30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

11月22日まきのホウレンソウが28日に発芽、えっ、もう?

2020-11-30 | ホウレンソウ


ホウレンソウー11月22日タネまき、ビニールをべた掛け
28日に発芽、すぐにビニールをトンネル掛け

11月25日は作家の三島由紀夫没後50年だという。50年前のこの日を鮮明に覚えている。大学近くの食堂のカウンターでひとり昼めしを食べていた。すぐ近くにあるテレビがなにか騒々しい。目をあげると三島事件を放映していた。しばらく見ていた。昼めし食べながら眺めていたのである。この事件に接してなにを思ったのだろう。おもいだせない。たぶんこの衝撃的な事件を、大学生の自分にとっては別の世界の出来事のように感じていたのだろうと思う。あれから50年。

ホウレンソウを11月22日タネまきした。28日には発芽してきた。この寒い時期にこんなにも早く発芽してくるなんて思ってもみなかった。驚いている。

このところのブログは2回続けて、11月の気温が高い影響で菜園の野菜が例年に比べて急生長という記事。

9月末にまいたホウレンソウが気温が高いために早く大きくなりすぎてしまった。それでも食べてはいるのだがそろそろ限界だ。周囲の農家だって9月末から10月初めにまいたものは、こちらも大きくなってしまい、収穫が追いつかずトラクターでつぶしている。なんとももったいない。

わが菜園ではホウレンソウは遅くとも10月初めまでにまいている。それが最後のタネまきとなる。それ以降にタネまきして育てるには、防寒、保温のためビニールまたは穴あきビニールをトンネル掛けする必要があるのだが、菜園を始めて30数年になるがホウレンソウではこれまでやったことがない。

冬に食べるホウレンソウがなくなってしまった。さてどうしよう。いまは11月下旬。いまからタネをまいても育って収穫できるまでになるのだろうか。

農家の知り合いに尋ねた。いまからでもできるという。タネをまいたらビニールをべた掛けしておき、発芽したらビニールか穴あきビニールをトンネル掛けすればいいという。

とにかくやってみることにした。結果が失敗しても、とにかくやってみようが大事だ。22日にすぐに実行。1週間後の28日には発芽してきた。いくらビニールで地温をあげているからといってこんなに早く発芽してくるとは。どんなに早くても2週間はかかると思っていたのに。

じつは教えてくれた農家もわたくしと同じ事情だった。前日の21日にタネをまいたばかりだっだのである。

発芽を確認したら、こんどはビニールでトンネル掛けして生長を促す。いつ収穫できるようになるのか。これがわからない。1月になるのか。今後の気温しだいなのだろうが。とにかくやってみる。


      
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ブロッコリーを28日に初収穫、旬はこれからの厳寒期

2020-11-28 | ブロッコリー

わが町もコロナ感染が急増している。重症化リスクが高いのは65歳以上の高齢者だという。自分は大丈夫と調子に乗って外出しているが、ここしばらくは自重、自戒しなければならない。60歳代のときは自分が高齢者だという意識がなかった。だが、70代に入ると体力気力の衰えを自覚するようになり、このところ、年を取ったなと実感することが多く、とうとう高齢者になったようだ。

農閑期である。タネまきと植え付けはすべて終わっているが、収穫のほうは続いている。

ここまで11月は気温が高かったせいか、冬野菜が急に大きくなってしまった。ハクサイとダイコンもそうだ。両者は大きいだけにそれだけで菜園から帰るママチャリの荷台はいっぱいになる。

ブロッコリーも育ちが早い。収穫はもう少し先かなと思っていたのだが、もしやと見たら、やっぱり大きくなっていた。ことしは20数株育てているが、そのうちの3株は収穫できる状態にまで育っていた。

