30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

8月の畑にはクウシンサイとモロヘイヤ

2010-07-30 | モロヘイヤ

今週はNHKハイビジョンで「世界の名峰 グレートサミッツ」を4夜連続で見た。これは春に放映したものだが見逃していた。再放送をやるというので晩酌を早めに切り上げてテレビの前に陣取った。1時間30分の番組だがやっぱりというかラストの登頂シーンがすばらしい。こんな高峰に私は縁がないのだが、よく見ると登頂スタッフに妙齢の女性がいたりして、やるもんだなと感心してしまう。こんな番組を見てしまうと、わが家の登山なんかなんともかわいいもんだ。かみさんは今晩から北アルプスに出かける。私はといえば家の建て替えが気になるのだが、そろそろ腰を上げないと夏山が終わってしまうのではとあせっている。 



(クウシンサイ)


(モロヘイヤ)

夏真っ盛りの畑で元気で伸び盛りなのがクウシンサイとモロヘイヤだ。両者とも暑さが大好きなだけに梅雨の間は身を縮めていたのだが、夏本番を迎えてがぜん生き生きとしてきた。

夏の畑には葉っぱが少ない。わが畑を見渡してみても実ものばかりで、葉っぱといえば、クウシンサイ、モロヘイヤ、それにアオジソくらいなものである。それだけに珍重する。実ものばかりではおかずにならないから、これらの葉っぱは8月の畑に欠かせなくなっている。

いずれも手がかからないのがいい。暑いさなかに作業するのはなにかと面倒だから放っておけるのはいいのである。摘んでも摘んでもすぐに新しい芽を出してくる。よほど暑さがお気に入りのようだ。

クウシンサイは葉と茎を食べる。茎の中が空洞になっているから「空芯菜」だ。私は茎が細いほうが好きだから、新たに芽が出た先っぽのほうを食べる。株全体が大きくなってきたら株もとから切ってあげるといい。新しい芽を出してくる。生命力があるなあと感心するばかりだ。

モロヘイヤは、摘んだときはなんの変哲もない葉っぱなのだが、ゆでて刻むとネバネバになる。うまいと感じるものではないが、決してまずくはない。これにオクラと納豆を食べ合わせるとなんとなく元気になったような気になる。 


   


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ちょっぴり食べあきてきたころかな

2010-07-29 | その他

昨28日夕に収穫した野菜たち。一昨日とは異なりエダマメとニガウリが加わった。ナスとキュウリはもう十分に間にあっているからといって放ったらかしにもできない。これは毎日取らなければならない。それでも瓜のような大きなキュウリが出てくる。

いまエダマメを食べるのに懸命だ。毎日食べている。今年のエダマメは実入りが悪いように見えたのだが、成育が遅れただけと知って安心した。しかしエダマメは実が大きくなってサヤがパンパンに膨れてくると味ががくんと落ちる。食べるのが追いつかないからいまがまさにそういう状態になってきた。やはり味が落ちたなと感じる。これ以上収穫を遅らせるとまずくなるだけだから、いまのうちにと食べるのに忙しい。それでも追いつかない。

今年はエダマメの「湯あがり娘」(カネコ種苗)を2回に分けてタネをまいた。後続がサヤを付けて実を膨らませてきたから、また若い湯あがり娘を味わうことができそうだ。今年は長く楽しめる。でもちょっぴりあきてきたかな。

今年はニガウリが絶好調だ。ニガウリの出来は気温によって左右される。まったくだめな年もある。今年は梅雨の時期から取れ始めた。それにこの暑さ。現金なもので次々取れるから「ことしは順調だな」とご機嫌である。おかげで今年はよく食べた。そんな実感だ。それだけにニガウリもまた夏本番だというのにもう少しばかり食べあきてきた。 


   


