30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

春作ジャガイモー植えつけの前に種イモの分割と乾燥

2022-02-24 | ジャガイモ

種イモの分割と乾燥ー男爵とメークイン(2月24日)

3月にはいるとすぐにジャガイモを植えつける。いまその準備に取り掛かっている。植えつけるのはことしも男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類。

その種イモだが、男爵とメークインは1月末にホームセンターで買ってきたものを、アンデス赤とデジマは昨年11月に菜園で収穫したものを使う。

これらを1月末から浴光催芽を行ってきた。いずれも表面はのっぺらぼうで芽は出ていない状態であったが、1カ月後のいま、男爵とメークインにはしっかりと芽が出てきている。いっぽうアンデス赤とデジマはいつものことだが出芽が遅れぎみだ。

男爵(右)とメークイン(左)の浴光催芽。2月24日現在ここまで芽が出てきた。

種イモは植えつける2,3日前に分割して切り口を乾燥させる。3月初めに植えつけるから、分割と乾燥はちょうどいまごろ。種イモは1個当たり40~50グラブとなるよう分割、男爵とメークインは各1キロ用意したから、種イモは少なくとも各20個になる。分割したら切り口を上にして乾かす。

アンデス赤とデジマの種イモ=上は昨年11月に収穫したもの、下は昨年6月に収穫したもの。



アンデス赤とデジマは、昨年11月の秋作のものを種イモに使う。ことしは昨年6月の春作のものがいい具合に芽を出している。春作のものは収穫からすでに8カ月もたって古い。いつもなら芽が伸びすぎて身がやせ細り種イモとしては使えない。だが、ことしはなんか使えそうな状態だ。そこでアンデス赤とデジマは新旧両方を使う予定でいる。


      
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春を待つ越冬野菜(2)ーキヌサヤエンドウ、ソラマメ、根深ネギ

2022-02-17 | ソラマメ

わが家では、蝋梅が色あせてくると代わって白梅が咲き始めてくる。けさ4輪が咲いているのを見つけた。これからは春の花が待ち遠しくなる。

春を待つ越冬野菜の2回目は、キヌサヤエンドウ、ソラマメ、根深ネギの3種類。写真はいずれも2月15日現在の姿。

・まずはキヌサヤエンドウ。ことしからスナップエンドウの姿がない。キヌサヤだけに絞った。タネは10月末日に育苗箱にまき、発芽するとすぐに定植した。この地域では寒害に遭うことが多い。そのため冬を越すには防寒対策が必要で、防虫ネットまたは穴あきビニールをトンネル掛けしている。どちらにするか毎回悩む。
厳寒期の1月だけに限れば、穴あきビニールが安全策となるが、たまに気温が上昇するとかえって失敗することがある。ことしは防虫ネットで通した。元気でいる。無事に冬を越せそうだ。3月に入るとすぐに防寒を取り外し、こんどは支柱とネットを張る。

・ソラマメに防寒対策は不要だ。葉はいくぶん傷むがまず問題はない。キヌサヤ同様に10月末日に苗床にタネをまき、芽が出たらすぐに定植。ソラマメは春先までなんの手間もいらない。生育も順調だ。手間がかかるのは春を迎えるこれから。
まず3月に入り気温がしだいに上がってくると、最大の敵となるアブラムシが発生してくる。春はこのアブラムシとの戦い。当方の武器は殺虫剤。これなくしては真っ当なソラマメを食べることができない。つぎに倒伏しないように土寄せをしながら、同時に枝を剪定していく。花が咲き、莢がついてくると、なんとか収穫できるめどがたってほっとするものだ。このような作業を経て5月にソラマメが食べられる。

・根深ネギは冬に食べる。12月から2月までが旬で、食べようとすれば11月からも食べられるのだがまだ硬い。2月のいまはちょうどラストスパートをかけて、無駄にしないようにと毎日のように食べている。旬は2月いっぱいまでと決めているから楽しめるのもあとわずかとなる。
根深ネギ栽培は育成期間が長い。当方ではタネまきから収穫まで14カ月ほどかかる。ことし11月から食べる根深ネギは、すでに昨年10月にタネをまき、いま苗を育てているところで15センチ前後に育っている。冬はキヌサヤと同じく寒害に遭うため、念のため防寒対策をしている。いまは防虫ネットをトンネル掛けしている。
春になると苗を選抜して植え替える。苗が大きくなる6月下旬から7月初旬に定植するという段取り。根深ネギはなにかと手間がかかる。年を取ると面倒に感じる。それでも冬ネギのうまさは格別だから、手間を惜しまないでやっている。


      
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春を待つ越冬野菜(1)ー春キャベツとタマネギ

2022-02-16 | ソラマメ



春キャベツ(上)とタマネギ(下)=2月15日現在の姿

2月10日から団塊の世代を対象としたコロナワクチン接種の予約が始まった。てっきりすぐに接種できるものと思っていたのだが、予約できたのが3月初めで、これが最速であった。2回目が昨年の7月初旬だから、3回目はぴったり8カ月ぶりとなる。高齢者は早め早めにという政府の呼び掛けと違って、現実は対応が遅れているなというのが感想である。

