30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

地温を上げてオクラを発芽させる

2020-04-30 | オクラ

オクラが発芽してきた。4月21日にタネをまき27日に発芽を確認できた。

オクラは高温が好きなだけに、いまの時季に直まきしても発芽させるのは難しい。工夫がいる。発芽をそろえる方法にはいろいろあるのだろう。わたくしのやり方はずっと同じやりかたで進歩がない。しかし確実性がある。試行錯誤して身につけただけにいまの方法にこだわっている。今更ほかの方法に変えるつもりはない、

タネまきの3日前ぐらいに前からタネを水に浸しておく。畑に穴あき黒マルチを敷いて、タネをまいてたら地温を上げるためビニールをべた掛けしておく。

それだけ。きわめてシンプルだが確実に芽を出してくれる。発芽を確認できたら、この先少しの期間はネットまたは穴あきビニールをトンネル掛けしてやる。

オクラの初期生育は遅い。いつまでたっても小さいままでいる。それがある日を境にして、まるでもう待てないといわんばかりにどんどん伸びていくのがいつも面白く眺める。

オクラの幼苗で最も気を付けることはアブラムシ。葉の裏にびっしりつく。これを駆除しないで放置すると生育に致命的ともいえるダメージになる。オクラのアブラムシに注意と何度も自分に言い聞かせてはいるのだがたびたび忘れる。オクラが元気がないのをみてはっと気が付き、あわてて駆除することが多い。

オクラは夏野菜の中でも好物だ。収穫が始まると、毎日取らないといけない。これが面倒なので玉に瑕だ。品種はこのところずっと“丸オクラ”。夕ご飯に納豆とオクラを食べれば翌朝の快便は間違いなし。


      

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キヌサヤエンドウとスナップエンドウの収穫が始まった

2020-04-29 | キヌサヤ

4月27日にキヌサヤエンドウとスナップエンドウが収穫できるようになった。これからは生育具合を見ながら摘んでいく。

ことしのキヌサヤは例年通りの出来だったが、スナップエンドウがだめだった。スナップには葉を茂らせて旺盛にツルをのばしていく元気がなく、花が少なく莢が少ない。

冬を越すため穴なきビニールをトンネル掛けする。毎年そうする。いつもの冬ならこれでうまい具合に冬を越して、春先からスムーズにすいすいとツルをのばして生育するのだが。

3月に入ってネットを張るためビニールを取り外したところ異変に気が付いた。スナップが全体に生育が悪く、一部枯れている。

ことしは暖冬だった。トンネル内の温度が高かったせいなのだろう。いつものようにやっていれば問題ないとすっかり注意を怠っていた。そのため気が付いたときは手の施しようがなかった。うかつだった。というわけでスナップの収穫はわずかばかりになるだろう。

キヌサヤとスナップとでは、キヌサヤスナップのほうに人気がある。周辺の菜園をみてもスナップを作る人が多い。スナップは茹でてマヨネーズをつけて食べるだけであきてくる。それにおかずとして応用範囲が狭いのではと思う。これに対してキヌサヤのほうはレシピが多く、おかずとしては重宝する。どうしてスナップに人気があるのかどうもわからない。とにかく今年はスナップが不作だ。

収穫した両者を27日にさっそく食べた。キヌサヤは「キヌサヤとツナの炒め煮」にして、スナップは定番どおりに茹でてマヨネーズで食べた。


2020年の読書

2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。

・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)

2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。

・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)

2020年2月の読書  
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)  
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人) 
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版) 
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)

2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧

 


      

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サトイモが地上に芽を出してきた

2020-04-27 | サトイモ

上からタケノコイモ、土垂、ヤツガシラの出芽(4月26日現在)

毎日のウォーキングコースは利根川の第二堤防。両側には水田が広がる。365日四季の変化があって30数年同じコースを飽きないで歩いている。その田に水をいっせいに引き始め、まもなく田植えだ。田植えを終えたばかりの田んぼはうつくしいといつも感心する。青空を映してまぶしいほどにすがすがしい風景となる。

サトイモが地上に芽を出してきた。いまになって(4月下旬)植えつけている菜園だってあるのだから、周辺の菜園のなかではたぶん一番早い出芽となる。毎年そうだ。芽出しをしてから植えつけているからで、これまでの経験からサトイモは初期生育が大事だと思い込んでいる。

