30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

大晦日だというのに引っ越しの後片づけ

2010-12-31 | その他

大晦日。今日も朝から晩まで引っ越しの後始末に追われている。
建て替えの家がほぼ完成したので、23日に引っ越した。それから毎日、毎日、朝から晩まで後片づけだ。次から次と仕事が出てきて、よく働くものだと自分でも感心している。それにしても年も押し詰まっているときにこうも忙しくてはどうにもならない。今年はとうとう年賀状を書く暇もゆとりもなく、あした新年を迎えてから書くことに決めた。

家はすべて完成したわけではなく、家の周りの工事と、室内の一部がまだできていないのだが、生活するぶんにはまったく差し支えない。

小さくて狭い庭がすっかりさびしくなった。あれだけの木が切られてしまったのだから覚悟はしていたのだが、生け垣以外はほとんどなくなった。春を待って植栽をしなければならない。すでにどこになにを植えるかはほぼ決めている。狭いながらもどんな庭になるのか今から楽しみなのだが、庭らしくなるには少なくとも2年ぐらいは待たねばならない。待つのも楽しみのうちかなと思っている。

12月31日現在の建て替えた家。今回もスライドショーで。
 →
こちらのページへ 

以下はこれまでの建て替え記録である。
 5月27日 
この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に
11月10日 そろそろ完成のはずなのだが
12月 2日 完成は遅れて12月に
12月11日 
わが家の完成一歩手前の見学会
12月16日 迷ったー漆喰壁をなに色にするか
12月21日 
2階は完成した、建て替え中のわが家

12月24日 引っ越し作業、ダンボールの山にうんざり


 

   

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気をもらえる丸々としたダイコン

2010-12-29 | ダイコン



ことしのダイコンは収穫が遅れた。はじめて取ったのが11月20日で、昨年の11月2日に比べてもだいぶ遅れた。なにが原因かわからなかったが、ニュースで「野菜は10月中旬に低温が続いたため生育が遅れている」と報じていた。そうか、そのためかと納得したものである。

生育遅れを取り戻すかのようにダイコンがものの見事に丸々と太った。こうでなきゃダイコンも面目丸つぶれだ。ダイコンを抜くときは腰を痛めないよう、膝を折りながら腰をかがめて身構える。すぽんと抜けるものがあれば、なかなか力を入れても抜けないものもある。

重量感が腕に伝わり、ダイコンが姿を見せると、「りっぱなダイコンだな」と感心して思わず声を出してしまう。はちきれんばかりの丸々とした姿に快感を覚える。見ているだけで気持ちがよくなって元気をもらえる。

そろそろダイコンを寒さから守るために、いったんすべて引っこ抜いて再度土の中に埋め戻す作業をしなければならない。そうだ、寒中には切り干しダイコンを作るんだった。

ダイコンの保存

先日のこと。飲み会でダイコンの長期保存の方法について盛り上がった。土の中に保存するときは、頭と尻を逆さ、すなわち頭を下にして保存するのだという。私はずっと育った姿のまま頭を上に向けて埋め戻している。へえ、そんな方法もあるのか。結果はどうなのかその人に尋ねたのだが、耳学問だけで本人はやったことがないという。なんだ、そんなことか。野菜づくりは、これは使えるなという知識を得たら実践する。それがうまく行ったら取り入れていく。その繰り返しである。今週中にはダイコンの保存作業をするから、一部を逆さにして埋め戻して保存してみよう。


  

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しっかり根付いてくれたタマネギの苗

2010-12-27 | タマネギ

11月に植えつけたタマネギの苗。タネから育てた苗と買った苗の両方を植えつけた。前者は順調に育っているのだが、後者の買った苗のほうはあまり良い苗ではなかったようで、なかなか根づかずその養生に苦労したが、こちらもどうにか見違えるばかりに元気になった。

霜柱が立つと、土が持ち上げられて、根が浮きあがってしまう。タマネギはその被害を受けやすく、霜柱が立つまでに根をしっかり張らせてやることが栽培のポイントだ、と私は思っている。

この11月は200本の苗を育てることができた。目標としている300本には100本足りなかったので、市販の苗を買って充てた。

買った苗のほうはなかなか根づない様子だった。苗の状態がよくなかった。根が短くて、萎れているようで見た目にも悪そうだった。失敗したかなと悔やんでも後の祭り。そこで買ったな苗のほうだけは黒マルチを敷いて植えつけた。少しでも根の生長を促すためである。

