4月27日にキヌサヤエンドウとスナップエンドウが収穫できるようになった。これからは生育具合を見ながら摘んでいく。
ことしのキヌサヤは例年通りの出来だったが、スナップエンドウがだめだった。スナップには葉を茂らせて旺盛にツルをのばしていく元気がなく、花が少なく莢が少ない。
冬を越すため穴なきビニールをトンネル掛けする。毎年そうする。いつもの冬ならこれでうまい具合に冬を越して、春先からスムーズにすいすいとツルをのばして生育するのだが。
3月に入ってネットを張るためビニールを取り外したところ異変に気が付いた。スナップが全体に生育が悪く、一部枯れている。
ことしは暖冬だった。トンネル内の温度が高かったせいなのだろう。いつものようにやっていれば問題ないとすっかり注意を怠っていた。そのため気が付いたときは手の施しようがなかった。うかつだった。というわけでスナップの収穫はわずかばかりになるだろう。
キヌサヤとスナップとでは、キヌサヤスナップのほうに人気がある。周辺の菜園をみてもスナップを作る人が多い。スナップは茹でてマヨネーズをつけて食べるだけであきてくる。それにおかずとして応用範囲が狭いのではと思う。これに対してキヌサヤのほうはレシピが多く、おかずとしては重宝する。どうしてスナップに人気があるのかどうもわからない。とにかく今年はスナップが不作だ。
収穫した両者を27日にさっそく食べた。キヌサヤは「キヌサヤとツナの炒め煮」にして、スナップは定番どおりに茹でてマヨネーズで食べた。
2020年の読書
2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。
・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)
2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。
・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)
2020年2月の読書
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人)
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版)
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)
2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房)
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)
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