30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ことし最後の野良仕事はダイコンとニンジンの保存と貯蔵

2018-12-27 | ニンジン

 ダイコンとニンジンの保存と貯蔵ー穴を掘って埋め戻して寒さから守ってやるだけのこと

いまの年末に収穫できている野菜
葉菜類ー白菜、キャベツ、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、ネギ(赤ネギ、石倉太ネギ、下仁田ネギ)、ブロッコリー
根菜類(保存)ーニンジン、ダイコン、カブ、ジャガイモ、サトイモ(ヤツガシラ、タケノコイモ、土垂)、ショウガ
果菜類(保存)-カボチャ

暮れも押し詰まってきた。今年最後の野良仕事は、例年通りダイコンとニンジンの保存と貯蔵だ。

これから先の厳寒期、畑にいまのまま残しておいては凍害を受けて腐ってしまう。もったいない。そこですべてを引き抜いて、掘った穴の中に埋め戻して寒さから守ってやる。ただそれだけである。それだけでも、こうすることで2月まで新鮮なダイコンとニンジンが食べられる。



ダイコンもニンジンも食べきれないほどに残っている。ダイコンは育ちすぎで、ニンジンだけが発育があまりよくなかったが、それは当初のことでいつものようにきちんと育ってくれた。 

まず深さ30センチほどの穴を一列に掘っておく。それからすべてを引き抜いて葉茎を切り落として、穴に縦に並べる。そこに土をかけて終わり。ダイコンは取り出しやすいように、頭だけ少し出しておく。埋め戻したら切り落とした葉茎を上からかけておく。1時間ぐらいで作業は終了。

この保存と貯蔵は、早春に地温が上がってくると急速に品質が悪くなり腐ってくる。保存といってもやはり早めに食べるに限る。

ダイコンもニンジンも食べきれないことがわかっている。ダイコンは無駄にしないようにと、1月に入るとせっせと切り干し大根づくりに励む。


     
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カブのほろりととけるのが堪らないペペロンチーノ

2018-12-26 | ダイコン

冬至を過ぎると一転して春に向かって日一日と日が延びていく。あと2カ月したら春になるーそう思うと気分だって上向きになり、これから迎える厳寒期もなんとかしのげそうだ。冬至の日は毎年そんな思いになる。

小カブが野球ボールほどに大きく育ってしまった。この冬の野菜はどれもが気温が高かったせいでいつもより生育が早い。カブもそうだ。

カブがうまくなるのは、これからの厳寒期。寒さで傷んで見た目は悪くなるのだ、煮ても炒めてもとろけるような柔らかさになる。でもこんなに大きくなってしまっては、味はどうなのか。

前回の記事でアーリオオーリオを取り上げたので、それならとペペロンチーノをつくった。たびたびつくる。十八番である。シンプルさが取り柄だが、その時の気分で具合を入れたりする。その中でカブを入れるがかなり好きだ。

こんかいはこの大きなカブでつくった。小カブなら皮をむかなくてもいいのだが、育ちすぎたせいなのか包丁を入れると皮が固そうだ。そこで厚めに皮をむいた。中はいつのようにやわらかい。

カブだけでは色合いが悪い。そこでブロッコリーとベーコンを加えた。カブに透明感が出て、口の中でほろりととける。このなめらかな舌触りがたまらない。


      
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ブロッコリーをアーリオオーリオソースで

2018-12-22 | ブロッコリー

前回のビネグレットソースに続いてこんかいはアーリオオーリオソース。醤油と味醂の世界からオリーブオイルの世界に入り込んでしまった、というのはちょっとばかり大げさか。知識と技術がないから、簡単に素早くできてうまいものなら、やってみようかという気になる。

前回の根深ネギと同じくブロッコリーもいまが旬、これも大量消費する調理法はないものかと検索すると、アーリオオーリオなるものに出合った。名前が面白いし、はじめてだがこれも簡単にできそうだ。

