30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

11月24日にミニハクサイとキャベツの収穫第1号

2021-11-27 | ハクサイ

11月24日収穫第1号のミニハクサイ

11月24日にハクサイとキャベツを収穫できた。タネまきは、ハクサイが8月に、キャベツが7月末に。いずれも今季収穫第1号である。

ことしは生育が少し遅れていた。ところがこの10日ほどで葉物があれよあれよというまに大きくなってきた。ハクサイに限らず大きな葉物も小さい葉物も、わが菜園ではいまが育ち盛りといった感じである。

・ハクサイ=昨年からミニに変更した。重さが1000グラム前後のものになる。これまでのハクサイは3000から4000グラムになるのだが、年を取ったせいなのか、これだと1個だけでも持て余すようになった。ミニは昨年はじめてつくった。これは使い勝手がいいことがわかった。気に入ったものだから今年もと。冷蔵庫の野菜室を占領することもなく、すぐに食べてなくなってしまうところがいい。
ハクサイの収穫のサインは、てっぺんがパンパンに張って固いこと。手で押さえて内にへこむようならまだ早い。ことしの収穫は12月に入ってからと思っていたのだが、ハクサイの頭を手で押したらすでに固い状態だった。

・キャベツ=タネまきは7月、8月、9月の3回に分けてまいている。今回のものは7月末まき。例年だと11月初めには収穫できているはず。取り遅れたこともあるのだが、たぶん夏の天候不順の影響があると思う。
ここにきて8月まきが追いついて、これからはどちらも収穫が続く見通しだ。ハクサイと同じく、大きな葉物だから1個収穫すれば当分食べられる。一斉に大きくなるとじつは困る。好天気が続くと心配になる。だが、幸いこれから冬になり生育が鈍くなる。

ハクサイは3月以来、キャベツは5月以来食べる。そのあいだ買ってまで食べる気はしない。いま買う野菜はモヤシとキノコぐらいですんでいる。ちなみに11月27日現在、収穫できている野菜=ハクサイ、キャベツ、ニンジン、根深ネギ、コマツナ、小カブ、ホウレンソウ。


2021年の読書
2021年11月の読書
・すばらしい人体(山本健人著・ダイヤモンド社)
・幻月と探偵(伊吹亜門著・KADOKAWA)
・狙われた楽園(ジョン・グリシャム著・中央公論新社) 
 
2021年10月の読書
・菜食主義者=新しい韓国の文学(ハン ガン著、きむふな訳・クオン)

・評決の代償(グレアム・ムーア著、 吉野 弘人訳 ・早川書房)
・水の都(庄野潤三著・河出書房新社)

2021年9月の読書
・生命海流(福岡伸一著・朝日出版社)
・高瀬庄左衛門御留書(砂原浩太朗著・講談社)
・スモールワールズ(一穂ミチ著・講談社)
・己丑の大火 照降町四季(2) (佐伯泰英著・文春文庫)
・初詣で 照降町四季(1) (佐伯泰英著・文春文庫)
・片見里荒川コネクション(小野寺史宜著・幻冬舎)

2021年8月の読書
・三体Ⅲ 死神永生 下(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・三体Ⅲ 死神永生 上(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・星落ちて、なお (澤田瞳子著、文藝春秋)

2021年7月の読書
・テスカトリポカ(佐藤 究著、KADOKAWA)
・台北プライベートアイ(紀 蔚然著、舩山むつみ訳、文藝春秋)

・・・・・・
今年前半期(1月から6月)で心に残ったのは次の3冊。「
死の棘」(島尾敏雄著・新潮文庫)、「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房)、「サガレン」(梯 久美子著・KADOKAWA)。「死の棘」は年寄りにはつらかった。40歳前後で読んだらどんな感想を持っただろうかと考えた。

2021年6月の読書
・自転しながら公転する(山本文緒著、新潮社)  
・俺と師匠とブルーボーイとストリッパー(桜木紫乃著、KADOKAWA)
・流人道中記・下(浅田次郎著、中央公論新社)
・流人道中記・上(浅田次郎著、中央公論新社) 

2021年5月の読書
・続・用心棒( デイヴィッド ゴードン著、 青木 千鶴 訳・早川書房)   
・用心棒(デイヴィッド ゴードン著、青木 千鶴訳・ 早川書房)
・特捜部Q―アサドの祈り( ユッシ エーズラ・オールスン著、吉田 奈保子訳・ 早川書房)

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス( 長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


 

      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月24日に小カブを収穫

2021-11-26 | ダイコン


11月24日収穫の小カブ、今年は形がそろっている

11月24日に小カブの収穫を始めた。かなり地味な野菜だがあればあったで重宝する。

カブは間引きだ、と言い聞かせている。というのもいつもそれをさぼってしまい、その結果はカブ同士が密着して、サイズが大小さまざまでそろわない。タネをまくときにある程度の間隔を開ければいいのだが面倒とばかりについ厚めにまいしまう。

当然ながらこれでもかと多く発芽してくる。見ただけでもう間引きをするのをあきらめてしまいがちになる。間引きをするにしてもあまりに多すぎてつい手を抜くと前述のようなカブができてしまい、毎年のように同じことを繰り返している。

ことしも間引きを忘れそうになった。放ってはおけないので、いつもよりもまじめに間引きに取り組んだ。やはり最後はこれくらいでいいかとやや持て余し気味になった。それでも努力は報われる。サイズのそろったカブができている。やはり間引きだなとそのときは思うのだが、はたして来年はどうなるか。

