30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

日光-明智平~半月山~阿世潟(2-2)

2013-10-31 | 登山

↑半月山展望台から見る八丁出島、遊覧船が行き交う

↓阿世潟からの湖畔の道、八丁出島の西側の紅葉


山行日 2013年10月28日(月)日帰り
天気 快晴
山域 奥日光
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:43=5:05北千住5:15=東武動物公園乗換、栃木乗換=7:36東武日光駅7:41(バス)=8:20明智平8:25-8:35明智平展望台8:50-10:08明智平分岐-10:30中禅寺湖スカイライン手前の展望台10:45ー11:14中禅寺湖展望大11:21ー12:03半月山-12:13半月山展望台12:40-13:38阿世潟峠-13:54阿世潟-15:10中禅寺温泉バス停15:25=16:35東武日光駅=北千住駅=我孫子駅


明智平~半月山~阿世潟(2-1)の続き

半月山の山頂を後にして、半月山展望台へ向かう。

その展望台から眺める八丁出島の紅葉に期待している。というのも、紅葉シーズンになると八丁出島の紅葉のすばらしさがよくテレビで取り上げられる。明智平からの眺めとともに、この八丁出島の紅葉もこの目で見たかった。

半月山から展望台までは10分ほどだ。
展望台は登山者と観光客で混雑していた。観光客がいるのは、中禅寺湖スカイラインの駐車場からここまで手軽に来ることができるからだ。それに展望台そのものが狭いからなおさらだ。

真下に八丁出島を見下ろすことができる。よく見えるのは左隅からでそこが特等席になる。だれもが八丁出島にカメラを向けている。わたしなんか前の人の頭越し、肩越しに撮っている。やっと場所を譲ってくれて、一番前の特等席から写すことができた。

いまひとつ鮮やかさが足りないように感じだ。もう遅いのか、それともまだ早いのかよくわからない。それでも見とれた。ずっとカメラを向けていた。つぎつぎと遊覧船がやってくる。八丁出島の紅葉と青い湖に浮かぶ白い遊覧船、皆さんはどうもそれを狙っている。わたしもそれに倣った。

ここで昼飯を食べようと考えていたのだが、景色を見るのに夢中になって、気が付いたらすでにもう30分ほどいる。こりゃ大変だとご飯は5分足らずで食べる始末だ。





八丁出島ばかりに気を取られていたが、周囲の山並みもなかなかのものである。

 

そろそろ先へ進もう。半月峠には12時55分に着いた。帰りのバス渋滞も気になる。ここから下山しようか。いや、阿世潟まで行こう。この時点で社山まで行くのはあきらめた。



阿世潟峠に向かって下りていくと社山がしだいに大きくなる。いい姿だ。やっぱりこの山は登らなければならない。来年に社山から黒檜岳を経て千手ケ浜に抜けよう。これで決まりだ。



阿世潟峠は13時38分。ここから社山を往復すると2時間かかる。行きたいような、行きたくないような。やっぱりきょうは無理だ。



峠から阿世潟に向けて下山開始。予定よりだいぶ時間オーバーしている。それだけたっぷりと紅葉の景色を堪能してしまった。
ここから阿世潟まで飛ばした。すぐに阿世潟で湖が見えてきた。その手前あたり一面、黄葉が日の光を透してキラキラ輝いている。まぶしい。ミズナラ?の純林が広がっていた。ここから湖畔の歩きとなる。

この湖畔の道の紅葉がじつにすばらしい。いまが真っ盛りだった。ずっと「黄葉」の道が続く。金色の光が満ちていた。それを全身でうけて歩く。いやあ、この道はよかった。稜線からは紅葉の景色を見下ろして楽しんでいたが、ここからは黄葉に包まれて歩く。言葉ではあらわせないこの幸福感というのか、心に静かに満ちてくるものがある。
ほとんど一人ぼっちの山歩きばかりだが、この道は心許せる人と歩きたいと思わせる。きっと手をつないでしまうだろうな。

半月山展望台から見下ろした八丁出島を左に見る。西側はちょうど西日をうけて輝いていた。

 八丁出島の東側はこの時間になると影になる。 

イタリア大使館別荘記念公園。阿世潟からここまでの一時間の道は、山の紅葉にはうるさいわたしでも感激した。こんないい思いをしてはバチがあたるかなと、それはそれはうれしかった。すばらしい紅葉の道だった。



この公園の、湖に突き出た桟橋から最後の一枚。

15時10分に中禅寺温泉バス停。歩きはじめてから約7時間だ。下山は急いだから、ほぼ予定通りに着いた。日光駅行きのバスはタイミングよく来た。湯本からのバスはすでに満員状態。補助椅子に座れた。いろは坂の渋滞は心配したほどでもなかった。しかし、いろは坂を下りてからが渋滞で、なかなか駅に着かない。車内のアナウンスは4カ国語で行われている。さすがに世界遺産の街である。

駅前で「ゆば揚げまんじゅう」を食べ、ビールとチュウハイを買って電車に乗り込んだ。両刀遣いなのである。思いのほかたっぷりと紅葉を楽しむことができた。湖畔の金色に輝く道はよかった。ご機嫌である。


    


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日光-明智平~半月山~阿世潟(2の1)

2013-10-30 | 登山

 ↑明智平展望台から、日光連山、中禅寺湖、華厳の滝

↓半月山展望台から、八丁出島の紅葉と遊覧船の眺め


山行日 2013年10月28日(月)日帰り
天気 快晴
山域 奥日光
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:43=5:05北千住5:15=東武動物公園乗換、栃木乗換=7:36東武日光駅7:41(バス)=8:20明智平8:25-8:35明智平展望台8:50-10:08明智平分岐-10:30中禅寺湖スカイライン手前の展望台10:45ー11:14中禅寺湖展望大11:21ー12:03半月山-12:13半月山展望台12:40-13:38阿世潟峠-13:54阿世潟-15:10中禅寺温泉バス停15:25=16:35東武日光駅=北千住駅=我孫子駅