ブロッコリーはおせち料理に使うため8月下旬にタネをまく。今年は秋冬に気温が高く、総じて生育が早い。ブロッコリーも大きく育ってしまい直径20センチ以上ある。これ以上育ってくれると困る。冬本番の気温に戻ってほしいと願うのだが、ここまで育っては早めに食べないといけない。

そこでアーリオオーリオで、ブロッコリーの大きな株を丸ごと食べることにした。アーリオはニンニク、オーリオはオリーブオイル、そこに鷹の爪を加えたソースだという。

フライパンにオリーブオイル、ニンニクの刻んだものを入れ、さらに鷹の爪を加える。そこにかために茹でたブロッコリーと、こんかいは冷蔵庫にベーコンがあったものだからこれを使うことにした。

炒めていると、待てよ、これはペペロンチーノをつくるときと同じではないかと、そこで初めて気がついた。スパゲティのペペロンチーノは十八番、ブロッコリーだって加えることがたびたびあった。

そうか、そうだったのかといくぶんぼけた自分にあきれながらも、それならと肩の力が抜けて、すんなりとブロッコリーとベーコンのアーリオオーリオができてしまった。手慣れたものだから簡単すぎた。味だってなじんだものだ。

さすがにアーリオオーリオだけでブロッコリーの大きな株を全部食べられない。そこで残りをチーズ焼きにした。これは下にジャガイモを入れたりして応用が効く。これも手早くできるので重宝している。

 ということで直径20センチ以上もあるブロッコリーを一株食べてしまった。

大量に食べられる調理法を見つけても安心してはいられない。根深ネギもブロッコリーも頭をかかえるほどまだまだたくさんある。ビネグレットとアーリオオーリオだけでは食べ続けることはできない。さらに大量消費できる新たな調理法を見つけないといけない。だれか教えてといいたくなるほどだ。

     
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根深ネギをポワロービネグレットソースで

2018-12-18 | 冬ネギ
 旬を迎えた根深ネギー石倉太ネギ(左)と赤ネギ(右)
 
根深ネギを使ってポワロービネグレット(Poireaux vinaigrette)なるものをつくった。これがうまかったという話。
 
冬に旬を迎える根深ネギ。うまいのは12月から2月にかけての厳寒期。冬ネギのとろりとした甘い食感は堪えられない。これにくらべて夏ネギのあのごりごりとした固い歯触りはどうも苦手だから冬ネギばかりを作る。

栽培しているのは根深ネギの下仁田ネギ、赤ネギ、石倉太ネギの3種で、このところこれらの品種に落ち着いている。今年の出来は近年になくすばらしい。白い部分(葉鞘部)の長さといい、太さといい、見ほれるほどだ。

この冬ネギの栽培には14カ月かかる。前年の10月にタネをまき、ことし6月に植え替えてから徐々に土寄せを行い、葉鞘部を伸ばしていき、収穫は11月からできるのだが、うまくなるのは寒さがやってくる12月からになる。

この冬ネギを、毎年長さ12メートルの畝に3列、あわせると長さ36メートルのウネに3種を栽培してきた。好きだとはいえ、家庭菜園にしてはかなりの量を作っている。つくりすぎである。これらを2月までに食べないといけない。

ネギを大量に食べるには鍋物がいいし、うまい。しかし飲んべえにとって鍋はせわしない。できたら敬遠したいのが本音である。そうなるとうまいネギを大量に食べることができない。これはネギばかりではなく、ほかの野菜でもそうなのだが好きなものはつい多くつくってしまい、食べるのに追われる。だからいつも大量に消費する調理方法ないものかと頭を悩ます。
 
ネットで検索していたら「ポワロービネグレット」に出合った。「ポワロー」? 「ああ、あのネギか」としばらくして気がついた。ポワローネギ、別名「西洋ネギ」とも「リーキ」ともいう。これも根深ネギで、太さは倍近くあって存在感がある。これに「ビネグレットソース」をかけて食べるのだという。なんのことはない、このポワローネギは昨年栽培していた。立派なものを収穫できた(下の写真=2017年12月15日撮影)。しかしおいしい調理法が見つからずほとんどを無駄にしてしまったのだが、買えば高いという。


