30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

6月28日に、こんどはトマトとオクラがー夏野菜の初物が次々と

2022-06-30 | オクラ

梅雨が明けると夏山の計画だ。近年は天候不良で計画倒れが続く。この夏こそはと、猛暑日が続く毎日だがウォ―キングが欠かせない。家を出るのは午後4時過ぎ。外はカンカン照りだ。1時間半ほど歩き6時前に家に戻る。すぐにシャワーだ。すっかり習慣になって毎日歩かないと落ち着かない。ところが毎日歩くと脚のどこかの具合がおかしくなる。年を取ったもので、週に1度はショートカットの道を選ぶようになった。

6月27日に梅雨が明けたと聞くと、いっそう暑さを感じてしまう。この暑さでは菜園仕事はやる気がしない。幸いにも、菜園でいまこれといってやることがない。もっぱら収穫ばかりですんでいる。暑さが続いたおかげで夏野菜が次々とできる。こんどは中玉トマトとオクラだ。どちらも今季初になる。

これでほとんどの夏野菜が取れて味わうことができた。といってもトマトは食べない。嫌いではないが食べない。ジジイが拗ねているわけではない。どういうわけか食べようとはしない。スイカもそうだ。世間はトマトばやり。小さな子にトマトは好きかと聞けばだれもが好きだという。トマトが嫌いな子がいないと思えるほど。それだけいまのトマトはうまくなっているということか。

トマトとは反対にオクラは大の好物だ。たいがいは茹でてマヨネーズをつけて、ビールのつまみになる。その効用は顕著で翌朝の快便につながる。ふだんから朝のお通じはいい。これからはオクラが加わるからなおさらよくなる。オクラは次々と取れる。取り遅れたものは硬くなり食べられたものではない。せめて一日おきぐらいには取りたい。

梅雨が早く明けてやはり水不足が心配になる。8月になると菜園からしだいに夏野菜が消えていくのだが、ことしは早々に消えてしまうのではないかと気になる。


      
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3回に分けてタネをまいたインゲン

2022-06-28 | インゲン

6月27日収穫のインゲンー3回にわけてタネをまいた

「関東甲信は最も早い梅雨明け」ー6月27日のNHK夜7時のニュースで知った。「えっ」と驚くと同時に「やっぱり」かとうなづいてしまう。それでもさすがに信じがたく「えっ」という思いのほうが強い。

まっさきに思ったのは、これはまずい、水不足は夏野菜にかなりの影響が出てくるから野菜が高くなるだろうな、と。家庭菜園はこの数日の炎天下で、すでに乾燥状態になっていて、強い風が吹くと土埃がまっている。7月にはニンジンとキャベツのタネまきがある。とくにニンジンの発芽は土が湿ってる状態がベストで梅雨明け前に行っている。様子をみるしかないようだ。

この数日の猛暑に菜園仕事は夕方の5時ごろから行っている。27日は梅雨が明けたのも知らずにインゲンを収穫していた。

年を取ると、それほどではないしろ好みが変わるのを自覚している。インゲンがそうだ。嫌いではないが好きでもなく、地味な野菜ながらも夏野菜のひとつとして作ってきた。それがこの数年で変わり、いまは意識して作るようになっている。なにがどう変わって気に入るようになったのかうまく言えないのだが、かなり重宝して食べている。

ことしは3回に分けてタネをまいた。1回目のものの収穫が終わり、いまは2回目のものを収穫しているところ。豊産だからサヤをつけると毎日のように取らないといけない。大きくなって固くなるまえのやや若いサヤを好む。

家庭菜園で長く夏野菜を楽しむには、タネを数回に分けてまくのがいいとわかっていても、それができない。つい面倒に感じてしまうからだ。好きなナスとキュウリがそうだ。それなのにインゲンにかぎっては、まめにタネをまいているのが自分でも不思議になるくらいで、それだけ長く食べたいと思って育てているのがわかる。


      
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夏野菜の初物が勢ぞろいーナス、ピーマン、キュウリ、万願寺トウガラシ、伏見甘長トウガラシ

2022-06-25 | ピーマン

万願寺トウガラシ(上)

伏見甘長トウガラシ(下)