←速報=日光の紅葉はこちら

日光の紅葉には満足した。中禅寺湖畔といろは坂の上部がちょうど見ごろのため、稜線から眺める湖畔の紅葉と日光連山が美しかった。いい景色を見ると心が豊かになる。いまこの山行記録を書いていても、その気分が続いている。

秋の登山は紅葉が目当てだ。10月初旬の那須岳はすばらしかったのだが、あいにくと終日ガスでこころゆくまで眺めることができなかった。不満が残る。もう一度紅葉を眺めたい。こんどは日光を歩こうと、紅葉情報を見ていたが、どうもはっきりしない。ネットであまた紅葉情報の特集があるのに「いまどうなのか」の情報がなかなか取りにくい。それで腰を上げることができなかった。

いま中禅寺湖畔の紅葉が見ごろだという情報をやっと見つけた。台風27号が通り抜けたあとだけに晴天続きの予報だ。日光は紅葉時期は大混雑する。週末は避けて快晴マークの平日を選んだ。

登山コースは明智平から半月山を経て阿世潟に下りた。時間があれば社山まで登る予定でいたが、途中の景色を見るのにたいぶ足を止めてしまい、予定時間をオーバーした。社山はあきらめた。というより最近のわたしはすっかり鈍足になってしまったから、たぶん社山までは無理だろうという気持ちは最初からあった。


紅葉シーズンで渋滞します。余裕をもって行動してください」。バスの運転手さんが呼びかける。早めに下山したほうがいいのか。迷う。いろは坂ではマイカーが次々とバスを追い抜いていく。

スタート地点の明智平。ロープウエー乗り場は、8時30分ごろの始発を待つ人の行列ができていた。すでに30メートルはあろうか。通常は9時始発だが紅葉時期は運行開始時間を早めるようだ。



この青空。快晴だ。目の前には男体山。眺めがいい。紅葉はたしかにこの明智平から上の方が見ごろのようだ。

行列を見て、ロープウエーの利用をあきらめた。展望台まで歩くことにした。登山道はある。2万5千地図にも載っている。乗り場からロープウエーが上がって行く方向を見ると、その先に道がある。しかし入り口に「通行禁止」という立て札だ。この看板を見てあきらめるのが普通の神経の持ち主だろうが、歩く人もいることを知っていたのでこの道に取ることにした。



快適な道である。どうしてこんないい道が「通行禁止」なのか。たぶんロープウエーを利用してもらいたいのだろう。きょうのところは先を急ぐ。日光交通さん、ごめんなさい。

10分足らずで展望台。あっというまに着いた。ちょうど下からロープウエーが上がってきた。2人乗っていた。社員のようだ。まもなく営業開始らしい。



すぐに展望台。すでに7,8人がカメラを構えていた。ロープウエ―が動いていないからどこから登ってきたのか尋ねたところ、やはりわたしと同じ「通行禁止」の道だった。

展望台からの景色はじつにすばらしい。青空、日光連山、中禅寺湖、華厳の滝、それに紅葉と、構成要素が多いのによくまとまっている。これを見たかった。始発のロープウエ―が到着したようで、観光客がやってきた。急ににぎやかになった。



展望台からは明智平の乗り場の様子を見下ろすことができる。行列がまだ続いている。

景色にくぎ付けになり、だいぶ長居してしまった。きょうはゆっくりもできない。先を急ごう。
さいごに「一枚おねがいします」。紅顔の美少年はいまや軽い髪のジジイになった。

 

5分も歩くと、登山道の右手から踏みあとが合流した。きっとこの先に展望のいい場所があるに違いないとその踏みあとをたどる。標識はないのだが、やはりそうだった。登山を長くやっているとそんな感覚が身につく。
華厳の滝が大きく見え、男体山に隠れていた白根山が姿を現してきた。 



茶の木平を目指して山道をたどるのはわたし一人のようだ。一歩分けいれば素晴らしい景色が待っている。

鉄塔。ここからの眺めもいい。足を止めてばかりいる。



鉄塔の下には霜柱。

日光連山。

最初の分岐。ここは左の細い道を取る。右は巡視路だ。



すぐにまたも分岐だ。こんどは右の細い道を取る。あとは笹原の中の一本道。



稜線の紅葉はすでに終わっているが、まだところどころ見ることができる。



女峰山。



ブナの黄葉。ほとんどが落葉している。



日光白根山をアップで。

ここが地図に記載のある「観瀑台」だろう。しかし木々が邪魔して肝心の華厳の滝がよく見えない。



半月山への標識。ここまではほぼ予定通りの時間できている。

稜線をたどる。また右手に踏みあとを見つけた。ここもたぶん展望がいいのだろう。やはりそうであった。名も無いビュースポットだ。まもなく中禅寺湖スカイラインに出る手前に展望台があるが、それのほんの少し手前にある。気がつかなければ通り過ぎてしまうところだ。
中禅寺湖畔の紅葉が見ごろだというのがよくわかる。

こんどは、中禅寺湖スカイライン手前の展望台。ここは先程と変わらぬ景色が広がる。
ここでひと休み。

中禅寺湖スカイラインに出る。「茶の木平遊歩道入口」のバス停があった。道路を横切って狸山へ取り付く。
今回歩いたコースはわたしにとっては軽いものとなめてかかっていたのだが、これはまちがいであった。なんどもアップダウンがある。