28日に今季初収穫第1号。直径20センチを超える大物だ。こんばんのおかずにといま茹で終えたばかり。

タネまきは8月下旬。モンシロチョウの幼虫による食害を防ぐため、タネまきの時期を遅らせている。10月末までは防虫ネットをトンネル掛けしている。これで食害を防ぐことができる。11月に入ると幼虫もいなくなる。ここで防虫ネットを外す。

ブロッコリーの旬はこれからの厳寒期。12月と1月のものは花蕾が締まっていて見た目にもじつにうまそう。品種はいろいろ作ってみたが、いまは「緑嶺」に落ち着いている。作りやすくてうまい。この品種は頂花蕾と側花蕾が取れる。頂花蕾のあとには側花蕾は取れるのだからなんか得した気がする。

ブロッコリーは、なにが重宝するかというと、冬野菜がすっかり終わり、菜園から野菜が消える2月から3月初めにかけても側花蕾だけは取れつづける。その時季にそれだけでも野菜があるのはなんともありがたいのである。


2020年の読書

2020年11月の読書
・三体Ⅱ 黒暗森林(上)(劉 慈欣著・早川書房)
・JR上野駅公園口(柳 美里著・ 河出書房新社)
・死神の棋譜(奥泉 光著・ 新潮社)
・果てしなき輝きの果てに(リズ・ムーア著・ 竹内 要江訳 、早川書房)  

2020年10月の読書
・KGBの男ー冷戦史上最大の二重スパイ(ベン・マッキンタイアー著・ 小林朋則訳、中央公論新社) 

2020年9月の読書
・雲を紡ぐ(伊吹有喜著、文藝春秋)
・念入りに殺された男(エルザ・マルポ著、加藤 かおり訳、早川書房)
・背中の蜘蛛(誉田哲也著・双葉社)
・三体 [1](劉 慈欣著、 大森望訳、光吉さくら訳、 ワン チャイ訳、 立原 透耶監修・早川書房)

2020年8月の読書
・彼女たちの部屋(レティシア・コロンバニ著、齋藤可津子訳・早川書房)
・越前竹人形、北野踊り(水上勉全集第3巻・中央公論社)
・猫を棄てる(村上春樹著・文藝春秋)
・ザ・ロイヤルファミリー(早見和真著・新潮社)

2020年7月の読書
・少年と犬(馳星周著・文藝春秋)
・暗い森を抜けて(黒川創著・新潮社)
・銀花の蔵(遠田潤子著・新潮社)
・ダリエン地峡決死行(北澤豊雄著・産業編集センター)

2020年6月の読書
本棚から「金閣炎上」を引っ張り出した。奥付は昭和54年10月25日7刷とある。40年ものあいだ積読、と思っていたのだが、読み進めていくと既読感がずっとあった。

・じんかん(今村翔吾著・講談社)
・稚児桜(澤田瞳子著・淡交社)
・金閣炎上(水上勉著・新潮社)

・独ソ戦(大木毅著・岩波新書)

2020年5月の読書
・たまたまザイール、またコンゴ(田中真知著・偕成社)
カーテン(アガサ・クリスティー著、田口俊樹訳・早川書房)
・火星の人(下)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)

2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。

・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)

2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。

・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)

2020年2月の読書  
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)  
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人) 
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版) 
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)

2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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11月の気温が例年に比べて高く、7月まきキャベツが裂球

2020-11-23 | キャベツ

裂球した7月末まきキャベツ(11月22日現在)

11月は例年に比べて気温が高い日が続く。菜園に思わぬ変化が。

こうも小春日和のような陽気が続くと、当然ながらいま育てて収穫中のものも含めて野菜は急生長してしまった。ホウレンソウもコマツナもダイコンもキャベツも、それにハクサイだって急に大きくなってしまった。冬野菜全般の生育がよく、収穫がすべて前倒しになってきた。

生育がいいと普段は喜ぶのだが、冬野菜は寒さあってのもの。この陽気でぶくぶく太ってしまったようである。これからの寒さにあたって甘くうまくなるのが冬野菜。それを見込んで育てている。本格的な寒さがやってくる前に収穫できるまでに育ってしまっては困るのである。

