱著・岩波書店)
・花殺し月の殺人―インディアン連続怪死事件とFBIの誕生(デイヴィッド・グラン著、倉田真木訳・早川書房)

2018年6月の読書
・土の記(下)(高村薫著・新潮社)
・土の記(上)(高村薫著・新潮社)

2018年5月の読書
・わたしは英国王に給仕した(フラバル著 阿部賢一訳 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)

2018年4月の読書
・苦海浄土3部作(石牟礼道子著 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)

2018年3月の読書
・名誉と恍惚(松浦寿輝著・新潮社)
・火定(澤田瞳子著・PHP研究所)
・虎の牙(武川佑著・講談社)

2018年2月の読書
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・僕が殺した人と僕を殺した人(東山彰良著・文藝春秋)
・機龍警察 暗黒市場(月村了衛著・早川書房)
・アメリカ黒人の歴史(ジェームス・M・バーダマン著、森本豊富訳・NHKブックス)
・監督の問題(本城雅人著・ 講談社)

2018年1月の読書
・地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド著・谷崎由依訳・早川書房)
・銀河鉄道の父(門井慶喜著・講談社)
・いくさの底(古処誠二著・ KADOKAWA)

⇒2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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