狸山。鉄塔があった。見晴らしはよくない。素通り。



狸山の山頂から半月山が見える。

狸山を下ると、中禅寺湖展望台。かなりの車だ。

ここの展望台は登山者と観光客でにぎわっていた。ここまで静かな道をひとりで歩いてきた身にはうるさく感じる。さっさと写真を撮って、半月山へ向かう。最初は急登だ。

カラマツの林



半月山の頂上に着いた。展望はない。ちょうど正午なのでここで昼飯をと考えたが、頂上標識を確認しただけで素通り。ここまでスタートしてからの行動時間は3時間40分だった。

今回のコースで見たかったのは、明智平の展望台からの眺めと、半月山の展望台からの眺めだ。前者は期待通りだった。そのうえここまでくるところにあるビュースポットからの眺めにも満足していた。今回はうまくいったなとほくそ笑んでいた。

次の目的の半月山展望台までまもなくだ。急ごう。

 

ここで一区切り。

この続きです⇒


    


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速報ー2013年10月28日の日光の紅葉

2013-10-29 | 登山

きのうのこと。2013年10月28日(月)、日光の山を歩いてきた。紅葉はいま中禅寺湖までおりてきて、湖畔といろは坂上部が見ごろとなっている。

この秋一番ともいえる青空になった。コースは明智平からスタート、半月山を経て、阿世潟へ下山した。稜線は落葉していたが、稜線から眺める日光連山と中禅寺湖の紅葉が、晴天万里のもとじつにすばらしかった。

とくに阿世潟から旧イタリア大使館別荘までの湖畔の道は、黄葉がどこまでも続き、きらきら輝く黄金色の光に包まれた。前を歩いていた山ガールが感に堪えられなく「しあわせ」とこちらまで聞こえてきたのが印象的だった。だれだってそう思える道だった。紅葉にはうるさい私もそうだった。山歩きだからこそ味わえる極楽である。

詳しい山行報告はあとにして、いそぎ黄葉のビューポイントをアップする。わたしのカメラの腕前では、すごい、すごいという紅葉の感激をお見せすることができないのがなんとももどかしい。

・明智平展望台から



・明智平展望台から



・明智平展望台から



・中禅寺湖スカイライン手前のビュースポットから



・中禅寺湖スカイライン手前のビュースポットから



・中禅寺湖展望台から



・半月山展望台から



・半月山展望台から



・阿世潟からの湖畔の道



・阿世潟からの湖畔の道



・阿世潟からの湖畔の道


    


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芋がら(干しズイキ)を作る

2013-10-26 | サトイモ



↑ヤツガシラとエビイモの葉柄(ズイキ)

↓皮をむいて天日に干せば芋がらになる

この1週間は台風27号の動きに釘付けだった。台風26号で伊豆大島に災害があったばかりだから、テレビ新聞はいずれも異常なほどの対応だ。きのう25日の夜のテレビで「関東地方では今夜から明日にかけて、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨のおそれがあります」といわれると不安になるもので、それなりの心構えをしなければならない。というのもわたしの住み我孫子市では2008年8月30日に1時間に104.5ミリの降雨があった。その経験があるからだ。

きょう26日午前1時すぎに雨音で目を覚ました。すぐに気象庁と日本気象協会のHPのレーダーで雨雲の動きを見た。これなら大丈夫だろうと安心してふたたびふとんに入ったのだが、こんどは2時10分ごろに地震だ。暗闇の地震は大きく感じる。わたしには台風よりも地震のほうが怖かった。幸いにも大雨に降られず台風27号は通り過ぎる。これでひと安心だ。

いま、ズイキを天日に干して乾燥させている。台風27号の襲来でいったん家の中に取りこんでいる。ズイキとはサトイモの葉柄だ。実際に見たことがある人は少ないだろうが、肥後ズイキなら聞いたことがあるという人は多いと思う。今回は肥後ズイキではなく、食べるほうのズイキの話である。

わたしが作っているサトイモのうち、ヤツガシラとエビイモの葉柄がズイキとして食べることができる。両方とも茎は赤みを帯びている。皮をむいて、生でも食べられるが、わたしは乾燥させて、いわゆる芋がらを作る。

ことしもサトイモは生育不良だ。したがって葉柄も細い。芋がらにするには太くてたくましいのがいいのだが細いものが多い。太いものだけを選んだもののやはり本数が少ない。というよりも多く作ったところで、あまり食べるものでないからこれぐらいでちょうどいいかと納得。

皮をむく。素手でやると手が赤く染まるから手袋をしてやる。単純作業だ。黙々とやるしかない。これを針金のハンガーに通し、天日に干して乾燥させればしまいだ。食べるたびに水にもどして調理する。油になじみ、出汁がたっぷりとしみ込む。素朴な味だ。

晩秋から冬にかけて、食べ物を天日に干している光景はなかなかいい。山を歩いていると、山里の農家の軒先にずらりと吊るされた干し柿を見る。郷愁を誘って心にしみる。それに比べたらズイキを干しているのは様にならないのだが、まもなく寒さがやってくる、そう感じさせる作業だ。


    


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来年に向けて冬ネギのタネまきと発芽

2013-10-25 | 冬ネギ

冬ネギたちが芽を出してきた。10月10日にタネをまき、5日ほどで芽が出てきた。

これらは来年12月から収穫するもので、いま秋まきして、冬を越し、来夏に定植する。それから土寄せをしながら育て、来年12月から食べるものである。収穫までに1年と2カ月かかる。それのスタートとなる。

ネギの芽を出させることはなかなかむずかしいもので、いまでも神経を使う。タネをまき、土で覆い、鎮圧し、たっぷりと水をかける。芽が出るまでは乾燥を防ぐため黒い寒冷紗をかけておく。

発芽がきれいに揃った。こうなるとわたしはご機嫌だ。

今回まいたのは赤ネギ、九条太ネギ、下仁田ネギの3種類で、いずれも冬ネギである。わが菜園では常連のメンバーだ。これらのタネはことし6月に自家採種したもので、市販のものよりも発芽率がいいように感じる。

