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県議選任期スタート、返り咲きの中村裕一県議(御坊市選出)が決意新た 〈2023年5月3日〉

2023年05月06日 08時30分00秒 | 記事


4年ぶりに議員バッジをつけ、
決意を新たにした中村県議


 4月9日執行の県議選で当選した議員42人の任期が30日からスタートし、5月1日に議員初総会が県議会議場で行われた。御坊市選挙区で4年前の雪辱を果たし、県議に返り咲いた自民党の中村裕一氏(63)=熊野、当選9回=は議員バッジを胸に「身の引き締まる思い。やらなければならないことがたくさんある。選挙の公約、市民の皆さんの要望を実現するため、4年間とにかく走り続けたい」と決意を新たにした。

 議員初総会に出席した中村県議は「議員バッジをつけ、改めて身の引き締まる思いがした。同僚議員からも『よく帰ってきた』と喜んでもらった」と。相手に949票差をつけ、返り咲いた選挙戦を振り返り「市民の皆さんの期待の表れだと思う。同時に圧勝できなかったのは『調子に乗らず、地道に市民のために仕事をしろよ』というご判断だと思っている」と気を引き締めた。
 今後、4年間について「選挙でお約束したこと、市民の皆さんからお聞きした要望を実現するため、とにかく走り続けたい。弱い立場の人に寄り添った政治を進めたい。選挙後、猛烈な勢いで意見、要望を聞かせてもらっており、やらなければならないこと、やりたいことがたくさんある。気合を入れて頑張らないといけない」と述べた。
 選挙で掲げた人口減少対策は「これを克服することに全力投球したい。働く場をつくることも大事だが、働く場をつくってくれる人材を育てていくことも重要。優秀な人材が集まる県にしないといけない。大学誘致もその一つ。簡単ではないが、取り組みたい」、西川河口への水門設置は「上流への影響を心配する声もあり、説明し、関心を持ってもらえるように取り組みたい。関係町との連携も深めたい」、子育て支援は「自民党の政策が具体化していく中で私たちの意見を述べていく。女性が活躍できる社会づくりにも力を入れたい」と意欲を示した。
 市民に直接、政策や活動を訴え、意見を聞く県政報告会を積極的に開く考えで「できれば年に市内一巡を目標にしたい」。具体的な政策を進めるにあたっては「市長や市議会の皆さんとよく相談しながら進めたい。そのためにこちらから積極的に市役所、市議会に出向き、共通認識が持てるように意見交換させていただきたい」と話した。


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