葉物はすべてがそうだ。ホウレンソウだって、ハクサイだって、ネギだって、12月からの厳寒期に入ってからがうまくなるのだが、ことしは今後どうなるのか予想がつかない。

ホウレンソウがまるで雑草のごとく大きくなっている。この時季にここまで大きくなっては食べるしかない。しかし食べるのが追い付かない。周囲の農家は12月暮れの出荷を見込んでホウレンソウを作っているところが多く、これだってたぶん前倒しの出荷となってしまうのではないだろうか。

ふとキャベツが気になった。案の定、球が裂けている。見ると7月下旬まきがすべて裂球している。収穫している最中だっただけに、こんな状態になるとは。春先の裂球は毎年あることだが、11月の裂球は初めての経験だ。気温の上昇にキャベツは素直に反応したというべきか。

キャベツの収穫は7月まきの後は8月まきのものになる。これがこれからに時季に収穫できる。すでに葉をまいてきている。平年の気温で戻ってほしいものである。

自然には逆らえない。なるようになるしかない。冬場に食べるホウレンソウの収穫の見込みがなくなった。それなら再度タネをまいてみるか。露地でのホウレンソウの最後のタネまきはここでは10月上旬になる。いまは11月下旬。ダメもとでタネをまいてみよう思うのだが、間に合うのだろうか。農家の知り合いに尋ねると、発芽までビニールをベタ掛けしておき、発芽したら穴開きビニールかビニールをトンネル掛けするのがいいと聞いた。すぐにタネをまいた。


      
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新ショウガ(2)ー中ショウガ(三州生姜)で甘酢漬けをつくる

2020-11-22 | ショウガ

<前回記事ー「新ショウガ(1)ー11月18日に収穫、一気に貯蔵と保存」から続く

前回記事では、大ショウガと中ショウガを収穫し、一気に貯蔵から保存まで行い、台所隣のパントリーに収納したところまで書いた。これで食べる分も種ショウガも十分に確保できた。とくに種ショウガは来春まで腐らないよう冬を越してほしいと祈るだけである。

これで作業は一段落なのだが頭が痛い問題がある。中ショウガの三州生姜が取れすぎて、貯蔵できずに余りに余っている。捨てるわけにはいかない。どうしようか。まずは大量消費する手立てを考えるのだが、知っているのは甘酢漬けだけだ。

とにかくまずはそれを作ろう。作ったところで、余っている全体のわずかの消費でしかないのだが。

甘酢漬けの主な作業は泥を落としてスライスすること。両者を効率よく行うには大ショウガを使うのがいちばんいい。そうとわかってはいるのだが、こんかいは中ショウガを使わざるを得ない。

1、中ショウガは塊が小さいだけに泥落としもスライスも手間がかかる。面倒だがやるしかない。まずショウガをぽきぽきと割って小さく分けていく。それからタワシと歯ブラシで泥を落としていく。これが手間がかかる。以前は丁寧に落としていたのだが、近ごろは面倒なため、大きな汚れなどをある程度ざっと落とす程度に手を抜いている。

2、つぎはスライス。スライサーを使う。小さく分けたショウガを一本いっぽんスライスしていく。手を切らないようにと神経を使う。スライサーに残った細かい端っこはすべて残しておく。これだって食べる。

3、スライスしたショウガをきれいに洗う。ここで泥をきれいに落とせる。これを熱湯に数分通す。ここでもさらに泥が落ちる。この工程があるから、最初の段階で泥落としに手を抜くことができるというわけである。ここまで1時間半ぐらいかかっている。

4、熱湯に通したショウガは竹ざるに広げて一日天日に干して夕方取り込む。この段階で量ってみると乾燥させたショウガは1キロ近くあった。

5、甘酢に漬ける。半分は甘酢漬けにして、あと半分は砂糖を入れずに酢だけで漬ける。砂糖と酢と塩だけで水は使わない。すべて酢を使っている。インスタントコーヒーの空き瓶に詰めて冷蔵庫へ。酸っぱいものは平気である。好きである。甘酢よりも、そうでないほうを好む。