夏野菜が取れ始めた。初物だけにまだ少量である。

ナス、キュウリ、ピーマンの定番にくわえて、初めて作ったのが万願寺トウガラシと伏見甘長トウガラシの2種。トマトは6月23日現在、赤く色づきはじめてきたところ。

定番のものは当たり前すぎて、このブログて取り上げる機会がかなり少ない。でもせっかくつくっているのだから、年に一度ぐらいは記録しておかないといけない。

これらの夏野菜は4月に苗を買って植えたもの。それだけに手間がかからない。手間がかからない野菜はつくっていても面白くない。家庭菜園だからこそ手間がかかる野菜を、面倒だなと悪態をつきながらつくるのが喜びとなる。

35年以上家庭菜園をやってきて初めてつくった万願寺トウガラシ(以下万願寺)と伏見甘長トウガラシ(以下伏見)。これまでトウガラシは鷹の爪と獅子トウガラシの2種類をつくってきた。鷹の爪は3年にいちどつくればだ十分だ。獅子トウガラシは豊産で困るほどとれて食べるのが飽きるほど。

種苗店で万願寺と伏見の2つの苗が安く売られていた。今季は、鷹の爪と獅子トウガラシの代わりにこれをつくることにした。ほかのトウガラシと同じ仲間であり、ピーマンともそうだから、問題なく作れるだろう。

ピーマンやトウガラシと同じく、この2つも花から下のわき芽をすべて取り除くぐらいのことはしたが、手間はそれだけ。

万願寺がこんなに大きくなるものとは・・・。思っていた以上に太い、そして長い。20センチはある。まるでピーマンを引き延ばしたようなものだ。いっぽう伏見のほうは相対的に細くて短い。15センチほどだろう。

食べてみた。万願寺は焼いておひたしに、伏見は焼いてショウガ醤油で。万願寺はピーマンと同じ味。伏見の味は獅子トウガラシとちょっとちがい、こちらのほうが好みか。

両方とも辛みはない。獅子トウガラシなら食べるのに慎重になる。いつ辛いのにあたるかもしれないからだ。酒のつまみに食べていてこの辛みにあうと、コンチキショウと思えるほど腹が立つ。

万願寺と伏見ははじめて食べた。これならいける。やってみるものである。ただ形、味とも、昨夏の「フィレンツェナス」のような驚きはなかった。


      
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6月20日にジャガイモ収穫の第2弾ーアンデス赤とデジマ

2022-06-23 | ジャガイモ

アンデス赤(上)とデジマ(下)

ジャガイモは、6月14日に男爵とメークインを、第2弾として6月20日にアンデス赤とデジマを収穫できた。

ことしの男爵とメークインは例年になくサイズがそろった。アンデス赤とデジマはそれほど期待していなかったが、こちらもサイズがそろって予想外にかなりいい出来であった。満足といっていい。

ジャガイモは春と秋の二期作をやっている。
春作=男爵、メークイン、アンデス赤、デジマ
秋作=アンデス赤、デジマ

男爵とメークインの種イモは毎回買うのだが、アンデス赤とデジマの種イモは、収穫したイモを使っている。3月に植えつけた種イモは昨年11月に収穫したイモになる。

アンデス赤とデジマは本来秋作に使うのだが、春作するのは秋作のための種イモを得るためである。

6月20日収穫したこの2つは、秋作の種イモとして9月初中旬には植えつける。いくら休眠期間が短いとはいえ、収穫してから3カ月に満たないイモを種イモに使う。

はたして芽が出てくるのかと疑問視してしまうのは当然だ。たしかに
秋作の出芽は思うようにいかない。遅れる。そのうえ揃わない。春作はだれにでもできるが秋作となるとかなりの経験が要る。秋作がまともできる人はかなりの腕前といえる。

秋作が確実にできるかと問われれば、この千葉県北西部では、うまくいく年といかない年がある。秋作が最悪の場合は、せめて春作の種イモぐらいは得たい。種イモに使うイモさえも満足に得られずほんの少量という不作の年もある。こんなときは知り合いの農家から種イモを分けてもらう。農家だってうまくいかない年がある。声をかけてお互い融通しあっている。

秋作の種イモに大きなイモを分割して使うと、ほとんどが腐ると思ったほうがいい。そのため大きなイモは食べるほうに回し、50グラムほどの手ごろなサイズを分割しないで種イモとして使う。

収穫したばかりのアンデス赤とデジマ。すぐに秋作用の種イモを別にわけて確保し、保存したところ。


      
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6月18日に谷川岳の奥の院古道を歩く―かつての参拝道が復活

