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印南町10年度開校に向け統合中学校の造成工事順調 〈2024年9月12日〉

2024年09月12日 08時30分00秒 | 記事


順調に進められている造成工事


 印南町は町内4中学校を統合した統合中学校の令和10年度開校をめざし取り組んでいる。新たに設ける校舎建設に向けて昨年度から造成工事に着手、すでに山林の伐採作業を終えるなど造成工事は順調に進められている。4日には新たな造成工事の入札を行い、竹中建設(株)=印南町西ノ地、竹中勝代表=が4億2558万100円で落札した。
 中学校統合事業は、印南地内の宇杉ヶ丘団地東側の宇杉と光川両区にまたがる用地を建設予定地に令和3年度から着手。道路を含めた開発面積は約6・8ヘクタールで、今後の小学校の統合も見据えた用地を確保。校舎建設に向けて昨年末から敷地造成を進めている。4日の入札で全体の7割弱を発注したことになり、工事は順調で道路の線形も見えてきている。
 発注済みの工事がすべて終えれば、3つの沢がすべて埋まり、建設地の敷地が出来上がり、調整池のほか、道路擁壁も完了する。残る工事は敷地から雨水を調整池へ導くため道路下に埋設する水道管や敷地周辺L型擁壁、路体盛土や舗装、側溝、ガードレールなどの安全施設で来年度で予算計上し、年度内中の完成をめざす。
 12日開会の9月議会に提案の一般会計補正予算には統合中学校設計業務委託料4290万円も計上。統合中学校建設に向けて基本設計業務、実施設計業務を今年度と来年度で取り組み、校舎建設を令和8年度、9年度で行う計画。事業費は造成に約20億円、校舎建設に約36億円など総事業費は約60億円を見込んでいる。町は、国からの交付金などを最大限活用し実質の町からの持ち出しを10億円に抑えたい考えで、地元選出国会議員らに陳情活動を行うなどして予算確保に向け精力的に取り組んでいる日裏勝己町長は「今後ともあらゆる機会を捉えて国などに強く要望していきたい」としている。


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