令和3年度県高校総合体育大会柔道競技は19、20日、白浜町立総合体育館で開き、個人戦・女子48キロ級で紀央館高校の中村桜華さん(3年)が優勝し、全国大会の切符をつかんだ。箕島の杉元千賀さん(3年・松洋中出身)は団体と個人戦・52キロ級を制し、石本力也君(3年・箕島中出身・みなべ町)も男子66キロ級で優勝、そろって全国出場を決めた。新型コロナで2年度は大会中止となり、中村さんは2回目、杉元さん、石本君は初の全国出場。
女子48キロ級(16人)に出場の中村さんは1回戦は反則勝ち、2回戦は抑え込みなどで一本勝ち、準決勝は優勢勝ち、決勝は延長(GS)の末に僅差勝ちした。
紀央館の柏原愛澄さん(1年)は52キロ級(9人)に出場。初戦は一本背負いで一本勝ち、準決勝で一本負けし3位。
コロナの影響で今年度初の公式戦。中村さんは「全国大会につながる大会は優勝できているので、達成感は感じています。全国では投げきる技を作り、背負いから寝技に持ち込みたい。ベスト8に入るのが目標です」。
3位の柏原さんも「初戦で勝てたのはうれしかった。もっと体幹を鍛えることが大事」と話した。
女子団体(10チーム)で箕島は熊野、紀央館を3-0で破り予選リーグ突破。決勝トーナメントでも準決勝の近大附属、決勝の初芝橋本とも3-0と圧勝した。
杉元さんは先鋒で4試合すべて出場。決勝Tの準決勝は得意の背負い投げで合わせ一本勝ち、決勝も背負いで優勢勝ちしチームに貢献した。
個人戦は52キロ級に出場。初戦は合わせ一本勝ち、準決勝は大内刈り、決勝は抑え込みなどで一本勝ち。「団体は決勝で一本勝ちできなかったのは悔しかった。個人戦はすべて一本勝ちでき良かった。全国では団体戦は先鋒としていい流れを作り、個人戦では技のレパートリーを増やし臨みたい。1回でも多く勝ち先生に恩返ししたい」。
男子66キロ級(21人)の石本君は初戦が不戦勝、3回戦は反則勝ち、準決勝は僅差勝ち、決勝はラスト1秒で背負い投げを決め一本勝ちした。
団体戦にも出場し、箕島は準優勝。石本君は決勝Tは初戦が僅差勝ち、準決勝は一本勝ち、決勝は引き分けた。「立ち上がりが悪かった。全国大会では技を速くかけにいけるよう、組み手も強化し頑張りたい。目標は入賞です」と話した。
このほか、管内関係で男子団体で和歌山北が3位に入り、西虹羽君(2年・松洋中出身)がメンバー入り。個人戦では、男子が73キロ級で井口陽登君(和高専2年・切目中出身)と藤瀧大輔君(熊野3年・松洋中出身)、81キロ級の西虹羽君、女子48キロ級で白樫希穂さん(3年・箕島中出身・由良町)がともに3位。
インターハイ(全国高校総合体育大会)柔道競技は8月8日から12日まで長野市真島総合スポーツアリーナで開く。
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