30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

紫花豆を煮る

2015-12-31 | その他

紫花豆を煮た。酒ばかりでなくこんな甘いものも好きなのだからまぎれない両刀遣いだ。仕上がるまでにだいぶ時間がかかる。年の瀬で忙しいかみさんに代わり、暇なわたくしがする。そうする理由がもう一つある。何年前になるのか、わたくしが最初に煮たとき、レシピ通りに丁寧に作った。これがうまくできた。ビギナーズラックというものか。それ以来、紫花豆となるとわたくしの出番になる。

出番といっても年に1度ぐらいなもの。うまくできたときのレシピなんかとうに忘れてしまっている。そのたびにネットで検索し、2,3のレシピを参考にして、これまでの経験をもとに、段取りを組み立てる、ということになるのだが、うまくできる保証はない。とにかくレシピに忠実に行うだけである。

皮が破れないようにふっくらと煮るのがポイントだという。たしかに紫花豆は大きいだけに見た目が大事だと思う。いや見た目よりも味だとすぐに言い返されそうだが、見た目の高級感も味のうちである。

ということで慎重に煮る。いくらそうしても豆の品質が悪いとどうしようもない。煮ているうちに破れてくる。やはり豆は高いものを買うに越したことはない。

今回の豆は250グラム。質は悪くはないが決して良くはない。煮ているうちに破れてしまうのが少なくなかった。ここは自分の未熟を棚に上げて、豆の品質のせいしてしまおう。

これならまあまあの出来だろうと火を止めた。一晩おいてかみさんに味見をしてもらったら、辛口の感想だった。もっととろりとした味にしてほしいという。わたくしのほうはどちらかというと、昔と違っていまはさっぱりした味が好みになっている。さてどうしよう。はいはい、仰せの通りにしましょう。ほんの少し手を加えて出来上がりました。


2015年の読書

2015年12月の読書
・声(アーナルデュル・インドリダソン著、柳沢由実子訳・東京創元社)
・うそつき、うそつき(清水杜氏彦著・早川書房)
・新宿鮫Ⅱ毒猿(大沢在昌著・集英社冒険の森へ12)と言って美馬醜悪

2015年11月の読書
・かたづの!(中島京子著・集英社)
・妻が椎茸だったころ(中島京子著・講談社)
・若冲(澤田瞳子著・文藝春秋)
・生還者(下村敦史著・講談社)

2015年10月の読書
・宇治拾遺物語(町田康訳・河出書房新社 日本文学全集08)
・今昔物語(福永武彦訳・河出書房新社 日本文学全集08) 
・廃市(福永武彦著・河出書房新社 日本文学全集17)    
・日本三文オペラ(開高健著・新潮社)
・輝ける闇(開高健著・新潮社)

2015年9月の読書
・卵をめぐる祖父の戦争(デイヴィッド ベニオフ著、 田口俊樹訳・ハヤカワポケットミステリー)
・ホット・ゾーン「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々(リチャード・プレストン著、高見浩訳 ・飛鳥新社)
・火花(又吉直樹著・文藝春秋)

2015年8月の読書
・永い言い訳(西川美和著・文藝春秋)
・流(東山彰良著・講談社)
・大いなる逃亡(田中光二著・冒険の森へ5 集英社)
・汝ふたたび故郷へ帰れず(リバイバル版・飯嶋和一著・小学館)

2015年7月の読書
・日本仏像史講義(山本勉著・平凡社新書)
・行きずりの街(志水辰夫著・冒険の森へ16・集英社)
・なで肩の狐(花村満月著・冒険の森へ16・集英社)
・それを愛とは呼ばず(桜木紫乃著・幻冬舎)
・ほととぎす(日本文学全集17堀辰雄・河出書房新社)
・かげろう日記(日本文学全集17堀辰雄・河出書房新社)
・三成の不思議なる条々(岩井三四二・光文社)

2015年5月と6月の読書
・宮本常一(日本文学全集14・河出書房新社)
・宮本常一(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・大岡昇平(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・街道をゆく17島原・天草の諸道 (司馬遼太郎著・朝日新聞)

2015年4月の読書
・三四郎(夏目漱石著・日本文学全集13 河出書房新社)
・中島敦(ちくま日本文学全集・筑摩書房)
・悟浄出立 (万城目学著・新潮社)
・宇喜多の捨て嫁(木下昌輝 著・文藝春秋)