菜園の冬野菜はすっかり残り少なくなり姿を消しつつある。代わりに春を待つ越冬野菜が目立つようになってきた。

わが菜園で春を待つのは、キヌサヤエンドウ、ソラマメ、タマネギ、春キャベツ、根深ネギの5種類。

まずは春キャベツとタマネギの2種類から。

・キャベツは防虫ネットをトンネル掛けして育てている。昨年の7,8,9月の3回に分けてタネをまき、いま食べているのは8月にまいたもの。寒さで表の葉は傷んでいるものの、1,2枚むけばみずみずしい葉が現れる。

9月まきがいま生育中のもので、これが春キャベツとなる。生育具合はまちまちだが、早いものでは4月初めから収穫できる。8月まきの冬キャベツの葉は密着しているが、春キャベツとなるとふんわりとレタスのように葉が巻く。これがなんとも春らしい気分にさせてくれる。

春キャベツは気温の上昇とともにいっきに大きくなる。収穫がまにあわず、裂球する株が多くなる。少なめに作ってはいるがことしもそうなりそうだ。

・タマネギは昨年11月初めに自家育成の苗を植えつけた。例年なら収穫まで放ったらかしなのだが、この冬は寒さで根が浮き出てきて枯れてしまった苗が少なくなかった。

そこですぐに予備の苗を補植した。予備の苗はあまりあるほどたくさん用意していた。いつもの年なら残りの苗はさっさと捨ててしまうところだが、残しておいて助かった。

タマネギ栽培は明暗が分かれる。失敗する人が多い。すぐ近くの菜園を見ると、2月のいまの段階ですべての苗が枯れてしまった菜園がふたつほどある。

ひとつは、たぶん500本ほど植えつけたのだろう。自家育成の苗なのか、買ってきた市販の苗なのかはわからないが、この冬のあいだにすべてが枯れてしまっている。

もうひとつ、ここは毎年失敗してる。試行錯誤しているのは、はた目にもわかるのだが毎年きまって苗を枯らしてしまい、まともなタマネギを収穫しているのを見たことがない。ことしも失敗のようで、かける言葉がない。

わが菜園のタマネギもこの冬は懸命に寒さをこらえているようにみえる。春まであとわずかだから、頑張ってほしいと願っている。


      
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2月、3月はブロッコリーさまさまとなる

2022-02-07 | ブロッコリー



2月6日収穫のブロッコリーの頂花蕾(上)と側花蕾(下)、
側花蕾は取るのがまにあわないくらい次々と出てくる



2月になると菜園から冬野菜がひとつまたひとつと消えていく。収穫物が少なくなるなかで、これから春に向かって生野菜として頼りになるのがブロッコリー。それだけにブロッコリーさまさまとなる。

ブロッコリーの旬は12月から2月まで。なかでも1月は花蕾がかたく締まってうまい。12月から収穫できようタネは8月末にまいている。

まずは頂花蕾が大きくなり順次取っていく。頂花蕾は一株に一本だ。頂花蕾が収穫できるようになると、わきから何本もの側花蕾が出てくる。

いま35株ぐらい育てている。いつもの年ならすでに頂花蕾はすべて食べてしまっているのだが、ことしにかぎって10株ぐらいでいまだに頂花蕾が生育中である。このように生育がそろわないのは家庭菜園にとってはむしろ都合がいい。一斉に大きくなると食べるのに追われるからで、今年のブロッコリーは長く楽しめそうだ。

家庭菜園ではほとんどが頂花蕾と側花蕾の両方を取れる品種を選ぶことになるのだが、これはたしかにもうけた気がする。もちろん頂花蕾だけを取る品種もあるが、大きな株に頂花蕾だけいうのはなんとももったいない。

頂花蕾と側花蕾都では味の違いはないのだろうがどちらかといえば側花蕾のほうを好む。2月入ると次々と側花蕾が出てくる。35株あると取るのがまにあわないくらい。これをまめにとっていくのだが気温の上昇とともに側花蕾は小さくなっていく。

3月になると側花蕾の蕾はやや膨らんできて、ぼやけた味となって食感が悪くなる。それでも食べ続ける。しまいには親指の爪ぐらいの大きさになってしまう。さすがにそこまでくるともうだめだ。

ここまでけちくさく食べる。とくに3月ともなるとわが菜園の生野菜といえば、この小さなブロッコリーだけとなるからだ。ここまで大事に食べつくされたらブロッコリーだってうれしいだろう。


      
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イモを偏食?-朝にジャガイモ、昼にサツマイモ、夕にサトイモ

