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御坊市学校空調整備、中学校は来秋完成 〈2016年10月30日〉

2016年10月31日 08時30分00秒 | 記事

小学校は平成31年夏完了へ(写真は御坊小)


 御坊市は、懸案の小中学校空調整備事業を今年度事業化し、中学校3校は今年度中に設計、来年9月に整備を終え、小学校6校は平成29年度に設計し、30年度~31年度の2カ年で整備する。小学校は今夏に室温調査を行ったが、著しい差が出なかったため、整備費用や財政面を考えながら整備年度を決める。小中学校とも普通教室(特別支援教室含む)すべてに整備するが、特別教室は利用頻度等を勘案しながら検討する。
  
 小中学校は校長室や職員室、保健室、コンピューター室、給食配膳室、ランチルームなど一部に空調を整備しているが、普通教室は夏場になると室温が40度近くになる湯川小学校の2教室を除いて未整備。対象となる普通教室は小学校が6校あわせて56教室。中学校は改築工事で普通教室、特別教室すべてに空調を完備した湯川中学校、すでに普通教室に整備済みの大成中学校(組合立)を除く御坊、河南、名田3中学校あわせて18教室あり、総事業費は約2億5000万円を予定している。
 昨秋決定した第4次長期総合計画後期事業計画(28年度~32年度)で事業採択。着手時期は決めていなかったが、今年5月の市長選で柏木市長が早期整備を公約したことから今年度事業化を決め、6月議会で3中学校の工事設計費を予算計上。8月に設計業務入札を行い、(株)寺前則彦設計室御坊分室=塩屋町北塩屋=が200万円で落札。今年度中に設計を終え、29年度当初予算に工事費を計上し、夏休み中に工事を行い、9月に完了する予定。
 小学校は29年度に設計し、30年度、31年度の2カ年で整備する。6校それぞれで最も室温が高いとみられる教室を選んで今年7月1日~20日、9月1日~9日の間、毎日午前8時と午後3時の2回、室温を記録して比較した。室温に大きな差が出ればその学校を優先的に整備する方針だったが、結果的に1度以内に収まり、著しい差は出なかったため、整備費用や財政面を考えながら整備の順番を決める。湯川、大成、塩屋、名田4幼稚園の10教室については小学校にあわせて整備する方針。
 特別教室は3中学校で計53教室、6小学校で計79教室あり、普通教室とあわせると6億円以上の予算が必要になるため、すべてに整備するのは難しいという。図書室など利用頻度の高いところは整備し、逆に利用頻度の低いところについては整備を見送る方針で、学校の意見も聞きながらどこまで整備するか検討する。


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