土垂22個、ヤツガシラ22個、タケノコイモ22個、あわせて66個を植えつけている。

芽出しをしてから植えつけるのは出芽をそろえるためで、たしかにほぼ出そろう。しかしサトイモにだって出遅れるやつがいるから一斉にというわけにはいかない。いつまでたっても芽を出してこないのがいる。だれでもわかるようにこれが注意のサインとなる。

長年の経験のうえでやっていることだが、出遅れの種イモは掘り出してみる。ああ、やっぱり、ということになる。種イモが腐ってしまっていたり、発育不良のものがあったりと、原因がすぐにわかる。種イモは慎重に良品だけを選びさらに芽出しをしてから植えつけているというのに、必ずと言っていいほど不良品が何個かは出てくる。

芽を出してこない種イモを掘り出して確かめるなんて、農家ならまずやらない。しかし小さない菜園ならできる。要は欠株をなくしたいのである。このことにこだわる。

これを見越して、予備の種イモをかなり多めに用意してある。植え替えたのは66個のうち5個あった。ここまで対応すると安心する。たぶんすべてがきれいに出芽するはずである。

そうなるとこれまで保存してきた種イモは不要となる。もちろん捨てないで食べる。先日作ってみたクリームシチューが意外と簡単にできてうまかったので、こんどはジャガイモの代わりに土垂を使ってみた。サトイモでもかなりいける。土垂に限らず保存してきた種イモを食べるのに追われる。


      

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間引きを終えた春まきのニンジン畑が美しい

2020-04-25 | ニンジン

ニンジンの最終間引きを4月23日に行った。あとは6月の収穫を待つだけとなり、これでニンジン栽培からほぼ手が離れる。一丁上がりである。

タネは2月28日にまいた。15センチ間隔の穴開き黒マルチを敷いて、一つひとつの穴にまいた。保温のため穴開きビニールをトンネル掛けして育ててきた。3月中旬に発芽が見事にそろった。くどいながらもついなんども言ってしまう。ゴッドハンドである。

4月に入り、穴あきビニールを取り外し、生育具合を見ながら3回ぐらいに分けて間引きしていく。それなりに手間がかかる。最後はひとつの穴に一本を残す。

120個の穴に一本ずつ残したから、120本のニンジンが取れる。取らぬ狸の皮算用とはいえ、少なくとも100本の収穫は確実だろう。ここまで手間暇かけて育てると形がそろったニンジンができる。

ニンジン栽培の要諦は、発芽をそろえること、次に間引きをきちんと行うこと。この二つがきちんとできれば真っ当なニンジンができるはずである。しかしニンジン栽培はかなり難しい。5寸ニンジンをまともに作れる人を周囲でまず見かけない。たいがいは不揃いで生育不足である。わたくしも最初のころは苦労した。試行錯誤で今はまず失敗なく収穫できる。

間引きを終えたニンジン畑は美しい。菜園は美しくなければならない。それがモットーであるのだが、寄る年波には勝てず年々苦労している。


朝日新聞の朝刊に毎週金曜日に載る「ごはんラボ」。このレシピを見ながら作る。手に負えないものはあきらめるとして、それ以外は作ってみる。最初に作るものは美味く、2度目、3度目になるとうまくできない。これが不思議だ。手を抜くからか。24日付けのレシピは「春キャベツの煮浸し」。早速作ってみる。小松菜で煮浸しはよく作るから手慣れたもので、油揚げとちくわを加えてあっという間にできた。いま、春キャベツはどんどんできているから大量消費のレシピは大歓迎だ。それに年寄りには何よりも手っ取り早くできるものがいい。そんなレシピを期待しながら毎週見ている。


      

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エダマメーことしも驚異的な発芽率

2020-04-22 | エダマメ

エダマメ―4月14日育苗箱にタネまき、4月22日の発芽状況

祇園祭山鉾巡行、博多山笠、そして阿波踊りと全国の有名な夏祭りの中止が相次いでいる。数えてみると全国の有名な祭りに少なからず足を運んでいる。祭りそのものが目的ではなく、登山のついでに立ち寄ることが多い。この夏は祇園祭に行く予定で宿を確保していた。だがコロナ騒ぎで中止ということもあり得る事態だから様子を見ていた。京都には毎年行く。だが祇園祭はまだ見物したことがなく、せめて一度はと思っていた。もう一つ気になることがある。6月に登山で遠出するため航空券の片道をすでに買っている。これもあきらめるほかないようだ。