昨年10月にタネをまいた冬ネギがまもなく食べられる一方で、次のネギが芽を出してくる。世代交代がうまくできているなと感心する。


    


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猛暑に耐えてくれたニンジンの収穫

2013-10-24 | ニンジン

 

台風27号がやってくる。またかよといいたくなる。先週の台風26号では農家のホウレンソウに被害が出た。近くの農家のホウレンソウ畑はちょうど出荷のときだった。そこに台風だ。強風で葉先がこすれて、そこが茶色に変色し枯れてくる。見た目が悪い。これでは商品にはならない。そこでトラクターで残りをすべて“つぶした”。せっかくそこまで育てたのにと、農家の人がかわいそうに思えてならなかった。秋冬野菜は葉ものが多いから強風には要注意だ。わたしもこれから畑に行って風対策をしなければならない。

夏野菜がナスを最後に10月10日にすべて終わった。まったく畑から野菜が消えてしまった。端境期はこうなる。買って食いつなぐ。畑にあるものといったらダイコンの間引き菜だけだった。それもつかの間で、すぐにラッカセイ、コマツナ、シュンギク、サトイモ、キャベツ、そしてニンジンが取れだした。

ことしの夏まきニンジンは心配だった。芽出しは一斉に揃った。われながら神業かと思ったくらい見事だった。それなのにその後がいけなかった。猛暑と乾燥で、せっかくの芽が枯れてくる。こんなことははじめてだった。それだけこの夏の猛暑はすごかった。

ニンジンはいつも約150本収穫するつもりで育てている。その1割が枯れた。この先どうなるのかと心配した。それ以上の被害はなかった。安心したのであるが、生育がいつよりは悪い。それでもいつもの年と変わらずに10月下旬に収穫できた。

ニンジンはよく食べる。これだけれあれば来年の2月まで食べられる。2人暮らしとはいえ、わが家は野菜をよく食べる。よく食べるよなといつも思う。


    


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8月にまき直したブロッコリーはいま

2013-10-22 | ブロッコリー


きのう書いた害虫被害のキャベツの続きである。
6月末にタネをまいたのはキャベツばかりではない。ブロッコリーも一緒にまいた。これもアオムシとシンクイムシに痛めつけられた。こちらはどちらかというとシンクイムシだ。成長点が食べられて被害は大きく、全滅であった。すべてわたしが退治を怠ったためである。どうしようもない。

ブロッコリーを育てないわけにはいかない。そこで8月にさいどタネをまいた。こんどは細心の注意だ。もちろん白い寒冷紗でトンネル掛けして、定期的に観察した。モンシロチョウの侵入は防げたのだが、こんどもシンクイムシだけは発生する。ことしはシンクイムシによる被害がやたら目につく。シンクイムシは小さい。老眼の私にはやっかいだ。それでもひと株ひと株、観察しながら見つけしだい指先でつぶしていく。ブロッコリーは好きだから多く植えつけるのだがことしの株数は16ある。例年に比べて少ない。

ブロッコリーはタネまきをひと月遅らせただけでも、生育に大きな違いがある。7月にタネをまけば、10月にはトンネル掛けした寒冷紗の天井まで育ち、寒冷紗を取りはずさなければならない。そうすると、待ってましたとばかりにモンシロチョウがやってきて卵を産み、アオムシが大発生する。いつものと年だと10月から11月にかけてブロッコリーはアオムシ駆除に追われる。一匹一匹指先でつぶしていくのだが、また次の日に行くとあちこちに姿を見せる。よくもまあこんなにも生まれてくるもんだとあきれながらも、丹念につぶしていく。

ことしは、この駆除作業がない。8月にタネをまいたおかげでブロッコリーはいまも寒冷紗の中で育ち、モンシロチョウが侵入できないでいるからだ。いまは無傷だ。

ことしはキャベツとブロッコリーはまき直しという事態になった。どうにかリカバリーはできた。手間ヒマを惜しむとやっぱりこうなる。自己弁護するなら、ことしに限っていえば、猛暑でヘタヘタになりどうにでもなれといった気分でいたのも事実だ。年を取るとじつに暑さがこたえるのである。


    


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チョウチョが生まれるキャベツ畑

2013-10-21 | キャベツ

↑虫食いなしはこの一個だけ

↓アオムシの食欲にお手上げ

虫よけに白い寒冷紗を被せてあるキャベツ畑。なかをのぞくとチョウチョが3匹舞っている。かわいそうだからと寒冷紗の中から外へ出してあげた。翌日行くとまた数匹チョウチョが飛び交っている。キャベツ畑の寒冷紗の中で羽化したチョウチョたちだ。なごむ光景だが、わたしにとってはなんともうらめしい。

6月末にタネをまいたキャベツ。夏まきキャベツはいつもなら7月中下旬にまくのだが、ことしはひと月も早くまいてしまった。早やまきすると夏のキャベツはアオムシだらけになる。そんなことはこれまでの苦い経験でいやというほどわかっていた。それでもやってしまった。

キャベツの敵はアオムシである。モンシロチョウの侵入を防ぐためすっぽりと白い寒冷紗をトンネル掛けしている。しかし大ざっぱだから、裾をしっかりと押さえていない。すき間から侵入して卵産み、アオムシになる。食欲は旺盛だ。このときまめに一匹一匹つぶしていいけばいのだが、面倒だからとさぼってしまった。結果は虫食いだらけである。虫食いのないのは1個だけで、残りは無残にも食い荒らされた。たらふく食べたあとは、サナギになり、羽化してチョウチョになる。

