30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

9月27日にラッカセイ大粒種「おおまさり」の試し掘り

2021-09-29 | ラッカセイ

9月27日にラッカセイの試し掘りをした。豊作でもなく、不作でもなく、これならまあまあかなという「ふつう」の結果であった。

ラッカセイは土寄せだけを忘れないで行えばあとは放任栽培となり手間が省ける。苦労して育てる楽しみはない。9月に入るとカラスがこれを狙う。対策を施さないとすべて食べられてしまう。感心してしまうほど見事に。そのためネットで覆ったり、防鳥糸を張り巡らす必要がある。

ラッカセイにも豊作と不作がある。それは掘り出せばすぐにわかる。とくに網目模様がはっきりしているものの割合が高いとにっこりしてしまうのだが、全体からすればその割合はたかが知れている。自家消費するのだから玉石混交で問題はないものの、やはり網目模様がはっきりしているもののほうが見た目がよく、おいしく感じられる。

品種は大粒種の「おおまさり」と、これに比べたら粒が小さい一般的な「千葉半立」の2種類。同じくらいの数の株をまいねん育てててきたが、ことしは「おおまさり」を9割、「千葉半立」を1割とおおまさりを主体に育てた。

年を取ったせいなのだろうが、ラッカセイの殻をむくのが面倒になってきた。とくに殻が小さい千葉半立がそうだ。これまでは山と積まれた殻付きをせっせとむいてきたのだが、このところ辛抱が足りなくなってきたせいかどうもいけない。そのため殻がむきやすい大粒種に軸足をうつした。

タネはどちらも自家採取してきたもの。「千葉半立」との付き合いはかなり長い。ここで育てるのをやめるのには未練があり、念のためタネだけは残すようと自家採種目的で少し育てることにした。

おおまさりは、大きさが一般的な品種の2倍以上になる。もっぱらゆでて食べる品種だ。炒ったらうまくない。まずい。試してみたらその通りであった。

試し掘りしたおおまさりはすぐに殻つきのまま、2~3%ほどの塩分濃度で水から30~35分ほどゆでる。たまに取り出しては味見して好みの硬さで火を止める。ゆであがったら殻をむいて実を取りだす。おおまさりの殻むきは大きいせいなのか、千葉半立ほどの面倒さを感じないから不思議だ。

ゆであがったおおまさり(下の画像)。もちろん晩酌のつまみには最高で、食べるのがやめられなくなるほど。毎晩何個までと制限して食べている。

これなら収穫は10月上中旬で問題なさそうである。


2021年の読書
2021年9月の読書
・生命海流(福岡伸一著・朝日出版社)
・高瀬庄左衛門御留書(砂原浩太朗著・講談社)
・スモールワールズ(一穂ミチ著・講談社)
・己丑の大火 照降町四季(2) (佐伯泰英著・文春文庫)
・初詣で 照降町四季(1) (佐伯泰英著・文春文庫)
・片見里荒川コネクション(小野寺史宜著・幻冬舎)

2021年8月の読書
・三体Ⅲ 死神永生 下(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・三体Ⅲ 死神永生 上(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・星落ちて、なお (澤田瞳子著、文藝春秋)

2021年7月の読書
・テスカトリポカ(佐藤 究著、KADOKAWA)
・台北プライベートアイ(紀 蔚然著、舩山むつみ訳、文藝春秋)

・・・・・・
今年前半期(1月から6月)で心に残ったのは次の3冊。「
死の棘」(島尾敏雄著・新潮文庫)、「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房)、「サガレン」(梯 久美子著・KADOKAWA)。「死の棘」は年寄りにはつらかった。40歳前後で読んだらどんな感想を持っただろうかと考えた。

2021年6月の読書
・自転しながら公転する(山本文緒著、新潮社)  
・俺と師匠とブルーボーイとストリッパー(桜木紫乃著、KADOKAWA)
・流人道中記・下(浅田次郎著、中央公論新社)
・流人道中記・上(浅田次郎著、中央公論新社) 

