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御坊職安 高卒求人に複数応募制導入 説明会で併願を呼びかけ 〈2021年5月29日〉

2021年05月29日 08時30分00秒 | 記事


高卒求人など募集手続きを聞く


 来春卒業予定の高校生ら対象の求人受け付けが6月1日から開始される。今年度から高卒求人に対し、現行の1人1社制を選考開始(9月16日)から複数の会社に応募できる制度を導入。学生は希望の職業を選択できる機会が増え、企業は求める人材を確保でき双方のミスマッチを防げると期待されており、27日の新規学校卒業者求人説明会で制度の概要などを説明、複数応募へ理解を呼びかけた。

 御坊公共職業安定所主催の説明会は中紀地域職業訓練センター=日高町荊木=で開き、御坊市、日高郡(みなべ町除く)から40社が参加。浜淳志所長が同職安管内で今春卒業した高校生で就職希望者73人全員が就職したと報告し「ハローワークでは県外からのUターンや移住・定住窓口を設けて、和歌山県への人材確保に努めていますが、就職を希望する生徒を地元でまず定着させることが重要です。一人でも多く求人を出して頂きますようお願いします」とあいさつ。
 続いて、県教委指導主事の木田誠治さんが、県内の経済団体や高校などでつくる県高等学校就職問題検討会議が導入した複数応募制について説明。
 応募は指定校求人・公開求人にかかわらず、(選考開始の)9月16日から県内企業に限り複数社へ応募でき(求人者が認めた場合に限る)、指定校求人については推薦枠の上限を撤廃し求人先の学校に対し当該校からの推薦数を設定できる、複数社から内定を受けた場合は入社の意思がある1社に対し内定承諾の通知、その他の求人者に内定辞退の通知を速やかに学校を通じ行う-など。
 続いて、就職支援ナビゲーター・桒早苗さんが、6月1日から求人受け付けを開始、7月1日からハローワークの受付印を押した求人票を返戻、9月5日から学校推薦、16日から採用選考を開始するなど日程、内定通知は選考後原則7日程度以内に学校及び学校を通じて本人に連絡し、生徒は学校への内定通知後7日程度以内に学校を通じ承諾か辞退を企業に通知する-など募集手続きについて説明。最後に面接で本籍・家族・生活や家庭環境・思想など就職差別につながるおそれがある質問を行わないよう、公正な採用と選考を呼びかけた。


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