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これぐらいがちょうどいいかな

2010-07-28 | その他

少しばかり負荷をかけたいとウオーキングからスロージョギングに切り替えたのだが、すっかり慣れた。顔をゆがめて息も絶え絶えに走っている中高年を見て、あそこまではがんばってやりたくないなあと思っていたからスロージョギングはいい。歌いながらこのくそ暑いなかを速足程度に走っている。汗かきだとわかっていても、ぐっしょりになる。折り返し点がお寺だ。そこで手水舎の井戸水を飲んで戻ってくる。夜になってものどの渇きがやまない。寝るまで水を飲んでいる。ちょっとばかりやり過ぎかな。

さすがにこの日照り続きで野菜の収穫量がだいぶ減った。きのう27日は時間がなくて夕方にあわてて収穫に行き、必要なものだけを取ってきた。たしかに全般に減った感じがする。減ったといってもなんども書くように夫婦二人だけの食卓に何十本ものキュウリは不要なので、ちょうどいいくらいの収穫量になった。多くもなく少なくもなく、これくらいの量が増減なくコンスタントに収穫できれば一番いいのだが、なかなかそれができない。

7月28日現在収穫しているもの。
インゲン、エダマメ、オクラ、キュウリ、クウシンサイ、トマト、ショウガ、シシトウ、ナス、ニガウリ、ピーマン、モロヘイヤ。

夏野菜は少しずつだが種類が減り、秋野菜への準備に。百姓をやっているともう秋のことを考えている。


   


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ナスを見るたび雨雨降れ降れ

2010-07-26 | ナス

ナスは水が大好きだ。梅雨が明けて日照りが続くと収穫量は目に見えてがくんと減る。たまに夕立があると、これであしたは収穫量が見込まれるなと内心期待してしまう。雨が降ると一気に大きくなるからだ。水があるのとないのとでは極端に成育がちがう。日照りが続くと毎日でも水を与えればいいとわかっているのだが…。

ナスは大好きだ。キュウリの漬物とともに夏の毎日の食卓に欠かせない。キュウリとナスの漬物が出てくると、箸は真っ先にナスにのびる。うすく切って炒め、かつお節をかけ醤油を落として食べるのも酒に合う。たまに味噌炒めもうまい。

そんなわけだからナスは夏から初秋まで収穫したい。そこでキュウリと同じく、ナスもまた間をおいて小まめにタネをまいている。今年は3回タネをまいた。1回目のものがいま収穫中で、続いて2回目のが実をつけはじめた。3回目のものは苗を植えたばかりで、これは「秋ナス」を狙う。ナスも長く収穫続けるには追肥が必要だ。面倒でも2週間に一度ぐらいの割合でほん少しずつやっていく、というのだが、これはホントで、横着者の私は毎年痛感している。

ナスはその色がいい。「茄子紺」である。収穫はもちろん色つやがよくて輝いているものはまちがいなくうまい。もっと具体的にいうと、へたと実の境目に白いところが少しばかり見えてきた時がいい。その色合いは実にすばらしい。月給取りになって買う最初のスーツの色は茄子紺と決めていたくらいだから、ずっと昔の学生のころから茄子紺という言葉と色を気に入っていたことは確かだ。


   


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育苗中のキュウリが猛暑でダウン寸前

2010-07-25 | キュウリ

育苗中のキュウリのポット苗を見て驚いた。一部の葉が強い日差しで焼け焦げてチリチリの状態になってしまっていた。見るも無残な姿だった。梅雨が明けてから日ごとに気温が上がり、私の住まいの我孫子市の22日の最高気温は36.7度だった。

地面からの熱を遮断するためトロ箱に入れてあるのだが、よもや直射日光の熱でここまでダメージを受けるとは思わなかった。あわてて日陰に避難させたのだが、もとに戻ることはなく一部の葉は枯れた。失敗したな、もうだめかなと落胆したのだが、株自体は枯れていないようだ。そろそろ畑に定植しようとしていたときだけに、ちょっとした隙にやられてしまった。それにしてもすごい暑さだ。