いまの時季のカブは見た目がいい。葉が青々として真っ白な肌との対比が鮮やかだ。しかしどうもガリガリ感があって苦手だ。あまり食ようとはしない。

できれば1月まで待ちたい。露地もののカブは厳寒期の1月になると見違えるような食感になる。寒さで尾羽打ち枯らしたような姿になりはててしまい、とても食べたいとは思わないし、さすがに露地もののカブをスーパーではまずみないし、だれも手をださないだろう。

そんなカブだが、口に入れると甘味が増してとろけるようなやわらかい味わいになる。これがわたくしの好みのカブ。厳寒期の露地もののカブは菜園をやっていればこその格別の味になる。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根深ネギの収穫を11月21日から始めた

2021-11-23 | 冬ネギ

冬ネギとしてつくっている根深ネギの収穫を11月21日から始めた。冬ネギの旬は12月から2月までの3カ月間。霜が降りるまでもう少し待てばいいのだが、11月からでも食べることができる。いちばんうまいのは厳寒期の1月で、3月の声を聞くまずくなる。

根深ネギは葉鞘部(白い部分)を食べる。その白いところを伸ばすため8、9月から土寄せを繰り返してきた。葉鞘部が長いほど根深ネギは見た目がよく、様になる。ことしも葉鞘部の長さは30センチを超えている。いい出来だ。

タネまきは春まきと前年の秋まきがある。わたくしはずっと後者で前年の10月にまく。春になると選別して植え替えて、7月上旬に定植する。タネまきから収穫までおよそ14カ月かかる。菜園のなかではいちばんの長い付きあいとなる。

これまで3種類をつくってきた。今年は石倉一本太ネギだけに絞った。それに栽培本数も3分の1ほどに減らした。これまではつくりすぎて持てあますほど作ってきた。それと比較すると少し足りない気がして心配してしまうが、結果的にこれぐらいですむのではないかと思う。


 

      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月18日に黄大豆を収穫して煮豆に、そこに青大豆が到来

2021-11-20 | エダマメ

11月18日収穫の黄大豆を煮豆に(上)
同日に、はからずも青大豆のひたし豆が到来(下)

11月18日に黄大豆を収穫した。すぐに煮豆にした。

大豆を煮ていると、3つの疑問がわいてきた。

1つ目は、大豆は煮るというのか、それとも茹でるというのか。以前から気になっていたが、ろくに調べもしないまま適当に使っていた。今回ネットで、煮ると茹でるの違いを調べてみた。線引きがわかったようなわからないような、とても微妙だ。

そばは茹でる、ホウレンソウは茹でる。魚は煮る。豆はというと、ふだんは豆を煮るといっている。わたくしの場合、豆を茹でるとは言わない。

2つ目は、煮るとどうして白い泡が次々とあふれ出てくるのか。これは食べていいものなのか。すくい取るのがまにあわないくらい出てくる。アクだと思っているから、汁をかえないでそのまま煮ている。これもついでにネットで調べてみるとわかったようなわからないような。

3つ目は、未成熟な豆は、例えばエダマメを見てもわかるように形は楕円だ。それが莢を乾燥させて大豆にするとまん丸になる。これを水に戻すとまた楕円形に戻る。なぜか。これもわかったようなわからないような。

3つの疑問がわからないままだ。あしたには白い骨となっていてもおかしくない年齢なのに、わからないことばかり。あたりまえとはいえばそれまでなのだが・・・。

35年におよぶ家庭菜園で、エダマメは毎年つくるが大豆は昨年はじめてつくった。エダマメを多く作りすぎて一部をそのまま放置して大豆にした。これがうまかった。気をよくして6月には知り合いの農家から大豆のタネを分けてもらい、栽培を始めたがこれが見事に失敗。エダマメと同じ株間にしたのがいけなかったらしい。狭かったのである。生育はかなりいいのだが、莢にまったく実が入らなかった。

ことしは、株間40センチにした。それでも狭いほど。ことしはほどほどに実が入っている。待ちきれなくて一部を収穫し、200グラムを煮豆にした。煮豆は好物で、酒のつまみになる。

煮豆を作ったその日に青大豆のひたし豆が届いた。はからずもといいたいところだが重なることはよくあることだ。さっそく黄大豆と青大豆の両方をつまみながらの晩酌となった。

エダマメと違って大豆は収穫まで長い。来年からさらに菜園を縮小するため、大豆づくりにあてるスペースがない。大豆を作るのはことしかぎりになりそうだ。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月15日に種ショウガの保存とショウガの甘酢漬けづくり

2021-11-16 | ショウガ

11月15日にショウガの貯蔵と保存を行った。昨15日付記事のサトイモと同じような作業となる。貯蔵分は食べ、保存分は来年の種ショウガにする。

さらに、その日のうちに一部を使って大量?の甘酢漬けをつくった、というかつくってしまった。

◆まずはショウガの貯蔵と保存

収穫したショウガの一部は冬を越させて来年の種ショウガにする。寒害に遭って何割かを腐らせてしまうことたびたび。いまも試行錯誤の繰り返し。その年によって無事に越冬できる割合が異なる。全滅はない。おかげでショウガは細々ながらも循環ができている。保存した量の8割ぐらいが生き残って来年の種ショウガに使えることが目標だ。その確実性を求めているがこれが難しい。

