30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

冬越野菜(1)ータマネギ

2008-11-30 | タマネギ

明日から師走。畑も冬支度だ。秋作の野菜の収穫とともに畑がさみしくなってくる。しかしよく見ると、この冬を過ごす野菜が意外と多いことに気が付く。案外と多くあるものだなと思う。

まずはタマネギ。苗を10月下旬に植えつけた。例年だと11月上中旬なのに10日も早かった。これがこんごどのように影響するか、来年の収穫時にわかる。

タマネギは寒くなる前に、しっかり根付かせることだ。苗が小さいと霜で根が浮いて枯れてしまう。霜が降りる前にしっかり根付かせることができれば問題はない。知り合いの農家の方がこんなことを言った。
「タマネギもそのことを知っているから早く根を伸ばそうとしている」
うまいことをいう。

わが菜園のタマネギも根付いてくれたのかしら。寒さが厳しくなって霜が降りてみないと分からないのだが、これまでの経験からみると、根付いたみたいだ。安心していいのかな。

平野の紅葉もそろそろ見納めどきだ。来週まで持ってくれるかどうか。
この紅葉はウオーキングコースのモミジ。


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空蝉

2008-11-29 | その他

空蝉。【うつせみ】。美しい日本語の響きだ。セミの抜け殻と言ってしまえば雅な気分も消えてしまうのだが、これを見て、空蝉なんていう人もいなくなった。

なぜ初冬にセミの抜け殻が? 天気がいいので生け垣を剪定した。隣の家との境の樹木はサンゴジュ。この葉の裏を見ると、いるわ、いるわ。葉に爪を立てたセミの抜け殻ばかり。いっぱいだ。わが猫額庭はふしぎとセミが多い。それだけ庭の手入れしていないで自然のままにしておいたということか。この庭から空に飛び出したセミはいまはもういない。勝手な解釈だが、その命のはかなさをも【うつせみ】という美しい響きのなかに秘められているような気がする。


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大物収穫

2008-11-28 | ハクサイ

ハクサイの収穫第一号だ。昨年の収穫もいまの時期だった。今秋もヨトウムシに食べられたが、昨年ほどひどくはない。食の安全が求められている時だけに、この虫の食べた穴は、安心して食べていいよというサインでもある。

何年やっていてもハクサイの初期栽培にだけは手を焼く。この夏の種まきから定植までやはり手間がかかった。それでも収穫を迎えるとその苦労も忘れる。畑で一番の大物だけに持ち上げるとずっしりと重い。この重量感が収穫の喜びだ。大物だけに収穫したという充実感がある。


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やっぱり早かったかな

2008-11-25 | 下仁田ネギ

23日に歩いた「大菩薩から牛の寝通り」。急いで自分の山のHPにアップした。これからの2カ月は仕事が忙しくなりそうだ。遊びのことは早め早めに片づけることにして、昨晩は遅くまで頑張って書いた。相変わらず拙速だ。

霜が降りるとうまくなるのがホウレンソウとカブといったけれど、その筆頭となるべきものを忘れていた。ネギである。はやく食べたいのだが、寒くなるまでじっと我慢してきた。
わが菜園の冬ネギは、九条太ネギと下仁田ネギが定番。前者は11月中旬から食べ始めている。初ものだから味はまずまずで旬はこれからの寒さ待ちである。
後者は立派になった。見違えるほど堂々としている。別名で殿様ネギといわれるだけのことはある。これが曲者だ。この見た目に惑わされる。これだけ見た目がよく、うまそうなのだから食べてみたくなる。だが、いま食べたところでうまくないことは承知している。しかし、あまりの姿の良さに、たまにはこの時期の下仁田ネギを食べてみようかと持ち帰って食べてみたところ、やはり白い部分は食べられたのだが、葉はガリガリだった。やっぱりな。下仁田は何度も寒さにあたり、剣のようにすらりと伸びた葉が無残にも茶色く枯れ始めたところで、やっとうまくなる。そんなことは百も承知しているのに、つい見た目に惑わされる。それほどいい姿だ。

下仁田ネギ(左)と九条太ネギ(右)


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速報ー大菩薩

2008-11-24 | 登山

きのうは大菩薩を歩いてきました。
一日中青空が広がり、富士山から南アルプスの白銀の嶺々が輝いて連なり、いい眺めです。このような景色をなんどとなく見ていますが、ふしぎと山岳風景は飽きるということがありません。見るたびに心があらわれ、釘づけになります。そのために山を歩きます。

上の写真は、左端から三ツ峠山、右に目を移して次のピークが御坂黒岳、右端が毛無山です。御坂黒岳と毛無山の間に十二ケ岳、節刀ケ岳がはっきり見えます。

下の写真は、毛無山からさらに右(西)へ続く南アルプスです。白い衣をまっとた高嶺は間違いなく同定できました。写真はその南アルプスの中から、農鳥、間の岳、北岳そして仙丈です。すっかり白くなりました。手前には鳳凰三山で観音岳、地蔵岳のピークが見えます。

 