しかし、根づかずに立ち枯れるものが少なくなかった。これは予定外だったので、さらに補充の苗を買うべく種苗店に行ったのだが、すでに販売は終わっていて、仕方なく知人から苗を譲ってもらってなんとか補充できた。

タマネギの栽培は苗さえ植えつけたら、極端な話、放ったらかしにしても来年の6月に収穫できる。苗づくりを除くと栽培の楽しみはあまりない。それだけに苗を買ってしまっては栽培の楽しみをみずから放棄してしまうことになる。なんとももったいないことだと、苗づくりにこだわっている。

そう思いながらも、タマネギの苗づくりは私には苦手だ。菜園を25年以上もやっていながら、いまだに満足にできたためしがない。長年の経験だけが頼りの腕にしろ、かなり自信があるのだが、どうもタマネギの苗づくりだけはあまりうまく行かない。

ことし6月収穫したタマネギは11月に入ると傷んできた。タマネギの貯蔵期間は半年ぐらいなもので、意外と短いのである。いま食べているものはもちろん買ったものだ。


 

  

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜柱が立ったから下仁田ネギの収穫

2010-12-26 | 下仁田ネギ

下仁田ネギを収穫した。寒くなるまでじっと我慢だとその時期を待っていた。畑に行くと霜柱が立つようになり、寒さで葉がへろへろ状態だ。このあたりでいいだろう。これからが下仁田ネギの旬になり、厳寒期の1月中下旬が最もうまくなる。

引っ越しとその後片付けで、しばらくぶりに畑へ行った。午前中は日差しで霜柱が溶けてどろどろの状態になる。長靴なしでは歩けない。

今年は夏の猛暑で、夏を過ごした野菜にかなりの影響があった。下仁田ネギもそうだろうと覚悟していたのだが、太さも大きさも申し分なく、例年並みの生育である。猛暑の影響がなかったんだと安心した。

下仁田ネギが不作だったら、これに代わって今年は九条太ネギと赤ネギがこれでもかというほど量があるので、この冬のネギは心配なかったのだが、下仁田ネギも食べられるのなら言うことなしである。

スコップで掘り起こす。根が浮いたところで、葉の白いところを鷲づかみにして一本一本抜いていく。太さが手のひらで十分に実感できる。その知覚が収穫の喜びだ。

下仁田ネギの持ち味は野武士風のごつごつした風貌だが、枯れた葉と根を取り除くと、少しはスマートにカッコよく見えてきた。


  

  

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引っ越し作業、ダンボール箱の山にうんざり

2010-12-24 | その他

きのう23日は建て替え中の家に引っ越した。朝から働き詰めで、引っ越し業者が帰ったのが午後10時。山と積まれた荷物をかきわけ、自分の寝るだけのスペースを確保してふとんに入ったのは午前零時を過ぎていた。さすがに疲れた。体が前かがみになり、体を支えるのがやっとの状態だ。やらなければと気が張っているからがんばっていられるのだろう。

今日も朝から片づけ開始。まずは居間、食堂、和室そして台所。これら共有スペース優先で、自分の部屋は後回しだ。それにしても自分の部屋のダンボール箱、これらをこれから片づけなければならないのかと思うとうんざりする。

この年になって、家を建て替える、それも木造注文住宅なんて、元気がなければできないというのが実感だ。それにしてもかみさんは元気だ。働き者だ。感心する。 

いまは昼食をはさんでひと休み。徐々に一階は整理ができてきた。といってもまだまだやることはある。そのあとに2階になる。いつまでこんな状態が続くんだろうかなんて考えながら、学校に入るため家を出てからこの40数年のあいだに、人生の区切りになんど引っ越したんだろうかと思い出してかぞえたりしている。

 

 

以下はこれまでの建て替え記録である。
 5月27日 
この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に
11月10日 そろそろ完成のはずなのだが
12月 2日 完成は遅れて12月に
12月11日 
わが家の完成一歩手前の見学会
12月16日 迷ったー漆喰壁をなに色にするか
12月21日 2階は完成した、建て替え中のわが家


 

  



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2階は完成した、建て替え中のわが家

2010-12-21 | その他

きのうまで2泊3日で山歩きをしてきた。3日留守をしていたので建て替え中のわが家を見に行った。あと少しで、ほぼ完成に近い。今週は引っ越しだ。しかし週の初めに腰痛が再発して、山歩きも引っ越しもだめかなと心配したもんだが、腰痛はひどくはなくここにきて痛みが消えた。しかし体に爆弾をかかえているようで心配でならない。肝心な時に役立たず、なんてかみさんから言われては、しゃくに障るからがんばるほかない。

2階は完成した。カーテンを入れるとすっかり住まいの形になった。これが私の部屋。板敷きにするか、畳にするか迷ったのだが、やっぱり畳みにふとんを敷いて寝たいからと畳にした。部屋に入るといまのうちだけの贅沢だが畳の匂い。いいですね。畳とかみさんは新しいのがいいというが、畳はたしかにそうだが、かみさんは「あー」とか「いー」とかで意思が伝わる古女房のほうがいいに決まっている?と思うのだが。書斎?のほうは板敷きにした。

こちらはかみさんの部屋。かみさんはベッドだから板敷きにした。狭いベットよりは、畳み敷きにして、ふとんに大の字になって寝たほうがよっぽど気持ちがいいと思うのだが…。こればかりは好みだから文句もいわれない。



1階だけがまだ工事中で、水道工事と外構、そして細部の仕上げが残っている。漆喰の壁塗りもうまく仕上がった。漆喰は玄関が「白」、ダイニングとリビングが「クリ―ム」、そして和室が「若草色」。塗ったばかりのときは、思った以上に色が濃く見え、それにてかてかした感じあった。どうもイメージ通りではないので心配したが、まだ乾ききっていないのだが、乾くにつれてしっとりと落ち着いた色になってきた。なかなかのもんだなとながめている。

12月21日の建て替え進捗状況。今回もスライドショーで。
 →こちらのページへ
 

以下はこれまでの建て替え記録である。
 5月27日 
この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に
11月10日 そろそろ完成のはずなのだが
12月 2日 完成は遅れて12月に
12月11日 
わが家の完成一歩手前の見学会
12月16日 迷ったー漆喰壁をなに色にするか


 

 

  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下仁田ネギはもう少し待とう

2010-12-17 | 下仁田ネギ

今朝は庭のバケツの水が凍っていた。

せっせと食べているのはホウレンソウばかりではない。赤ネギと九条太ネギもそうだ。家族2人には多すぎる量を作ってしまった。もちろんご近所さんにもわけてはいるのだが、それでも間に合わない。

ネギに飽食しながらも、こんどは下仁田ネギの収穫をいつにしようかなと注目している。贅沢なもんである。今年中に収穫予定の野菜のなかで、いまだに収穫していないのはこの下仁田ネギだけになった。

このネギの旬は寒中にある。葉は太く青々として勢いがある。それが寒さにあたると、しだいにしおれてくる。このネギは見た目がいいときは食べごろではない。マーケットにあるのは見た目も大切だから葉が青々とした姿のいいのが並んでいるが、あまりすすめない。このネギの真骨頂は葉がすっかり枯れて、極端な話だが、根に近いところの白い部分だけが残った状態になったのが一番だと、私は思う。

そんな姿になるのは畑が霜柱でがちがちに凍っている厳寒期の1月中下旬だ。まあ、そこまで待たなくても、いまの時期になると味見をしたくなるものである。実際にいつも味見するのだが、感想はいつも同じで、少し待ったほうがいいかな、ということになる。ことしもそんな感じだ。下仁田ネギはもうしばらく待つことにして、いまは赤ネギと九条太ネギを食べるのに専念しよう。
 


 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷ったー漆喰壁をなに色にするか

2010-12-16 | その他

 

建て替え中のわが家。もうすぐ完成だ。いや、やっとというべきか。仮住まいしてからまもなく7カ月になる。予定よりも1カ月遅れて完成する。木造注文住宅は遅れてあたりまえなんて聞いていたのだが、その通りになった。

引っ越しはあと1週間後だ。しかしまだまだ工事は続いている。1階の大きな作業として残っていたのは、壁を漆喰で塗ること。1階の壁は玄関も含めてすべて漆喰にした。「無垢の木と漆喰で建てる家」という本をよく広告で見かける。この本の内容になんやかやと非難はあるものの、わが家はこの通りになった。