2022-02-02 | サトイモ

2月1日、貯蔵しているタケノコイモを取り出して、煮っころがしをつくる
これは収穫したなかで一番長く、40センチある

ことのところ大きなくしゃみをする。ことしも花粉症の季節がやってきたとわかる。この花粉症がなければより春を楽しめるのに、なんともうらめしい。花粉症にマスクは欠かせないのだがこれが煩わしい。ところがコロナ禍ですっかりマスクに慣れてしまった。

このブログでは、イモ類をよく取り上げる。好きなものに関心がむくのは仕方ない。ジャガイモにサツマイモにサトイモの3種類。いずれも貯蔵しながら食べている。その食べ方が尋常ではないと日ごろから思っている。

栽培で手がかかるのは、サトイモ、ジャガイモ、サツマイモという順番になる。サツマイモがいちばん作るのが楽である。

ジャガイモは毎朝ポテサラで食べている。365日毎朝といっていい。年2回、春作と秋作で1年中食べる分を確保している。男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類を順番に食べる。ポテサラにはどの品種が一番うまいかと意識して食べているのだが、甲乙つけがたくどれもうまいというのがいつもの結論になる。

サツマイモは、9月から3月までのあいだ、昼飯のあとに毎日蒸かしたものを食べている。70~80本の苗を植えて育てるから、食べるのに十分の量がとれる。紅アズマと紅ハルカの2種類。いまは紅ハルカに人気があるようだが、好みは紅アズマのほう。しっとりとした食感よりも、ホクホク感のあるほうが好きだ。

サトイモは、夕ご飯のおかずに、これは毎晩とはいかずに2,3日に一度は食べる。サツマイモと重なり、10月から3月まで食べる。わたくしができるのは、煮っころがしオンリー。醤油と砂糖で煮るだけである。主に食べるのは土垂、ヤツガシラ、タケノコイモの3種類。関東生まれのわたくしにはタケノコイモはなじみがなかったのだが、栽培を始めてその味を知った。うまかったので毎年つくるようになった。

これら3種のなかで寒さに弱いのは、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモの順。そのためサツマイモの貯蔵は室内で行う。サトイモも寒さには弱く、室外か室内かでいつも迷う。室外に置くときはしっかりと防寒対策をしている。ジャガイモは寒さを気にしないで貯蔵できる。

かなり簡便な貯蔵だから、サツマイモとサトイモの貯蔵はできても3月末まで。ジャガイモは、春作が収穫できる6月までのあいだ、秋作のものを引き続き食べることができるからこちらは年中食べられる。


      
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2月はラストスパートで冬野菜を食べつくすー根深ネギとニンジン

2022-02-01 | 冬ネギ


自画自賛となるが立派な根深ネギである

2月になると春が近くなったと感じる。日が伸びて午後5時になっても暗くならない。冬のウオーキングは午後3時半に家を出ていたのが、いまは午後4時に出るようになった。身を切られるような北風のなかを歩くのはつらい。気持ちを奮い立たせて向かっていく。庭の梅の花芽が膨らんできた。春よ、はやくこい、春よ。

2月の菜園は、冬野菜を食べつくす時季で、“在庫一掃”を目指して食べるのが忙しくなる。いずれの野菜も無駄にしないようにと意識して食べてはいるが、作りすぎているのでどうしても余り気味になる。

これからしだいに気温が上がるにつれて、冬野菜の味は落ちてくる。はっきりとわかる。うまいのは2月の上旬までか。中旬まで持つかどうか。下旬になるともうだめだ。

ことしの冬野菜は全般に残りが少なくなり、無駄に捨ててしまうこともなくうまくいきそうだ。やや余り気味なのが根深ネギとニンジン。食べないでそうなっているのではなく、作りすぎのためである。いまラストスパートをかけてがんばって食べている。

根深ネギを長いことつくってきたが、やはり厳寒の1月が一番うまい。2月に入ると微妙に食感に変化がでてくる。毎日食べているとそれがよくわかる。うまいうまいと食べていたのが、しだいにそう感じなくなる。きりりと締まった筋肉質の食感だったのが、いつの間にか肥満気味のぼんやりした味になり、舌触りが悪くなる。そうなるともうだめだ。その前に食べつくさないといけない。いま食べるのに追われ、毎日欠かさず食べている。昼食の麺類にはネギ1本を入れている。太くて長いネギだからどんぶりにあふれるほどになる。



夏まき秋冬どりのニンジンは100本ほど作り、11月から食べている。サイズも20センチ前後で申し分のない出来だ。いまの冬ニンジンは11月と比べようもないほどふっくらと育ち見た目にもうまく映る。根深ネギは毎日食べることができるが、冬ニンジンはそうはいかない。レシピをたいして知らないから食べようという意思があってもおかずにできないで、なかなか減らない。いっそのこと毎朝ジュースにして飲めば見る見るうちに消費できることはわかっているが、ジューサーを毎日洗うこと考えるとやる気がうせる。毎年その繰り返し。ことしもそうだ。冬ニンジンの賞味期限は2月末まで。その後は腐ってくる。3月になると、春まき夏どりのタネをまく。


      
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