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初霜でそろそろ冬支度

2008-11-22 | その他

21日に初霜が降りたようだ。葉っぱ類に傷みが出たからそれとわかった。寒さに弱いシュンギクの葉が茶色に変色している。被害はそれほどでもない。「早めに防虫ネットでも掛けておけばよかった」と思うのだが後れをとった。これからは寒くなるばかり。きょうは寒さに弱い葉菜類に防虫ネットや不織布をトンネル掛けしてやった。少しずつ冬支度の畑になってきた。

霜が降りてうまくなってくるのはカブとホウレンソウ。ホウレンソウはすでに毎日のように収穫している。カブはといえば種まきから防虫ネットをかぶせてあるので成長をなかなか見ないできた。そうだ、カブがあった。防虫ネットをめくって株元をみると、ちょうど収穫できる大きさになっている。カブは虫がつくので、出来るだけ遅く種をまく。カブが本当にうまくなるのは寒さにあたるこれからだ。 


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そばがきでわかる新そばの味

2008-11-21 | その他

11月16日に新そばを味わった。見た目は確かに新そばとわかるのだが、どうも味の面ではこれが新そばの味だというものを実感することなく、いまいち納得がいかなかった。そこでそば打ちの会のあと、その新そばを少しばかりいただいた。もちろんこれでそばがきを作るつもりだ。昨晩は相変わらずかみさん不在。酒の肴にそばがき作り。味が滑らかでほのかに香りがする。「これが新そばの味なんだな」とやっと新そばを味わう喜びを感じ、そのうまさを心行くまで味わった。いまの私にはそばのうまさはそばきりよりもそばがきのほうがよくわかる。今度は新そば粉と旧そば粉でそばがきを作り、食べ比べてみよう。そばがきの作り方だが、私はそば粉と水の割合は1対2。やや固めかな。酒の肴にはそば粉50グラムに水100ccちょっとといった塩梅だ。一瞬にして出来るこのうまさ、熱燗にはもってこいの肴になる。

間もなく霜が降りるというこの寒い時期に大輪の花。狂い咲きかと思わせる光景だ。これは今が満開の皇帝ダリア。大きさは3メートルから5メートルもある。この花が道路沿いにずらり咲いている。さすがに足を止めて感心して眺める。大輪だけに冬の花としては風情にかけるのだが、壮観という点では見ごたえがある。


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自家採種のすすめ

2008-11-20 | その他

この2、3年はF1種以外の種を意識して自家採種するようになった。もちろん興味からであるが、種代もばかにならないのでちょっぴり節約できるかなという思いもある。

今年になって自家採種したものは、下仁田ネギ、モロヘイヤ、カボチャ、ソラマメ、ラッカセイ、カボチャ、オクラだ。F1種以外の在来種ならキュウリもナスもやろうと思えばできるのである。自家採種で一番の基本は種をとったらよく干して乾燥させることだ。乾燥させたらジップロックなどの袋に密封して冷蔵庫の野菜室に入れておく。これらを守るとまずは失敗することはないだろう。

この秋は、自家採種したソラマメをまき、下仁田ネギをまいた。きちんと芽が出てきた。下仁田ネギはすでに経験があるので心配しなかったのだが、ソラマメの自家採種した種がはたして芽を出すのか心配したのだが、何のことはない、100%の発芽率だった。来年は少しずつ自家採取を増やしていこうと考えている。

以下は自家採種した種たち。

今春に採種した下仁田ネギ。それを今秋にまいた。
なかなかの発芽率で安心だ。

こちらはカボチャ。来春の出番だ。

モロヘイヤの種

オクラの種。
これは島オクラで私の好物の品種。自家採種は欠かせない。


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サトイモの掘り上げと種イモの保存

2008-11-19 | サトイモ

昨日と一昨日の2日間は会議で缶詰状態であった。ずっと座っていると体が縮んで固まってしまいそうで、どうも苦手だ。外に出て思いきり体を伸ばせ、と体が指令を発している。
そこできょう一日はサトイモの百姓仕事になった。
1、まずサトイモをすべて掘り上げる。
2、当座食べる分は土の中に埋め戻す。乾燥させないためだ。
3、来年の種イモにするものは、深く掘って埋める。
4、贈り物にするものは家に持ち帰り宅急便で送る。

これだけの作業に丸一日かかってしまった。自慢じゃないがわが菜園のサトイモはうまい。これは自画自賛じゃないよと自信を持っていえるから、今年は知人に贈ることにした。はたしてどんな感想が来るのか楽しみだ。 

サトイモの地上部がすっかり枯れてきた。すべてを掘り上げて保存すべき時だ。周囲の農家もサトイモ掘りに忙しい。

掘り上げたサトイモ。どれくらいイモがついているか、これが楽しみ。

すべて掘り上げて畑に並べる。狭い菜園だけにこうして株を並べると、やはりつくり過ぎだが、よくできたねと収穫の喜びを十分に味わえる。

この中から来年の種イモを選んで、土の中に保存する。まず深く穴を掘り、そこに掘り上げた株を逆さに置く。稲ワラをかぶせる。その上から土を戻し、最後に雨水がしみこまないようにビニールで覆う。サトイモは寒さにあたると腐ってしまうから暖かくして保存することだ。