日陰で一日養生させて畑に定植した。水をたっぷりとあげた。たぶん活着してくれると思うのだが、ちょっとばかり心配だ。

今年のキュウリは、間をおいてタネをまいては作っている。今回で4回目の植えつけになる。これでこの夏のキュウリの植えつけは最後のつもりだ。1回目に植えつけたものの収穫がそろそろおしまいで、いまは2回目のキュウリが最盛期だ。3回目のキュウリも実をつけはじめた。

キュウリの漬物が大好きだから毎日キュウリは欠かせない。それをわかってくれて毎日せっせと漬物を作ってくれるから、かみさんはありがたい。毎年「夏中きらさないように」と思っても、横着者の私は口ばかりで、せいぜいやったところで2回までだ。当然ながら夏の後半はキュウリがなくなり買うほかなくなる。

今年は違った。まめにやっている。この4回目の植えつけたキュウリが実をつけるころはもう夏の終わりだろうか。


   


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面倒だなとピーマンに追肥

2010-07-24 | ピーマン

かみさんが東北の山旅から戻った。休日にマイカーで行ったから往きの高速料金が安く済んだという。休日高速料金千円のおかげで遠隔地の山へはマイカーばやりで、登山口や道の駅での車中泊が多い。車中泊仕様の車ばかりで山の世界もケンヤク、ケンヤクの風潮だ。おかげで私のような単独で公共輸送機関利用組は困る。マイカーが主流になり、バス利用者は減るばかりだから、ますます駅から登山口までのバス便は廃止になり、あっても本数が限られてしまう。東京周辺はそれでも利用者があるからバス便が残っているし、地方でも百名山になると夏山に限ってバスが出ているところもあるが、知名度のない山へのバスでのアクセスは絶望的だ。

シシトウと同じ仲間だけにピーマンも負けてはいない。輝くばかりの青のつややかさはご覧の通りだ。気がつけば、この夏の収穫野菜のなかでピーマンとナスはまだ取り上げていないのだが、あまりにも定番過ぎるから、取り上げるのをためらってしまう。

いまの時期次々と実をつけてくれる。大きくなる前に収穫するのだが、キュウリやナスのように毎日食べるものではない。この春も4本植えつけた。これだけでも十分すぎる数のピーマンを収穫できる。そこでいつも思うことなのだが株数をもう少し減らそうと思いながらも、夏野菜の定番中の定番野菜だから、またないとさびしからいつもの通り植えつけてしまう。

前回取り上げたシシトウもそうなのだ、追肥をきちんとしてやると、ピーマンは長く収穫できる。ナス科の野菜には追肥を2週間に1回ぐらいの割合でやらねばならない。肥料切れは致命的だというと大げさになるが、ピーマンでいえば実がしだいに小さくなってくるからすぐにわかる。この炎天下でも、面倒だなと思いながらも指3本ぐらいで化成肥料を摘まんでやっている。


    


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シシトウの青さで酒を飲む

2010-07-22 | ピーマン

人間でもこの暑さにまいっているのだから、野菜だって強い日差しに閉口してぐったりしている。その中で、暑くなればなるほど元気で色つやがいいのがいる。シシトウだ。この真っ青なつややかさ。見ているほうだって元気が出る。形と色といい、なんとなく粋な感じだ。

シシトウは飲んべえにはうまい。飲み屋でよく食べるのだが、食卓ではなかなかお目にかかれない。というのも、亭主がどうしても食べたいと言わないかぎり、スーパーでかみさんがシシトウを買うというのはどこの家庭でもまれだろう。買ったところでどんな調理をしてくれるのだろうか。

好きなら自分で作るのが一番手っ取り早い。収穫したものを家に持ち帰り、今晩のつまみはこれでとかみさんに頼めばいい。食べ方は焼き鳥屋と同じく、焼いてショウガ醤油で食べる。たぶん私の知らない食べ方がいろいろあるのだろうが、これが一番酒にあう。

この夏も5株のシシトウがかわいい実をつけた。今年はタネから育てないで、時期がやや遅れたため苗を買って植えつけた。ここにきて実をつけた。まだちょっと早いかなと思える程度のものがうまい。“とりあえずビール派”の私でもこの暑さでビールがうまい。ショウガを多めにすりおろしてもらって、一気にビールを流し込む。さすがにこたえられない。シシトウは追肥をしていけば長く収穫が続く。それまでせいぜい楽しむことにしよう。

