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印南町議選 新人・谷章資氏(印南原)出馬表明 選挙戦確実に、前哨戦過熱か 〈2021年6月22日〉

2021年06月22日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(8月31日)に伴い8月3日告示、8月8日に投開票が行われる印南町議選(定数12)に新人で無職の谷章資氏(68)=印南原=が21日、出馬を表明した。現時点で現職11人が出馬の意向で、17日に新人1人が出馬表明しており、谷氏の出馬で選挙戦が確実となった。他にも新人出馬の噂もあり、無投票の低調ムードから一転、夏本番を前に町内は前哨戦が熱気を帯びてきた。

 無投票ムードが漂う状況に「2期連続の無投票は何とか阻止したい」との思いから出馬を決意した谷氏は「一次産業である農業、水産業が発展することによって、商工業、福祉、教育、子育て支援がすべて良くなると思っている。特に子育て支援を充実させたい。活力ある印南町にするため誠心誠意頑張りたい。議員定数削減にも努めたい」と抱負。
 美浜町出身で地元の小・中学校、田辺高等技能学校を卒業後、御坊市内の会社に入社。12年前に美浜町から妻・美知子さん(71)の実家である印南原に移住し、定年退職後の8年前から地元有志とともに地域活性化グループ「稲原さんぽ道の会」を立ち上げ、荒廃した土地を整備し「段々花畑園」と名付け、ウオーキングイベントやあじさい祭りなど定期的にイベントを開催するなどボランティア活動に取り組んでいる谷氏は「ボランティア活動の経験を生かしこれからも地域の皆さまとともに頑張ります」と述べた。
 無投票ムードだった町議選は谷氏の出馬で選挙戦突入が確実となった。今後さらに名乗りを上げる新人が出てくる可能性もあり、季節通りの熱い戦いが繰り広げられそうだ。立候補予定者説明会は29日午後1時30分から町役場で開く。
 現時点での出馬予定者は次の皆さん。
【現職】藤本良昭(78)当選8回、古井▽堀口晴生(69)6回、印南▽榎本一平(62)5回、西ノ地▽玉置克彦(62)3回、同▽岡本庄三(65)同、山口▽杉谷考祥(75)同、羽六▽藤薮利広(61)同、津井▽前田憲男(58)2回、上洞▽中島洋(59)同、印南▽古川眞(64)=1回、島田=▽木村栄一(64)=1回、同=。
【新人】黒井美晴(67)=印南原=▽谷章資(68)=同=。


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