 


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これが、芝生のタネ

2008-11-18 | その他

芝生も種から育てるんだ…。芝だって種から育てることは当たり前のことなのだが、ついそんなことを思ってしまった。芝の種を初めて見て、芝といえばいつでもマット状に裁断されたものを張るものとばかり思い込んでいたから、やはり種からなんだとあらためて納得したしだい。

きのうときょうは仕事で芝の圃場を見てきた。この寒いのに青々としたグリーンが広がる。茶色に枯れないで、いまも美しい緑を保っている。不思議ですね。これは西洋芝で、冬でも枯れることなく緑色をしている。一方、日本芝は秋、冬の時期は枯れてまた春になると新芽を出し生育を始める。

この小春日和に青々とした芝を眺めていると、いまの季節をふと見失う。 


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発芽率100%のソラマメ

2008-11-16 | キヌサヤ

きょう11月16日に新そばが誕生した。8月21日に300坪の畑に種をまいたソバ。それからおよそ3カ月。きょうまでその作業の記録をしてきた。いつくしんで育ててきただけに、待ちに待った新そばだった。

キヌサヤ、スナップエンドウに続いて芽を出してきたソラマメ。畑への直まきと、ビニールポットまきの両面作戦。このソラマメは今年6月の自家採種のもので、ポットまきのほうは100%の発芽率。畑のほうも発芽率100%近い。ポットまきは欠株への補充と考えていたのだが、これではポットまきの苗が余ってしまう。捨ててしまうのはもったいないので、狭い畑を工面して植えつけることにした。株間30センチ、条間60センチ。

 


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ズイキの皮むきと乾燥

2008-11-14 | その他

11月9日に農家から頂戴したズイキ。これは八つ頭の茎で食べられる。皮をむいて乾燥させ、芋がら(干しズイキ)を作ることにした。

1、まず皮をむくのだが、その前に4、5日乾燥させたほうが皮がむきやすい。

2、皮が残らないようにていねいにむく。むくときの注意は、見ての通りアクがすごい。手が紫色に染まる。絶対に手袋をすること。軍手はしみこんでくるからビニールの手袋のほうがいい。
ナイフを入れて皮を引っ張ってむきとる。皮が残るようだと、こんどは反対から皮をむくときれいにむける。それでも皮が残るようだとナイフを皮との間に入れてむきとる。思ったよりも簡単にきれいにむけるはずだ。
このアク、石鹸で洗ったてみたが全然だめ。いやあ、気持ち悪いほど鉛色に変わった。はたして何日たったら落ちるのか。

3、皮をむき終えたら、洗たく干しの洗たくハサミではさみ、1週間ほど天日に干して自然乾燥させる。もちろん雨にあたらないようにする。
きょうの作業はここまで。さて、うまくできるか。


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キヌサヤ、どこに植えようか

2008-11-12 | キヌサヤ

茶色の種がスナップエンドウ。白い種はキヌサヤ(10月26日)

10月26日にセルトレイに種をまいた「キヌサヤ」と「スナップエンドウ」。順調に芽を出してくれたので11月9日に畑に植えつけた。1メートル幅のウネに2列で株間30センチ。

キヌサヤは連作障害に気をつけなければならない。同じ場所に4、5年植えてはいけないという。豆類の成長が悪いときは一応連作障害を疑ってみることだ。きちんと作付の記録を取っていないと、過去にどこになにを植えたのか忘れてしまい、今年は成長が悪いと思ったら連作障害だったということがしばしばある。

わたしは豆類が好きだ。多く豆類をつくるだけに春と秋にどこに植えるかに戸惑う。連作障害を考えると、50坪の畑では、豆類を植えつけるウネを順繰りに回転させているつもりでも、植えるウネが見つからないぽどになる。5坪や10坪の市民農園だと困るだろうと思う。


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ソバの乾燥

2008-11-11 | その他

このところソバを取り上げる機会が多い。8月に種をまいてからまもなく「新そば」が誕生する。
11月6日と9日に脱穀したソバ。玄ソバ(殻付きのソバ)で8袋あり、25kg/袋とすれば200kgはある?という。一反からこれくらい収穫できる。脱穀したソバは乾燥させるため、ビニールハウスの中で袋に入れて寝かせておく。
次の作業は粉ひきだ。これで新そばがぐっと近づいた。 楽しみだね。


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そばがき修行

2008-11-10 | その他

このところ新そばに向けて、刈り入れや脱穀と最後の作業が続いている。そば打ちに“丁稚奉公”したばかりの私は、まったくそばが打てない。だからもっぱら「そばがき」にして食べている。ソバ粉がうまいせいか、そばがきが格別うまく感じる。

じつは、清酒にはこのそばがきがじつに合うのである。ソバを味わうにはこれが一番なのではないかとこのところそう思う。もちろん、そば、すなわち「そばきり」とはまた別の食感だが、これが気に入っている。

そばきりと違って、そばがきは私にもできるのだが、これがなかなか見た目がきれいにできない。試行錯誤の毎日だが、まもなくすばらしいそばがきを作れるだろう。 


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