トマトが順調だ。トマトの色合いも暑さとともに鮮やかになるようだ。このとろこ毎日、ミニ、中玉、大玉とコンスタントにとれている。食べる側からすれば、少量でもコンスタントがいい。写真は燃える入り日に対抗する真っ赤な大玉トマト。 


   


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炎天下での秋キャベツのタネまき

2010-07-21 | キャベツ

こう暑いと畑仕事なんかやってられるかといった気分になる。日陰がないから炎天下では熱中症になってしまうのが落ちだろう。午後5時過ぎになると腰を上げて畑に向かう。収穫が終わればスロージョギングだ。ウオーキングからスロージョギングに切り替えて2週間。すっかり慣れた。それにしても汗の量が半端ではない。

暑い暑いといってさぼってられないのが畑仕事。7月下旬になると秋野菜のタネまきが始まる。夏野菜の準備にあわただしかったのはついこの間のような気がしたが、あっという間にもう秋野菜の準備にかかるころになった。

この時期にタネをまく秋野菜はキャベツとブロッコリーだ。どちらも発芽すると害虫の被害を受けやすい。収穫するまでは虫との戦いになる。このため収穫までは寒冷紗の中で育てることにしている。

タネまきも、直まきにしようか、ポットまきにしようか、といつも悩む。このところ面倒さが先に立って、直まきすることが多い。芽が出て本葉が5、6枚になったら定植する。

キャベツは3種類まいた。ブロッコリーは今年は2回に分けてまくことにした。2回目は1カ月後になる。

タネをまいたら虫が入らないように白の寒冷紗をトンネル掛けしてやる。さらにもう一工夫。芽が出るまでは、土の表面が乾かないようさらに黒の寒冷紗をかぶせてやる。なんとも芸がこまかいのだ。

この時期だからタネをまいたら3日に芽が出てきた。まだ虫に食われていない。外部からの侵入ばかりでないく、土の中にも潜んでいるから安心できないのである。


    


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カラス、タヌキ、ハクビシンに食べられながらも最後のトウモロコシ

2010-07-19 | トウモロコシ

かみさんは未明に東北の山に出かけた。元気だなと、ふとんに入りながら見送った。私のほうはといえば、いまだにエンジンがかからず「さあ山に行こうか」という気になれないでいる。準備万端なのにどうしたんだろう。

7月3日に収穫が始まったトウモロコシ。きのう18日の3本ですべて食べつくした。食べたなあと満足であった。正直のところ毎日のように食べていたので少しばかりあきてきたころでもある。

というのもトウモロコシは一気に食べないといけない。熟し過ぎるとかたくなってまずくなるからだ。トウモロコシはやや早めのやわらかいのが一番だと思う。今年は2種を少し間をあけて種をまいたのだが、それでも両方を食べるのに懸命になった。

房の先端のヒゲが8割近く黒くなると食べていいよということになるのだが、私がそれとわかるよりもいち早くカラスがやってきていつも教えられる。今年も最初の一本がカラスに食べられたので、カラスには悪いが急いでトウモロコシ畑に寒冷紗をかぶせて、カラスの襲来に備えた。

今年はトウモロコシの食害をたびたび耳にした。まずは隣りのトウモロコシ畑。そこからたびたびカラスが3、4羽飛び立つ。やられているなとわかる。それから2日後、畑の主が「すっかりやられた」とがっかりした様子だった。全滅に近い。トウモロコシの収穫時期になったら足しげく畑に通わないといけない。

もう1つの被害は少し離れたところなのだが、ハクビシンに食べられて全滅だったという。目の前でハクビシンが食べているのを目撃したという。その惨状を見ると悔しいだろうなと思う。タネをまいて、さあこれから収穫だというときに横取りされてしまうのだから。