エダマメが発芽してきた。じつにすばらしい! と感心しきり。ことしも驚異的な発芽率になりそうだ。

4月14日にエダマメのタネを育苗箱にまき、21日あたりから発芽してきた。品種は毎年同じで「湯あがり娘」。茹で上がりが、お風呂から上がったばかりの娘のようないい匂いがするということだろうが、たしかにいい匂いがする。なによりも味がいいから長く栽培し続けている。

タネの量は昨年と同じで85ml。税込440円。タネの袋の容量を見るとたいがいは“ml”で表示され、粒数は表示されていない。mlでは何粒入っているのかわからない。昨年は165粒あった。容量が同じだからだいたいそんなものだとわかっていても、発芽率を調べるため数えてみたら166粒あった。

昨年は165粒まいて162本が発芽した。発芽率はなんと98%。ここまで発芽がそろうとなんとも気持ちがいいものである。

ことしは166粒まいて何本発芽するのか。22日現在の発芽状態を見るとことしもよさそうで安心している。かりに150本取れたとしても発芽率は90%になる。これだって素晴らしい発芽率だ。

エダマメに限らず豆類の発芽は、過湿になって腐らせてしまうケースがあって失敗することがある。意外と難しいと苦手意識を持ってた。

ところが知り合いの農家から3年前に“秘伝”を授かってからというもの、失敗はなくなり、発芽率が飛躍的に伸びて、多くの苗をいちどに育てることができるようになった。感謝である。

この3年間のエダマメの発芽
1、2019年4月 2、2018年4月 3、2017年4月

いかに発芽率を上げるかと懸命に遊んでいるのだが、たとえば150本発芽して、これらをすべて植えつけてたとしても、多すぎて食べきれない。エダマメの収穫期間は短い。そのあいだ追われるように食べても食べられるわけがない。残りは茹でてむき身にして冷凍するのだが、その手間のほうがたいへんなのである。

さて、ことしは166粒まいて何本発芽するのか。あと数日のうちにわかる。


      

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ナス、ピーマン、トマトの苗を買ってきた

2020-04-17 | ナス

4連結のセルトレイからポリポットに植えかえて育苗を続ける

夏野菜の苗を15日に購入した。いずれの野菜も基本はタネから育てることにしている。しかし4月中下旬に出回る夏野菜の苗だけは、加温設備がないとタネからの育苗はむずかしい。ずっとまえにナスとピーマンを炬燵で育苗に挑戦したことはあるがうまくいかなかった。

夏野菜の苗だけは種苗店で買っている。これまで2軒の種苗店から買っていたが、専門の種苗店が店を閉めたので、もう一軒のホームセンターのジョイフル本田までママチャリを飛ばして買いに行く。片道35分。往復すると年寄りにはかなりの運動になる。

好きな野菜は積極的に作るが、嫌いな野菜はどうしても消極的になり、しだいに作らなくなる。夏野菜にしてもそうだ。代表的なのがトマト。夏野菜といえばトマト、しかしわたくしはナスとかピーマンとかキュウリのほうがずっと好きだ。こればかりは好みだから仕方ない。

今回買ってきたのが、ナス、ピーマン、トマトの4連結のセルトレイ入りの苗。これが一番安い。トマトは今季から3分の2に減らした。キュウリは5月になってからタネから育てる。ナスも長く食べるためあらたに5月にタネをまく。

買ってきた4連結のセルトレイに入った苗は、すぐにひと手間かける。ひと回り大きなポリポットを用意して、1本ずつ植えかえる。そのまま5月の上旬まで自宅で育てるとだいぶ大きくなり、トマトが最初の花をつけるまでが目安となる。それを確認してはじめて畑に定植する。定植はいつもGW明けに行っている。

夏野菜の苗は、もちろん地域差があるが私の住まいの千葉県北西部ではいまの4月中下旬の時季に防寒対策をせずに植えつけるとろくなことはない。気温も地温も低いから低温被害を受ける。菜園を始めたころはこれでよく失敗した。定植は5月GW明けまで待つことにしている。せっかちだからなんにつけても早めにするが、夏野菜の植えつけだけは過去によほど痛い目に遭って懲りたのか、早めは禁物とじっと待つ。


エシャレットを農家からいただいた。清酒のつまみとしてこれはいける。好物のひとつだ。口中をさっぱりさせてくれる。生のまま味噌をつけて食べる。それ以外の食べ方を知らない。昨夏に種球を用意していたのだが植えつけるのを忘れてしまった。それだけにありがたい。