2022-06-19 | 登山

復活した谷川岳の奥の院古道は、富士浅間神社に向かって左側からはじまる


山行日 2022年6月18日(土)日帰り
天気 薄日が差す曇り
山域 谷川連峰
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅5:11=5:43上野6:14(とき301)=6:57高崎7:11=8:18水上駅8:23ー9:09富士浅間神社9:12ー10:45鉄塔(1134m)11:00ー12:19天神山(1502m)ー展望台13:00ー天神平ー13:37田尻尾根分岐ー14:51田尻尾根入口ー15:10土合駅15:34=15:48水上駅15:53=高崎駅(新幹線)=上野駅経由=18:43我孫子駅


<わたくしの好きな山登り

6月18日に谷川岳の「奥の院古道」を歩いてきた。現地の案内板によると、この道は「室町時代頃より谷川岳の奥之院への参拝道として活用」とある。

奥の院古道とは、谷川富士浅間神社から天神山に至り、そこから天神尾根を伝わって谷川岳のオキノ耳にある奥の院までの道である。天神山から先は多くの登山者が利用する一般登山道になっているので、復活した参拝道は廃道となっていた神社から天神山までの道となる。

たしかに国土地理院地図やガイドブックには、神社から天神山までの道の記載はない。2万5千図をみると、神社から天神山へは明瞭な尾根が続いているのがわかる。バリルートをそこそこに歩いているわたくしからすれば、ルートがわかりやすい尾根といえる。近年復活したというのだから、登山道として整備したということなのだろう。

5月の山行からはや1カ月、6月はどこを歩こうかと思い悩んでいるときに、昨年山仲間から聞いたこの古道を思い出した。どこに行こうと思いつかないので、それならというわけで腰を上げることにした。谷川岳は2016年10月に2度目の主脈縦走から歩いていない。谷川岳は、若いころに主脈縦走と馬蹄形縦走をしてから離れ、50歳前後からふたたび歩くようになった。歩きなれた山域といえる。それもあって6年ぶりに谷川に行くことにした。

半世紀以上も山をやっていると、古道を歩くことはある。記憶に残るのは2000年10月に歩いた“八十里越”だ。越後と会津を結ぶ32キロの街道であるがいまは登山の対象になっている。この八十里越ですぐに思い浮かぶのが越後長岡藩家老の河井継之助。いま上映中の司馬遼太郎原作「峠」の主人公で、役所広司が演じている。幕末、新政府軍に敗れて会津に逃れた道だ。

梅雨の時季だから気になるのは天気。梅雨晴れとはいかないものの、この日ならと選んだ。谷川岳は年中天気が悪い山。晴れ間は期待していなかったが、この日は薄日が差す天気に恵まれた。暑く、これでもかと汗を絞られた。もともと晴れ男だ。いや、年を取ってから天気のいい日しか歩かないから当然ながら晴れの日になるのだが。

今回のコースは、スタートが水上駅、神社から奥の院古道を登り天神山へ、下りは田尻尾根をとり、ゴールは土合駅。


復活した奥の院古道(神社から天神山)を歩いての感想。
1、尾根を忠実にたどる。最初から最後まで急斜面の直登の道である。
2、神社から送電鉄塔のある1134mへの道と、この鉄塔から天神山への道とでは様相がかなり異なる。
2-1、前者は、最初の30から40分は急斜面の直登だ。道は巡視路として以前から歩かれていたようで幅広の道で歩きやすい。初級コースといえる。
2-2、後者は予想していた以上に手ごわい。主に整備されたのはこの道だろう。とにかく急斜面が続き、トラロープが延々と続く。バリルートだろうと準備した。だが刈り払いがしてあるので道に迷うことはない。手を焼いたのが急斜面とやせ尾根である。気が抜けない、緊張を強いられる、体力気力を全開させなければ身が危うい、そんな道だ。緊張面でいえば西黒尾根や厳剛新道よりもずっと厳しく、中級以上のコースというのがわたくしの感想である。


コースの詳報

水上駅から歩く。駅の標高は430m、目指す天神山は1502m、標高差は1000mを超す。駅から谷川温泉までの道はなんどとなく歩いている。谷川富士浅間神社も3、4回は行っているだろう。神社までは迷うことなく行ける。