2021年5月の読書
・続・用心棒( デイヴィッド ゴードン著、 青木 千鶴 訳・早川書房)   
・用心棒(デイヴィッド ゴードン著、青木 千鶴訳・ 早川書房)
・特捜部Q―アサドの祈り( ユッシ エーズラ・オールスン著、吉田 奈保子訳・ 早川書房)

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス( 長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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9月25日に豊作間違いなしのサトイモを試し掘り

2021-09-26 | サトイモ

9月25日試し掘りした土垂、大きなイモの割合が高く豊作の見通し

9月25日にサトイモの試し掘りをした。収穫はいつも10月中旬に一気行って貯蔵保存する。その前の様子見である。

今季は、菜園のある地域一帯を見渡すと、どこも豊作に違いないと思わせる生育ぶりだ。いち早く試し掘りした農家の人は今季はいいよ、という。

夏の天候不順が幸いしたといえる。日照りが続かず、適当に雨が降って乾燥を防いでくれた。サトイモ栽培で一番避けたいのが日照りが続くこと。こうなると生育は鈍り、ひどいときには不作の原因となる。夏の天候不順が味方になるのはサトイモぐらいなものだろうか。

わが菜園だっていい生育ぶりだ。だが、見た目はいいが、掘り出してみると小さなイモばかりということだってある。そこで試しに掘ってみるかということになる。

サトイモは今季も5種類。主なものは土垂、ヤツガシラ、タケノコイの3種で、ほかに2種類ほど作っている。

試し掘りしたのは土垂。親イモから子イモと孫イモをもぎ取る。サイズに大小がある。この時点で豊作だと確信できたのは、大きなイモの割合が高いことだ。これが豊作の目安になる。イモの数が多いからといって小さなものばかりでは豊作とはいえない。


土垂で、この程度のサイズが数多く取れればいうことなし

土垂の豊作の基準は、手にすっぽりおさまる程度のサイズ、すなわち10センチ程度のイモがいかに多くとれるかにある、とわたくしは思っている。これがなかなかできない。できたとしても割合が低いのである。試し掘りしての結果は10年に1、2度あるかないかの豊作といえようか。

この程度のサイズのものはスーパーではお目にかかれない。数が少ないのだから当然そうなるのだろうが、どこに流れていくのか。料理屋に直行してしまうのだろうか。

豊作の見通しだというのに、わたくしはいちばん好きなヤツガシラで手痛い失敗をした。今季に限って初期生育がうまくいかず、生育不足のものが多い。ヤツガシラは1キロ以上のものがそろってできることを豊作の基準としているだけに、今季は小さいサイズのものが多くなる。

試しに掘り出した土垂はその晩に煮っころがしにして食べた。初秋の味である。


      
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9月22日に思い立って新生姜を甘酢漬けに

2021-09-23 | ショウガ

9月22日に新生姜で甘酢漬けを作った。新生姜の旬は夏と秋の2回。9月の根ショウガもとれたては新ショウガというようだ。
 
ショウガは7月に葉ショウガを、11月からは根ショウガを食べている。これまで甘酢漬けは後者の根ショウガで作っていた。

今季もショウガは順調に育っている。農家並みの腕前になったものよと眺めている。家庭菜園のショウガ栽培は周囲を見るとかなり苦戦している。まともに育っているのを見かけない。大概は欠株が多く、さらに出芽が遅れて生育不足になる。わたくしもなんども失敗して、なんとかいまがある。栽培の難易度は前回記事のタマネギの育苗と同じくらいかなり難しい。

さらにむずかしいのは秋に収穫したものを越冬させ、貯蔵保存させて来年の種ショウガにすることである。寒害に遭って一部を腐らせることがあるが、命を断ち切ることなく、種ショウガ→栽培→収穫→種ショウガと循環して栽培を続けることができている。

今季は
11月を待たずに、なにがそうさせたのか急に甘酢漬けを作ろうと思い立った。そうなると超せっかちだからじっとしてはいられない。すぐにとりかかる。酢が残り少ないからすぐにスーパーに買い出しに、それから菜園でショウガを収穫。これで準備完了。
 
