４年前と同じスローガンが掲げられた久留米氏の後援会事務所
５月１１日に告示、１６日投開票の日高川町長選挙（５月２８日任期満了）まで１カ月を切ったが、依然として出馬を表明しているのは現職の久留米啓史町長（６５）＝１期、江川＝だけで連続無投票当選が濃厚な状況。久留米氏は、初当選時と同じ「豊かな日高川町をみんなの力で！」をスローガンに政策目標を掲げ、１７日に後援会事務所開きを行って臨戦態勢をとるが、４年前に続いて１日だけの選挙戦となる公算が大きくなっている。
新町誕生後は３期連続の激しい一騎打ちを繰り広げてきた同町長選だが、一転して４年前の久留米氏無投票当選から対抗馬の名前すら聞かれない状況のまま再び無投票当選のムードが色濃くなってきた。無風状態の中、同陣営は、町役場本庁前＝土生１２９の５、電話・ファクス０７３８・２２・６６３３＝に後援会事務所を設け、１７日午前１０時から役員など関係者だけが出席して開設する。
昨年１２月議会の一般質問で正式に再選出馬を表明した久留米氏は、町防災センターの建設やかわべテニス公園のドーム化、美山支所庁舎新築など、公室長時代に前市木久雄町長が着手や提唱した事業の継続と完遂。若者新築住宅取得支援補助、未利用町有地の定住促進用地化など人口維持対策に取り組んだ１期目の実績を訴えていく。
２期目に向けて、１期目と同様に「豊かな日高川町をみんなの力で！」をスローガンに、若者定住施策による人口維持の推進、子育てや高齢者支援で住民に優しい行政、農林業や商工業などの産業振興、防災対策など災害に強い町づくり、行財政改革を進め健全な財政運営を図るの５つの政策目標を推進するとした。
町長選の立候補予定者説明会は２０日午後１時３０分から町役場本庁３階会議室で行われる。
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