谷川温泉からの爼グラ。


神社への道は谷川温泉を右折して天一美術館の方向へ。

すぐに天一美術館の入り口、その奥に神社の鳥居が見えてくる。

神社の鳥居と石段。

野暮用があり、天一美術館のほうの道を選ぶ。美術館の隣りの建物に用事がある。ここはかつての共同通信の谷川保養所。わたくしは60歳までこの会社で月給取りをしていた。
月給取り仲間でワンゲル部をつくり、この保養所が“ベースキャンプ”となっていた。わたくしはもともと単独行。仲間に入ったのが50過ぎ60前になる。それからたびたびこの保養所の世話になった。

2015年に閉鎖になった。いまの姿がどうなっているのかを見たかったのである。建物は取り壊されることなく残っていた。玄関先は雑草が茂り無人のようだ。

この保養所の前から俎グラがみえる。朝にその姿を見るのが好きだった。

富士浅間神社は保養所の目と鼻の先にある。手前左の手水舎の水は飲めると聞いた。ブランド谷川の水である。ザックのなかの2リットルの水をすべて入れ替えた。

神社の標高は600m。駅からここまであまり高度を稼いでいないことがわかる。

神社に参拝し、左側にある古道に足を踏み出した。



最初から急斜面の直登である。水上駅から歩いてきたのでウオーミングアップはできているとはいえ、足首が痛くなるほど。

30から40分ほどがんばるとベンチ。ここで急斜面は終わりか。いや違った。この先も急斜面が続く。

ヤマツツジ。谷川岳の稜線はいまが花盛りだが、この道は標高が低いので花は終わっている。

ブナの大木が所々に。

1130mの送電鉄塔に到着。眺めがいい。古道で展望がいいのはここと、ゴールの天神山だけとなる。15分休憩。

ホワイトバレーの向こうに武尊山や赤城山。子持山から吾妻耶山も。



爼グラから万太郎山

鉄塔の先から道は一変して厳しい。
道幅は急にかなり細くなる。鉄塔から少し下ると道は左に折れる。赤テープがこれでもかとあり、道に迷うことはない。それに刈り払いされているからルートは明瞭だ。

1200から1400mのあいだは急斜面のうえにやせ尾根。トラロープがどこまでも延々と張られている。よもやここまで緊張させられる道とは思ってもみなかった。とても参拝道とは思えないほどのかなり急坂だ。全力で慎重に行くしかない。とにかく手ごわい道である。

こんな道がつづく。

熊の巣穴か。その入り口に大きな糞。クマよけ鈴を大きく鳴らす。

ギンリョウソウを見るのは久しぶり。

平坦な道になってきたと思って顔をあげたら、そこは天神山の頂上だった。やっと無事についた、そんな思いを抱いてしまうほどの難路であった。やれやれと胸をなでおろした。

山頂のすぐ下には奥の院古道の道標。

侵入注意! この先は天神平散策道ではありません。ロープウエイに乗る場合は引き返してください、との掲示板。たしかに侵入したら遭難まちがいなしだろう。ここからの下りは、登りよりもかなりきびしい。

天神山と展望台で45分の大休憩。
天神山とリフト展望台からの谷川連峰の展望を楽しんだ。梅雨の時期にこれだけ見られれば文句はない。谷川岳のトマノ耳からの展望はお気に入りだが、ここからだってさすがにいい。6年ぶりの眺めにしばし見とれた。

谷川岳と天神尾根



爼グラ、オジカ沢の頭、谷川岳

笠ケ岳、朝日岳、白毛門

天神平から

武尊山、赤城山、子持山、吾妻耶山などぐるりと見渡せた。

いよいよ下山開始。リフト展望台から天神平に下り、田尻尾根分岐を目指す。

天神平のシラネアオイ。

天神尾根の田尻尾根分岐。下山は田尻尾根を下って、土合駅に向かう。

田尻尾根は、工事がすすんで沢の渡渉がなく、濡れないで歩くことができた。

田尻尾根の出入り口となる西黒沢橋。

水上駅を8時23分に歩き始め、ゴールの土合駅には15時10分についた。

年を取ると山に行くたびに筋力の低下を感じる。わかりきったことだが加齢が原因だ。行動中も、家に帰ってきてからもけいれんに悩まされる。5月の丹沢のときはひどかった。これほどの痛みを感じたのにはショックをうけた。こんかいも覚悟していた。その兆しはあったものの、筋肉痛だけでけいれんはなく朝を迎えることができた。ほっとしている。