私の畑も例外ではなかった。カラス対策をしたからもう大丈夫だろうと多寡を括っていたのだが、足元を見ると房をもいで皮をむき実を食べつくしたものが1、2本転がっていた。「あっやられている。タヌキだな」。被害は少なかったのだが、油断も隙もあったものではない。

カラスに、タヌキに、ハクビシン。いろいろあったけれどこの夏もトウモロコシを食べてくした。もうこれで十分だな。

トウモロコシ畑はその後始末が大変だ。マルチを取ったうえ根が深く張っているからショベルで1つ1つ掘り出していかなければならない。茎や葉の殻は利用できる。サトイモの株元に敷いて乾燥防止に役立てる。


  


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山上でのミニトマトの価値

2010-07-18 | トマト

梅雨空から一転してこの真っ青な空。急展開だ。きのう関東も梅雨が明けた。連休初日というタイミングの良さ。きのうから高い山に入った人は幸運だ。しかしまだ大気の状態が悪く雨と雷雨に注意とか。私はなにが怖いかって、山の雷ほど怖いものはない。稜線を歩いていると、黒い雲がどんどん近づいてきて、時折稲妻が走ると、生きた心地がしない。それっとばかりに逃げる。山の雷ばかりはいち早く気がついて無我夢中で退散するほかない。人なんかかまっていられなくなる。逃げおおせなかったらどうなるか…。

夏野菜が次々と取れるので記録が間に合わない。きょうはミニトマトである。すでに収穫まっ盛りでどの株も鈴なりだ。ミニは大玉、中玉に比べていちばん安心して育てられる。丈夫だからである。伸びたわき芽を土にさしておくと根づいて実をならせるくらいだ。ミニトマトだけなら雨除けの資材も無用である。

私にとってミニトマトは平地でよりも山上で価値がある。私はテントを担いでの夏山には荷物が重くなるから野菜は持っていかないのだが、唯一例外なのがこのミニトマトだ。くたびれ果てて重いザックをドサッと下ろして休むときなど、ミニトマトの酸味と甘味がなんともいえずうまいのである。口に含むと、決して大げさではなく、体中の疲れが吹っ飛んでしまうほどすっきりしてしまうことが何度もあった。あと何個しかないなと残りを数えて、まさに宝物のようにザックにしまって先に進むのである。

トマトは赤く熟するものばかりではない。黄色く熟するものもある(写真下)。これはカネコ種苗のイエローオーレといって中玉種。昨年育てた実が落ちてこの春にそこから芽が出てきた。トマトは生命力がある。これを丁寧に移植したら実をつけた。

 


  


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失敗かな、とエダマメの釜炒り

2010-07-16 | エダマメ

週間天気予報を見ているとこの週末には梅雨が明けそうな気配だ。梅雨入りが遅かったので明けるのも遅れるものと思っていただけに意外だ。この週末から晴れマークが続く。これを雨女のかみさんが見て、動きがあわただしくなった。さっそく山へ出かけるらしい。嬉々として用意しているのを見て、私のほうも、そろそろというか、なんとなく落ち着かなくなった。家の建て替えのため寓居暮らしだ。その押し入れに入れたままの登山用具の段ボールを取り出した。ザック類はほとんどカビがはえていた。さっそくにザックばかりではなくほとんどの登山用具を庭に出して日光にあてている。心構えはいいのだが、さてどこに行こうか。決めかねている。

飲んべえにはこの時期これがないと晩酌の食卓がさびしい。エダマメである。いまかいまかと待っていたのだが、ようやく1週間前から取れ出した。株全体の実の大きさがすべてそろうことはないから、大きくなったサヤだけを1つ1つ選んで切って収穫している。

今年は実入りがあまりよくない。実がふくらんで大きくならない。どうしたんだろう。たんに遅れているだけなのか心配になる。これからだよと、もう少し様子をみようと自分に言い聞かす。