このポワロービネグレットは、ポワローネギの代わりに下仁田ネギを代用できるという。それならと、早速つくってみることにした。だが下仁田ネギは未収穫で、いま物置きにあるのは石倉太ネギと赤ネギ。同じ根深ネギだからこれらを使ってみよう。ものは試しである。

レシピ。最初だから、だれかさんが投稿したレシピを選んで忠実に作る。
・葉鞘部を10センチぐらいに切りそろえる。タッパーに入れて保存することを考えての長さである。
・15分ぐらいやわらかくなるまで茹でる。
・茹でている間にビネグレットソースをつくる。これはフレンチドレッシングのことで、市販のもので代用できるという。最初だからきちんとソースをつくってみる。オリーブ100㏄、酢20㏄、マスタード大匙1、塩コショウを少々。穀物酢なら砂糖を少量加える。
・茹であがったら水を切る。試しに味見。冬ネギ特有の甘さ。ソースなしでも旬の根深ネギは、もうこれだけでかなりけいける。これにビネグレットソースをかければ出来上がり。

はたして? これがうまかった、自分ではかなり気に入った。酢とマスタードを増量したほうがわたくしの好みの味になるし、繰り返しつくることで好みの味ができそうである。
 


残りはタッパーに入れて冷蔵庫で保存。
 
 
料理好きな人ならポワロービネグレットなんて知っていて当たり前なんだろうが、この年になってたまたま知り、自分でつくってみてかなり気に入った。しかも簡単にできて、根深ネギのうまさをシンプルに味わうことができる。これなら根深ネギを大量に食べられそうだ。この冬はこのレシピが活躍しそうな予感がする。 

     
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サトイモはみんなみんな煮っころがしで

2018-12-15 | サトイモ
 
 
 
大掃除。家の内と外があらかた済んだ。あしたから年賀状を書かないといけない。

このところイモの話ばかり。芋、いも、イモとこんかいで3回連続となる。
 
前回の記事のとおり、サトイモはすべて煮っころがしにして食べている。ほかにもたくさんの調理方法があるのだろうが、作ってみようという気にならない。11月下旬に京都の料理屋で食べた、あの華麗に変身したエビイモの料理を自己流で作ってみようか思ったが、到底できないとあきらめた。やっぱり煮っころがしは手軽にできるし好きだ。それを熱燗をちびちびやりながらつまむ。冬の晩酌に煮っころがしは似合う。

冒頭の写真は、上からヤツガシラ、タケノコイモ(京イモ)、土垂の煮っころがし。いちばん好きのがヤツガシラで、これは角が崩れるほどにやわらかく煮る。見た目にはきんとんみたいにふにゃふにゃに。これがわたくしにはとって極上の“スイーツ”となる。しっとりとしてなめらかでまるで和菓子のような食感がたまらない。

煮っころがしの作り方を検索すると、どれを参考にするか迷うほど限りなく多い。いろいろ試してみた。その結果、いまは極めて簡単方法をやっている。

サトイモを鍋に入れたら、醤油大匙2、砂糖大匙2、だしの素大匙1ーを加えて火にかける。この段階ではまだ水を加えない。絡めるように煮ていく。水分は醤油だけで、これがいよいよなくなったときに水を加え、落し蓋をして、あとは煮るだけだ。好みで醤油と砂糖を加減する。

まずいだろうって? わたくしだってはじめはそう思った。ところが意外と口に合った。じじいが作るのだからきわめて簡単にできて、そのうえ自分が気に入ったのならそれでいいと、いまもこのやり方を続けている。


ところで、サトイモで忘れてはならないのが八つ子。ヤツガシラの孫イモであり、これが種イモになる。サイズや形がいいものを優先して種イモとして保存し、残りを食べる。小ぶりで数が少ないこともあるのだろうが、まずスーパーには並ばない。栽培者だけが味わうとことができる。食味はもちろんヤツガシラである。これだってプロの料理人にかかると高級な一品に化けるのだが、わたくしはもっぱら皮付きのまま蒸かすか煮るかして食べる。皮がきれいにむけるところがいい。晩酌の肴にもってこいである。