茎を取り、根を除き、泥を丹念に洗い流す。地道な作業を辛抱強く行う。あらかた汚れが落ちるとスライサーの出番。指先を切らないように注意しながらも、少なめに収穫したつもりだが、これが思いのほか多く、なかなか終わらない。すべてスライスすると、さらになんども汚れを洗い流す。こうすることできらきら光るくらい見違えるほどにきれいになる。
 
 
ここで量ると1キロあった。水分をたっぷり含んでいる。湯を沸かしてスライスしたショウガを1、2分煮てから、天日に干して水けをきる。甘酢漬けは酢と砂糖と塩だけ。わたくしは水は使わない。瓶に詰めて完成。自分がやっていることとはいえ、急き立てられてなんともあわただしい時間であった。
(下の画像の左の瓶は、スライスして残った切れ端)



昨年は酢だけの酢漬けと、酢と砂糖の甘酢漬けの2種類を作った。酸っぱいものは大好きで、かなり酸っぱい
ものでも平気だ。それでも酢だけのものは顔をしかめるほど酸っぱかった。

ショウガは苦労して作っても結果としてあまり食べない。一番食べるのは夏。これはソーメンの薬味としてだから欠かせない。それでもたかが知れている。大量に残りすべてを貯蔵保存してしまうのも能がない。そのためショウガの大量消費のレシピはとさがすのだが、これといったものがない。ショウガなく甘酢漬けを作っている。これは晩酌のつまみになる。

      
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9月7日にタネをまいたタマネギの発芽と土寄せ

2021-09-17 | タマネギ



見事に発芽がそろったタマネギ(9月17日午前)

子葉が次々と跳ね上がっていく(9月17日午前)

<9月7日にタネをまいたタマネギ。

13日あたりから発芽してきた。16日にはほぼ出そろったようだ。ことしも無事に発芽がそろった。失敗することがなくなり、すっかりうまくなった。これで第一関門をクリア、と胸をなでおろす。

タマネギ栽培で一番神経をつかうのが、発芽にばらつきがなく一斉に発芽させること。毎年そうだが、これが気になって畑に行くたびに様子を見てきた。

タマネギをタネから育ててみればわかることだが、発芽をそろえるのはかなりむずかしい。発芽率が悪かったり、発芽してもばらつきがあると、どうにも気に食わない。こころがしぼんでしまうといえば大げさになるが、それくらい結果が気になる。

発芽したら、次々と子葉が跳ね上がる。全体がそうなったら、こんどはすぐに条間にスコップを入れて軽く土寄せをする。幼苗は倒伏しやすいからそうする。これまでの経験から必ずやる作業だ。

苗作りは、定植する11月上旬までの2カ月のあいだ続く。このさきなにごともなく、定植できるまでに苗を育てることができればいうことなしだが、苗作りはかなり手間がかかる。つねに大雨や強風に気を付けて対策を講じておかないといけない。

手をかけすぎるきらいがある。そう思うのだが、これまでの試行錯誤での痛い経験からすれば、タマネギの育苗で手をかけすぎるということはない。


     
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5月4日植えつけのサツマイモ、9月13日から収穫始まる

2021-09-14 | サツマイモ



サツマイモの初どり
紅アズマ(上)を2株、紅ハルカ(下)を1株掘り出した


5月4日に植えつけたサツマイモ。早や4カ月が過ぎた。そろそろ収穫してもいいころだ。当地での収穫時期は9月から霜が降りる11月中旬までの間になる。

ことし植えつけた苗の数は、昨年と同じ本数で、紅アズマ50本、紅ハルカ20本、これに10本ほどおまけがついていたから、全部で80本になる。

これら80本の苗から、どれほどの量のイモがとれるのか。量ったことはないが、9月から来年4月までの7、8カ月のあいだに、わたくし一人で食べてしまう。正確には9割は食べてしまう。サツマイモ畑を見渡して、これらすべてがわたくしの胃袋に入ると思うと、自分でもよく食べるなと感心してしまう。