保存方法はいつもの通り。これで絶対大丈夫という自信はないが参考までに。繰り返すがこの方法でこれまで全滅という失敗はない。何割かが生き残って種ショウガになっている。

10月29日にショウガを収穫。茎葉と根茎を分離するために再び土の中に埋め戻した。



11月15日に掘りだすと、茎葉が腐って根茎と分離している。これが根茎。これを貯蔵し保存する。



用意するものは以下の通り。
1、発泡スチロールの箱、大小2個。大きい箱には種ショウガを保存し、小さい箱にはこれから食べる分を貯蔵する。

2、もみ殻

種ショウガの保存=大きい箱にビニールを敷く。そこにもみ殻を入れショウガを入れていく。



ショウガがすっぽりと隠れるくらいもみ殻を入れる。さらに湿った新聞紙で覆う。蓋をして作業終了。簡単極まりない。



つぎは食べる分の貯蔵=小さな箱にショウガを入れて同じ作業を行う。必要なときに取り出して使う。

台所隣りのパントリーに置く。厳寒期の12月末から1月は毛布をかぶせている。



◆次はショウガの甘酢漬けづくり

一部を使ってさっそくその日に作業開始。甘酢漬けは9月末にも作っている。ことし2回目。とにかく汚れを落とす。見違えるばかりに輝く。

これをスライサーを使って薄くきっていく。分量が半端でない。1時間もわき目もふらずに専念した。集中力を切らすと指を切ってしまうからかなり気をつかう。スライスしてさいごに残る小さい端切れは捨てずに残す。

スライスしたショウガは熱湯に通し、天日に当てて水分を抜く。

ビンにぎゅうぎゅう詰めて甘酢を入れれば出来上がり。甘酢は酢と砂糖と塩のみ。水はいっさい使っていないから冷蔵庫に入れておけば長いこと食べられる。じつは9月末に作った甘酢漬けをいまも食べている。

なんともばかなことをやったもんだ。今回作った量は、ネスカフェゴールドブレンドの瓶(120グラム入りの大きいほう)4本、それに端切れを入れたのが1本(下の画像の右から2本目)で、これは調味料として使う。

冬を迎えるにあたりつぎつぎと作業をこなしていかないといけない。これで大方がすんだ。さすがにからだにこたえる。昨晩は9時には布団にはいってしまった。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貯蔵してきたタケノコイモとヤツガシラがその姿を現した

2021-11-15 | サトイモ

↑10月7日に掘りだしたときのタケノコイモ(上)とヤツガシラ(下)、
これを土の中に埋め戻して貯蔵してきた


↓11月11日にそれらを掘りだしみると、外皮が腐ってはがれ、
本来の姿のタケノコイモ(上)とヤツガシラ(下)

10月7日に一斉に掘りだしたサトイモーヤツガシラ、土垂、タケノコイモなど5種類。それ以降貯蔵してきた。

サトイモは掘り出してからがなにかと手間がかかる。5種類を作っているせいか、まずは分別、それから貯蔵、保存と続く。

とくにヤツガシラとタケノコイモは、掘りだしたときに外皮がついている。本来の姿が隠れている。これをはがさないといけない。そこで再び、ぜんたいをすっぽりと土の中に埋め戻して貯蔵する。1カ月ぐらいすると外の皮が腐ってはがれ、やっとその姿を見せてくれる。

11月11日に掘りだした。タケノコイモはすっきりと、すべて外の皮がはがれていて、タケノコイモらしい姿になった。

ヤツガシラもそうだ。毛むくじゃらの姿だがこれを乾燥させると、ヤツガシラらしいごつごつした姿になる。

この姿に変身させてはじめて人に贈ることができる。

作業は続く。こんどは5種類のサトイモをそれぞれ食べる分と来年の種イモにわけて、貯蔵、保存する。ようやく終えた。疲れてやれやれといった感じでいる。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソラマメー11月12日に56本を植え付け

2021-11-14 | ソラマメ

苗床で発芽したソラマメ、これを移して定植する

11月12日にソラマメの苗56本を植えつけた。

苗は、畑の隅に苗床をつくりそこで育てている。農家は直まきするが、家庭菜園では育てるのも少なく高が知れている。欠株が出ないよう、そのなかから育ちがいいものをえらんで定植している。

種は、10月27日に120個をまいた。植えつけたのは56本。発芽した苗の半分が残った。どうしよう。捨ててしまうのはもったいない。知り合いの農家の人に引き取ってもらった。

菜園の縮小でソラマメも数を年年減らしている。2020年は96本、2019年110本、2018年160本、2017年180本・・・といったぐあいで、ことしは昨年の半分、2017年の3分の1になった。

豆類は移植に強い。安心して移すことができる。いつものように畝間110センチ、株間40センチ、1カ所に2本植えーわずかな本数だから作業はすぐに終わった。

定植したソラマメ



ソラマメ栽培の最大の敵はアブラムシ。これさえ駆除できれば栽培はさほどむずかしくないのだが、このアブラムシがよりによってしつこい。かなり手を焼く。ところが昨年はアブラムシの襲来が少なく被害はほとんどなかった。不思議な年だった。身構えていただけに肩透かしを食らった感じだった。年によって違う。ひどいと根負けして、もういい加減にしてくれと白旗をあげたくなる年だってある。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タマネギー11月12日に自家育成苗260本を定植