6、スライサーで最後に残った細かい端っこは別の瓶を用意してすべて酢に漬ける。これがなかなか重宝する。調味料として使うときはここから取り出して刻めばいいだけである。

丹精込めて育てたショウガだからここまでやる。それにしてもまめなジジイだなと思う。1キロぐらいの甘酢漬けを作っても中ショウガは大量に残っている。さてどうしようか。知り合いに声をかけてもらってもらうほかないようだ。


      
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新ショウガ(1)ー11月18日に収穫、一気に貯蔵と保存

2020-11-20 | ショウガ

わが家の楓の紅葉(11月17日現在)

紅葉の山旅の第4弾として11月下旬に京都の紅葉を予定していた。ここにきてコロナ感染の急拡大が続いている。どうしようかと迷いに迷った。2020年の秋はここまで紅葉を心ゆくまで楽しめた。

1、10月3日の東北の栗駒山
2、10月5,6両日の北アルプスの涸沢
3、10月26日に奥日光

この調子で京都へと思ったていたのだが、こんかいの京都行きは取りやめることにした。コロナ感染をすり抜けて京都の紅葉をめでることができるのか、やはり心配であった。わが家には猫のひたいほどの広さの庭に紅葉する楓が3本ある。どれも貧弱だが、中の一本が今年は素晴らしい色づきを見せている。これを京都の紅葉と見立てて我慢しよう。

京都にはこの6年間で9回足を運んでいる。昨年も書いたが、好きな人が待っているでもないのに、なぜこんなにも行くのかと自分でも不思議に思う。それに60歳までは京都嫌いだったはずなのに。紅葉は山で見るに限るとその美しさに魅せられてきたはず、それが下界の紅葉だってまんざら捨てたものではないと気がついた。この変化は、年を取ったからとしか言いようがない。

大ショウガ(上)と中ショウガ(下)

ショウガを11月18日に収穫し、さらに貯蔵、保存の作業を一気に行った。

ショウガは大ショウガと中ショウガ(三州生姜)の2種。この春に植えつけた種ショウガは昨秋掘り出して冬を越して保存してきたもの。3年前から種ショウガを越冬して保存できるようになった。なんども試行錯誤しては失敗を重ねてきたが、ようやくできるようになった。だが確実性がないというのが現状だ。まだ自信がない。

ショウガの保存は、来春までの長期間のためかなり難しい。それだけに無事に越冬できると喜びである。このため種ショウガは買う必要がなくなり、種ショウガはすべて自前になった。

ショウガ栽培は出芽をいかにうまくさせるか。それには良質な種ショウガが欠かせないというのがわが経験。種ショウガの質が悪いと、出芽もまばらになり、その後の生育もよくない。そんな経験があるから、種ショウガの保存にこだわり取り組んできた。

ことしの種ショウガの保存は、中ショウガの方はうまくいったが、大ショウガがどこか具合が悪そうであった。植え付けてみると、中ショウガはすばらしい出芽を見せてくれたが、大ショウガの方はやはり出芽はまばらであった。出芽状況を見た時点で、ことしの大ショウガの収穫はそれほど期待できない、食べるよりもすべてを種ショウガに回すほかないとの見通しであった。

収穫の11月18日の1週間前に根元から茎葉を切り、ショウガを掘り出した。ここで根から茎を切り離すため1週間ほど土の中に埋め戻しておく。こうすることで、写真のようにすっかり茎が落ちる。

中ショウガは貯蔵、保存しきれないほどの量になった。どうしようかともて余すほどある。中ショウガは主に夏には葉ショウガとして食べるのだが、食べられたのは全体量からすればわずかであった。一方、大ショウガの収穫量は少ないものの見事な大きなものが取れた。当初の見通しよりも結果は良かったのである。

