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三浦御坊市長会見 16歳未満1万円、診療所10万円 コロナ対策 まちのあかり拡充も 〈2021年6月5日〉

2021年06月05日 08時30分00秒 | 記事


上程議案を発表する三浦市長


 三浦源吾御坊市長は4日の定例記者会見で、11日開会の6月定例議会に提案する議案19件、報告5件を発表。令和3年度一般会計補正予算には新型コロナ対策として国の交付金を活用し、16歳未満全員に一人1万円を支給するほか、飲食店等応援のまちのあかり支援金の対象拡充、ワクチン個別接種にあたる診療所への助成金、観光イベント関連業者への支援金、学校等の感染症対策などに総額約1億円を計上した。

 補正予算は総額2億916万円で、うちコロナ対策に約1億円。国の第3次地方創生臨時交付金7663万1000円、財政調整基金1616万9000円をあわせた9280円を活用したコロナ対策メニューは8種類ある。
 子どもへの感染症対策支援としてワクチン接種対象外と見込まれる16歳未満(中学3年生以下)全員と、今年12月31日までに生まれた新生児全員の計約2600人に1人当たり1万円の支援金を支給する。
 飲食店、旅行業者1店舗あたり30万円を支給した「まちのあかり支援金」の対象事業者拡大で(1)市内に住民登録し、御坊保健所管内で飲食業を営む人(想定10件程度)(2)御坊保健所管内で酒類を提供している飲食事業者に納入実績のある市内の酒類販売事業者(想定40件程度)を追加する。
 観光イベント関連事業者支援で露天商組合に150万円、市の観光イベント出店者10店舗(市が選定)にそれぞれ10万円を支給。
 ワクチン個別接種に向け、市内の個別接種委託医療機関40診療所にそれぞれ10万円助成し、必要な物品購入に充ててもらう。
 御坊総合運動公園カブトムシ遊具等の抗菌・抗ウイルス加工に300万円。
 幼保・小中学校の手洗い蛇口一部自動化、空調設備整備など感染症対策に2680万円。
 市役所や市民文化会館、図書館、学校等公共施設へのサーモグラフィカメラ設置等に915万円。
 避難所等感染症対策(備蓄倉庫、マット、パーテーション)に735万円。
 国の別の交付金を使ったコロナ対策として保育所や幼稚園、子育て支援センター、学童保育、ファミリーサポートセンター、子育て世代包括支援センター、児童センターなどに総額1200万円を計上した。

会期は13日間
御坊市6月議会

 市議会運営委員会は4日に開き、6月定例議会の会期を11日から23日までの13日間と決めた。一般質問の通告締め切りは14日。日程は次の通り。
 11日=開会、提案理由説明▽12日~14日=休会▽15日~16日=一般質問▽17日=総括質疑▽18日=委員会▽19日~20日=休会▽21日~22日=委員会▽23日=委員長報告、討論、採決、閉会。


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