歩きながらふと思ったことが二つ。ひとつは、古道を整備した関係者の苦労には頭が下がること。とくに鉄塔の先から天神山までの間の刈り払いとトラロープ張りは命がけであったろう。もう一つは、急斜面の連続するの道が、はたして
奥の院への参拝道だったのだろうかと。だから復活させたんだとわかっていても、参拝で奥の院へ行くのも命がけだったろう。特に復活させた道のうち、鉄塔から天神山まで区間は。

急に歩こうと思いついた谷川岳の奥の院古道。話のタネが一つ増えた、そんな感じの山旅であった。


      
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6月14日にジャガイモの収穫ー男爵、メークイン、アンデス赤、デジマ

2022-06-15 | ジャガイモ


6月14日に収穫した男爵とメークイン、サイズがそろって「やや豊作」

この春に植えつけたジャガイモは、男爵、メークイン、アンデス赤、デジマの4種類。このうち男爵とメークインを6月14日に収穫した。あとの2つは、いつものことだが出芽が遅れていまだに葉が緑色、収穫までいましばらく待たないといけない。

ことしの春作ジャガイモの男爵とメークインはいい出来であった。5段階評価でいえば「4」といったところか。なによりもサイズがそろっている。大きくもなく小さくもなく、手のひらにすっぽりと収まるサイズが多い。掘り出していてもうれしくなる。こればかりは意識して作れない。いろいろな条件が重なってできるのだから、お天道様に感謝である。

男爵もメークインも茎葉はやや黄色く変色はしているのだが、収穫には少し早い。それでも、それっとばかりに掘りだした。というのも雨降りが続いているから、どこかで掘り出さないといけない。もういいだろうとばかりにやってしまった。

アンデス赤とデジマのほうは、いくらせっかちでもさすがに早すぎると判断し、いましばらく待つことにした。

周囲の菜園を見ると、生育が悪い菜園がある。すぐに病気とわかる。わたくしもいちど経験している。背丈が伸びず、葉が褐色に変色し、あれよあれよという間に枯れていく。手の施しようがない。イモを掘り出してもピンポン玉より小さいものばかり。これにはがっかりする。

ジャガイモは春作と秋作の年に2回作る。昨秋に収穫した秋作ジャガイモをちょうど食べつくしたばかり。在庫ゼロだった。いいタイミングで半年ぶりに春作の新ジャガを収穫できた。物置には収穫したばかりのタマネギがあり、そこにジャガイモが加わった。保存野菜があると安心する。


      
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2022梅干しづくりー6月14日に南高梅2キロを塩漬け

2022-06-14 | 梅仕事

ことしの梅干しづくりは南高梅2キロ、サイズは2L

2022梅干しづくり
1、塩漬け(6月14日)
2、土用干し(7月23日に開始)
3、完成と保存(7月28日朝、保存)

6月14日に梅干しづくりを始める。ことしで9回目。すっかり作るのに慣れた。はじめたころはうまく作れるものかとかなり心配したものだが、いまや経験を積んだおかげで楽しい“梅仕事”になっている。

梅干しは食べるよりも、どちらかといえば作るほうが楽しい。塩漬け、土用干しを経てしだいに梅干しになって行くのをながめるのは楽しい。

作ったもののなかなか減らない。これまで作った梅干しがかなり残っている。登山のときにおにぎりで食べるのが主だが、年を取って山行が少なくなり残るばかり。いつまでも保存していてもしょうがないので、最近は古漬けのものから“梅かつお“を常備菜として作っている。これが酒のつまみにいい。

ことしは南高梅の2Lを2キロ買ってきた。梅干し用の梅といえば南高梅が有名だが、これまでは白加賀を、最近では曽我十郎を使ってきた。昨年はわが家の白加賀が豊作でこれを漬けたのだが、ことしはまったく実をつけない。

梅は2日前に買ってきた。これを追熟させたうえで塩漬けした。塩分は毎年18%にしている。梅が2キロだから、塩は360グラムを使う。

梅干しづくりを10年ほどやってきて思うことは、失敗しないためには質のいい梅を求めることにある。1キロ1000円ぐらいのものを買っている。安心して使える。

重石をして、2日ぐらいで梅酢が上がり、3、4日で梅全体が梅酢につかれば第一関門突破、である。

つぎの作業は、梅雨明け後の土用干し。わたくしはこれが一番楽しい。梅がしだいに柔らかくなるから不思議だ。梅雨明けがいまから待ち遠しい。


      
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6月7日に春まき夏どりニンジンの試し掘り、サイズ20センチで合格