2015年3月の読書
・高い窓(レイイモンド チャンドラー著、村上春樹翻訳・早川書房)
・鬼はもとより(青山文平著・徳間書店)
・認知症の「真実」 (東田勉著・ 講談社現代新書)

2015年2月の読書
・阿蘭陀西鶴(朝井まかて著・ 講談社)
・肥満―梟雄安禄山の生涯(東郷隆著・エイチアンドアイ)
・鳳雛(ほうすう)の夢(上田秀人著・光文社)

2015年1月の読書
・櫛挽道守(木内昇著・集英社)
・闇に香る嘘(下村敦史著・講談社)
・小さな異邦人(連城三紀彦著・文藝春秋)
・廃墟となった戦国名城(澤宮優著・河出書房新社)
・戦国廃城紀行(澤宮優著・河出書房新社)

⇒2014年、2013年、2012年の読書


         
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正月の酒、これで大丈夫

2015-12-29 | 

酒の話]である。

正月の酒といっても定番の酒があればご機嫌なのだが、やはり年に一度のこと、少しはいい酒を用意しなければならない。うまい具合に酒が届いた。仙台のお医者さんからである。いい具合なんていったが、毎年のことなので、じつはどんな酒がやってくるのか楽しみにしている。これがいつも好みの酒ばかりなのである。

今回だってそうだ。宮城の酒で、[萩の鶴 しぼりたて純米生原酒]と[乾坤一 純米吟醸原酒雄町]。困った。好きな銘柄ばかりだ。困ることはない。うれしいといい直すべきなのかもしれない。大事に飲まなきゃという気持ちになる。

[萩の鶴]は搾り立てだから要冷蔵。正月用にとすぐに4合瓶2本に入れ替えて冷蔵庫へ。2合が残るからこれをすぐに飲み始めた。ぴちぴちさわやか。すいすい入ってしまう。要警戒だ。それならと定番の酒の前にちょこっと飲んでいたのだがすぐになくなった。あたりまえか。

[乾坤一]は、なんども味わっているからその実力のほどはよくわかっている。この酒は食中酒として気に入っている。じつにいい。香りを押さえているところがいい。あれっ、もうなくなってしまったのか。いつもそんな印象を持つ酒だ。

これだけで正月の酒には十分なのだが、酒の在庫をみてみた。酒の置き場は、台所に隣接している食品貯蔵庫である。鳩の巣のような小さい家だが、パントリーというのだろうか、建て替えのときにそのスペースをつくった。これは便利だ。食品ばかりでなく、調理器具だってどんどん入ってしまう。年末のこともあり酒を一度整理してみようと取り出してみた。これだけの酒がでてきた。

[賀茂鶴 大吟醸][惣誉 純米大吟醸][吟雪花 大吟醸][麒麟 純米大吟醸][鶴齢 純米大吟醸][真澄 純米大吟醸][龍力 純米大吟醸]

わたくしには過分な酒ばかり。飲んべえにはたまらないのだが、いい酒、いや高い酒といいなおしたほうがいいのかもしれないが、その手のものは確かにうまいとわかっているものの、毎日の晩酌の酒にするのにはもったいなくてなかなか手が出せない。こんなうまい酒を毎晩飲んでいたらきっとバチがあたると本気で思っているところがある。定番の酒は安心して飲めるのだが、上等な酒は遠慮してしまう。

いつまでも貯蔵庫に置いていてもしょうがない。飲もうと思うのだが、やはりこれがなかなか飲めないでいる。貧乏性のせいなのかなと思ってしまう。ということで正月の酒にこれだけの“在庫”があれば大丈夫だろう。


         
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ダイコンとニンジンは土の中に埋めて防寒

2015-12-27 | ダイコン

昨26日は、ダイコンとニンジンをすべて掘り出し、再び土のなかに埋め戻した。防寒のためである。こうすることで傷ませることなく2月末まで食べ続けることができる。

冬の恒例の作業であるのだが、ことしは暖冬だという。たしかにそうだ。そんな気候なのに、はたして防寒する必要があるのか迷った。暖冬だといってもこの先、急に冷え込むことはあるだろう。ここはいつもどおりやっておくことにした。

