来年度から年長児保育料無料化へ
(どろんこ遊びする年長児。写真は昨年)
印南町は来年度から5歳児の保育料を無料化する。再選した日裏勝己町長が2期目の公約に掲げた「子育て・教育の充実を実感できるまちづくり」の一つとして取り組むもので、県下でも初の施策となる。町はこれまで保育料を半額にしており、今回5歳児を無料化することで、町内の子育て世帯の負担を軽減するとともに人口減対策として「子育てするなら印南町」をさらにアピールし、子育て世帯を町内に呼び込む狙いがある。
同町では「子育てするなら印南町」をスローガンに町内子育て世帯の負担軽減を図るため平成23年度から保育料を半額にしたり、自己負担分の医療費無料化の対象年齢を18歳以下に引き上げる施策を展開。今回、日裏町長が2期目の公約の大きな柱の一つとして掲げた「子育て・教育の充実を実感できるまちづくり」実現の第一歩として5歳児の保育料無料化を図る。
無料化は義務教育10カ年計画事業として取り組むもので、5歳児保育を義務教育と位置付け、小学校6年、中学校3年を合わせた10年を義務教育化するもの。5歳児、小学1年、2年。小学3年、4年、5年。小学6年、中学1年、2年、3年の3・3・4制として園・小、小・中の連携教育をこれまで以上に充実させたい考えだ。10カ年計画事業の一環で学習支援員を小・中学校に10人、いなみこども園に3、4人を配置。
無料化にかかる予算は約700万円で、10日に開会する3月定例議会に提案する平成28年度一般会計予算に679万9000円、支援員配置は平成27年度一般会計補正予算に2706万2000円をそれぞれ計上している。
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