2022-06-10 | ニンジン


試し掘りした3本。長さが20センチあってこれなら合格だ

6月7日に春まき夏どりニンジンの試し掘りをした。茎葉が大きく育った3本を選んで引き抜いた。サイズがそろって、いずれも20センチの長さがあり合格であった。

3月1日にタネをまいた。春まきは75本収穫の予定。発芽が見事にそろった。
間引きを終えたらあとは放ったらかしだ。

ニンジンは年に2回作る。春まき夏どりは、夏まき秋冬どりに比べて細身でややかたい。根菜全般がそうであるように、ニンジンも秋冬どりのほうがうまい、と思う。

5寸ニンジンだから15センチあればと思うのだが、これでは見た目に小さい。せめて20センチの長さに育てたい。

ニンジン栽培は簡単そうに見える。だが、やってみるとこれがかなりむずかしい。周囲の菜園を見れば一目瞭然。5寸ニンジンで、発芽をそろえて、20センチのサイズに育てるのは、かなりの経験が要る。

ニンジンはかつてむずかしい野菜だった。なんどやっても発芽がそろわない、大きく育たない。試行錯誤して、むずかしいニンジンを作れることができるようになってことが自信につながった。これがきっかけになり、次々とむずかしい野菜に挑戦し、育てることができるようになった。しょせんは菜園遊びなのだから、失敗を楽しみたい。失敗を繰り返しやっと成功につながると素直にうれしいものである。

苗を買って植えつけている人を見ると、つい言いたくなる。タネから育てないといつまでたってもうまくなりませんよ、と。でもさすがにそうは言えない。

ニンジンはよく食べる。それは秋冬どりで、夏どりはどうしても残しがちになる。大量消費するにはジュースにするのがいいとわかっている。毎日のジューサーの後片付けを思うと、つい面倒になってしまい、ニンジンジュースはいつまでたっても飲めないでいる。


      
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ソラマメの仕上げは自家採種と冷凍保存

2022-06-08 | ソラマメ

ソラマメの自家採種ー黒くなったさやを乾かし、豆を取り出して保存

6月6日に関東甲信は梅雨入り。6月は梅仕事。わが菜園のある周囲の農家にはどこにも梅の木がある。ことしはまったくといっていいほど軒並み実がならない。わが家も昨年は狂ってしまったのかと思ったほど鈴なりの実をつけたのに今年は一粒もならない。農家の一軒に豊後梅がある。大きな実がなる。これをいつも拾ってきてジャムにしているのだが、ことしはあきらめた。梅仕事は、この6月に1キロの梅を買って、恒例の梅干しづくりだけになる。

この異変は4月1日の遅霜が原因ではないかというのが農家の話。梅ばかりでなく、 農作物全般にかなり影響を及ぼしているのではないかという。

ソラマメもそうで、わが菜園だけ豊作で、ほかの農家のソラマメがほぼ全滅に近いのもこの遅霜のせいかという。ではなぜわが菜園だけがよかったのか。原因は特定することはできないのだが、タネまきが早かったから助かったのではないかという。タネまきはいつも10月下旬。それ以降すなわち11月になってからタネをまいたところが全滅だというのだ。何かが生育に影響を及ぼしたことは確かなのだが、やはりよくわからないままだ。

ソラマメは5月31日を最後に収穫が終わった。ことしは昨年に続いての豊作であった。植えつけ面積を半分にしたというのに、1回目が10キロ、2回目が5キロ、最後の3回目が8キロ取れた。これに自家採種の分が加わるから、かなりの量が取れた。

収穫後は、自家採種と冷凍保存。

まずは自家採種。タネを採取するため一画を収穫しないまま残しておく。熟成してさやが黒くなったらもぎ取って持ち帰り、天日に当てて乾燥させる。からからに乾いたらさやから豆を取り出して瓶に入れて保存する。ソラマメの種の寿命は3,4年。実際に試しているから間違いない。不作はいつやってくるかわからない。自家採種できない年を見越して、豊作の年にたっぷりと保存する。昨年も豊作だったから、タネの瓶がずらりと並んでいる。