     
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三度の食事はイモばかりー朝ジャガイモ、昼サツマイモ、晩サトイモ

2018-12-12 | ジャガイモ

毎日の朝食はポテサラ。秋作のアンデスレッド(左)とデジマ(右)を使って
 
ふと気がつけば、毎日三度の食事はイモばかりという話。

前回記事は知人にサトイモ、ジャガイモ、サツマイモを送ったという話。根菜ばかりになった。開梱してみるとすべてが茶色だから見た目にはかなり地味で、あまりぱっとしない贈り物となったことだろう。

この3つの根菜を、いま、毎日の三度の食事に食べている。意識したわけではないのだがこうなってしまっている。なんと毎日がイモとなっている。

朝はジャガイモ。もっぱら好物のポテサラにして食べている。いまは秋作のアンデスレッドとデジマを使っている。昨年から秋作ジャガイモをつくるようになったのは、デジマのポテサラがうまかったからで、この冬はこれにアンデスレッドが加わった。これもポテサラにして食べている。これはうまいですね。ポテサラの材料はといえば春作の男爵とキタアカリ。いまの時季になると芽が出て少しくたびれてきている。そこに新鮮な秋作ものが登場して、これがうまかったからたまらない。ポテサラは簡単にできるところがいい。

昼はサツマイモ。この秋は昼食後に必ず蒸かしイモを食べている。もともと昼めしの後にはちょっとばかり甘いものを食べてきた習慣で、なんでもいいから甘いものが欲しくなる。9月の中旬に知り合いの農家から紅あずまと紅はるかをいただいた。これがうまかった。はまってしまった。農家から買い、スーパーに行けば買うといったぐあいで買いまくった。さらに安納イモ、金時イモ、シルクスイート、紫イモが加わり、段ボール2箱が積み重なる結果となった。この3カ月の昼めしのあとは決まってサツマイモの“スイーツ”、異常かなと思うのだが、6種類のイモはそれぞれ食味が違うから、まったくあきないで食べていられる。

晩はサトイモ。前回記事の通り、タケノコイモ、ヤツガシラ、土垂、エビイモ、愛知早生の5種がある。酒の肴にと、すべて煮っころがしにして食べている。これもサツマイモ同様にそれぞれ食味が違うから、あきない。わたくしの好みはヤツガシラだが、好みはそれぞれ。知り合いの農家の方のいちだんはねっとりした土垂、近くの家庭菜園の人は関西生まれでサクサク感のあるタケノコイモがいちばんだという。わたくしを含めたこの3人の好みをみると、やはり小さいころからなじんだ味がいまもという結果になっている。

このように偶然とはいえイモばかり食べている。旬の味だからそうなるのか。まずければ食べないのだから、いかにイモがうまいか。いつまで続くのか。そろそろかなと。

     
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サトイモ(タケノコイモ、ヤツガシラ、土垂)の“出荷”

2018-12-09 | サトイモ
 
 
 
上からタケノコイモ(京イモ)、ヤツガシラ、土垂
 
もう2週間前となった京都の紅葉旅。名所はすでに散りもみじとなっていることだろう。滞在中にふと思い立って分に過ぎたる敷居の高い料理屋に入った。京料理のエビイモを食べて見たかったからだ。ふところが心配だが清水の舞台から飛び降りた(といっても清水の舞台は現在改修工事中)。

わが菜園でつくっているサトイモは、このエビイモに加えてほかにタケノコイモ、ヤツガシラ、土垂、愛知早生と、あわせて5種。エビイモは独特の作り方があるようで、スーパーで1本千円ぐらいで売っているサイズのいいものは多くはできない。これももっぱら煮っころがしにして食べている。味はというと、もちろん好みの問題なのだろうが、わたくしがいちばん好きなヤツガシラやその孫イモとなる八つ子に及ばないと思っている。