◇まずはニンジンから。
夏まきダイコンは150本ほど作った。だいぶ残っている。形もサイズもすばらしい。

まず葉を切り落とす。

シャベルでニンジの背丈ほどの穴を掘る。そこに縦に並べていく。なにを思ったのか「まるで兵馬俑だな」とつぶやく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


土をかぶせて終了。切り落とした葉を上部に載せたのは気まぐれ。こうして冬のあいだ順次掘り出して食べていく。


◇ダイコンも同じ作業だ。
ダイコンもだいぶ残っている。100本近く作った。まだ60本以上はある。こんなに食べられないからこの日は近所に分けた。
ダイコンも暖冬の影響で生育がいい。立派な姿である。

すべて引っこ抜いて葉を落とす。いつもなら葉は寒さで黄色くなり傷んでいるのだが。今年はいまだに青々としている。これだけの大量の青葉を食べずに捨ててしまうのはなんとももったいない。


穴を掘る。まっすぐに立てると抜くときに力がいるから、斜めに置いて埋め戻す。頭が見えるか見えないかまで土をかぶせる。これでダイコンも終了。たったこれだけの作業という感覚なのに、久しぶりの作業でだいぶ疲れた。これで今年の作業はすべて終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


        
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はじき芋を食べ続ける日々

2015-12-24 | サトイモ

ヤツガシラのはじき芋、ちょうどゆであがったところ 
手に収まるサイズが調理しやすい。右の小イモがはじき芋になる

10日前になる。腹部のCT検査と超音波検査、それに血液検査をした。年一回の定期検査以外に病院へ行く用事はない。こんかいは気になることがあり、みずから足を運んだ。検査は瞬時に担当医のもとに集まり、すぐに診断ができるようになっていた。いまの時代だから当然なのだろうが、めったに医者にかからないからいまのシステムに感心してしまった。CT画像をはじめて各データを見ながら担当医がいう。異常はありません。年を取ると結果の数値が気になるもので、さすがにほっとした。CT画像なるものを身を乗り出してはじめてみた。とてもわが身のものとは思えなかった。

今年のサトイモは大豊作だった、としつこいくらいなんども書いてきた。サイズもそれぞれにある。ことしは「秀品」?が多くできた。市場価値があるのはどの程度のサイズになるのかまったく分からない。それでも調理しやすいサイズとなると、扱いやすい大きさが必要だ。手に収まる程度のサイズが一番かなと勝手に思っている。これだと包丁でむきやすい。しかしこのサイズを育てて数をそろえるのはむずかしい。灌水施設がないからなおさらだ。それがことしは天気に恵まれて、見ほれるような、料理番組に出してもいいようなサイズのものが多くできた。

豊作だから小さな芋もたくさんできる。調理するのに面倒なのがこれら小芋だ。むくにしても小さいだけに手間がかかる。これらが「はじき芋」となる。「出荷できないサイズで、はじかれる芋」ということになる。もちろんわが家では、小イモだってはじくことなく、すべて食べつくす。もったいなくてそんなことはできない。というより、これがうまいのである。

この小イモを手っ取り早く食べるには、洗ってゆでるだけでいい。ゆであがった小イモの頭の皮を少しむいて親指と人差し指で押しだすと、ツルリと皮がむける。このツルリとむけるところがおもしろい。わたくしはそのまま食べる。醤油か塩をちょっとつけてもいい。これでわかるとおり酒の肴になるのである。知り合いの農家の人は山椒味噌をつけるのが一番かなという。

収穫できた4種のサトイモのはじき芋を食べ比べてみた。ヤツガシラ、土垂、エビイモ、愛知早生。皮がむきやすくホクホク系のヤツガシラとエビイモがうまかった。ついで愛知早生。土垂はうまいのだがヌメリがあるからむきにくいのが難点だ。

どっさりある。サトイモを食べる日が続いている。幸いなるかな?