      

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ソラマメーあの悪夢から一年

2020-04-13 | ソラマメ

ソラマメにアブラムシがやってきた。アブラムシを見つけると目の色が変わる。いよいよ決戦のとき。4月11日に1回目の殺虫剤を散布をした。

ソラマメは順調に生育している。暖冬のため徒長傾向にある。これからいよいよ莢をつける時期を迎える。整枝も摘芯もすでに終えている。

ソラマメ栽培の難敵はなんといってもアブラムシ。これさえ辛抱強く駆除できればうまいソラマメを味わうことができる。駆除しないでほったらかしにすれば、アブラムシの餌食になって収穫は望めなくなる。アブラムシとの全面対決になる。ゆめゆめ敵を侮ってはいけない。せん滅しなければうまいソラマメは絶対に口には入らない。これまでの経験からそうなる。

しかし、昨年(2019年)は様相が違った。これまで経験したことがないほどの不作になった。4月の初めまでは順調に育ち、アブラムシだって例年に比べて少ないから、これじゃ豊作だなと思っていたら、一転凶作になった。莢ができない、莢ができても実が入らない・・・。悪夢だった。

なにかが起きたのだろう。それがわからない。手だてはなくただ茫然と見ているだけだった。てっきりわたくしのソラマメ畑だけと思っていたらこれが違った。地域の広範囲が不作に見舞われた。アブラムシなら駆除すればなんとかなるが、原因がわからないと手の打ちようがない。

例年ならこれでもかとむしゃむしゃ食べるだけの量が取れるのだが、昨年は食べられたのはわずかばかり。食べるよりも自家採種を優先させる事態になった。

昨年のことがあるから油断できない。期待しながらもどこかで不安を持って見守っている。収穫の5月は、笑顔になるか、それとも苦虫をかみつぶしたような顔になるか。


      

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まだ早いと思いながらも大ショウガと中ショウガの植えつけ

2020-04-12 | ショウガ

大ショウガの植えつけ、出芽を確認できたものを選んで

外出自粛とはいえ、生活はこれまでと変わらない。午前は菜園仕事またはこのブログ書き、午後はFMを聴きながら読書、夕方にウォーキング。いずれも「3密」とは縁のない環境に身を置く。ただ困った点は遠出ができなくなったこと。3月予定、4月予定はいずれもキャンセル。趣味の遠出は不要不急の外出になる。それにしても7月8月の青森のねぶた祭が中止というのだから先行きが見通せない。これがストレスになっている。

ショウガを植えつけた。4月末まで待てばいいのに待てない。早いことは承知している。前回記事のラッカセイと同じく、せっかちはここでも止まらない。

ショウガはこの1カ月の間、ビニールをべた掛けしてさらにもう一枚ビニールをトンネル掛けして気温を上げて、芽出しを行ってきた。

品種は大ショウガと中ショウガ。中ショウガは冬を越した段階で一部がすでに芽を出していたため芽出しは不要かなと思ったが、ついでだから大ショウガといっしょに行った。

芽出しをして大ショウガも芽を出してきた。大ショウガは中ショウガに比べて芽が少ない。出芽を確認できたものだけを選んで植えつけた。中ショウガのほうは芽が多く出ているのを確認できた。こちらもできるだけ出芽が多いものを選んで植えつけた。欠株を避けたいためであるが、それでもショウガは欠株が出る。

種ショウガの大きさは、50グラムぐらいに分割してといわれる。大ショウガはそれより大きく、中ショウガだってこれじゃ大きいかなぐらいのものを植えつけている。ことしは多くの種ショウガが無事に冬を越したからこんなことができる。

株間は大ショウガが20センチぐらい、中ショウガは隙間がないくらい密に。芽出しをしてから植えつけると、地上に芽を出してくるのは早いものだが、ショウガはかなり遅く、いま植えつけても1カ月はかかる。

ショウガはよく食べる。大ショウガは新生姜の秋から根ショウガで、中ショウガは夏に葉ショウガで毎日のように食べる。だから密に植えつけている。中ショウガは種ショウガとしても残さないといけないから根ショウガにしても収穫する。でも大ショウガを食べ慣れると、中ショウガの根ショウガは下処理に手間がかかる。つい面倒がって無駄にしてしまうことが多い。しだいに大ショウガを多く植えつけるようになっている。

大ショウガの植えつけ


      