2021-11-13 | タマネギ

自家育成の苗は、植えつけた翌11月13日にはもうすくっと立ち上がっている
こちらは植えつけた当日の11月12日の状態

11月12日にタマネギの苗260本を定植した。

苗はタネをまいて育てたもの。9月7日にタネをまいた。品種は毎年同じで、「泉州中高黄」(サカタのタネ)と「奥州」(渡辺種苗)の2種類。容量は両方とも5mL、あわせて10mLを用意した。

毎年300本から350本を植えつけてきた。菜園を縮小したこともあり、また作りすぎて結局は無駄にしてしまっていたので、ことしはかなり減らして200本を予定した。

このためタネは、両方とも半分ぐらいずつ、あわせて5mLをまいた。残りの5mLは知人の農家の人に使ってもらった。

ことしも順調に育った。育苗に失敗することはなくなった。うまく育つのが当たり前のようになった。なんども言うようにタマネギの育苗は最難関。ことしも周囲をみるかぎりでは失敗している。わが菜園の苗の順調な生長ばかりが目に付く。試行錯誤すればうまくなるはずなのにみなさん一向にうまくならない。これ以上言うと嫌われるからこのあたりでやめておく。



5mLのタネから何本の苗を育てることができたか。約500本の苗を育てることができた。わが菜園では予定よりやや多く260本を植えつけた。残りは知り合いの2人にプレゼントした。自家育成の苗はかなり喜ばれる。

というのも、市販の苗が根付かずに失敗した人は多いはず。わたくしも過去はそうだった。自家育成の苗のすばらしさは、植えつけたらすぐに根付いて、翌日には
もうすくっと立ち上がっている。冒頭の写真がそれである。

260本の苗を腰を落として植え付けていると、急に腰が痛くなった。これしきのことでなんとも情けないのだが寄る年波には勝てない。どうも1週間前の山登りの疲れがいまだとれていないようだ。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月10日に青パパイヤ4個をいただいた、ことしはどうやって食べようか

2021-11-12 | その他



知人から頂戴した青パパイヤ

南国ムード漂う知人の青パパイヤ園

11月10日に知人から青パパイヤ4個をいただいた。この知人はわが菜園の近くでかなり広い農地を借りている。

パパイヤは昨年から栽培を始めたことは承知している。突然菜園の一角に南国ムード漂うエリアが出現したからだ。

青パパイヤ栽培の動機は、体にいいからというもの。15本ほどが植えてある。苗木は一本1300円で総額で2万円かかるというから、そこまでしてやるのだから、よほど健康と美容にいいということか。

いちど植えたらこの先ずっと何年も続けて収穫できるものと思ったら、なんと一年限りで、来年はまたあたらしい苗木を買って育てるのだという。

昨年もいただいたのだが、まずはどうやって食べるのかまったくわからない。頼りはネットのレシピ。とりあえず「青パパイアキャンプルー」を作った。さっぱりして思いのほかうまかった。

ことしもネットレシピを見ながらどれにしようかなと簡単レシピをさがし、「青パパイヤと手羽先」の煮物を作った。ダイコンと手羽先の煮物と同じようなものに仕上がった。手羽先の油がしみこんでこちらもまずまずの味であった。

この青パパイヤ、昨年いただいたとき、どれくらいで売っているのかまったく見当がつかなかった。これもネットで見ると高い。高いと思うか安いと思うかは、各人の懐ぐあいによるものだが、わたくしはそう感じた。そんな“高級品“を4個もいただいてしまった。

ことしになって驚いたことがある。青パパイヤを近くの農地でもう一人が栽培を始めたのだ。周囲で2人も作っている。わたくしが知らないところで、じわじわと人気が出ているということか。


     
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月10日に夏まき秋冬どりニンジンの初どり

2021-11-11 | ニンジン

夏まき秋冬どりのニンジンを11月10日に初どりした。長さが20センチ、太さもいい具合で申し分ない。5寸ニンジンは文字通り15センチの長さだが、これぐらいの長さだとやや貧弱に見える。20センチぐらいの長さに生育させるのがいちばん見た目にもいい。

夏まき秋冬どりニンジンは、7月14日にタネをまき、最終間引きを9月10日に行った。こんかいは100本収穫の見込みだ。

例年だと10月末には収穫を始める。10月25日に試しにと引き抜いてみたが、長さは20センチあったものの、いかんせん細かった。全体的にやや生育が遅れているようで収穫は先に伸ばした。半月遅れて、ここにきてやっとまともな太さに生育してきた。

ニンジンは思いのほか食べる。そこで好きなきんぴらごぼうをすぐに作った。これは手慣れたものでつくり置きできるから重宝する。ニンジンは今回100本と少なく作ったが、これでも食べきれない。どんどん食べないといけない。きんぴらごぼうだって、ゴボウよりもニンジンのほうが多くなる。ゴボウとニンジンのきんぴらというべきか。

きんぴらにすると、ゴボウとニンジンの両方を好みのかたさにそろえるのがなかなか難しい。たいがいはニンジンがやわらかく、ゴボウがかたく、とどうしてもそうなってしまう。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲取山へ(2)ー三峯神社から登り、ヨモギ尾根を下る

2021-11-08 | 登山

雲取山からの富士山。清々した気分にさせてくれる
(11月6日午前6時55分)


