観光PR大使に任命した「みーやちゃん」
御坊市観光協会は、新型コロナ感染予防で書面議決による令和3年度総会を行い、予算や事業計画などを承認。市公認PRキャラクター「みーやちゃん」を協会第2号の観光PR大使に任命し、みーやちゃんを活用した新規事業として「日本のシンデレラ宮子姫ブラッシュアップ事業」を計画。みーやちゃんの人形製作やフォトコンテスト、塗り絵コンテストを行い、SNSを使って知名度アップ、魅力発信に努める。
観光協会は、宮子姫をシンボルマークに市と連携しながら各種事業を行ってきたが「市民を含めて認知度はまだまだ高くなく、その魅力的なストーリーやキャラクターを観光に生かし切れていない」とし、宮子姫をモチーフにしたゆるキャラ「みーやちゃん」が3月に市公認PRキャラクターに任命されたのに連動し、みーやちゃんを印南町出身のシンガーソングライター、にしゆきさんに続いて第2号の観光PR大使に任命した。25日午後に開く役員会後に任命式を行う。
みーやちゃんを活用して宮子姫の持つ「美人、美髪、恋、シンデレラストーリー、子宝」などの魅力とあわせて御坊の魅力を効果的にPRしようと「日本のシンデレラ宮子姫ブラッシュアップ事業」を計画。体長20センチのみーやちゃん人形を500個つくり、協会員やサポーターに配布。それぞれの店舗や産品、市内の景色などと一緒に写真撮影し、それをSNSで発信してもらうとともに、みーやちゃんのツイッター、市のフェイスブック等と連動させて継続的、発展的にPRできる仕組みを整える。
みーやちゃんをまちの自慢のキャラクターとして愛着を持ってもらおうと、コロナ禍でも実施でき、誰でも参加できるイベントとして宮子姫フォトコンテスト、みーやちゃん塗り絵コンテストも計画。フォトコンテストはテーマを決め、ツイッターなどSNSに写真を投稿してもらい、投稿写真の中から最優秀賞1点、優秀賞4点、会長賞1点、みーやちゃん賞10点程度の入賞作品を決める。塗り絵コンテストはみーやちゃんの塗り絵を用意し、子どもらに色を塗ってもらい、入賞作品20点程度を決める。
このほか、野口オートキャンプ場を活用した焚き火教室やキャンプファイヤーなど体験イベント、紀州鉄道やイラストレーターの中川貴雄さんとのコラボ企画も計画している。継続事業では日高港やEEパーク・SioトープのPR活動、大型観光客船入港のポートセールス、ガーデニング教室、語り部育成、都市交流事業、和田勇氏顕彰事業や各種イベントへの協力、各種物産展等への参加など。
空席の会長に高垣氏(中紀バス)
初代の故・宏氏と親子2代で
役員改選で約2年間、空席だった会長に高垣太郎氏(57)=中紀バス(株)代表取締役社長、御坊市薗=を選任した。平成4年から22年まで初代会長として活躍した父・宏氏(故人)と親子2代での就任。
31年4月に第2代会長の古久保恭一氏が死去して以降、副会長4人の集団執行体制で運営していた。
高垣氏は平成17年に(株)中紀バス観光社代表取締役社長、20年に中紀バス(株)代表取締役社長、22年に(株)中紀サービス代表取締役社長に就任。県旅行業協会理事なども務めている。他は役員は次の各氏。
副会長=向井孝行(フラワーショップむかい)谷口卓司(いさみ寿司)新田みどり(じんじん)秀年伸(JTB中紀バス観光社)▽理事=上西一永(御坊商工会議所)大杉達((有)道成寺観光開発)芝光洋(JA紀州)山本常昭(観光農園みかん園)橋本昌典((株)はし長)佐伯一也(熊野御坊南海バス(株))堺伸二(JR御坊駅)▽監事=中村光男(ナーセリーナカムラ)松村徳夫(紀州日高漁協)。
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