漆喰を何色にするか、これに悩まされた。玄関は「白」、和室は「若草色」。ここまではいいのだが、居間と食堂をなに色にするか。無垢材の色を生かすも殺すも、壁の色だから慎重に検討したほうがいい、と棟梁はなんどもいう。さらに最終決定にあたっては見本を再度見て決めたほうがいいという。プレッシャーだね。かみさんは当初から「クリーム」としていたのだが、あらためて見本を見てやはり「クリーム」にした。なにかと色選びに迷わされる。外壁、内壁、さらにカーテン。むずかしい。

さて、本番の漆喰での壁塗りだ。かみさんが一部を塗りたいという。玄関と和室は左官屋さんにやってもらうのだが、居間や食堂は自分でやるというのだ。下地塗りは左官屋さんにやってもらい、本塗りは自分でと意欲的だった。出来具合はともかく、漆喰塗りは素人でもできるという。それを聞いたからやってみようということになったのだが、失敗してはいけないと思ったのか、それに仕上げは大切だからと、結局はすべて左官屋さんにやってもらうことになった。私を含めて周囲はほっとしたものだ。

ところが、かみさんはどうしても漆喰塗りに挑戦してみたかったようで、失敗してもいいようにと小さな壁面を塗った。「どう、うまいもんでしょう」と満足げだった。左官屋さんは横にいてすぐに手直ししてくれた。これでやっと1階が完成近い姿になった。そうなると本格的に引っ越しの準備にかからなければならない。

腰を上げなければならないのだが、ここにきてまた腰が痛くなってきた。まずい。引っ越し準備と、週末は2泊3日の予定で山へ出かけることになっている。どうもこのところ肝心なときに腰痛になる。

以下はこれまでの建て替え記録である。
 5月27日 
この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に
11月10日 そろそろ完成のはずなのだが
12月 2日 完成は遅れて12月に
12月11日 
わが家の完成一歩手前の見学会


 

  

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホウレンソウの計画栽培に黄色信号

2010-12-15 | ホウレンソウ

さすがに寒くなった。手がかじかんできた。朝に畑へ自転車をこいでいくと手袋がほしくなる。私の町ではもう初霜は降りたのだろうか。冷気が満ちた畑は清々しい。

ホウレンソウに露が降りていた。霜が融けたものかどうかわからない。それにしても、露のホウレンソウがなんともうまそうだ。これはチヂミホウレンソウ。寒くなるいまの時期からホウレンソウはがぜんうまくなってくる。いまは葉が立っているのだが、
これからしだいに横に広がり地べたに伏せるようになる。そうなったらしめたものだ。

ところが困ったことがある。このところ暖かい日が続いたのでホウレンソウが思いのほか大きくなった。ちょっとばかり計算が違った。

ホウレンソウは来年2月まで食べ続けることができるよう計画的にタネをまいてきた。一番最後にタネをまいたのは10月中旬。これが来年正月から収穫するものになるのだが、どうも育ちがいい。これが大きくなってきている。あまり大きくなったら収穫するほかなく、来年の分がなくなってしまう。これでは困るから、そろそろ寒くなってもらいたい。ここらあたりで寒波到来を期待している。

計画を立てたにしろ、自然はわが意のままに動いてくれないから、計画通りにはならない。現実はとにかく大きくなって味が落ちない前にせっせと食べなければならない。私の晩酌にはホウレンソウのおひたしは定番だ。それだけ好きだということもあるのだが、ホウレンソウは毎日食べても飽きがこないから不思議だ。


 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手早く簡単にできたリンゴジャム

2010-12-13 | ジャム

先週はカリンジャムを作った。なんとも魅惑的な甘い香りがする。天然の香りなのにまるでリキュールを入れたかのような強い香りだ。手前味噌になるが「こんなにもいい香りがするのか」と感心している。

今週はリンゴジャムを作った。
リンゴジャムははじめて作ったのだが、ジャムづくりベテラン?の私にとってはものたりないほど簡単であった。あっという間にうまい具合に仕上がった。カリンジャムのほうがよっぽど手間ひまがかかる。リンゴジャムの出来上がりはパステル調のサクラ色をして美しく、目に優しい。すてきという言葉がぴったり合う。しだいにオレンジ色に変わってきた。

作り方を記録しておこう。

材料
紅玉リンゴ 1キロ
グラニュー糖 300グラム
レモン 1個

作り方
1、リンゴは変色しやすいのでその対策が必要だ。
ホウロウ鍋に水600ccを入れ、そこにレモン汁の2分の1ほどを入れておく。
2、リンゴはよく洗い、皮をむき、芯を取り、皮と芯を1のホウロウ鍋に移し、火にかける。煮出して皮の赤い色とペクチンを抽出するためだ。木べらで混ぜながら半分くらい水分を飛ばすと、とろみが出てくる。時間にして15分ほど煮た。



3、これを濾し器で濾す。



濾した汁は、赤い色をして、ペクチンでとろりとした感触だ。

 

4、皮と芯を煮出している間に、皮をむいたリンゴの実を小さく切る。変色しやすいから、手早く、切ったらすぐにグラニュー糖の半分をかけてまぜておく。



5、これを煮出した汁の鍋に移して、火にかける。残りのグラニュー糖とレモン汁を入れ、あとはとろみが出てくるまで、焦がさないようにその場を離れることなく木べらで丹念に混ぜて煮詰める。



たいぶとろみが出てきた。こんなもんかなと火を止める。



瓶は、同時並行して煮沸消毒しておく。その瓶に熱いジャムを詰めていく。この小さなときめき。



じつにいい色をしている。見とれてしまうほどだ。うーん、ほんとにすばらしい。



フタをしてしばらく逆さにしておく。



写真を撮るため、いっときこの姿勢に。



リンゴジャムは2時間ほどで完成した。うまくできた。どんなもんだいと、またまた腕自慢したくなるのだが、私にはちょっとばかり簡単であった。もの足りなかっただけにリンゴジャムはジャムづくりビギナーにはおすすめだと思う。

今週はユズジャムを作るつもりでいた。家の建て替えでユズの木を切ってしまい、今年はユズをどう調達しようかと考えていた。農家に交渉しようかと思っていた矢先、かみさんが「ケーキ作りのために買った紅玉があるから、それでリンゴジャムを作ってはどうか」という。ユズジャムはなんども作っているから、はじめてのリンゴジャムに挑戦することにした。かみさんはリンゴジャムをすすめたくせに「冷凍庫にジャムが20数個も入っている。また作るの?」とシブイ顔をしていた。


  

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わが家の完成一歩手前の見学会

2010-12-11 | その他


わが家の大黒柱 欅7寸

建て替え中のわが家。はたして12月中に引っ越しが出来るのか危ぶんでいたのだが、ここにきて急ピッチで工事が進み、なんとか12月下旬には引っ越しができそうだ。

そこで工務店がPRのため、きのうからあしたまでの3日間、完成見学会を開いている。“完成”といっても工事中でいまだに職人さんが出入りしているから、実際は完成一歩手前の見学会である。

バスタブ、洗面台、キッチン、たたみ、下駄箱、トイレなどが入った。これらが設置されると家らしくなり、さらに汚れや傷から守るため床に張られていた作業シートがはがされ、すっかり見違えてしまった。現代に生きるというのはなにかと設備がいるもんだなと、わかりきったことだが、あらためて思い知らされた。私がテントをかついで登山に行くのは、山に包まれる喜びと同時に、日常からのほんのいっときの脱出だというのがよくわかる。

この工務店の無垢材に対するこだわるは熱く、それは尋常ではない。それだけに信頼できる。いい勉強をさせてもらった。当然ながら、わが家も建材は一切使わないで、すべてが無垢材だ。工務店は見学者にわかるように、どこに、どんな無垢材を使ったか説明するため張り紙を各所にはった。私もこれを知っておかねばならないから記録しておこう。

2010年12月11日現在の進捗状況。今回もスライドショーである。
こちらのページへ。

以下はこれまでの建て替え記録である。
 5月27日 この家ともおさらばだ
  8月12日 建て前を迎えた家づくり
  9月22日 木の香りに包まれて
10月12日 外観が完成近くの姿に
11月10日 そろそろ完成のはずなのだが
12月 2日 完成は遅れて12月に