今年のエダマメは2種。いつもの『湯あがり娘』に、「これはうまいよ」といただいた『黒エダマメ』のタネをまいた。エダマメは湯あがり娘に限るとばかりにここずっとこの品種ばかりを育ててきたのだが、収穫したばかりのものを食べ比べて「この黒豆エダマメのほうがエダマメらしい豆の香りが濃厚でうまい!」。湯あがり娘危うしである。すっかり湯あがり娘にほの字だったのに上には上があるものだ。感心した。この黒豆エダマメがどんな種類なのかさっそくに聞かねばらなない。

そうだ、そうだ、すっかり忘れていた。今年は雑誌「dancyu」に載っていたエダマメの釜炒りを試してみるのだった。昨晩やってみた。中華鍋を使うのだが、ないからフライパンで。水は一切使わない。エダマメの持つ水分だけやるのがこの料理法だ。泥を洗い落とす。茎に付いていたほうの端を少し切る。これを塩でもんで、フライに蓋をして炒る。サヤに焦げ目がついたくらいがいいというのだが、なんども取り出して味見をした。やや硬いかなと思ったところで火を止めた。結果は?

洗ったばかりのものは真っ青(写真上)で気持ちがいいが、炒めた物(写真下)は黒く焦げて見た目が悪い。味のほうはというと、豆の味はいいのだが食感をふくめて全体に納得がいかなくていまいちだった。ところがかみさんは「このくらいの硬めのものが好き」という。味の好みはわからないものだとつくづく思う。

このエダマメの食べ方は大事にしたい。もともと調理が未熟な私だから最初からうまく行くはずがない。はじめての挑戦だけに調理の仕方がまずかったことは確かだ。これからはたびたび台所に立ってこの調理法を工夫していきたい。下手は下手なりに努力して試行錯誤していると、それなりにうまくできてくるものだ。


  


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ものぐさでもできるカボチャ

2010-07-15 | カボチャ


畑は近いのだが自転車で行く。収穫物を荷台に積んで持ち帰るためである。ペダルをこぎながら、だれもいないのをいいことに「♪また君に恋してる いままでよりも深く…」なんてサビのところを大声で歌い、気がつくとかみさんとはちがう人を思い浮かべている。これはやばい。いくつになってもいい気なもんだといわれてしまう。畑に行くことはそれだけ気分を開放してくれる。たまに下校時の小学生が目に入らなくて大声で歌っていると気持ち悪い目で見られる。

夏野菜でいまだに収穫できないのはカボチャにミョウガ、それに一昨日書いたモロヘイヤとクウシンサイになるだろうか。

そのカボチャ。ことしも2株をタネから育てて植えつけた。家庭菜園では2株もあれば十分すぎる。食べきれないくらいできる。カボチャはツルを四方八方に伸ばすからかなりの面積を取る。狭い家庭菜園では作りたくても作れない。私の菜園でもかなりの工夫がいる。今年は隣りの畑が無人なので、それをいいことにそちらのほうにツルを伸ばしている。

次々と雄花と雌花を咲かせる。以前は人工授粉もやっていたのだが、昆虫による授粉にまかせることにした。午前中に雌花は大きな花を咲かせる。そこにはすでに昆虫が集まっているのをみて、こんな具合なら何も人工授粉などしないでも済むなと納得した。

カボチャの育て方はいろいろあるのだが、私は初期の段階で親ツルを摘心して、子ツルを3本の伸ばすことにしている。これでおしまいだ。あとは収穫までなにもやらない。カボチャはタネをまいてから植えつけ、それに摘心までで作業は終わりだ。

これだけの世話でいま多くの実をつけている。大物だけに見応えがある。授粉するとそれからの成長ははやい。あっという間に大きくなる。1つの株に、受粉したばかりのものからすでに収穫できるほどの大きさのものまで揃う。

カボチャの収穫タイミングはヘタがコルク状になったときといわれる。その通りにやっている。しかしすぐに食べるのではなく、しばらく追熟させたほうがうまくなるともいわれている。実際のところ私はどちらがうまいのかわからないでいる。