羽化したチョウチョを見ながら、虫食いの責任はわたしだなと思う。アオムシのせいにしたいが、駆除しないでさぼったのがいけない。アオムシをつぶす手間を惜しんだからだ。こうなることはわかっていたのに。それにしても、わかっているのに失敗を繰り返してしまう。学習能力は人並みにあると思っているのだが、失敗してはじめて、そういえば過去にもそんなことがあったなと思い出し、またやってしまったとほぞをかむ。よくあることだが少し落ち込む。

夏にタネをまいて秋冬に収穫するキャベツはこんな結果になった。キャベツは出番が多いから収穫が少ないと困る。しかしどうしようもない。手を抜いたらこうなる。秋にタネをまいて来春に収穫する春キャベツのほうは、気を引き締めてやっている。


    


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サトイモの試し掘り

2013-10-19 | サトイモ



ほんのり赤い皮肌が特徴のセレべス

サトイモの収穫が近い。収穫の適期は霜が1,2回降りたときだ。私の住み町でいうと初霜は11月中旬以降になる。そうなるとまだ先だが、そこまでは待てない理由がある。

サトイモの後作はタマネギと決めている。タマネギの植えつけは11月初旬になる。そのスペースを確保しなければならないのだが、狭い菜園だからいつもそのことに悩まされる。ことしもほかに空きスペースがなく、やはりサトイモを掘り上げて、そのスペースをタマネギに明け渡さなければならない。

サトイモの収穫を初霜のころまで延ばしたいのだが、そんなわけでそれができない。今月末までにはすべて掘り上げて保存しなければならない。毎年こうなる。

サトイモは初霜のころまで待てない理由がもう一つある。それは食べたいからである。サトイモは、私の感覚でいえば秋のものだ。初冬まで待てない。サトイモ大好きなわたしは一刻も早く食べたいのである。

栽培しているのは、愛知早生、ヤツガシラ、エビイモの3種。いずれもうまい品種だ、と思っている。ことしは生育期の7月は少雨で乾燥が続いた。灌水施設があればいいのだがそれがないから雨乞いの日々であった。サトイモの不作は2年続いている。すべて雨不足だ。ことしも不作かとあきらめた。ところが8月からの雨で息を吹き返した。遅過ぎた雨だが少しは生育してよくなった。満足のいく出来からは程遠い。背丈が低く、茎が細い。それでもすっかりあきらめた7月のときと比べるとだいぶよくなった。

サトイモ栽培は3種といったが、知人から赤芋のセレベスを少し分けてもらい植えつけていた。セレベスを作ったのははじめてだ。そこでこれを真っ先に試し掘りして味見をすることにした。

昨18日、セレベスの試し掘り。できがよくないことはとうにわかっているものの、それでも掘り出すときはわくわくする。やっぱり収量が少なかった。数は少ないものの子芋は十分な大きさに育っていた。よく育ったなというのが最初の印象だ。これなら十分である。セレベスは親芋、子芋とも食べられる。芽が赤いのが特徴だ。芽ばかりでなく皮肌全体がほのりと赤みを帯びている。すぐに煮物にしてくれた。味はわたしが好きな3種に比べると率直なところ落ちる。それともかみさんの味付けが悪かったのか。

ことしは一昨年と同じ凶作とあきらめていたのだが、この試し掘りで、ほかの品種にもほんの少しだが期待が持てる気がした。なんかいい感じだ。


    


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不撓不屈の冬ネギ

2013-10-17 | 下仁田ネギ

昨16日の台風26号を含め、9月中旬から台風がたびたびやってくる。ことしは多い、そんな印象だ。昨日は午前4時過ぎから大雨になった。次々に雨雲がわたしの住む千葉県東葛地方にやってくる。気象庁のレーダーを見ているとまるで集中攻撃だ。雨が峠を越すとこんどは強風が吹き荒れた。

夕方に畑を見回る。
近所の掘立小屋のような物置や灌水施設の建物は傾いたり、倒壊していた。作物はいずれも北からの風で南側に傾いていた。強風で、葉ものは千切れたり、こすれたりしている。見た目は悪いが壊滅的被害はなかった。ほっとする。作物にとっては雨よりも風のほうが手ごわい。

冬ネギは台風が来るたびに葉が折れたりちぎれたりする。なんともかわいそうな気がする。それでもすぐに姿勢を立ちなおして元気になる。冬ネギはもともとが丈夫なのだろうが、それでも見るたびにその生命力に驚く。まさに不撓不屈である。いまどき不撓不屈なんて、力士が昇進伝達式で口上に使うくらいなものだが、冬ネギにはその言葉がぴったりする。

冬ネギは順調に育っている。この冬は下仁田ネギと九条太ネギの2種類だけだ。12月になると食べられる。これらは昨年10月にタネをまいたのだがら、収穫までに1年と2カ月かかる。

このため、来年12月から食べる冬ネギのタネまきはこの10月だ。すでに済ませた。ことしはいつもの3種、赤ネギ、下仁田ネギ、九条太ネギのタネをまいた。まもなく芽が出てくる。秋にタネまきを忘れても春まきができるのだが、わたしはいつも秋まきしている。

九条太ネギを食べてみた。食べられないことはないが、冬ネギのやわらかさに慣れた私の舌にはまだ硬く感じられる。もうしばらくの辛抱だ。


    


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懲りないでことしもソラマメのタネまき

2013-10-14 | ソラマメ

ソラマメのタネをまいた。ことしはソラマメのタネをまくがどうか悩んだ。昨年も同じく悩んだ。というのは、このところソラマメがうまくできない。周囲の畑もそうだ。試行錯誤しているが、それでもこの3年ほどは失敗続きだ。収穫はできるのだが、収量が少ないのである。

原因はわかっている。アブラムシだ。対策のために春に浸透性殺虫剤をまいているが、それでもまともな収穫ができない。せっかくサヤを付けたのに半分以上がダメになる。アブラムシとの長い戦いに神経と肉体はぼろぼろになってしまい、最後に白旗をあげて降参だ。この3年ほどがそうだった。会心のソラマメはしばらく味わっていない。それにしてもアブラムシの発生がやたら多くなっている気がする。昔はこれほどは多くなかったと愚痴るばかりだ。