<11月5日(金)「三峯コースを登る」からつづく

11月6日(土)ヨモギ尾根を下る
雲取山荘6:25ー6:55雲取山7:25ー8:05奥多摩小屋跡からヨモギ尾根にー8:15旧奥多摩小屋の水場ー8:32(1658m)ー8:50(1579m)8:55ー9:34(1506m)9:40ー10:10(1466m)ー10:15(1450m)10:35ー12:46登山口ー12:52塩沢橋ー14:07お祭バス停14:13=14:54奥多摩駅15:09=17:44我孫子駅


<わたくしの好きな山登りのHP

雲取山登山2日目の11月6日(土)は、この登山の目的のバリエーションルートであるヨモギ尾根を下る。紅葉がすばらしいというから期待せずにはいられない。

手元にある昭文社の山と高原地図2003年版にはすでにこのコースは破線で表記されている。最新版でもそうだ。いつまでたってもバリルートでいっこうに一般登山道として実線で表記されない。この疑問も実際に歩いてみて、なんとなくわかった気がした。

ヨモギ尾根の紅葉はすばらしかった。期待以上に見事だった。これなら文句なく合格だ。雲取山の隠れた紅葉名所といってもいいくらいで、雲取山随一ではなかろうか思ってしまううほど。紅葉に彩られた森がずっと続く。カメラを常に向けている状態になり、きりがないとわかっていてもカメラを向けてしまう。

バリルートは好きで、自分の技量の限度を超えないで程度に歩いている。ヨモギ尾根はまったくのバリルートではなく、それに準じた扱いだろう。それなのにルート探しに苦労した。たびたび道迷いしては右往左往した。

道ははっきりして歩きやすい。これは意外だった。尾根が細いところは迷うことなく歩ける。だが、広い尾根に出るときまって道を失いルートがわからなくなった。原因は降り積もった落ち葉。これが道を覆ってしまってわからなくさせる。立ち往生する。いまの時季以外なら、きっと道の形がわかり迷うことはないと思う。

道標はまったくない。ふもと近くなると1、2カ所に道標があった。事前にネットで状況を調べたときは、あたらしいとされたこの道標も、年を経て朽ち落ちたり欠けたりして、なんとか読める程度だった。後山林道が通行止めだったりして、この数年は人の手が入っていないとわかる。

紅葉の美しさに喜んでは、道迷いに不安になるという繰り返し。こころの振幅が大きい。これがバリルートの楽しさといえばそうなのだろうが、遭難と背中合わせだから慎重の上にも慎重になる。

この日は土曜日。雲取山への登山者がいちばん多い時季である。それなのにこのルートを歩くのは最初から最後までわたくし一人だった。一人歩きが好きなわたくしにとってはこんなうれしいことはない。ほかのコースの混雑をよそに、コース全体が紅葉で着飾った尾根を独り占めしているようなものだから、幸せというほかない。

この日のコースは雲取山荘を出て石尾根に乗り、閉鎖され取り壊された奥多摩小屋からヨモギ尾根を歩いて塩沢橋に下山する。そこから後山林道でゴールのお祭バス停を目指す。


雲取山荘の朝の気温はマイナス2.3度。小屋前のテーブルには霜が厚く降りていた。

朝食は5時30分。出発の準備をして、小屋前で6時10分に日の出。この日も雲ひとつない秋晴れになりそうだ。



6:25出発。山頂まで30分ほど。

山頂にはすばらしい山岳風景が待ってた。いまのわたくしの登山の楽しみは山座同定だから、こんなうれしいことはない。

やっぱりまずは富士。

つぎに右に目を移すと、飛龍山の後ろに南アルプスが横一線に姿を見せている。安カメラだからこの程度にしか写らないのが残念だ。ほれぼれするいい眺めだ。

さらに右には国師ケ岳から甲武信ケ岳が・・・きりがない。

山岳風景に見とれていると、あっという間に30分が経っていた。いつも夢中になってしまう。
7:25 下山開始。

きょうはたっぷりと時間がありそうなので急ぐことはない。頂上直下の雲取山避難小屋。ここに宿泊したことはない。室内はきれいだ。



後ろを振りかえると続々と下山してくる。

石尾根に乗る。右に富士の姿を見ながらの稜線漫歩で気分がいい。

7:45 富田新道分岐。この道も懐かしい。



8:05 閉鎖され取り壊された奥多摩小屋跡。
いよいよ今回のメインイベントのヨモギ尾根に足を踏み入れる。

小屋跡の前から水場に向かう細い道を下っていく。



8:15 ここが水場。いまも水が出て、汲める状態だ。

ここからは尾根に沿ってトラバースの道が続く。

すぐさきに片足を置くだけの狭い道が数メートル。左側はがけ。最初からこれだ。先が思いやられる、と嫌な感じになったが、そこを過ぎると、とてもバリルートとは思えないような快適な道が続く。

この先もずっとこんな道が続けばいいのだが・・・

8:32 1658m 振り返ると、尾根通しの道とここで合流する。そうか、最初からこの尾根道を選んでもよかったのか、と。

(追記)水場に用事がなければ、最初から尾根伝いに来たほうがいい。

ここから紅葉の写真が続くので、ヨモギ尾根の紅葉と、道迷うについてまとめてしまう。

ヨモギ尾根の紅葉=なんども書いてきたように、この尾根の紅葉は期待した以上にすばらしい。とにかく紅葉の森が延々と続くのである。いやあなんとも見事。これまで全国の紅葉の山を歩いてきただけに、紅葉にはかなりうるさいわたくしがいうのだから間違いない? つくづくこの尾根に足を踏み入れてよかったと喜びを感じるほど。この日、とくにすばらしいのが奥後山(1466m)前後で紅葉の森に見とれてしまい、そこだけで30分ほどの観賞タイムになってしまった。