このところ雨が降り続くから本ばかり読んでいる。今年1月に亡くなったロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズを立て続けに読んだ。「ドリームガール」「昔日」「灰色の嵐」の3冊で、どれもこの3、4年の間に出版されたものばかり。スペンサーシリーズは通勤車内でよく読んだ。「退屈しない本」だから車内での格好の読み物となる。「灰色の男」はこのシリーズ第36作目になる。たぶんこれまでのすべてを読んでいると思う。ここしばらく読んでいないので、一気に3冊を読んだ。ストーリーなんかすぐに忘れてしまうのだが、魅力なのはスペンサーとスーザンの会話だ。このシリーズは一作も映画化されていないと思う。もしそうなるのなら、だれが女性のスーザンを演じるか。むずかしいだろうね。それだけに見ものである。

ドリームガール (ハヤカワ・ノヴェルズ)

ドリームガール (ハヤカワ・ノヴェルズ)
ロバート・B・パーカー 加賀山 卓朗

早川書房 2007-12-07


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昔日 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

昔日 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
ロバート・B・パーカー 加賀山 卓朗

早川書房 2008-12-10


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灰色の嵐 (ハヤカワ・ノヴェルズ) 灰色の嵐 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
ロバート・B・パーカー 加賀山 卓朗

早川書房 2009-06-10


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真っ赤に燃えた大玉トマト

2010-07-14 | トマト



 

夏野菜が次々とれて食卓は毎日夏野菜の満艦飾だ。私の菜園ではいまが夏野菜の最盛期かなと思う。

その菜園の周りはトマトハウスばやりである。小規模な家庭菜園用のものだが、ここ数年でトマトハウスを購入する人が多くなった。じつは私も購入した一人である。トマトハウスが広まるのは初心者でも立派な大玉トマトができるからである。わたしがそうだったから自信を持って“効能”のほどは請け合う。

隣りの人は家庭菜園歴が私同様に長いのだが、トマトハウスをこの春に購入した。16株の大玉を植えつけた。いまは真っ赤なトマトが鈴なりだ。ニコニコ顔で「ハウスのトマトの味がいいね。食べきれないほどとれるよ」。来年はもう“一棟”買おうかなといっている。よほどその効果に驚き、気に入ったようだ。

私のほうも
ミニと中玉トマトに続いて大玉トマトを収穫できた。最初に6個がとれた。さすがに大玉は見栄えがいいから、よくできたなあと見ほれてしまう。

トマトハウスを利用すると、トマト栽培は楽である。簡単である。とく大玉は雨にぬれると裂果しやすいのだが、これがほとんどなくなる。植えつけたら誘引してわき芽をかきとる。この2つの作業が主なものになるのだが、それで立派なトマトができるんだから、だれでもやってみようかという気になる。

世間ではトマト好きな人が多い。こればかりは好みだから、私のようにトマトは好きでもなく嫌いでもなく、出されれば食べるが、どうしてもほしくなることはない、という人もいる。真っ赤なトマトができても、なんともうまそうだなと舌なめずりすることはなく、今年もうまく栽培できたかなと思う程度である。それよりもいまの時期はトマトなんかよりもナスとキュウリの漬物とエダマメのほうがずっとずっとうまく、毎晩欠かさずに食べている。好みだから仕方ない。


  


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クウシンサイとモロヘイヤで備えあれば憂いなし

2010-07-12 | モロヘイヤ

ウオーキングで1時間半ほど歩いている。約1万歩になる。もちろん山歩きを念頭にしてのトレーニングである。しかし、このところ山を歩いていない。夏山が目前だ。いまの体力で夏山を歩けるのだろうかと心配になる。この不安は年を取ってから常に付きまとう。若いころなら山に行くのに事前にトレーニングなんか意識したことなんかないのだが、こればかりは寄る年波に逆らえないし、事前に準備しておくと気分的にも安心感を覚える。そんな年になったんだ。そこで7月からスロージョギングに切り替えた。ゆっくり、息が苦しくならない程度にベタ足で走る。どこまでも走れる感じになるところがいい。しかし、山で使う筋肉は平地とは別だ。やはり登り下りのある道がいい。坂道を選んで走る。さすがに息が切れてくる。もっとゆっくりと自分に言い聞かせる。ここまでやっても山でばてるときはばてる。そうわかっていても、やらないよりはやったほうがいいに決まっていると信じて。息も絶え絶えにいまにもへたり込んでしまいそうにランニングしているヒゲオヤジがいたらたぶん私です。