ここまで頑張ってもこんな結果じゃやってられない。そんなソラマメにうんざりしてきた。もうやめようか。そんな気分が手伝ってか、ことしは自家採種しなかった。この秋にタネをまくときは買うほかないなと思っていた。

ところがである。そんな私の気持ちを知らないで、かみさんが知人から自家採種のタネを大量にもらってきた。半端な数ではない。これだけの自家採種のタネをくれるなんて、かみさんの知人はよほどうまく収穫できたのに違いない。

これだけのタネを目にしてしまっては、ソラマメ栽培をあきらめるかどうか悩んでいた気持ちを、ことしもやってみようかという気にさせた。

いただいた自家採種のタネは300個以上もある。わたしには100個もあれば足りる。 

 

タネは直まきではなく、最近はセルトレイにまいている。お歯黒を斜め下にして、少しくぼんだほうを上向きにして土に差し込む。全部を土の中に入れないで3分の1ぐらいは土から出しておく。

芽が出て本葉が2枚ぐらいになったら、11月に取りだして畑に植えつける。育つほどに土寄せしながら育てる。春先に浸透性殺虫剤をまく。そこまでは完璧だ。

問題はそれからだ。アブラムシが発生し、襲来する。来春からのアブラムシと戦いがいまから想定される。憂うつだ。それでも自家栽培のソラマメを食べたいという思いは強い。

 


    


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ラッカセイは取れたてを塩ゆでに

2013-10-12 | ラッカセイ

↑取れたてラッカセイを塩ゆでに

きのう10月11日にラッカセイを収穫した。わたしが住んでいるところは中旬ごろまでがその時期になる。周囲が収穫しだした。葉っぱを見ると少し黄ばんできた。収穫することにした。しかし暑い。10月にだというのに真夏日になるという。それでもやると決めたらやる。要はせっかちなのである。

菜園はだれもいない。風があるから暑さをそれほどは感じない。静かに作業ができる。これがいい。
株を引っこ抜いて、でき具合を見る。ことしはよさそうだ。
ラッカセイを1つ1つもいでいく。
サヤが充実していて網目状になっているのが上物だ。
小さなものは捨てる。もったいないからといって、もいだところで、豆が小さくて使いものにならない。ここは大旦那の鷹揚な気持ちになって、上物だけを選ぶ。捨てるかどうか迷ううようなサイズなら、きっぱりと捨てる。その方があとで加工するときに楽である。



菜園であらかた作業をすませ、家に持ち帰る。水で泥を落として、きれいにする。
ブルーシートに広げて、空さや、ゴミなどを取り除く。

これで作業は終了。後はカビが生えないようにしっかりと乾燥させる。

すぐに取れたてを「塩ゆで」にする。
わたしの好物だ。これを食べたいがためにラッカセイを作っている、といってもいい。
たっぷりの湯に塩を入れて、サヤつきのままゆでるだけ。塩は水1リットル当たり10グラムから20グラム。辛さは好みだが、最初は塩を控えめにしてゆでて、もの足りないようなら加えたほうがいい。

取れたてはやわらかい。20分ほどで出来上がり。これで今夜の酒のつまみが一品できた、そんな感じである。作る量は4,5回分食べるくらいがいい。残りものは冷蔵庫に入れる。そのままで保存するとカビが生えてくるからだ。うますぎて食べ過ぎるきらいがあるから、今夜は何個と食べる個数を決めることにしている。

ことしは多く収穫できた。相当な量だ。これを100円ショップで買った編みかごに入れて乾燥させる。乾燥が甘いとすぐにカビが出てくるから、しっかりと乾燥させる。

あっ、肝心なことを忘れていた。
収穫した中から、来年5月にまくタネを確保しなければならない。目を凝らして上物のサヤを50個ほど選り分けて、サヤを付けたまま保存する。収穫したらこれを真っ先やることにしている。タネの分まで食べてしまわない前に。


    


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トウガラシの出番

2013-10-10 | その他

これからの季節はトウガラシの出番が多くなる。毎日のように使うことになる。使うのはおもに粉末になった市販のトウガラシで、姿のままのトウガラシはなかなか出番がない。

トウガラシは毎年作る。作るといっても1株の苗を買ってきて植えつけておくだけだ。それを秋に真っ赤になったところで収穫し、陰干しして保存している。毎年それを繰り返している。

ところが、この収穫したトウガラシが使い切れないで残る。冷蔵庫の野菜室には、過去のトウガラシが眠っている。たまに取り出して使うのだが、古くなったものでも辛さはまったく変わらない。残さないためにも粉末にして一味唐辛子にすればいいのではないかと思うのだが、これができないでいる。年年たまるばかりだ。

トウガラシの辛さは好きだが、辛さに異常に敏感に反応してしまうから困る。外でカレーライスが食べられない。見ただけですぐに汗が出てくる。外でカレーを食べるときは覚悟がいる。絶対にタオルが必要だ。ハンカチでは用をなさない。それくらいだから、外ではカレーは食べないことにしている。

わたしが姿のままのトウガラシを使うのは、スパゲティを作るときだ。ぺぺロンチーノをおもに作るからトウガラシは欠かせない。タネを取って使うのだが、たった1本入れただけなのに、飛び上るほどの辛さを感じるときがある。一本一本辛みが違うのかなと思ってしまう。

辛過ぎるとだめだ。異常に精神が高ぶるのだろうか、いらいらしてくる。我慢できないくらい頭に血がのぼる感じで、いまにも相手かまわず暴力をふるってしまいそうになる。もう耐えられないと食べているものを投げ出したくなる。それもできないから、味なんかそっちのけで一刻も早く食べる。食べ終えるとぐったりしてしまうのである。