         
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春を待つキャベツ

2015-12-22 | キャベツ

9月20日タネをまいた春キャベツ。いま、暖冬で生育がすすむ

畑の作業もない。大掃除もあらかた済んでしまった。年賀状だって書いてしまった。冬はヒマである。それなりに趣味があるわたくしがそうなのだから、趣味がない老人は一日をどのように過ごしているのだろうか。

昨21日(月)の一日を振り返ってみよう。といっても昨日のことがよく思い出せないことがある。とくに食事内容がそうだ。午前中=年末掃除で庭の落ち葉拾い。つぎに畑に行き、落ち葉とごみでたき火。ソラマメの土寄せ。ウネ間の雑草取り。家に戻り、郵便局へ年賀状を出し、隣りの銀行で金をおろす。昼飯。午後=FMを聞きながら読書。15時半に日課のウオーキングに出て1時間半ほど歩く。帰りに畑に寄りブロッコリーをもぎってくる。17時から夕飯までFMを聞きながらパソコンに向かう。こんな一日だった。たぶん思い出せずに抜けていることがあるはずだ。

越冬野菜。タマネギ、ソラマメ、キヌサヤ、スナップエンドウ、冬ネギと見てきた。こんかいは春キャベツ。以上がわが菜園でこの冬を越す野菜たちである。

キャベツだって暖冬で生育がいい。それはそれでいいのだが、この先どうなることやら。

ことしは3回に分けてタネをまいた。

1、7月18日タネまき⇒10月21日から収穫できた。すべて食べた。

2、8月15日タネまき⇒12月16日から収穫できるようになった。10株ほどある。いつもなら1月からの収穫になるのだが、やはり暖冬のためか早い。

3、9月20日タネまき⇒これが春キャベツになる。14株が育っている。やはりこちらも平年より生育がいい。来年4月末が収穫予定だが、前倒しで収穫できるのか。さっぱり読めない。


         
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冬ネギ3種の苗の越冬

2015-12-20 | 下仁田ネギ

きのうは年賀状を一気に手書きした。生来の悪筆だから、無理して手書きすることもないのだが、書かないとますますヘタくそになってしまいそうで、年賀状ぐらいは手習いのつもりで書いている。年を取ると少しはましな字が書けるようになるのかと期待していたのだが、やはりみっともない字しか書けない。老人になってもこんなにヘタくそなのか。自分がいやになる。

越冬野菜。タマネギ、ソラマメ、キヌサヤ、スナップエンドウに続いて今回は冬ネギ。冬ネギの苗も越冬する。

10月9日にタネをまいた。いつも3種の冬ネギを作る。下仁田ネギ、赤ネギ、九条太ネギの3種だが、ことしは九条太ネギの代わりに石倉一本太ネギにした。収穫は一年先の来年12月から。長い付き合いになる。ネギは寒さに強いといっても、やはり厳寒期には傷む。防寒に穴あきビニールをトンネル掛けしている。春先までこの状態で過ごす。

暖冬の影響で全般に生育がすすむ。この冬ネギの苗もそうだ。すでに20から30センチほどに大きくなっている。この時期にしてはやはり育ちがいい。

一方、昨年10月にタネをまいた冬ネギ。いまからの厳寒期が旬になる。うまくなってきたぞ。そう呟きながら食べている。寒さにあたればあたるほどやわらかく甘くなる。これから寒さで傷んで見た目が悪くなるが、そうなってこそ冬ネギ本来のうまさが味わえる。


         
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暖冬で生育進むキヌサヤとスナップエンドウ

2015-12-17 | キヌサヤ

暖冬で生育が進んでしまったキヌサヤとスナップエンドウ

越冬野菜、3回目はタマネギ、ソラマメに続いてキヌサヤとスナップエンドウ。

ことしは暖冬の影響で生育が進んでいる。これはまずい。越冬するにはいい塩梅の大きさがある。小さくても大きくても寒さの被害を受けてしまう。越冬するには本葉が3,4枚ぐらいがいいという。これまでの経験からいえばたしかにそうなる。ことしはだいぶ育ってしまった。寒さによる被害に遭うから、しっかりと防寒対策をしないといけない。

キヌサヤとスナップエンドウは平年通り、10月24日にセルトレイにタネをまき、11月6日に植えつけた。当初は各20本の苗を植えつけたのだが、結局は残りの苗すべてを植えつけてしまい、いまはキヌサヤ28株、スナップエンドウ32株。