しかし京都のエビイモといえば京料理の代表的なもの。その料理を一度口にしてみたかった。京都の地でエビイモを、この年寄りになるまで食べたことはない? いや、長く生きているから御馳走になったとは思うのだが、これがエビイモかと意識して食べた記憶はない。

供されたものはさすがに料理屋だけあって盛り付けが見た目にもいいし、味も良かった。すっかり着飾って見違えた。これが料理とおかずの違いだなと。でもわが身にはサトイモはやっぱり煮っころがいちばん似あう。というのも煮っころがししかできないのである。

わが菜園のサトイモは10月中旬に早々と収穫した。ことしは夏に日照りが続いたので農家を含めて周辺のサトイモの出来はよくない。それなのに飛び切りわが菜園だけが上々だ、と書くと自慢しているみたい(やはり自慢です)だが、事実だからしょうがない。

収穫したタケノコイモとヤツガシラは茎や皮が残っている。これをはがさないといけない。そこで土の中に埋め戻して自然分解させている。12月に入って取り出すと、皮と茎が腐り落ちて姿かたちがはっきりしてくる。下の写真はタケノコイモ(京イモ)、左が収穫のとき、右が12月上旬の姿。

   

大量に収穫できたサトイモ。自家消費はとてもできない。4人に宅配便で送る。この準備が意外とかなり手間取る。土の中から掘り出し、ざっと水洗いして乾かす。それから箱に詰める。これだけの作業だが一日仕事になった。あわせて新ジャガとサツマイモを少々入れた。

いずれも根菜ばかりで個々が重い。一個口の重量は少量でも10キロの荷物となった。

     
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異変、気温が高く7月まきキャベツの裂球続く

2018-12-05 | キャベツ
 
7月まきキャベツが裂球するなんてはじめての事態
11月に入っても暖かい日が続いた。菜園の周囲の農家では、年末に出荷予定のホウレンソウが育ちすぎて前倒しで収穫に追われている。さらに収穫しないまま、育ちすぎたホウレンソウをトラクターでつぶしている農家も出てきた。なんとももったいない。
 
わが菜園だって生育がよすぎて、すべて育ちすぎとなっている。食べるのが間に合わなく、うれしいどころか困っている。とくにこの暖かさで7月まきキャベツではほとんどが裂球してしまう事態だ。

キャベツはタネまきの時期をずらしながら年に3回ー7月、8月、9月にまいている。ことしは9月に2回まいているから、合わせて4回になる。

・7月まきは、10月下旬から収穫できるようになった。この時点から気温が例年並みなら裂球はしないのだが、それ以降も暖かい日が続いて大きく育ちすぎた。危惧したとおりつぎつぎと裂球した。割れて見た目は悪くなるが食べて問題はないからいまもこれを食べている。30数年菜園をやっていて、裂球は春キャベツではよくあることだが、この時季に裂球したのははじめてのこと。異変といっていい。

・これをみて、もしやと心配になったのが8月まきキャベツ。やはりこちらも生育がよくいつでも収穫できるまでに生育している。早く育ちすぎだよ。各株を観察してみると、心配したとおり一部ではいまにも破裂しそうなものがある。このまま暖かい日が続くなら、8月まきだって裂球してしまうだろう。8月まきはいちばん収穫期間が長いので重宝するのだが、さてこのさきどうなることやら。
 
・9月まきだってもちろん例年以上に生育がいい。中旬にまいたものは葉が巻いてきている。下旬まきはさすがにまだ小さいもののやはりいつもよりは大きい。キャベツはすべて防虫ネットの中で育てているから、写真もご覧の通り。
 
 

     
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夏まきニンジンは台風による塩害で育ちも形も悪い

2018-12-04 | ニンジン

わが家のカエデの紅葉は、台風による塩害の影響で、昨秋と比べるとまったく冴えない。見られたものではない。公園も塩害の被害がおおいが、風を遮るものがあるところではきれいな紅葉が見られる。