道迷い=たびたび道に迷った。細い尾根のトラバース道から広い尾根に出ると、きまって道に迷う。すべてが落ち葉で覆い隠されてしまい、どこをいけばいいのかと立ち往生して周囲に目を凝らしては道をさがす。道迷いしたのは、おおざっぱにいえば1500m、1230m、950mあたりになる。道を見失いかなり焦った。

紅葉の美しさに歓喜しながらも、常に道迷いの不安を抱いて歩いている。

紅葉のオンパレードです。

11:35 奥後山を出てから1時間ほど。はじめての道標があった。朽ちて欠けている。なんとか判読できる。この道標の右後方から下山してきた。塩沢・お祭(後山林道)方面と作業道の分岐になっている。ここで道なりに右に折れた。

ここからは迷うことはない。道は明瞭だ。これで安心と思ったのだが、ここから登山口までは細いトラバースの道が続く。悪路だってところどころにある。気が抜けない。常に滑落に気を付けて歩く。かなり神経を使う。慎重にならないと危ない。

12:02 1134mあたりで植林地帯に入る。これもわずかな区間で、また紅葉の森になる。沢の音が聞こえている。下山口のシオ沢までもう一息だ。

12:46 登山口に降り立った。やっと細いトラバース道から解放され、やれやれとひと安心。ここがヨモギ尾根への登山口。その道標があった。

シオ沢を左に見て、塩沢橋へ。

12:52 塩沢橋



ここからゴールのお祭バス停まで後山林道を歩く。バスの時刻は14時13分。コースタイムは1時間20分。急げば間に合いそうだ。
じつは時間の余裕があると思い、紅葉見物に時間を取ってしまい、楽しみすぎた。予定よりもかなり遅れてしまった。油断した。もっと早く下山していればと悔やんだが後の祭り。かなり急いだ。

13:33 ここまでで半分。残り半分。



林道歩きといえば単調になりがちだが、ここは紅葉を楽しみながら歩ける。
バスの時刻に間に合いそうだ。さあ急げ、と自分に言い聞かすが思うように急ぎ足になれないのが老人。もどかしい。



14:07 ゴールのお祭バス停に着いた。
14:13になんとか間に合った。それにしてもむきになって歩いた。
奥多摩駅は紅葉を楽しんだ登山者でごった返していた。


ヨモギ尾根の紅葉は大収穫であった。気分をよくした。この山行記録を書いている11月8日のきょうはスーパーで買い物をしていると、周囲を気にせずに鼻歌を歌っているのに気が付いた。こころの状態がいいんだなとわかる。これもいい登山ができたおかげ。10月初旬の北アルプスから帰ったときもそうだった。この穏やかなこころの状態は数日続く。登山の効用である。この気分を味わいたくて登山しているといってもいい。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲取山へ(1)ー三峯神社から登り、ヨモギ尾根を下る

2021-11-07 | 登山



ヨモギ尾根の紅葉はすばらしい
1500mあたりの絶頂期の紅葉と黄葉(11月6日



山行日 2021年11月5(金)、6(土)の両日
天気 両日とも秋晴れ
山域 奥多摩
メンバー 単独行
コース&タイム
11月5日(金)三峯コースを登る
我孫子駅5:53=6:23日暮里6:28=6:41池袋6:58=7:47飯能7:53=8:43西武秩父9:10=10:25三峯神社10:35ー10:55妙法ケ岳分岐ー12:03地蔵峠ー12:15霧藻ケ峰12:28ー12:40お清平ー13:40前白岩山ー14:00白岩小屋ー14:29白岩山14:40ー14:52芋ノ木ドッケー15:31大ザワー16:00雲取山荘(泊、2食付きで8500円) 

11月6(土)ヨモギ尾根を下る
雲取山荘6:25ー6:55雲取山7:25ー8:05奥多摩小屋跡からヨモギ尾根にー8:15旧奥多摩小屋の水場ー8:32(1658m)ー8:50(1579m)8:55ー9:34(1506m)9:40ー10:10(1466m)ー10:15(1450m)10:35ー12:46登山口ー12:52塩沢橋ー14:07お祭バス停14:13=14:54奥多摩駅15:09=17:44我孫子駅


<わたくしの好きな山登りのHP

秋晴れのなか奥多摩の雲取山を歩いてきた。目的はヨモギ尾根の紅葉を楽しむこと。ヨモギ尾根は閉鎖された奥多摩小屋から南に延びる尾根。バリエーションルートに準じ、破線でコースで記されている。以前から気になっていた。雲取山には、これといって紅葉がいいコースはないと思い込んでいたのだが、ヨモギ尾根にかぎっては紅葉がすばらしいという。それならと腰を上げた。

たしかにヨモギ尾根の紅葉は、尾根の両側に紅葉が延々と続いてじつに感心した。紅葉にはちょっとばかりうるさいじじいだが、ここなら推薦しがいがあるというほど目を楽しませてもらった。いいですね。すっかり満足しました。

でもここはバリルート。常に道迷いの不安が付きまとう。紅葉の美しさに目を奪られながらも、道を見失わないよう気が抜けない。不安と歓喜の繰り返し。道の形はよくわかる。しかし踏み跡が薄い。この時季はそこに落ち葉が降り積もり、道がわからなくなる。広い尾根に出ると、とたんにそうなる。なんども道に迷うながらもようやく登山口に降り立ったときは無事に歩けたという安心感に包まれた。