ことしもトウガラシを収穫した。すぐに取れ立てのナマでスパゲティを作った。辛みをつよく感じない。やはり程よい辛さが心地いい。


    


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サンマの塩焼きに添えるもの

2013-10-08 | ダイコン

仙台の知人からサンマが届いた。9月中旬につづいてまたも女川港に水揚げされたものだ。こんなにいただいていいものかしらと思ってしまう。最初にいただいたサンマは格別にうまかった。刺身にしても塩焼きにしても、サンマをこんなにうまく食べたことがあっただろうかと思うくらい感激した。とくに塩焼きがよかった。酒なんか飲んでいるどころではなく、もくもくと夢中で食べてしまった。相手にそのまま素直に伝えた。

そんなに気に入ってくれたのなら、と無心してしまったようなものである。申しわけない。こんどのサンマもうまかった。水揚げされたものを翌日に食べているのだから、新鮮そのものだ。そうわかっていながらもことしのサンマは例年になくうまく感じられる。こんども塩焼きのほうがうまかった。

焼きサンマに添えるものといったら、大根おろしにスダチかカボスといったところが相場だろう。といってもわたしは外食が大嫌いだからこのところ外でサンマ塩焼きを食べていない。月給取りのころ、定食屋で注文するとだいたいが大根おろしが付いてきたからその頃の記憶でしかない。家庭でどうサンマの塩焼きを食べているのかも、ほかの家をのぞいたこともないからわからないのだが、大根おろしで食べているところが多いのではないのかと思う。

わが家はといえば、大根を使うのは同じだが、大根おろしでは食べない。大根おろしではサンマを水っぽくさせるだけで、せっかくの味が台無しになるからだ。わたしが育った家ではサンマの塩焼きを食べるときに、大根おろしを使わない。大根を千切りにして、そこに葉と茎を入れて浅漬けしたものを使う。これを焼きサンマにたっぷりのせて醤油をかけて食べる。サンマの脂っぽさを消してさっぱりした味わいになる。小さいときからそうして食べてきた。結婚してからもかみさんがそれを作ってくれるから、生まれてからいままでそうして食べている。

ダイコンは自家菜園のものを使いたいのだが、まだ収穫できない。9月初旬にタネをまいたから、収穫は11月初旬になる。残念だがダイコンは買う。しかし市販のダイコンは葉っぱを切り落としているものが多い。そこで葉っぱは、いま菜園で栽培中の間引き菜を使う。大きなダイコンの葉っぱは硬く筋があるから、若くてやわらかい間引き菜を使ったほうがうまい。自家菜園のおかげである。

大根の浅漬けをたっぷりと山のように盛って食べる焼きサンマ。これがわたしにはたまらない。


    


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那須岳ー三本槍岳、朝日岳、茶臼岳そして姥ヶ平へ

2013-10-06 | 登山

↑終日ガスの中。三本槍岳、朝日岳を経て、峰の茶屋から茶臼岳を登る。右は噴煙なのにガスと見間違う

↓真っ盛りの紅葉はガスの中。ところが姥ヶ平ではついにあでやかな姿を見せてくれた。これが見たかった


山行日 2013年10月4日(金)日帰り
天気 終日ガス
山域 那須連山
メンバー 2人
コース&タイム
我孫子の自宅4:00=黒磯SA=6:50峠の茶屋駐車場7:10-7:50峰の茶屋 -8:25朝日の肩-8:35熊見曽根-9:30三本槍岳10:00-11:05朝日岳11:15-12:00峰の茶屋12:10-12:45茶臼岳12:50-13:15山頂・牛の首分岐-13:35牛の首-14:00姥ヶ平(14:05ひょうたん池)14:30-14:50姥ヶ坂-15:10峰の茶屋-15:45峠の茶屋駐車場=我孫子の自宅


←速報=那須岳の姥ヶ平の紅葉はこちら

すっかり秋になった。自家菜園が一段落したところで、紅葉をもとめて1カ月半ぶりに山を歩いてきた。

目指すは関東の山ではいち早く紅葉する那須連山。中でも紅葉がピカイチの姥ヶ平である。ここの紅葉は気にいっている。2007年以来だから6年ぶりになる。

ことしの紅葉は早い。たしかに紅葉はピークであった。しかし山は終日ガスの中の歩きとなった。それでも最後に足を運んだ姥ヶ平はつかの間ガスが取れて、鮮やかな紅葉を見せてくれた。紅葉の姥ヶ平のバックに噴煙を上げる茶臼岳、という定番の景色はガスで見ることはできなかったが、最後の最後に見せてくれた期待通りの紅葉に満足した。ことしは色づきがいい。姥ヶ岳の紅葉は裏切らなかった。


山を歩くのは1カ月半ぶりになる。いつでも行けるようにとトレーニングだけは意識してやっている。気になるのは膝の痛みだ。この日の行動時間は9時間近くになったが、心配した痛みが出ることなく歩くことができた。

コースは、駐車場から、峰の茶屋、朝日岳、三本槍岳を歩き、往路を引き返して峰の茶屋まで戻り、そこから茶臼岳に登り、最後は姥ヶ平まで足を延ばした。そこからまた峰の茶屋に戻り出発点の駐車場に帰った。日帰りにしては欲張りなコースかなと思う。

今回はかみさんと一緒だ。一緒に歩くのは昨年10月以来になる。かみさんはこの夏に日本百名山を達成してからも積極的に歩いている。いつも友だちと歩いている。わたしとはめったに歩かない。ガミガミ亭主とは歩きたくないのだろう。わたしもひとりで歩く方が気持ちがいい。それでもかみさんは自分だけ楽しんでいいのかしらと、年に一度ぐらいは亭主に付き合うのも仕方ないかと思っている。今回は年に一度の義理の山行なのである。おたがい年を取るとこうなる。かつてはクローバーで編んだ花の首飾りを首にかけてあげた山行もあった。遠い昔の話だ。

