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ひだか病院で6月21日からコロナワクチン接種開始 〈2021年5月30日〉

2021年05月31日 08時30分00秒 | 記事


21日から高齢者への接種を始める、ひだか病院


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合(管理者・三浦源吾御坊市長)が経営する「ひだか病院」(尾崎文教院長)が、6月21日から7月末にかけて65歳以上高齢者への新型コロナワクチンの集団接種を行う。地域医療を支える中核病院として組合構成6市町に協力し、接種スピードを加速化させることで6市町とも国が求める7月末までに希望者全員への2回目の接種が完了する見通しがついた。接種対象者は6市町がそれぞれ選ぶため、病院で予約は受け付けない。

 ひだか病院は第2種感染症指定医療機関として地域住民の安全安心を担保するため、いち早く一般病棟の2階病棟52床(HCU4床含む)すべてをコロナ専用として対応するなど病院を挙げてコロナ対策に取り組んでいる。ワクチン接種では3月8日から優先接種対象の病院医師や看護師、職員620人、4月26日から日高医師会関連スタッフ450人に接種を行い、5月21日までに2回目の接種を終えた。
 5月24日から御坊保健所や薬局従事者、御坊市消防本部、日高広域消防組合の計306人への接種を進めており、6月18日までに2回目の接種が終わることを受け、構成市町の求めに応じて6月21日から6市町の65歳以上高齢者への接種を開始することが決まり、28日に御坊市が発表した。
 6月21日から7月下旬にかけて週1回、病院1階フロアで医師2人体制で1日当たり最大84人に接種するほか、7月10日は大規模接種として病院1~2階フロアを使って午前、午後それぞれ医師3人体制で1日420人に接種を行い、7月末までに2回目を終える。
 病院が受け持つ接種人数は最大672人で、対象者は6市町それぞれが選び、日時を案内する。御坊市健康福祉課は「病院に直接申し込むことはできません。ご了承下さい」と呼びかけている。問い合わせは各市町のコールセンターへ。


御坊市
7月中旬以降に順次案内開始
64歳以下基礎疾患ある人の接種

 御坊市は、日高医師会やひだか病院の協力で7月末までに希望する65歳以上全員への2回目の接種が終わる見通しが付いたことを受け、次の優先対象となる64歳以下で基礎疾患を持つ人への対応を検討しており、7月中旬以降に順次案内を始める予定。
 65歳以上の接種は今月8日から開始。対象7567人のうち、事前予約者1687人、ハガキでの希望者4444人への接種を順次進めており、27日までに1635人に1回目の接種を行い、29日から2回目の接種も始まった。
 ハガキでの希望者は年齢の高い人から順に日時を調整し、案内している。市健康福祉課は「6月中旬をめどに希望するすべての方に接種日時をお示しできるよう事務手続きの改善を図っているので、もうしばらくお待ち下さい」と呼びかけている。


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