防寒対策といっても地域によって違う。このところ穴あきビニールをトンネル掛けしている。以前は防虫ネットをトンネル掛けしたのだが、厳しい寒さの年には数株が傷んで枯れてしまう。そこで2年前から穴あきビニールに替えた。これがよかったのだろう。2年続きで豊作になっている。

しかしことしの防寒対策はむずかしい。暖冬傾向だという。いまの段階で穴あきビニールをトンネル掛けしたら、かえって生育を促してしまわないか。どうも先が読めない。困った。まあいいか。これからやっと平年並みの気温になるというから、えいやっ、と穴あきビニールをトンネル掛けしたところだ。

3年前までは防虫ネットで防寒。


2年前からは、穴あきビニールに替えた。


         
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ソラマメは78株を植えつけ

2015-12-15 | ソラマメ

越冬野菜の2つ目はソラマメ。

10月15日セルトレイにタネをまき、同月26日に植えつけた。いま78株を育てている。

ソラマメの最大の敵はアブラム。来春が勝負になる。これに打ち勝てばわけなく収穫できる。そうわかっているのだがアブラムシの総攻撃を受けていつも敗退、不作が続いた。救世主は殺虫剤だった。打って変わって昨年と今年は豊作になった。とくに今年は食べ放題の大豊作であった。それまで浸透移行性なんていう殺虫剤があるなんて知らなかった。

おかげで多くのタネを自家採取できた。タネは2、3年は大丈夫だというのだが、無駄にするといけないので、昨年に自家採取したタネは残さずにすべてまいた。今年に自家採取したタネは来年不作になったときに備えてこちらは多めに残した。

計画もなくこれでもかと多くのタネをまいた。だいぶ苗ができてしまった。まずは56株を、その後に空きスペースができたので追加し、結局は前述の通り78株になった。残りは100株以上はあった。もちろん複数の知人にもらってもらった。豊作になるとなにかと余裕がでるものである。不作になると自家採種を最優先するから自分の口に入るのは我慢しなければならない。

わたくしの住む千葉県北西部の我孫子市ではソラマメは防寒しないでもこのまま冬を越す。前回書いたタマネギもそうだ。


         
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すっかり根付いたタマネギの苗400本

2015-12-13 | タマネギ

12月中旬のいま、収穫できているのは、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、サトイモ、ホウレンソウ、冬ネギ、ブロッコリー。これら冬野菜は暖冬の影響で平年より早く収穫に追われているもののすべてが順調に育ってくれた。あたりまえなのだが、30年もやっているとほぼ失敗なく確実に育てて収穫できる。見た目が悪くても野菜に変わりはないというが、やはり美しい姿に育つとうれしいものである。

このほかに来年収穫に向けて育っている野菜がある。9月まきタマネギ、10月まきソラマメ、10月まきキヌサヤ、10月まきスナップエンドウ、10月まき冬ネギ、それに9月まき春キャベツである。

いま現在の育ち具合を見ていきたい。

まずはタマネギから。9月にタネをまき、10月下旬から11月上旬に植えつけた。いまはすっかり根付いてくれて、ひと安心といったところである。

ことしは苗の育苗がうまく行った。数もサイズも満足がいくほど育ってくれ、大量にできた。しかしわが菜園は狭く、植えつける面積が限られている。いつものように400本だけを植えつけた。プラス50本ほどは補植用に確保した。

残りは少なくとも千本以上はあったと思う。すべて複数の知り合いに分けた。これは感謝された。タマネギ苗の自家育成はむずかしからどうしても市販の苗にたよってしまう。タマネギ栽培を経験した人ならだれでもわかることだが、自家育成の苗がいいに決まっている。

市販の苗はいい苗にあたればいいのだが、ヘタなものを植えつけると、根付かずに枯れてしまう。周辺の家庭菜園では今年はひどかった。市販苗を植えつけたはいいが、すぐに次々と枯れて行くのを目にした。2度、3度と補植していた。たぶんなんども種苗店に足を運んだのだろう。

自家育成した苗にだって枯れるのはでてくる。黒マルチに植えているから枯れたのはすぐに目につく。400本の中で20本近くが枯れた。市販の苗に比べたら割合は極めて低い。すぐに補植用の苗を植えつけて対応した。これから寒さが厳しくなる。いまの時点ですっかり根付いているから寒さによる被害はないだろうと楽観している。