雲取山を目指すのは、山行記録を見ると、テントを背負っての2004年の長沢背稜以来となるからかなり昔の話になる。雲取山はあまり歩いていない。それでも昨年だろうか、雲取山の地図を眺めていたら、雲取山への登山道はほとんど歩いているのがわかった。意外だった。半世紀も山をやっていると、どこをどう歩いたのか記憶があいまいになりすぐには思い出せなくなっている。

雲取山を歩いた回数は、かりに10年にいちど歩いたとすると、この半世紀で5、6回ほどになる。たぶんこんなもんだろう。それでも以下に示すコースを歩いているのだから計画してコース取りをしてきたといえる。

雲取山へこれまで歩いたコースをみる。
東は、①石尾根コース②長沢背稜コース③富田新道(野陣尾根)コース
北は、三峯神社コース。
西は、奥秩父縦走からの飛竜山コース
南は、①鴨沢コース②三条の湯コース③ヨモギ尾根コース

以上のコースで歩いていないのがヨモギ尾根になる。それなら歩いてみるかという気持ちになる。ところがその気になったものの、登山口となる後山林道が通行止めだ。ことし8月から通行できるようになった。これを逃す手はない。

予定は雲取山荘泊りの1泊2日。今回は北の三峯神社から歩き、南のヨモギ尾根を下る。雲取山荘は紅葉の季節は10月末から11月いっぱいまで、土曜日は満室だ。

天気予報を見て11月5(金)、6(土)の両日に決定。雲取山荘も無事に予約できた。三峯神社コースを歩くのはたぶん40年以上も前になる。雲取山荘に泊まるのだって建て替えられる前だからこれだって40年以上ぶりになる。

標高差は次の通り。
・登り=三峯神社バス停(1102m)から雲取山(2017m)
・下り=雲取山(2017m)からヨモギ尾根を経てお祭バス停(600m)


1日目=11月5日(金)
西武秩父駅から三峯神社行きのバスは、平日でも紅葉シーズンで2台。早めに並ばないと座れないという。やはりいずれも超満員になった。わたくしは駅ホームから猛ダッシュしてバス停へ。すでに20人ほどが並んでいた。その後ろに並ぶことができた。これで余裕で座れた。この後に特急電車で来た人たちは座れなかった。ほとんどが三峯神社詣で、登山者は10人にも満たなく意外だった。

三峯コースは、40年以上も前にいちど登っているとはいえ、その記憶は忘却の彼方へ消えてしまったらしい。これほどアップダウンのあるコースだったのかと、登りながら思い知った。とくにお清平からの登りはかなりの急坂。それも岩場の細尾根でこんな個所があったのかと、転げ落ちないよう前白岩山までは慎重に登った。まもなく後期高齢者になる。体力の急速な衰えを自覚しながらも、5時間30分で山小屋に着いたのだからかなり頑張った。

三峯コースでは紅葉は三峯神社周辺に限られ、登山道に入ると紅葉はさっぱりみられない。期待しないほうがいい。それを取り返すかのように、2日目のヨモギ尾根の紅葉のすばらしさといったらない。1日目を補ってあまりあるほどの美しさであった。


三峯コースの紹介はごまんとあるから簡単に記す。

10:35 三峯神社のバス停出発。



駐車場前の紅葉。

10:47 白い鳥居をくぐって登山開始。



12:05 地蔵峠



地蔵峠から見る両神山。

霧藻ケ峰 12:15から12:28 ここで休憩。



霧藻ケ峰のドウダンツツジ。このコースで一番きれいだった。

霧藻ケ峰からの両神山。



霧藻ケ峰からの和名倉山。

12:40 お清平
霧藻ケ峰からぐんぐんと下って、鞍部のお清平。ここから登り返す。ここからがこのルートのいちばんの難行というべきか。目の前に岩場の急坂がそびえる。この先、細い岩尾根のアッダウンが続くから気が抜けない。ここは慎重にと心がけた。かなり注意して歩いた。

13:40 前白岩山
この前白岩山まで来ると、細尾根のアップダウンがようやく終わり、気分的に安心する。ここからも白岩山までアップダウンがあるが、それほど苦にならなかった。



14:00 白岩小屋
廃屋の白岩小屋まで下り、ここから白岩山へ登り返す。

14:29 白岩山。
ここで休憩。ここからは大ザワまで下り一方。

14:52 芋ノ木ドッケ
「冬季の滑落注意」の看板がある。たしかに桟道のところは緊張した。



15:12 長沢背稜の分岐点。
2004年は重荷を背負って長沢背稜を縦走しここに出た。
日が陰り寒さを感じるようになる。

15:14 雲取山が正面に見えてきた

15:31 大ザワ 
大ザワ林道の入り口には「通行止め」と記され、柵で入れないようになっていた。

雲取山荘のテント場。すでに満員状態で、場所をさがすのに手間取っているようだ。

16:00 雲取山荘。5時間30分で着いた。
アップダウンが続いたので、到着は17時近くかなと思っていたのだが、年寄りなりにかなり頑張ったとみえて予定より早く着いた。

雲取山荘は11月の紅葉時期がいちばんの客入り。平日だというのに満室。16時を過ぎるとかなり寒い。室内はストーブがたかれ、部屋には炬燵が入っていた。それでも館内でだれもがダウンを羽織っている。



小屋に着いてすぐにやることはストレッチ。18時の夕飯まで念入りにやった。70を過ぎてからというもの、登山すると必ずといっていいほど夜中に脚が痙攣する。その予防なのだが、それでも痙攣する。この野郎と思うほどこれが痛い。すぐに「芍薬甘草湯」を飲む。いまや忘れてはならない薬で山には必携だ。年寄りの登山者はだれも愛用している薬のはず。

水場は、明日の朝は冷え込むというので凍結防のため給水ストップ。夜のうちに明日の分を確保する。

トイレは屋外にある。年を取って、いまは夜中に1、2回は用足しに起きる。ダウンを羽織って外に出たのだが、未明の寒さはそれほどでもなかった。空気が乾燥して天気がいいので、都内のまばゆいばかりの夜景を眺めることができる。ここまできれいの見えるんだと感心してしまう。

⇒2日目=11月6日(土)の紅葉に彩られたヨモギ尾根を下る、につづく。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キヌサヤエンドウー10月28日タネまき、11月1日発芽、翌2日に定植

2021-11-03 | キヌサヤ

育苗箱で発芽したキヌサヤ。翌日にはすぐに定植してしまう

キヌサヤエンドウのタネまきは10月28日。11月1日に発芽し、翌2日に定植した。

ことしもスナップエンドウはやめて、キヌサヤエンドウだけにした。スナップエンドウはうまいのだが、もっぱら茹でて食べるのだけで応用範囲がなく、これだけだと飽きてくる。豆類は大概そうだ。ソラマメにしろエダマメにしろ大好物でせっせと食べるのだがしだいに食べ飽きてくる。それが難点だ。その点、スナップに比べてキヌサヤはかなり地味な存在でもこれがなにかとおかずになってくれるから重宝する。

エンドウは直まきはしない。いつも育苗箱に、培養土を入れてそこで発芽させたうえで定植している。種まきから5日ほどで発芽してきた。

サヤエンドウは直まきすると発芽がそろわないときがある。欠株対策のためやや多くのタネをまくのだが、それでもうまくいかないときがある。それならば確実な方法でと、育苗箱で発芽させてから定植している。手間はちょっとばかりかかるが、小さな菜園ではこのほうが欠株を心配することなく、苗を植えつけることができて安心する。



11月1日に発芽してきたものを翌2日に定植した。これは超せっかちの仕業とはいえなくもないのだが、それなりの理由がある。

育苗箱で苗を育て、引き抜いて定植するのだが、育苗箱で根が回りすぎるとなかな抜けないで根まで切ってしまいかねない。

そこで発芽してきたら、間髪入れずに定植してしまう。上の画像が引き抜いた状態の幼苗である。こんな幼苗を定植して大丈夫だろうかと最初は心配したが豆類にそんな心配は無用のようで、定植以降の生育になんの問題もない。エダマメもそうしている。

10センチ間隔で定植した。ここまではスムーズに事は運ぶのだが、キヌサヤで頭を悩ますのがこれからの寒さ対策。寒害に遭うことなく冬を越せるか。

防寒のため、穴あきビニールまたは防虫ネットをトンネル掛けする。その年の気温しだいでどちらかを選ぶのだが、これがむずかしく凍害に遭って枯らしてしまうことがある。厳寒期となる12月末から2月の初めまでは穴あきビニールを使っている。


2021年の読書
2021年10月の読書
・菜食主義者=新しい韓国の文学(ハン ガン著、きむふな訳・クオン)

・評決の代償(グレアム・ムーア著、 吉野 弘人訳 ・早川書房)
・水の都(庄野潤三著・河出書房新社)

2021年9月の読書
・生命海流(福岡伸一著・朝日出版社)
・高瀬庄左衛門御留書(砂原浩太朗著・講談社)
・スモールワールズ(一穂ミチ著・講談社)
・己丑の大火 照降町四季(2) (佐伯泰英著・文春文庫)
・初詣で 照降町四季(1) (佐伯泰英著・文春文庫)
・片見里荒川コネクション(小野寺史宜著・幻冬舎)

2021年8月の読書
・三体Ⅲ 死神永生 下(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・三体Ⅲ 死神永生 上(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・星落ちて、なお (澤田瞳子著、文藝春秋)

2021年7月の読書
・テスカトリポカ(佐藤 究著、KADOKAWA)
・台北プライベートアイ(紀 蔚然著、舩山むつみ訳、文藝春秋)

・・・・・・
今年前半期(1月から6月)で心に残ったのは次の3冊。「
死の棘」(島尾敏雄著・新潮文庫)、「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房)、「サガレン」(梯 久美子著・KADOKAWA)。「死の棘」は年寄りにはつらかった。40歳前後で読んだらどんな感想を持っただろうかと考えた。

2021年6月の読書
・自転しながら公転する(山本文緒著、新潮社)  
・俺と師匠とブルーボーイとストリッパー(桜木紫乃著、KADOKAWA)
・流人道中記・下(浅田次郎著、中央公論新社)
・流人道中記・上(浅田次郎著、中央公論新社) 

2021年5月の読書
・続・用心棒( デイヴィッド ゴードン著、 青木 千鶴 訳・早川書房)   
・用心棒(デイヴィッド ゴードン著、青木 千鶴訳・ 早川書房)
・特捜部Q―アサドの祈り( ユッシ エーズラ・オールスン著、吉田 奈保子訳・ 早川書房)

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス( 長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする