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二階俊博代議士ベトナム訪問 〈2023年5月11日〉

2023年05月11日 08時30分00秒 | 記事


トゥオン国家主席と腕を組み記念撮影

ベトナム国会内で大賀ハスを記念植樹


 日本・ベトナム友好議員連盟会長を務める自民党の二階俊博代議士(84)=当選13回、志帥会(二階派)会長=は、日越外交関係樹立50周年で政財界約100人を率いて4日から8日までベトナムの首都ハノイなどを訪問。トゥオン国家主席との公式会談、平和の象徴「大賀ハス」の植樹、南紀白浜空港とのチャーター便就航決定、農産物輸出促進など日越交流を一層加速させる成果を上げた。

 ベトナム訪問は、コロナ禍直前の令和2年1月に1000人の日本ベトナム文化経済観光交流団を率いて以来3年ぶり。今年3月就任のトゥオン国家主席と日本の政治家として初めて公式会談を行い、さらなる友好関係発展に向け、二階代議士が両国民の交流が重要と強調し、特に次世代を担う若い世代の交流を推進することで一致。トゥオン国家主席から年内訪日の意向が示され、二階代議士が歓迎し、帰国後、政府と調整に入る考えを示した。
 フン文化・スポーツ・観光大臣との会談では、二階代議士が以前から懇意にしているベトナムの航空会社・ベトジェットに働きかけ、今年7月にハノイ白浜、白浜ダナンの初のチャーター便運航が決まったと正式発表され、同行した下宏副知事とベトジェットの間で調印した。チャーター便には二階代議士の提案で県内、ベトナムの高校生が搭乗し、青少年交流を図ることも決まった。
 二階代議士がライフワークとしている「平和のシンボル・大賀ハスを通じた平和外交」では、地元から持参の大賀ハスを国会内で国会議員とともに記念植樹した。ハスはベトナムの国花で、植樹した大賀ハスはベトナム政府が「越日友好ハスの池」と称した池に移し、広く国民に周知する。
 二階代議士の尽力で令和3年11月から始まった有田川町、広川町産の温州ミカンのベトナム輸出は初年度2トンに続き、昨年度は約30トンに増えた。今回の訪問では新たにJAグループや山梨県を代表する日本産「ブドウ」の輸出に向けた交渉を行い、旧知の間柄であるチン首相との会談で科学的検証を加速化させることで一致した。
 チン首相の地元タインホア省も訪問し、首相と2日間続けて会談する異例の待遇を受けたほか、11人の閣僚とも面会するなど二階代議士が長年培ってきたベトナムとの信頼関係の深さを物語る訪問となった。
 二階代議士は「約3年ぶりの訪問を通じ、これからもさらに両国が躍進、繁栄する確信を得た。日本にとってベトナムとの交流は今後ますます重要になる。さらなる国民同士の交流に期待したい」と総括した。


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