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MOA美術館中紀児童作品展知事賞に坂成海さん(内原小)嶋田倫也君(志賀小) 〈2016年10月13日〉

2016年10月13日 08時30分00秒 | 記事

坂さんの「クリーニングの仕事」

嶋田君の「トマトをとるお父さん」


 MOA美術館など主催、本社など後援の第28回MOA美術館中紀児童作品展の審査はこのほど行い、最優秀の県知事賞・MOA美術館奨励賞に内原小5年の坂成海さんの「クリーニングの仕事」、志賀小4年の嶋田倫也君の「トマトをとるお父さん」が選ばれ、両作品は全国展の審査に進む。入賞作品139点は22、23日に有田川町の有田中央高校同窓会館で展示され、銅賞以上45点の入賞者表彰式は23日に同館で行う(佳作以降は後報)。

 日高・有田両地方の小学校児童から昨年より2点多い1177点の応募があった。
 坂さんの作品はクリーニング店で働く母親を描いた。夏休みの宿題でクリーニング店に通い、母親が膝スカートのアイロンをかける姿を水彩絵の具で描写。スカートがシワになっているチェック柄や衣類を掛けるレールの丸みを出すのが難しかったという。
 坂さんは1年生の頃から同展に出品。2年生の頃に入選、3年生で銀賞、4年生で特賞を受けているが、知事賞は今回が初で「楽しそうに働くお母さんの姿を描けて満足。でもまさか知事賞だとは思わず驚いています。全国でも賞に入れるとうれしい」と喜んだ。
 嶋田君は家庭菜園で父親のトマトを収穫する姿がカッコイイと思い、夏休みの宿題で2週間ほどかけ、水彩絵の具を使って描いた。真っ赤に育ったトマトを採る父親の手を描くことが難しかったといい、緑から赤く実り始めているトマトや日の光が当たっている帽子など細かく表現した。
 嶋田君は1年生の頃に佳作、2年生で特賞を受賞しており、3年生で受けた以来の2年連続知事賞で「色合いを出すのに苦労したけど、自分なりに上手く描け、また知事賞だったのが良かった。昨年は全国で賞をもらえなかったので、今年は入るとうれしい」と話した。
 日高地方の入賞は次のみなさん。カッコ内は小学校名。
【特賞】県議会議長賞=東原百伽(川原河5年)▽県教育委員会賞=野村和志(塩屋5年)▽児童作品国際交流賞=新田紳策(湯川6年)▽御坊市長賞=宮井礼菜(藤田5年)▽日高川町長賞=玉置紫凰(川原河3年)▽日高町長賞=武内羽瑠(内原5年)▽由良町長賞=高橋孝輔(由良2年)▽美浜町長賞=椎崎りお(和田3年)▽NHK和歌山放送局賞=中根豪汰(藤田5年)▽朝日新聞和歌山総局賞=小池昌生(同)▽産経新聞社賞=文蔵理世(同)▽毎日新聞和歌山支局賞=山崎啓一郎(内原3年)▽読売新聞和歌山支局賞=吉本帆花(藤田3年)▽(株)和歌山放送賞=米田琴葉(同5年)。
【金賞】藤田くるみ(御坊3年)中野弥琉(藤田4年)佐藤綾(同6年)保田萌里(寒川第一6年)。
【銀賞】中津凛香(内原2年)坂将起(同)山崎涼(同3年)百瀬結葉(志賀3年)畑間陽翔(藤田4年)岩崎祐佳(同)稲葉陽祐(松原4年)那須亮太(内原5年)。
【銅賞】市村颯大(御坊6年)角織羽(野口1年)佐竹望秋(藤田1年)藤本紗英(同)新野莉佳子(同2年)川手菜央(同)阪本美沙(同4年)瀬戸楽人(同5年)小早川友汰(同6年)西川陽彩(同)中野泰佑(湯川6年)。


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