         
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ダイコン4本から250グラムの切り干し大根ができた

2015-12-10 | ダイコン

 
出来上がった切り干し大根、いい色に仕上がっている

ジップロックに入れ、冷蔵庫に保存

切り干し大根が干し上がった。12月4日から9日までの6日間、天日に干してきた。晴れの日が続き、なんともいい色に仕上がった。真っ白からしだいに生成り色というのだろうか、淡い黄褐色に変化した。これが太陽の恵みというのであろう。

青首ダイコン4本からどれぐらいできるのだろう。量ってみると250グラムあった。重量は10分の1になるというから、生のダイコンは皮をむいた状態で4本で2.5から3キロぐらいあったのだろう。

切り干し大根は地味な存在である。冬の日差しを浴びながら、これを年寄りが作る。あまりに似合いすぎる光景ではないか。食卓に出てきてもやはり地味である。派手さはない。しかし滋味がある。飲んべえにはそれがいちばんだ。しみじみと素材のうまさを味わえる。熱燗の肴には格好の一品となり、満足、満足とひとり悦にいるのはいいもんだ。やっかいで骨が折れる千切りをいとわず、黙々とやるのはこのうまさがこたえられないからといえる。

ジップロックに入れて冷蔵庫に保存する。今期はじめての切り干し大根づくりだが、ダイコンはこれからがうまくなる。1月に入ったらやはりいつものようにいそしむことになりそうだ。


         
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サトイモ大豊作でうれしいのだが

2015-12-08 | サトイモ


ヤツガシラの大物、これで1.5キロある

やはりというか、近くの農家の畑では予定より早く大きく育ってしまったホウレンソウをトラクターでつぶしていた。この光景はやりきれない。
気象庁のデータベースでわたくしが住んでいる我孫子市の11月の気温を調べてみた。
11月の平均=2014年11.5°、2015年は12.3°
11月の最高平均=2104年16.1°、2015年は16.8°
11月の最低平均=2014年7.3°、2015年は8.4°
この昨年比のデータを見ると、ことしはたしかに気温が高い。この差が作物にどの程度の影響を与えるのか、わたくしにはまったくわからない。わかるのは平年より育ちがよくて、食べるのに追われているということである。

ことしはサトイモが大豊作だった。植えつけたのはヤツガシラ、土垂、愛知早生、エビイモの4種。平年より種イモを多く植えつけた。真夏の渇水期に適度の降雨があったおかげで量質ともに上出来であった。

2人暮らしにはその収穫量が半端ではなかった。これは絶対に食べきれる量ではない。毎日食べ続けても残る。それならと早めに対応した方がいい。粗末なものだがと複数の知人にお歳暮とともに贈った。しかしそれでも食べきれないほどの量が残っている。

いまは畑に埋めて保存している。食べる分だけその都度掘り出している。サトイモは寒さに弱い。そろそろすべてを家に持ち帰り保存しなければならない。悩みのタネはどこに置くかである。狭い家だからそうなる。

一方、来年植えつける種イモは、防寒と浸水を防ぐために、すでに地中深くに埋めて防水シートをかけてある。種イモだって、豊作のおかげで平年以上に多く保存することができた。

サトイモは好きだから多くを作る。なかなか豊作に恵まれないのだが、ことしは大がつくほどの豊作になった。これほどとは思ってもみなかった。うれしい半面やはりほどほどがいいと思う。しかしこれがむずかしい。


          
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この冬は早めに切り干し大根づくり

2015-12-06 | ダイコン

 

いま切り干しに大根をつくっている。千切りにして天日に干しているところだ。切り干し大根は毎冬、1月につくっている。この冬は平年より暖かくなるという。前回書いたホウレンソウと同じくダイコンだって育ちがいい。なんにだって食べるには頃合いがある。大きくなり過ぎないうちにつくっておくかと思い立った。天気がよくて風が吹くと1週間で出来上がる。

切り干し大根は千切りにすれば簡単にできる。千切りがすべてだ。毎日のように包丁を握っていれば、わけなくできるのだろうが、わたくしの場合はそうではない。かみさんが遊び呆けて家を留守にするから台所に立つ機会が多くなった。とはいえ、トントンとリズミカルに切るには修行が足りない。