 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほろりと溶けるカブのスパゲティ

2010-12-10 | その他

12月に入ると、灯油販売の車が町内を回る。スピーカーから元気な歌声が流れる。
♪北風小僧
の寒太郎 
今年も町までやってきた 
ヒューン ヒューン 
ヒュルルンルンルンルン 
冬でござんす   
ヒュルルルルルルン…


灯油販売車は決まってこの歌を流す。私はてっきり灯油販売会社が作ったPRソングなのだと思っていた。ずっとだ。ところがである。つい最近のこと、NHKFMを聞いていたら毎日のようにこの歌が聞こえてきた。待てよ、一会社のPRソングを毎日流すはずがない、オレはエライ勘違いしていたのかなと。あわてて調べた。NHK「みんなのうた」で昔に流れた歌だとわかった。本当に知らなかった。灯油販売会社にはぴったりのいい歌だなと思っていたのだから赤っ恥もいいところだ。

やはり冬は来た。そうなると根菜がうまくなる。とくにカブがそうだ。みそ汁に、漬物にと大活躍している。なかでもスパゲティがこのところ気に入っている。スパゲティは好きでも嫌いでもないから、自分から食べたいとはまず言わない。しかしこのカブのスパゲティだけは別だ。白い肌が熱と油で透きとおり輝く。口に入れるとほろりと溶ける。まるで雪を含んだように。ただし間違ってもガリガリの食感のカブを使わないことだ。


 

    

  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カリンジャムづくり、まな板に釘付けになって

2010-12-08 | ジャム


写真①


写真②

カリンをいただいたのでジャムをつくった。ジャムづくりは好きである。好きこそものの上手なれというが、まさにその通りで、長いことやっていると押さえるべきところがわかってくる。我ながらいい腕をしているなと思う。台所に立って調理器具を総動員して格闘するのは嫌いじゃない。

朝はパン食である。それにジャムをぬる。パンはかみさんが焼いたもので、ジャムは私が作ったものである。このためパンもジャムも長いこと買ったことはない。

ジャムは毎朝食べるから消費は速い。そのため多く作る。その結果、「こんなに作ってどうするの。冷蔵庫が一杯になってしまってほかのものが入らなくなってしまう」とかみさんに叱られる。

今年は6月に梅ジャムルバーブジャムを作った。カリンジャムは以前に作ったことがある。色がきれいだ。それも日がたてばたつほど鮮やかない橙色になる。

カリンジャムは作ったことがあるといっても、しばらく前のことなのであらためてインターネットで作り方をおさらいしてみた。それぞれである。果肉を入れるものもあれば、入れないものもある。これだといった作り方がない。そこでこれらを参考にしながら、経験を踏まえて私なりに作ってみた。

作り方
材料:カリン1.5キロ、砂糖

果肉をみじん切りにして入れたジャムを作った。

1.カリンは硬い。包丁を力一杯に入れる。8等分に切って皮をむき、種を取る。果肉はみじん切りにした。



2.鍋に、皮と種を入れ、ひたひたに水を入れて煮出す。これはペクチンを抽出するためだ。
3.30~40分煮たら、濾して種と皮を取り除く。
4.ここにみじん切りした果肉を入れて煮詰める。焦げ付かないように絶えずかき回す。
5.砂糖を入れる。
6.水が少しばかり多かったのか煮詰めるのに1時間ばかりかかった。
7.焦がさないようにと注意していたのだが少しばかり焦がしてしまった。焦げが混入してしまったが仕方ない。
8.煮詰めるほどにいい色になる。できあがったのがトップの写真①である。まあまあの出来である。
9.もう1つ試作した。果肉をみじん切りにしないで、茹でた果肉をペースト状にして、ペクチンを抽出した水に入れて煮詰めた。これがトップの写真②だ。
10.①と②では色が違った。①は煮詰めた時間が長かったから?鮮やかな色になったのか。②もしだいに鮮やかなだいたい色になるだろうと思う。

カリンジャムづくりで一番手間がかかったのは、果肉をみじん切りにすることだった。途中で面倒になっていいかげんいやになってきた。ここで手を抜いてはいけないと自分に言い聞かせながら、単調な作業?に耐えた。手を抜くとどこかに破たんが出ることが分かっている。ここが辛抱だ。
ジャムはすぐには食べない。しばらくおく。ジャムは味が落ち着くまで待ったほうがいい。味もよくなり、色もよくなる。