すぐに貯蔵と保存。といっても当座食べる分と種ショウガは別別にやるのではなく一緒に保存する。

この保存が家庭菜園派にとっては繰り返すがむずかしい。はじめてやるかたは寒害に遭ってたぶん腐らせてしまうだろう。防寒の加減がわからないからだ。もちろんわたくしもなんどもそうだった。これだって試行錯誤していくうちにしだいに、微妙な手加減がわかってくる。おかげで3年前から無事に冬を越すことができるようになった。

⇒保存の仕方は昨年と同じ。

発泡スチロールの箱が今年も3個になった。台所隣りのパントリーに収納した。

新ショウガ(2)へ>


      
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ソラマメー10月28日タネまき、11月13日定植

2020-11-17 | ソラマメ

ソラマメを定植した。ソラマメはタネを苗床にまき、発芽したら移植している。ことしは10月28日にタネをまいた。11月10日前後から発芽してきた。もう少し育ってから移植すればいいのにとわかっていても、待ちきれなくて苗床から掘り出し、11月13日に小さい苗を定植してしまった。待てない、ますますせっかちになってきた。

ことしは発芽が遅れているような気がしてならなかった。過去を調べてみると、昨年が10月23日にタネまきして11月5日定植、一昨年が10月22日にタネまきして定植が11月7日。いずれも苗が十分に育っている状態で移植しているから、ことしは発芽が遅れたようだ。

毎年同じことだが、畝間110センチ、株間40センチ。1カ所に2本植えつけている。1カ所に1本にするか2本にするか毎年迷う。周辺の農家を見ても、指導書を見ても1カ所に1本だ。それでもこれまで2本植えつけていたので今年もそうした。

全部で96本の苗を植えつけた。年年その数は減ってきている。2019年110本、2018年160本、2017年180本。2017年に比べて半分になっている。

というのも、作りすぎている。ソラマメの収穫期間は短い。それに日持ちしない。そのため、それっとばかりに毎日ゆでては食べ続ける。しまいには飽きてくる。もちろん収穫したらすぐに知り合いに分ける。それでも残るからさっとゆでて冷凍してしまう。

ソラマメの敵はなんといってもアブラムシ。これさえ防除できれば育つ。武器は殺虫剤。殺虫剤は使いたくないのだが、ソラマメ栽培では殺虫剤を散布しないと、アブラムシに全滅させられてしまう。

近くの畑に殺虫剤を散布するのは絶対に嫌という人がいる。信条だから否定はしない。その人に毎年ソラマメの苗を提供してきた。心配してのぞくと、アブラムシで莢ばかりでなく株全体が真っ黒になっている。当然ながら毎年収穫はゼロ。それでもやめずに毎年それをくりかえしている。ソラマメがかわいそうになる。ソラマメの栽培はもう無理だろうからと苗の提供をやめた。本人もうなずかざるを得ない。わたくしの考えは、殺虫剤を使用してもいいから、アブラムシの餌食になるよりもきちんと最後まで、すなわち自家採種できるまで育てることにある。

ことしのタネまきはこのソラマメで最後になった。菜園はすっかりさびしくなってきた。


      
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キヌサヤエンドウー10月27日タネまき、11月1日植えつけ

2020-11-12 | キヌサヤ

10月27日にタネをまいたキヌサヤエンドウ。11月10日現在の姿

新型コロナウイルス感染者がここにきてまた増えだしたという。引いては押し寄せる波のようだ。10月26日の奥日光の紅葉見物では東武バスが大混雑。3密などどこ吹く風。さすがにこれはやばいと思った。2週間が過ぎたいま、発熱もないから感染は免れたと思っている。紅葉の山旅がいずれも見ごろに出合えて気をよくしている。次は、ことしも京都の紅葉をと計画している。コロナ禍で京都の宿は予約しやすいというものの、年寄りは家でおとなしくしていたほうがいいのか、かなり迷っている。

