梅ジャム作りの続き。昨日書き忘れたが、完熟の梅はとてもいい香りがする。桃の香りに似ているな。台所中その芳香が立ち込めている。「梅ってこんなにいい匂いがするものなのか」。それだけでハッピーだ。
書き忘れたことが、もう一つある。わが猫額庭には二本の梅の木がある。南高梅と加賀白梅でどちらも実梅だ。以前はそれなりに収穫できていたのだが、最近はとんと実をつけなくなった。夏の終わりに肥料をやるといいとは聞いているのだが…。
さて、ジャム作りの続き。昨晩は果肉を漉し器で漉すところまでで終了。今朝は快晴の空が広がっている。「登山をとりやめたのは失敗だったかな」とちょっぴり後悔しながら台所に立つ。
3、水につけてあく抜きした梅をホーロー鍋に入れて茹でる。あくがすごい。
4、茹でた梅をザルに上げる。丁寧に扱わないと実がつぶれる。実際、ほとんどの実がつぶれてしまった。さらにこれをまた水につけてあくを抜く。
5、再度ザルにあげる。
6、果肉を漉し器に入れて漉す。裏漉しするように強く押し付けて漉すのではなく、やや力を押さえて漉す。これが「一番搾り」になる。なめらかで食感がいい。ジャムらしくなった。
7、漉し器に残った種や果肉は、鍋に戻して水を加えて再度煮てやわらかくしてから漉す。これが「2番搾り」になる。
8、「2番搾り」を終えて残った種と果肉。これは捨てる。ご苦労さま。
9、「1番搾り」(左)と「2番搾り」。色が微妙に違う。昨晩はここまで。
今朝はこれに砂糖を加えて煮つめることからはじめる。梅ジャムははじめてなのでどの程度に煮つめるかその加減がわからない。砂糖の量は両方あわせると目分量で700から800㌘グラムになった。ジャムにしては少ないだろうね。とろみが出てきたのでこんな感じかなと火を止める。味見は何度も何度もした。なかなかいい味に仕上がった。相変わらずの自画自賛。
10、煮沸したビンに入れて完成。3㌔の梅から1番搾りが大小の瓶で7個、2番搾り(フタに赤テープ)が2個できた。私の経験で言うと、ジャムはすぐ食べるよりは少し寝かせておいてからのほうがいい。
ジャム作りも終わった。これからこの週末に予定していたジャガイモ掘りをしようか。雲ひとつない青空だ。なんか暑そうだ。これから菜園行こうか、それとも夕方にして図書館にでも行くか。繰り返すが「やっぱり登山を取り止めたは失敗だったかな」といまだにくよくよしている自分がいる。