クウシンサイ


モロヘイヤ

いま夏野菜満載の毎日だ。畑はすっかり夏野菜一色になった。ところがこの先8月後半からの一カ月は野菜の端境期になり、畑には野菜がほとんど見当たらなくなる。家庭菜園をやっているとたいがいはそんな事態になるはずだ。秋野菜への移行時期となるから家庭菜園では仕方がない。あるものといえば生き残りのキュウリとナスぐらいなものか。

畑に野菜がなくなればスーパーで買えばこと足りるのだが、なにもないというのは長年百姓している割には能がない。8月後半といってもまだ夏である。この時期に収穫できる作物はないか。その時に収穫できている野菜を見まわして、結果的にクウシンサイとモロヘイヤが元気で毎日のように収穫できているのが分かった。というよりほかに野菜がないから、この二つをどうしても食べる機会が多い。その結果、端境期の野菜としてたいへん重宝している。

これが分かったので、5,6年前から必ずタネをまくようになった。両者とも暑い夏が好きだ。気温が上がってくると8月末からの野菜不足を想定してタネをまく。

クウシンサイの育てかたは簡単だ。タネをまいたら、そのまま放ったらかしだ。伸びてくる若い葉と茎を食べるのだが、ゆでても炒めても両方いける。

モロヘイヤは30センチぐらい伸びてきたら摘心してわき目を出させてやる。オクラと同じくネバネバ系だ。ゆでたものを箸でかきまわしてやるとネバネバが出てくる。

この2種類は8月末からの野菜不足にはかなり貢献してくれる。まだ暑いさなかだから手間がかからないというのもおすすめだ。


  


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すねていじけて大きくなるオクラ

2010-07-11 | オクラ


ニガウリと同じく、暑くなると元気になるのがオクラだ。ある日を境にグイグイ伸びる。その様子を見て、やっと元気になったねと声をかけたくなる。

というのも、オクラは発芽させるのもむずかしく手がかかるのだが、せっかく芽が出ても、そのさきなかなか生育しないのである。いつまでも小さく縮こまっている。どうしたんだろうと心配してしまうくらい、いつまでたっても遅々として背が伸びない。

こちらの心配をよそにそんな状態だからつい放ったらかしにしてしまう。たまに見るとこんどは葉の裏と成長点にアブラムシがいっぱいたかっている。ここでアブラムシにやられるとますます成長が遅れてしまう。こりゃたいへんとすぐに殺虫剤を散布してやる。アブラムシはしつこい。2、3度散布してやる。

それからもあいかわらず拗ねているようで大きくならない。こんなオクラを何年も育てているから、まあそのうち大きくなるよと安心して見ていられるのだが、はじめてオクラを育てた人にはこの先大きくなるのかと心配になるだろう。

心配かけどおしだが、ある日を境にと思わせるほど、株全体がしゃきっとして力がみなぎり、見違えるように元気になって行く。背丈が加速度的に伸びて、葉を大きく広がげる。どうしてこうなるのかいつも不思議に思う。まもなく、それはそれはきれいな花を咲かせるのである。

オクラは大好きだ。収穫は早めにする。大きくなるとかたくなりまずい。食べ方は相変わらずシンプルで、ゆでてマヨネーズをつけて食べる。問題はゆで加減だ。その加減はもちろん好みがあるのだろうが、あまりゆで過ぎると、くたっとなり見た目も食感も悪い。私がゆでるときは火の前に立って、たまに取り出して噛んでみる。やや硬めかなという時に火を止める。

とり立てはやわらかい。オクラは食物繊維が豊富だ。だから翌朝の便通はきまっていい。


  


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