 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずっしりしたハクサイににんまり

2010-12-06 | ハクサイ

うーん、重い。このずっしりとした感覚が心地よい。収穫の喜びでもある。いろいろあったけどどうにかやったねという充足感さえ覚える。

ハクサイがうまくできた。品種は中生種の「黄ごごろ85」。8月22日にポットにタネをまき、9月12日に植えつけ、9月20日に1本立ちさせた。収穫は12月4日。まさに優等生的な栽培である。種苗会社が聞いたら、お見事と褒めてくれるだろう。

つい自慢めいたことを言ってしまったが、こんなことを言うのもハクサイの栽培はなかなかむずかしいからである。ハクサイをタネから育て上げることができたら、野菜栽培の上級者といってもいいのではないかと、私は思う。

ハクサイを一人前に育て上げるためには多くの病害虫対策が必要だ。それらをひとつひとつ乗り越えて行くのだから、ハクサイ栽培ができたら、ほかの野菜なんかやさしいものである。それもわが菜園のは無農薬だからなおさら気を使う。無農薬だから葉の表面は虫食いが多い。これも安全の証しである。

11月下旬から、手で頭を押さえてはそのかたさを見る。収穫のポイントはこつんとかたく締まったものだ。この感覚はすぐにわかる。手で頭を押さえてへこむようなものはまだ早い。かたくなったものから順番に収穫していく。すでにいつ収穫してもいい状態のが何個もある。

ハクサイの楽しみは一にも二にも漬けものにある。お香香である。その口福を一日も早く味わいたい。しかし、今年は微妙だ。というのはいま家の建て替えのため仮住まい暮らしで、この12月に完成予定だ。これから引っ越しなどであわただしくなるから、漬けるのは引っ越しのあとになるのだろうか。
漬けるのはかみさんの担当だから、いましばらくは我慢するほかないようだ。


 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師走だから冬ネギにシャベルを入れる

2010-12-04 | 冬ネギ

12月に入ったことだし、冬ネギを掘り出すことにした。冬ネギは九条太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種がある。今回掘り出して収穫したのは九条と赤ネギの2種。下仁田のほうはもっと寒くならないとうまくならないから、いつも12月下旬まで待つことにしている。

九条と赤ネギは根深ネギだ。白い部分(葉鞘の軟白部)を伸ばすため8
月から徐々に土寄せをしてきた。今年は苗が多くできたから、すべて植えつけてしまった。えっ、こんなにも植えたの!というほどで、正直いって家庭菜園にしては多すぎる。冬になればさぞかし見事だろうな、そんな期待があった。ところがこの夏の猛暑でどうも出来が悪い。どこが悪いかというと背丈が不十分だし、太さもいまいちなのだ。この状況はわが菜園だけでなく、近くのネギ生産地もそうだという。

初収穫だから、なかでも大きく育ったから選んで掘り出すことにした。

まずは赤ネギだ。シャベルを深く入れる。さて、どうかなと。おお、いいじゃないか。生育のいいのを選んだだけに、立派な根深ネギになっていた。太さといい、背丈といい、これなら満足だ。この赤ネギは茨城県の水戸市周辺で取れる。故郷のネギである。かみさんが「このネギはやわらかくてクセがなく、なんにでも調理ができる」というから、種苗会社からタネを買って作る気になった。名前の通り、葉鞘の軟白部が鮮やな赤色になり、肉質はやわらかい。ネギの色を見たときは驚かされるが、いまはかなり名が知られてきた。それだけうまいのだろう。

気をよくした。次は九条太ネギだ。赤ネギに比べたら九条太ネギのほうが育ちが悪かった。こちらもできるだけ太いのを選んで掘り出した。うーん、やっぱりな。太さが十分ではなかった。例年に比べて細いし、赤ネギに比べてもそうだ。予想通りだった。サプライズがあってほしかっただけに、少し落胆した。もちろん食べるには十分な太さである。まあ仕方ないか。

両者は昨秋と今春にタネまきした。ネギは育つまでに手間と時間がかかる。好きなだけに手塩にかけて育ててきた。それだけに出来具合が気になるものである。ネギのうまさはこれからだ。さあ、この冬は大量のネギを食べ続けなければならない。そんな覚悟でいる。


  

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする