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みちしおの湯「みちしお亭」なた豆ソフトクリーム、アイスクリームを販売 〈2023年5月18日〉

2023年05月18日 08時30分00秒 | 記事


なた豆ソフトを持ち笑顔の子ども


 日高町立温泉館「海の里」みちしおの湯食堂部「みちしお亭」(白井和代代表)が、町内で生産されるなた豆茶の粉末を活用したソフトクリームやアイスクリームの販売を始めた。アレルギー症状を緩和させるなどの効能があると言われている、なた豆茶だけに健康食品とともに、味わいもマイルドで餡と合うなど和スイーツとして期待できる一品。今後、夏場に向けて消費が増えそうで、白井代表は「地域の産物を広くPRできれば」としている。

 なた豆茶は、健康食品として蓄膿症で鼻にたまったうみを排出して呼吸が楽になったり、免疫力を高めてアレルギー症状を緩和させるなど、昔から様々な効能があると言われている。日高元気塾(津村利治代表)が、地域の特産にしようと、町内で生産しており、白井代表は、なた豆茶の粉末がアイスクリームに合うと考え、同部メンバーとともに昨年から、粉末量の比率など試行錯誤しながら試作品づくりを続けていた。
 日高地方をサイクリング車で巡るイベント「サイクルフェスタHUB22」に、町の地域産物として、みちしお亭のなた豆アイスを出したところ、好評だったことから、より一層商品化へ向け熱意が高まり、日高町特産品等開発事業補助金の補助を受け、去る4月から正式に販売を開始した。
 なた豆茶粉末を使ったアイスやソフトクリームの味は、苦味が薄いコーヒーのような、きな粉アイスのようで、和風テイストのマイルドな味。ラクトアイスの「なたまめあいす」(300円)、「なたまめソフトクリーム」(450円)とともに、餡にも合うことで「なたまめ小倉ソフト」(500円)もメニュー化して販売している。いずれも税込み。
「なたまめあいす」のデザインは、創成テック=美浜町=に提案してもらったデザインを基に、なた豆について精通、研究している武庫川女子大学の教授やゼミ生の意見も参考にしながら決定。商標登録も申請している。
 白井和代さんは「ダブルアイスなど今後も、なた豆茶粉末を使った新メニュー考案していきたい。なた豆がアイスクリームやソフトクリームに合うことを知ってもらい、ご当地アイス、ご当地ソフトとなればうれしい」と話している。この記事の掲載新聞1部を持っていけば5人に対して、なた豆ソフト・アイスの関係メニューを1割引にする。


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