ことしのタネまきは、キヌサヤエンドウとソラマメでおしまいになる。

まずはキヌサヤエンドウから。毎年スナップエンドウを合わせて作っているのだが、ことしはキヌサヤだけにしてスナップの栽培をやめることにした。

スナップはゆでてマヨネーズをつけて食べる。それしか食べ方を知らない。どうも単調だ。あきる。どちらかといえばキヌサヤのほうがおかずづくりには役立ってくれる。

豆類は直まきはしない。すべて育苗箱か苗床にタネをまいて苗を育ててから移植している。豆類は直まきすると発芽をそろえることに失敗することがある。補植するのも面倒なので、それなら苗をつくってから移植したほうがきれいにそろう。

キヌサヤは育苗箱で苗をつくる。1袋すべてまいてしまう。これでは多い。でも残したところでどうせタネを無駄にしてしまう。

キヌサヤは育苗箱で苗をつくるといっても、わたくしの場合は小さな芽が出てくるとすぐに移植してしまう。かなりせっかちだ。こんかいもタネは10月27日にまき、芽が出てきた11月1日には移植した。

これで大丈夫かと自分でも思うのだが、根はしっかり出ている。これまでの経験からまったく問題なく育ってくれる。冒頭の写真が移植してから10日目の姿なのだから、いかに小さいときに移植したかがわかるだろう。

12月中旬にもなると厳寒期を迎えるから防寒する。穴あきビニールか防虫ネットかのどちらを使うか。いずれにしても防寒しないと寒害に遭って枯れる株が出てくる。防虫ネットでは厳しい寒波が来ると弱い。このところずっと穴あきビニールをトンネル掛けしてきた。これでうまくいっていたのだが、昨年は暖冬のため徒長してしまった。悩ましいのだが、ことしも穴あきビニールで対応するつもりだ。

いっぽう、ソラマメは10月28日に苗床にタネをまいた。平年に比べて発芽が遅れている。11月10日になって芽を出してきた。まもなく移植、定植できるだろう。


      
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キャロットラペでニンジン大量消費?

2020-11-11 | ニンジン



“キャロットラペ”なるものをはじめてつくってみた。タサン志麻さんがテレビで紹介していたのを真似た。タサン志麻さんはこの日は朝も夜もテレビ出演である。いつも下手なおかずばかり作っている70を過ぎた団塊じじいにとって、彼女の腕前をはじめてみたときは、驚くとともになんともうらやましく思ったものである。

さっそく作った。このレシピは、酒のつまみにできるかな、それにニンジンの大量消費に少しは役に立つかな、という期待感からである。

簡単であっというまにできた。味見したらやや塩辛い。これは次回修正できる。すぐに夕ご飯で食べた。晩酌の清酒のつまみにぴったり合うということはないのだが、3日続けて食べている。だからまずいことはなくそれなりに食べられる。ただ一度に大量に使うことはできない。ニンジン2本だけで十分の量ができた。レモンが手元にないので、代わりにちょうど皮が黄色に変色し熟してきたスダチを使った。

ニンジンはこれからの季節、煮込みによく使う。これで大量消費できる。だがいずれにしても脇役だ。主役になることはない。それなのにこのレシピはニンジンだけ。なんとも潔い。年寄りにはこんな簡単で手早くできるレシピがうってつけである。

自家栽培している野菜をいかに大量消費できるかを常に考えている。食べる分だけの適量を栽培できればいいのだが、育てる楽しみのほうが勝ってつい作りすぎてしまう。その結果食べるのに追われる。この習慣を直すのはなかなか難しい。

そのため大量消費のレシピには敏感である。6日金曜日のあさイチを見ていると、タサン志麻さんが登場した。これは見なければならない。たぶんレシピの紹介があるはずだと紙と鉛筆を用意する。基準はわたくしにでもできるかどうか。面倒な手順や、普段使わない調味料なんかがでてくると、これは手に負えないとすぐにあきらめる。それでも日々意識していると、野菜ごとの大量消費の簡単レシピがしだいにたまってきている。


      
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タマネギー自家育成の苗350本を11月4日に植えつけ

2020-11-06 | タマネギ

自家育成したタマネギの苗

11月4日に、自家育成したタマネギの苗を350本を植えつけた。これまでは400本だったが少し減らした。これでも多いのだが。

ことしの苗は自家育成をはじめてから、いちばんいい出来になった。じつにうまくできた、とにんまりと眺めてしまうほどである。例年に比べてなにがいいかというと、苗に適するサイズの割合がかなり高く、それだけ多くの本数を育てることができた。

350本を植えつけても、残りの本数はかなりある。あと少なくとも500本はあるだろう。どうしようかと思案するほど残っている。

タマまきは9月8日。いつものように2品種、2袋をまいた。1袋で間に合うかといつもためらう。出来が悪い場合のことを考えると2袋が無難だろうと、いつもそうする。

これまでなんども書いてきたことだが、タマネギの苗を自家育成することはわたくしにとって野菜栽培の中で最後に残った一番難しい課題であった。

挑戦してはいくどとなく失敗した。それでも真剣になって繰り返しやっていると、不思議なものでしだいにうまくなってくる。いまでは安定して必要な苗の数だけを育成することができている。脳みそが小さいのにやればできるものだと感心している。これで栽培する野菜に苦手なものがなくなった。さびしいといえばさびしいのだが。

タマネギの苗作りは、まず発芽をそろえること。前回記事のニンジンと同じだ。これが当初はできなかった。不揃いで、見た目だって悪い。つぎは発芽しても倒伏が多い。そこで中耕をかねて軽く土寄せをした。これは効果があり、いまでもこの作業は欠かさない。

これが育成中の苗。見てもわかるように、隙間なく発芽して育っている。

ここまでいけば、あとは苗にふさわしいサイズまで大きく育てることができるかどうか。たいがいは生育不足で細く小さいものばかりになる。それだって試行錯誤していくうちに、年々まともなサイズの苗を作れるようになった。

さて植えつけである。苗床から掘り出す。太さといい長さといい申し分ない。注目は根の状態。生きがいい。うまくできましたね、と自画自賛。

たいがいの人はタマネギの苗づくりをやらない。むずかしいからだ。手っ取り早く市販の苗を買う。そのほうが手間が省ける。ただタマネギ栽培は苗を植えつけたら収穫までほとんとど手間がかからない。わたくしにいわせればこんなにおもしろくない野菜もない。

自家育成の苗のすばらしいところはすぐに根付くことにある。市販の悪い苗をつかまされると、植えつけてもなかなか根付かず、ついには枯れてしまうものがある。かつてわたくしもこれには手を焼いた。いまでも周辺の畑でよく見かける。自家育成の苗だと植えつけた翌日にはもうピンと立ってくる。はじめてこれを見たときは驚いたものである。

15センチ間隔の黒マルチに植えつけていく。下の画像のように植えつけた当日はくたびれた様子だが、ことしも翌日には一斉にピンと葉を立てている。

残った苗をどうしよう。知り合いにわける。わかる人にはわかるもので皆さんありがたがる。


      
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7月16日まきニンジンを10月30日初収穫

2020-11-04 | ニンジン

  

夏まきニンジンを収穫できるようになった。梅雨明け前の7月下旬(ことしは7月16日)にタネをまいた。収穫は10月中~下旬になる。10月30日に引き抜いてみると、一部裂けているのもあり、もっと早く収穫してもよかったかなといえるほど生育がいい。

ニンジンは発芽をそろえられれば成功したも同じ。ニンジンづくりは野菜全般のなかではむずかしいほうだ。周囲をみればそれがわかる。まず発芽をそろえることができない。つぎに生育不足でまともなサイズにまで育てることができない。

わたくしも当初はこれができなくて試行錯誤した。いまやその苦労が嘘のように、あたりまえにニンジンづくりができるようになっている。

発芽をそろえるのには練習しかない。ニンジンに限らずどの野菜でも発芽がそろわないと気にくわない。異常と思えるくらいこだわる。このためタネまきは面倒でも丁寧に丁寧にと真剣にならざるを得ない。

生育不足はひとつに間引きに原因があると思う。人間は生来ケチにできているのか、収穫を多くしようと間引きをしてもどうしても密になる傾向にある。わたくしの場合は15センチ間隔の穴あきマルチにタネをまくから株間は15センチ間隔になる。条まきして15センチの間隔で間引きするには、思い切りが必要だろう。これができないと小さくて細いニンジンしかできない。

ニンジンは年に2回作る。春まき夏どりと、夏まき秋冬どりである。春まきの品種は「時なし5寸」を100本、夏まきは「黒田5寸」を150本。肥大してうまいのは今回の秋冬どりのほうである。

今回は100本に減らした。一気に食べることができないからこれから冬まで畑に残し、順次食べていく。

冒頭の写真は今回収穫したもの。いい具合に肥大している。右の2本は寸足らずのように見えるがこれで5寸、15センチある。左の3本は20センチの長さになるから出来としては合格である。

すぐにきんぴらを作った。ニンジンだっていつものように常に大量消費レシピを考えなければならない。無駄にしないようにと。


      
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秋作ジャガイモはやっぱりむずかしい?

2020-11-01 | ジャガイモ

わが菜園の秋作ジャガイモはアンデス赤とデジマ(左側は大豆)

秋作ジャガイモの根元に指を入れて探る。すでにジャガイモができているのがわかる。それを知ってほっとする。

農家を含めて周辺の菜園を見ても、秋にジャガイモを作っているのをほとんどみかけない。なぜかといえば、知り合いの農家の人の言葉をかりるとむずかしいからである。

春作ジャガイモはみんなが作る。かんたんである。まず失敗はない。一転して秋作となるとこれがかなり苦労して失敗する。大概は生育不足だ。

なぜそうなるのかといえば出芽にある。8月下旬から9月上旬に植えつけるのだが、秋作は栽培期間が短い。できるだけ早く出芽させて生育させたい。9月下旬までには出芽をそろえたい。

でもそうはいかないのが秋作のむずかしいところ。出芽させたくともスムーズにいかない。出芽が遅れる。そうなると生育不足となり、小さなイモばかりでまともなサイズのものが取れない。

いま秋作している畑を見るとほとんどが生育不足だ。知り合いの農家のものはいつまでたっても芽が出てこない。ぼつぼつ出てきたのが10月中旬。こうなっては生育不足でまともなイモはできない。できたとしても小さなイモばかりとなる。本人も「ことしは失敗だな」とあきらめ顔だ。

生育不足でも、せめて小さなイモでもいいから取れればいい。これは来年の種イモになるからだ。ここで種イモが取れれば、秋作は不作でも来年につながる。

わが菜園も、ことしは手間がかかった。とくにデジマは種イモを8月末に、すでに芽が出ているものだけを慎重に選んで植え付けた。ところがなかなか地上に芽が出てこない。おかしいぞと思って掘り出したら腐っていた。次々と掘り出すとほとんどがそうであった。あわててすぐに保存していた種イモと入れ替えた。

せっかちの性分はいいときもあればそうでないときもある。こんかいはそれが功を奏した? そのまま放っておいたら当然ながら芽が出てこない。気がついたときは手遅れという事態になっていたはずだ。

おかげていま、わが菜園の秋作ジャガイモはいい具合に育っている。これまでの経験からして、たぶんまともなサイズのジャガイモができるはず、とみている。収穫は今月下旬だからあと1カ月もすれば結果がわかる。

↓10月下旬のアンデス赤

↓10月下旬のデジマ


      
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