つぎは冷凍保存。食べきれないからいつも冷凍保存している。ことしは2キロ。さやから取り出して、一個一個に黒い筋の反対側に浅く切れ目を入れる。冷凍したものを加熱したときの破裂予防だというのだが、むしろ食べるときは薄皮から豆が飛び出して食べやすい。だから面倒でもやる。そのまま冷凍。ほかに豆を取り出して固く茹でてから冷凍保存する方法もあるのだが、食べるときに水っぽく感じるからこれはやめた。冷凍庫の隅に昨年のソラマメがあった。かなりの量だ。そのまま冷凍したものを熱湯で3分ゆでるとすぐに食べられる。1年がたった冷凍ものとは思えないほど違和感なく食べられた。



この自家採種と冷凍保存のふたつの作業がすめば、ことしのソラマメは手を離れる。


      
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6月5日に冬ネギ(根深ネギ)の苗120本を定植

2022-06-06 | 冬ネギ

昨年10月にタネをまいて育ててきた根深ネギの苗

溝を掘り、そこに定植する。乾燥を防ぐためわらを敷く

6月5日に冬ネギ(根深ネギ)の苗120本を定植した。

この苗は昨年10月にタネまきし、ことし3月1日に選抜して植え替えたもの。いまは60センチから30センチの大きさに生育している。定植は6月下旬から7月初旬に行い、11月から食べはじめる。旬は厳冬期の1月と2月になる。

毎年ソラマメの後作に根深ネギを定植している。ソラマメをすべて引き抜いて片付け、そのスペースが空いたからさっそくに。

根深ネギは白い部分(葉鞘部)を長く伸ばし育てる。そのためには土寄せが肝心な作業になる。

定植するには、20から30センチの溝を掘る。これがかなりの重労働。最初から深い溝を掘るか、それとも浅い溝にするか。葉鞘部を同じ長くするためには、土寄せに要する総労働は違わないと思うのだが、わたくしはどちらかといえば最初から深い溝を掘ってしまう。

苗を5センチ間隔に、軽く土を根にかぶせる程度に植えていく。ことしは120本。昨年から半分以上減らした。やはり足りないのだが、冬ネギは旬が短いので、食べつくすにはこれぐらいでいいかなと思う。

植えたら乾燥を防ぐためわらを敷く。あとは生育具合もみながら土寄せをしていく。葉鞘部の長さはこの土寄せにかかっている、長くしたのなら土寄せをしてこれでもかと盛る。

これで定植の作業は終了。暑さを避けるため朝早くから作業を始めたのだが、やはり汗びっしょりになった。


      
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種ショウガは質がいいのを使っているのに、なぜかことしは出芽がそろわない

2022-06-04 | ショウガ

6月4日のショウガ、生育にばらつきがあり、これが一番の生長株

家庭菜園を35年以上もやっているのに、いつまでたってもまともにできないことがひとつある。それはショウガの冬期の保存。試行錯誤しているが、無事に越冬させることができる年と、できない年があり、いまも毎年確実に越冬させる自信はない。農家のように温度調節ができる設備があれば越冬なんかわけないのだが、超零細の菜園ではそれができない。

なにかと小さな脳みそで、あれこれ考えるのだが、これがなかなかうまくいかない。それがなんと、この春は昨秋に保存したものが腐ることもなくほとんどが無事に冬を越すことができた。

これまでも越冬はできていたのだが、半分以上が腐ってしまう。それが腐敗が少なくほとんどが無事に越冬できてこの春を迎えることができた。自分では快挙だと喜びたいのだが、ショウガの越冬ぐらいでと笑われるのがおちだ。とにかくはじめて無傷で越冬できたのである。

このショウガを種ショウガとして利用する。

この地でのショウガは、5月初旬に植えつけて、出芽は6月初旬のいまごろになる。ショウガは気温が高くならないと出芽しない。

それを承知しながらも、せっかちだから1カ月も早く4月初旬に植えつける。もちろんビニールをトンネル掛けして保温に努める。たしかに出芽は早くなるものの、それほど早いというものでもなく5月中旬になる。

芽が出てきたはいいが、ことしは一斉にというわけにはいかない。そのため初期生育にかなりの差が出ている。なかにはいつまでたっても芽が出てこないので掘りだして見ると腐っているものまである。

種ショウガには質のいいものだけを選んで植えつけた。ことしは楽勝だなと踏んでいたのだが、うまくいかないものだ。やはり種ショウガに問題があったのか。それでも9割近くが出芽してきたから胸をなでおろしている。

ショウガ栽培は一筋縄ではいかない。いつまでたってもすんなりといってくれない。だから苦労しがいがあるというものだが・・・。

こんな苦労をしてまで、といっても未熟だから苦労するのだが、育てたところでそれほど食べない。調味料として使うショウガはたかが知れている。いちばん食べるのは初夏の葉ショウガ。酒のつまみに毎日のように食べる。これだって旬は短い。しだいに辛くなり硬く食感が悪くなる。つぎは晩秋に収穫した新ショウガ。無駄にしないようほとんどを酢漬けにしてしまう。もちろん種ショウガとして使う分は残す。

ショウガは乾燥を嫌う。わらをたっぷり敷いたうえで育っている。葉ショウガが食べられる日を楽しみにして。


      
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新タマネギは乾腐病にやられて2年連続の不作になった

2022-06-02 | タマネギ

乾腐病で2年連続の不作となったタマネギ
生き残ったのは260本植えつけた苗のうち50個ほど。全滅に近い

5月31日にタマネギを収穫した。2年連続の不作となった。原因は乾腐病と思われる。タマネギの病気一覧を見ながら、状態がどの病気に該当するのか順にみていくとどうも乾腐病になる。

タマネギ栽培はおもしろくない。買ってきた苗を植えつければ、簡単に初心者でも余裕でできてしまう野菜。11月に苗を買ってきて植えつければ、翌年の6月には手間いらずに立派な新タマネギができてしまう。

しかし苗を自分で育てようとすると、野菜作りのなかでもかなりの腕がいる。わたくしがつくる野菜のなかで最も難しいもののひとつになる。

苗作りは難しい半面、それを植えつけてからは簡単すぎるというのだから極端だ。そのため自家育苗は避けて、たいがいのひとは苗を買ってきて植えつける。

買ってきた苗の質は一定しない。いい苗もあれば悪い苗もある。悪い苗をつかまされるとひどい目に遭う。育たないのである。そうなるとタマネギ栽培はあきらめざるを得ない。

そんなことを経験させられたので、それならと自分で苗を育てることにした。これが難しかった。試行錯誤に3年ほどかかった。それでも毎年コンスタントにうまく育てるには苦労した。いまは失敗することはない。毎年600本ほどの苗を育てている。自分で使うのは300本で残り300本は農家や知人に分けてしまう。苗づくりは腕の見せどころ、つい多くの苗を作ってしまう。タマネギの自家育苗ができるほどの腕があれば、まずほとんどの野菜を育てることができるはず。菜園歴35年の経験からそう思う。

植えつけたら簡単にできてしまうはずのタマネギが、よもや2年続けて不作となろうとは思ってもみなかった。じつは周囲の菜園は以前から不作が続いている。植えつけた苗がいつの間にか枯れて消えてしまう。全滅になる。もちろん収穫の見込みはなくなる。

わが菜園にもその状態が昨年に現れた。2020年11月に植えつけたものだ。その時点で調べて、たぶん乾腐病だとわかっていた。タキイ種苗のHPから転載する。「本病は典型的な土壌伝染性病害であり、一度、土壌が本病病原菌の汚染を受けると、病原菌は容易に駆逐されず、高温期にタマネギを植えれば必ず発病する。したがって、病原菌を畑に入れないことが本病防除の第一歩である。本病病原菌の伝染の可能性は次の経路が考えられるので、これらを一つひとつ点検して、細心の注意を払って消去して行くことが肝要である:種子、運搬用・耕運用大小農機具、農具、履き物、堆厩肥、潅漑水など。また強風や大水による汚染土壌の移動により広範な伝搬が起こる」

要は土壌の消毒と苗の消毒が必要になる。そうとわかっていながら、同じ畑で2021年11月に苗を植えつけたものがこんかい収穫したもの。やはり乾腐病だ。全滅は免れたが全滅に近い。260本の苗を植えつけていたが、収穫できたのは50個ほどだった。

タマネギの苗作りは9月に始まる。ことしはどうしよう。選択肢は多くある。悩む。


      
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