サツマイモは大きな鍋で5~7日分の食べる量を一度に蒸かす。蒸かしイモにする。それを毎日の昼ごはんの後に食べる。サツマイモ収穫以外の季節は昼食後に和菓子など甘いものを食べる習慣があり、蒸かしイモはスイーツ?になる。毎日だとたいがいは飽きるのだろうがこれが飽きない。不思議というしかない。

サツマイモはとってすぐに食べてもうまくない。淡白だ。貯蔵してから食べるのがいい。たとえば10月に収穫したらダンボールに入れで貯蔵しておく。これを年明けに食べると、これがサツマイモかと思うほど濃厚になり、味が一変している。これほど味に変化が出てくるものかと驚いてしまう。

でもこれだけの量を一人で食べるのだから、貯蔵ばかりしていると最終的に食べるのが間に合わなくなる。そのため、いまから収穫しては順次食べていく。

サツマイモ掘りで一番の重労働は、掘り出すことよりもその準備のため、畑を覆いつくしているツルを刈り取ること。一気に刈り取るのではなく、掘り出す株の周辺のツルだけを刈り取るのだが、これが結構手間がかかる。

6月13日の初どりは、試し掘りといった感じもあって、紅アズマを2株、紅ハルカを1株を掘り出した。生育のいい株もあれば悪い株もあり、一喜一憂しながら掘り出していく。

初どりのものは2、3日天日に干してから食べる。これからは冷蔵庫を開けるといつも蒸かしイモがある。イモ爺といわれかねないがしょうがない。


      
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8月22日植えつけた秋作ジャガイモー9月11日に出芽を確認

2021-09-12 | ジャガイモ

8月22日植えつけのデジマ(上)とアンデス赤(下)
9月11日に出芽を確認

8月22日に植えつけた秋作ジャガイモ

種イモは、デジマが20個、アンデス赤が20個。種イモは今年6月に収穫したイモを使っている。
加えて、試験的に昨年11月収穫して貯蔵してきた、かなりしなびて芽を長く伸ばしているイモ7個も合わせて植えつけた。

秋作ジャガイモの一番の心配は種イモが腐ること。腐るといつまで待っても芽が出てこない事態になる。
9月11日現在の出芽状況。

種イモに今年6月に収穫したイモを使ったものは、順調のようだ。デジマは出芽してきている。アンデス赤もほんのちょっと芽を出してきている。

一方、試しにと植えつけた昨年11月収穫の種イモ7個は、1個を残してすべて腐っていた。どうしてわかったかというと、もともと大丈夫かなと心配していたので、早々にすべて掘り出してみたからだ。狭い菜園では欠株を避けたいから早めに対応しなければならない。この結果、やはりというか、古い種イモはだめだということがわかった。すぐに新しい種イモに植え替えた。

いまの状況から、この先、腐敗して出芽してこないものが出てくるだろうが、それは少ないとみている。これならと安心している。

追記(2021.09.12 19:40)
秋作ジャガイモでまともなサイズのものを育てるには、できるだけ早く出芽をさせるのがポイント。ことしはいい具合に出芽している。出芽が遅れると、収穫時期(11月末から12月)まで生育期間が短くなり、小さなサイズのものしか取れなくなる。


      
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9月10日、7月14日タネまきの秋冬どりニンジンの最終間引き

2021-09-11 | ニンジン


9月10日、間引きを終えた秋冬どりニンジン

7月14日にタネをまいた夏まき秋冬どりニンジン。9月10日に最終の間引きをした。

ニンジン栽培で大事なことは、発芽をそろえること、間引きすることの二つ。前者はそうするにはかなりの腕が要る。後者はつい忘れがちで怠ると真っ当な5寸ニンジンに育たなくなる。

15センチ間隔の黒い穴あきマルチを使い、100個の穴一つひとつにタネをまいた。間引きしながら、最終的に一つの穴に一本を残して育てる。100本を収穫できることになる。これがわたくしのやり方。

発芽をそろえることはかなりむずかしいとはいえ、いまは当たり前のようにできている。こんかいも無事にクリア。

次の作業は間引き。2,3回にわけて行う。最終間引きの前は1カ所に3本ぐらいが残っている状態。これを1本だけ残す。もっと早くすべきところだったが、怠けてしまっていた。

これでニンジン栽培は終わったようなもの。あとは放ったらかしだ。11月中には初収穫できる。


      
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9月7日にブロッコリーとキャベツの植えつけ

2021-09-10 | ブロッコリー



ブロッコリー(上)とキャベツ(下)
苗床で育てたうえで定植する

昨9日付の記事は、半日後に読み返してみるといくつもの脱字があった。いつも校正を必ず行ったうえでアップしているのだが、この日に限って多かった。年寄りだからしだいに集中力と注意力が散漫になっていくと自覚しているが、それにして面目なくかなり気にしている。
・・・・・
9月7日は秋冬野菜の作業を一気にすすめた。まずはタマネギのタネまき(9日付記事)、ブロッコリーとキャベツの植えつけ、ニンジンの間引き、それにダイコンのタネまきとつづいた。

まずはブロッコリーの植えつけ。
タネは8月22日にまいた。有効期限が3年前という古いタネが多く残っていた。捨てるつもりでいたが、試しにと新しいタネと一緒にまいてみた。この古いタネのほとんどが発芽した。発芽してしまったといった感じだった。


思わぬ事態、いやうれしくもあり、60本ほどを育苗している。狭い菜園では20本もあれば十分すぎるほどで、残りはすべて知り合いにもらってもらうほかない。

8月末にまくと12月と1月に収穫できる。この時季がブロッコリーの旬になり、寒い時季のものがいちばんうまい。

次はキャベツの植えつけ
こちらも8月22日にタネをまいた。7月末の1回目に続いて2回目のタネまきとなる。キャベツは9月末に3度目のタネをまく。これが春キャベツになる。

8月まきのキャベツがいちばん長く収穫できて、いちばん重宝する。そのため多く作る。

両方とも虫の被害を受けやすい。植えつけたらすぐに防虫ネットをトンネル掛けしてやる。これは必ずやる。それでも翌朝見ると虫に食われていることがある。根元から倒伏していたら、ヨトウムシなどの仕業だなと。根元を軽く掘るとやはり潜んでいたとなり、悪気はないのだがこの野郎とつまんでつぶす。

夏野菜が残り少なくなり徐々に秋冬野菜が広がってきている。


      
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9月7日に最難関のタマネギの育苗をはじめる

2021-09-09 | タマネギ

ブログの更新を1週間以上もさぼってしまった。この夏は天候不順だった。このところ毎年そう感じる。8月に入ると晴天が続く日はなかったといえるくらい。これにコロナ禍が重なり外に出かけられなかった。結局は夏の山歩きはできなかった。ことしも夏山登山を棒に振った。このところそんな夏が続いている。なんともふがいない思いでいる。
毎日天気予報を見ては交通機関の予約とキャンセルを繰り返していたのだから行く気満々だった。それなのにこんな結果になったのは、一に優柔不断にある。最終的に腰を上げるのをためらったからだ。
これまで当たり前にできた行動ができなくなる。これをいつも加齢のせいにしてしまうのが嫌で無理にやろうとするのだが、そんな無理がしだいにきかなくなってきた。老い先短い身になって、このさき
あと何年楽しめるのかとかなり焦っているのを実感する夏であったから、まだ意欲は少なからずある、といえる。

・・・・・・

タネは2種類、いずれも5ml

9月7日は久しぶりに晴れた。それっとばかりにたまっていた農作業を一気に片づけた。午前も午後も畑にいて、予定の作業はすべて終えた。がんばりすぎた。おかげでその夜は9時には布団に入ってしまった。

同日にタマネギのタネをまいた。家庭菜園を35年以上やっていても、タマネギの育苗は最難関といえる。農家の人でも育苗はまずしない。11月に市販される苗を買って植えつけているのが当たり前になっている。

この最難関に挑戦して何年になるだろう。最初はまったく相手にされなかった。失敗の連続だった。それが3年ほど試行錯誤していくうちに、しだいにコツをつかみ、この5年ほどは失敗することなく育苗に成功している。毎年育苗に失敗している農家にまで苗を分けるようになったのだから、さすがに、えっへんと胸を張りたくなる。