大きいのばかり4本を引っこ抜いてきた。輪切りにしたダイコンの山を見て、これだけ千切りにするのかと思うと、やる気が失せてくるのだが、ここはやるしかない。速く切ろうと気ばかり焦る。短気は損気。そう呟きながらなんとか切り終えた。

ダイコンは厳寒期になると頭の部分が腐ってくる。そこで年末にすべて引き抜いて再度土の中にすっぽり頭まで埋めて防寒する。いまだに畑には80から90本が残っている。冬の間にこれらをすべて食べようとしても無理だ。そこで残り具合を見ながら、1月の厳寒期にせっせと切り干し大根づくりに精を出すのである。

こんかいは予行演習? 年が明けたらひたすら千切りロボットに変身しないといけない。


         
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困った!暖冬でホウレンソウが育ち過ぎ

2015-12-03 | ホウレンソウ

困った。寒さが続かない。暖冬だという。野菜の値段が下落して、農家はダイコンの廃棄をしたところもあるという。

わが菜園もそうだ。とくにホウレンソウが平年よりも大きく育ってしまっている。来年2月まで食べつづけるため、9月15日から10月10日まで4回に分けてタネをまいてきた。最後にタネをまいたのが、これは来年1月から収穫予定でいたのに、すでに収穫できるまでに育ってしまった。これはまずい! そう思ったところでどうしようもない。やっと冷え込んできたなと安心していたとろこなのに。

ホウレンソウは毎日食べても飽きない。1回目にまいたものから順番に食べてきた。11月に入ると生育が目を見張るほどによくなってきた。どんどんよくなってきた。うまい、うまいと楽しんでいる場合ではなくなった。これは急いで食べないと生育に追いつかないぞ。

せっかくここまで育てたんだから食べてやらないといけない。毎日のように畑に行ってはホウレンソウを摘んでくる。そして食べ続けてきたし、いまもそうだ。しかしさすがにここにきて食べるスピードが落ちてきた。冷蔵庫の野菜室を占領しつつある。

わが家のホウレンソウは「ちぢみホウレンソウ」。寒締めホウレンソウともいう。寒さにあたればあたるほどうまくなる。やっと寒さがやって来てこのところ本来の味を楽しむことができるようになったと喜んでいた。

たいへんなのは農家だろう。わが菜園の周辺はホウレンソウ栽培の農家は多い。ここも育ち過ぎている。このまま暖冬が続けば、トラクターで潰し“廃棄”するところもでてきそうである。


         
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小カブの間引きをサボると

2015-12-01 | その他

小カブを取り遅れた。タネは9月13日にまいた。11月初旬には収穫できていたはずなのに、収穫をはじめたのは11月中旬過ぎ。すでに一部は小カブというよりも中カブにまで大きく育っていた。中には裂根しているのもあった。小カブは目立たないせいもあって、生育に目が行かない。毎年のことながら取り遅れてしまう。またやってしまった、そんな感じである。

カブは間引きして株間をそろえること。これが一番だ。そうわかっているのにサボった。タネが小さいからつい厚めにまいてしまう。たいがいの人がそうなると思う。大事なことは発芽してから。そこからこまめに間引きすればいいのだが、面倒だからとついサボる。その結果、大きさが揃わず、大きいのから小さいのまで数珠つなぎになってしまう。間引きが遅れると生育に影響する。いまさら間引いても遅過ぎるということになる。

間引きをサボるとこうなる

カブは作るのは忘れない。よく食べるからである。カブも前回のダイコンと同じく、霜にあたればあたるほどうまくなる。1月のカブがうまいかな。口に入れると、とろけるほどのやわらかさになる。

周辺の農家では小カブ栽培が秋から冬にかけて盛んだ。11月下旬からはトンネル掛けして栽培している。わたくしがカブを作るのは9月まきだけだが、農家をまねてトンネル栽培をやってみることにした。11月中旬にタネをまいた。冷え込んできた下旬に穴あきビニールをトンネル掛けした。初めてのことなので収穫はいつになるのかわからない。2月か3月か。とにかくやってみることにした。こんどは間引きをしっかりやろう。

11月中旬にタネをまいたカブ


防寒のため11月下旬に穴あきビニールをトンネル掛け


         
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