那須岳の紅葉の盛りの土、日は避けたい。すごい混雑になるからだ。平日で天気がいい日を選びたいが、那須岳の紅葉の盛りの天気がおもわしくない。かみさんの都合もある。もう少し様子を見たかったのだが、それでは紅葉の盛りは過ぎてしまうのではないかという焦りもあり、この日に決めた。

やっぱり天気が悪かった。峰の茶屋駐車場は小雨で煙っている。平日でこの天気、それも朝の7時前だというのに駐車場は半分ぐらい埋まっている。この天気に登山をあきらめて駐車場を出て行く車もあるが、ここまで来たんだから出発するしかない。この天気では、晴れ男の面目丸つぶれだが、天気予報は決して悪くはないのだから悪天になることはないだろうと出発する。



すぐに剣ヶ峰から朝日岳の紅葉が目に飛び込んできた。たしかに紅葉はいい。しかし山頂付近はガスで見えない。結局は終日こんなガスの中を歩くことになった。紅葉はガスの中だ。ときどき顔を見せてくれるだけだ。そんな山行になった。まずい日に来てしまった、という後悔がちょっぴりあった。



峰の茶屋。ますますガスが濃くなる。朝早いからまだ登山者は少ない。ここから右に朝日岳と三本槍岳へ向かう。

 剣ヶ峰をトラバースすると、朝日岳の鎖場になる。以前より整備されているようだ。岩が濡れているからここは慎重に。



朝日の肩。山頂へは帰りに登ることにして、まずは三本槍岳に向かう。しばらく来ないうちに山頂標識も道標も新しくなったようだ。

隠居倉への道を左に見送る。



清水平。ガスの中をただ歩く。周囲が紅葉しているのがよくわかる。少しでも周囲の展望を見たかった。

三本槍岳が見えてきた。



三本槍岳。出発してから2時間20分で来た。先行者がひとりいた。私たちが到着してからは次々とやってくる。この山は、茶臼岳や朝日岳に比べてなんとも穏やかな山容である。

この山の山頂標識だけが古いままなのに気がつく。

山頂には方位盤がある。このガスでは役に立たない。展望が大好きな私もあきらめるしかない。展望がないから、やってきたひとたちは長居無用とばかりにすぐに山頂を後にした。私たちは30分居て、腰を上げた。
ここから引き返す。

次々と三本槍を目指す人に出会うようになった。この天気でも次々とやってくる。
前方にうっすらと朝日岳。



こんどは朝日の肩から、朝日岳に登る。

山頂直下の紅葉。一気にガスが取れないものかと期待するがどうもいけない。あきらめ気分だ。真っ盛りの紅葉を見られないまま、きょうはここまま終わってしまうのか。



朝日岳を下る。すぐに鎖場。下りも慎重に。人の行き来が多くなると岩に泥が付いて滑りやすくなる。



急な下りの鎖場。やっぱり濡れた泥が付着した岩で滑ってしまった。ひやり。



ふたたび峰の茶屋に戻る。ちょうど正午だ。来るときはひっそりとしていたのに多くの人で賑わっている。



ひと休みして、こんどは茶臼岳に向かう。正午を過ぎたあたりからしだいにガスが取れそうな気配を感じる。ガスで見えなかった茶臼岳が姿を見せてくれた。このままガスが取れるのではと期待するが、またガスに覆われる。どうもいけない。



右下に紅葉が広がる。ここの紅葉がいいのはわかっている。かみさんに見せたいのだがどうにもならない。

お釜をぐるり回って茶臼岳。山頂は小学生で占領されていた。那須岳三角点を右に見ながら、ロープウエー方面に下り、牛の首に向かう。

牛の首に着いた。ここからきょう目的の姥ヶ平に向かう。ここの紅葉がわたしが那須岳に来る楽しみなのである。さあどうだ。このガスじゃ駄目だろうな。あきらめモードでいる。ところがである。下り始めるとすぐに眼下に姥ヶ平の紅葉が広がっていた。姥ヶ平はちょうどガスがはれていた。いやあ、あきらめかけていただけに、この絶景の出現には驚いた。かみさんがなんども歓声をあげている。気に入ってくれたようだ。この声を聞いて、ここの紅葉を見せたかっただけにわたしは満足である。色づきがいい。とても鮮やかだ。しかしゆっくり見惚れてはいられないようだ。ガスが再び迫ってきている。しっかり目に焼き付けなければならない。この天気でよもや見られるとは。ラッキーだった。すっかり気分が良くなった。だれだってそうなる。 



姥ヶ平に下りたときはすっかりガスの中だった。ここからの茶臼岳をバックにしたお決まりの景色を見ることはできなかった。
かみさんをひょうたん池に案内した。少しガスが取れたときシャッターを切った。

コースの最後の最後に、目的の紅葉、それも姥ヶ平の紅葉を見ることができた。かみさんに姥ヶ平の紅葉を見せたかった。十分とまでは行かなかったが、私の肩の荷が軽くなった。

さあ帰ろう。牛の首まで登り返し、茶臼岳をトラバースして、またも峰の茶屋をへて駐車場に下った。

午後4時近くになっていた。行動時間は9時間弱。よく歩いた。わたしは1カ月半ぶりの山歩きだがとくに問題なく歩けた。この時間になると駐車場は朝とは違って、がらがらになっていた。



やはり姥ヶ平の紅葉はすばらしい。まさにできたて新鮮の紅葉だった。天気に不満は残るものの、期待通りの紅葉を見られたのだからよしとしよう。


    


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