わたくしの育苗のやり方。
毎年同じことを書いている。それを省くため昨年2020年の作業をご覧いただきたい。本気になって取り組んでいるのを。

1,まずは発芽をそろえることがいちばんの課題。まばらに発芽させることはだれにでもできる。きれいに一斉に発芽させることになによりもこだわる。
タネは1,2センチ間隔で1粒1粒まいていく。面倒だからといってつい厚めにまきがちになる。これでうまく発芽がそろったときには間引きが必要になる。その手間を考えると、最初から間隔をとってまいたほうがいい。

覆土して鎮圧。たっぷり水をやり、黒い寒冷紗をべた掛けする。さらにこの時点で防虫ネットをトンネル掛けする。直接強い大雨に打たれるのを避けるためだ。

↓詳しくはこちらを
参考)2020年のタネまきと育苗>

2,発芽したときが運命の分かれ目といったら大げさになるか。うまく発芽がそろえばにっことするほど安心する。発芽したばかりの幼苗は倒伏しやすい。早めに軽く土寄せをしてやる。この作業がわたくしの経験でいえば大事かなと思う。

↓詳しくはこちらを
参考)2020年の条間を中耕して土寄せ作業

台風対策は怠りなく。大雨や強風の対策は事前にしっかりやっておくにかぎる。過保護かなと思えるくらいに。手間を惜しむと一夜にしてそれまでの努力が無になってしまう。くやしいといったらない。


      
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その日まであなたを待てなかったーカボチャの話である

2021-09-01 | カボチャ

「ブラックのジョー」の煮物(上)とポタージュ(下)

8月30日付の記事、「フィレンツェナス」。少し焦がしてしまったのがくやまれた。そこで31日にまた農家から買った。不味ければ再度買うことはないのだろうが、それだけうまかったからだろうか。こんどは焦がすことなくうまい具合に焼くことができた。すべて塩をふって食べたのだが、このナスは塩味が合う。こんどもペロリ。なんかくせになりそうだ。でもうまいものはこのあたりで我慢するに限る。

閑話休題。
<カボチャを8月18日に収穫したという前回記事

8月30日にカボチャの煮物とポタージュを作った。カボチャは
8月18日に収穫し、追熟させるためひと月ほどパントリーに転がして保存してから食べるつもりでいた。毎日カボチャの姿が目に入る。気になる。

カボチャは、長年作っているのにこれだという品種に出合わない。そこで毎年ちがう品種を育てては味をみてきた。ことしの「ブッラクのジョー」はどんな味がするのか。うまいのかまずいのか。

追熟が足りなく、食べるにはいまいち早いだろうなという不安はある。だが、思い立ったらやめられない。やはり食べてみたい。そこで安全策として、失敗してもいいように一番小さなものを選んだ。

結果は上々であった。うまいじゃないかとついにこっとしてしまうほど。好みのホクホク感がある。しかし追熟が不足しているのか、味が淡白だ。淡白が好きか、濃密が好きか、好みだがわたくしは後者で、やはりもう少しのあいだ追熟させておいたほうがいいようだ。

今回の食べたカボチャは収穫した中で一番小さく、1800グラムのもの。縦半分に切る。いい色をしている。

作るのは、好きな煮物とポタージュ。ポタージュは段取りが面倒で自分にはできないものと決め込んでいたのだが、一昨年だろうか、作ってみたら簡単にできた。できてしまった。

煮物はなんども作っているからお手のもの。一番慎重になるのは水の量。煮あがったときに煮汁もなくなる程度の分量にしなければならない。煮汁が多いと水っぽくなり、これを嫌う。できるだけホクホク感のあるものに仕上げたいからである。最後にやや火を強くして水気を飛ばして出来上がり。色もよく、適度なホクホク感がある。プロが見たら笑われるかもしれないが、これで自画自賛しているのだから世話がない。

ポタージュのほうはそれほど神経を使わず、慎重になることもなく、それなりにうまくできてしまう。

朝に冷たくしたポタージュを食べ、夜に煮物を食べている。われながらうまくできるもんだなと悦に入っている。


      
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