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ラッカセイの植えつけーQなっつをどうする

2020-04-08 | ラッカセイ

緊急事態宣言が出た千葉県に住む。日ごろから人との接触は少ない。大方の年寄りはそうだろう。密室、密集、密接の場には縁がない。俺に限っては大丈夫だろうと高をくくってきたが、近隣の自治体であれよあれよという間に急に感染者が増えてきたのを知り、やっと身構えるようになった。

4月6日にラッカセイを植えつけた。タネは3月の中旬にまいた。ラッカセイのタネまきの標準が4月下旬から5月上旬だから1カ月も早い。せっかちだからこうなる。もうしばらく待てよと自分に言い聞かせても、思いたったらやめられない。せっかちの性分は年とともに高じてきた気がする。これまでせっかちでの失敗は多々あるが、この性分はきらいではない。

おおまさり(左)と千葉半立(右)のタネ

ことしも品種は「おおまさり」と「千葉半立」の2種。タネは昨年に収穫したものを使う。莢つきのまま保存してきた。

苗床にタネをまき、ビニールシートをべた掛けして地温を上げてやると難なく発芽してくる。苗を掘り出して、株間は30センチで、おおまさりは1本ずつ、千葉半立は2本ずつ植えつけた。ただ、おおまさりは大株になるから株間は40センチあってもいいし、千葉半立は1本ずつでもいい。ラッカセイの初期生育は遅く、心配してしまうくらいだ。雑草に苗が埋没しないようしばらくは雑草取りが主な作業になる。

「おおまさり」は茹でて食べるのがよく、「千葉半立」は煎って食べるのがよいといわれる。おおまさりはたしかにそうだが、千葉半立は茹でてもうまい。

昨年から気になっていたのが「Q(キュー)なっつ」。千葉県が育成した新しい品種で2018年に世に出た。P(ピー)なっつのつぎはQなっつということらしい。これは煎り専門らしい。

毎年同じ品種ばかりでは刺激がない。ことしはこのQなっつのタネを買って栽培しようかと考えていた。タネをまくまでそのつもりでいたのだが、どこかで踏ん切りがつかない。というのも、品種を増やせばタネの管理保存がある。これがどうも苦手らしく、いつのまにか混在させてしまうことがしょっちゅうだ。

Qなっつは見合わせることにした。たぶん若いときならやっていただろう。年を取って面倒だなという気分が出てきたのは確かであり、やる気がしだいに失せてきているのは自覚しているが、いまの2つの品種でも十分楽しめているのだからまあいいか、と自分に言い聞かせている。


      

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春キャベツたっぷりのクリームシチューを作ってみた

2020-04-05 | キャベツ

不要不急の外出自粛で、外歩きは近場だけに限られている。自粛疲れもあってか、せいせいと羽を伸ばしたくて無性にどこか遠くへ行きたくなる。無理な相談だとわかっていてもだ。

4月3日に春キャベツの第1号が取れた。春キャベツと聞くだけで気分が明るくなる。菜園に春がきた!といった感じになる。

春のキャベツは手に取ると軽くふんわりとして、まるで見た目もレタスとそっくりだ。なぜこんなにもふんわりと葉を巻くのだろう、冬キャベツは葉を隙間なく重ね合わせているのにといつもふしぎに思う。

春キャベツは昨年9月末から10月末にかけてタネをまいたもの。気温が下がる時季の1カ月のタネまきの差は生育に大きく関係してくる。ことしは暖冬のためキャベツの生育が早く、冬なのに多くが裂球した。菜園歴30数年になるが、冬季の裂球は初めて経験した。

その裂球は春キャベツに多く見られる。これから気温の上昇とともに生育はますます早くなり、のんびりしているとすべて裂球してしまう事態になりかねない。春キャベツも食べるのに追われる。



ということでいつものことながら大量消費のレシピをネットでさがす。こんかいは春キャベツをたっぷり入れたクリームシチューをはじめて作ってみた。

材料はジャガイモ、ニンジン、タマネギ、肉。この材料ならいつもは肉じゃがになるのだが。ジャガイモとニンジンは多く保存しているものを使い、タマネギはことしに入ってから次々と芽を出してすべて廃棄しいまは買っている。さいごに春キャベツをいちどに球の半分を入れた。大量消費のレシピとして合格である。それにこれが意外とうまかったのだから、これならとわたくしの大量消費レシピに仲間入りした。


      

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