菜園の冬野菜はいますべて収穫できている。順調に生育してくれた。すべてとはいえない。ただ一点、ニンジンの生育が悪く、収穫が遅れた。こんなことは近年では珍しい。これも塩害のよるものだ。

7月中旬にタネをまいた。見事に発芽がそろい、その後は順調であった。この夏はキアゲハの飛来がおおく、その幼虫退治に手がかかったぐらいである。9月上旬に間引きを完了し、これで一丁上がりと安心していた

ところが、その後に台風の襲来。せっかく育った葉の上部が塩害で枯れしまうというダメージ。ストレスをだいぶ受けたようだ。農家の人は回復に1カ月かかるなといった。その通りになった。夏まきは10月下旬から11月初旬に収穫できるのだが、今期の初収穫は遅れて11月25日になった。引っこ抜くとサイズがそろわない。そのうえ形が悪い。125本ぐらいの収穫を見込んでいたがかなり下回るだろう。順調に育ってただけに、よもや塩害でやられると思ってもみなかった。

ニンジン栽培は失敗することがなくなった。スーパーで売っているような形とサイズのものを育ててることができるようになっている。試行錯誤した結果である。それだけにこれが結構難しいのである。周囲の家庭菜園をみても、たとえば5寸ニンジンをきちんと長さ15~20センチのサイズにそろえて育てることができる菜園はあまり見ない。そうできているのは、たぶん家庭菜園では100人に1人いるかいないかというのがわたくしがウォッチングをしての感想だ。

塩害被害はニンジンだけにとどまった。ニンジン以外はすべて防虫ネットをトンネル掛けしていたおかげで塩害の被害を免れたのは幸いだった。


2018年の読書

2018年11月の読書
・源氏物語(中)(角田光代訳・日本文学全集05 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2018年10月の読書
・バッタを倒しにアフリカへ (前野ウルド浩太郎著・光文社)
・じっと手を見る(窪美澄著・ 幻冬舎)
・街道をゆく14<南伊予・西土佐への道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)

2018年9月の読書
・織田作之助作品集2(織田作之助著・沖積舎)
・織田作之助作品集1(織田作之助著・沖積舎) 
・街道をゆく17<島原・天草の諸道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・文字渦(円城塔著・新潮社)

2018年8月の読書
・ファーストラヴ(島本理生著・文藝春秋)
・百年泥(石井遊佳著・新潮社)
・街道をゆく16<叡山の諸道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・それまでの明日( 原尞著・早川書房) 

2018年7月の読書
・本のエンドロール(安藤祐介著・ 講談社)
・日本SF傑作選6 半村良 (ハヤカワ文庫 JA)  
・作家がガンになって試みたこと(高橋三千綱著・岩波書店)
・花殺し月の殺人―インディアン連続怪死事件とFBIの誕生(デイヴィッド・グラン著、倉田真木訳・早川書房)

2018年6月の読書
・土の記(下)(高村薫著・新潮社)
・土の記(上)(高村薫著・新潮社)

2018年5月の読書
・わたしは英国王に給仕した(フラバル著 阿部賢一訳 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)

2018年4月の読書
・苦海浄土3部作(石牟礼道子著 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)

2018年3月の読書
・名誉と恍惚(松浦寿輝著・新潮社)
・火定(澤田瞳子著・PHP研究所)
・虎の牙(武川佑著・講談社)

2018年2月の読書
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・僕が殺した人と僕を殺した人(東山彰良著・文藝春秋)
・機龍警察 暗黒市場(月村了衛著・早川書房)
・アメリカ黒人の歴史(ジェームス・M・バーダマン著、森本豊富訳・NHKブックス)
・監督の問題(本城雅人著・ 講談社)

2018年1月の読書
・地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド著・谷崎由依訳・早川書房)
・銀河鉄道の父(門井慶喜著・講談社)
・いくさの底(古処誠二著・ KADOKAWA)

⇒2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


 

     
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