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スポ少バレー県決勝大会女子、日高念願の創部初全国出場 〈2022年12月6日〉

2022年12月06日 08時30分00秒 | 記事


優勝で笑顔のメンバー


 第20回全国スポーツ少年団バレーボール和歌山決勝大会女子の部は4日、海南市の拝待体育館などで開き、日高VBCが平成16年の創部以来、初の優勝を飾った。サーブで攻め、エースが決める日高らしいバレーに加え、チーム一丸の粘りも見せ、全試合をセットカウントストレート勝ちで制覇。3月24日から静岡県で開幕する全国への切符をつかんだ。

 大会は地方予選を勝ち抜いた24チームが出場してトーナメントで競技。日高は1回戦の中貴志を2(21ー4、21ー9)0、2回戦の中辺路に2(21ー11、21ー7)0、準々決勝の貴志南に2(21ー13、21ー15)0、準決勝の新宮を2(21ー18、21ー13)0で下し、1セットも落とさない強さを見せて勝ち進んだ。
 決勝は今夏の第42回全日本小学生バレーボール大会男女混合の部で全国優勝を経験している強豪・福島と対戦。第1セットは序盤に川瀬の連続サービスエースなどで差を広げるが、中盤以降一進一退の攻防。16ー16からエース野崎が3連続でスパイクを決め、セッター川瀬が中央の鈴木を使うなど効果的にトス回し。終盤に一気に差を広げて21ー17で先取した。
 第2セットは序盤、福島に差をつけられるが、エース野崎が、このセットもスパイク、サーブに奮闘。中盤に追いつき、第1セット同様に緊迫のシーソーゲーム。鈴木を中心にレシーブ陣が相手エースのスパイクを拾って封じ、得点につなげると、最後もエース野崎が力強いスパイクでブロックアウトを取り、21ー16で制し、初の栄冠を勝ち取った。
 今シーズンはエースがケガ、他のメンバーも体調が整わず、厳しい戦いを強いられた時期もあった中で、今大会を迎えた。崎山忠士監督は「我慢のシーズンだったが、選手たちが自分の役割を把握してよく頑張った。決勝は相手が変化をつけてきても、うまく対応し、先行されても落ち着いて、6年生を中心に粘り強く、チームが一体でプレーできた」と振り返った。
 第20回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会は来春3月24日に静岡県小笠山総合運動公園エコパアリーナに48チームが参加して開会式。25、26日に予選リーグ戦を行い、1位が通過。27日は4組ずつに分けたA~Dグループごとの決勝トーナメントを行う。崎山監督は「クラブとして初の全国大会でどれだけできるかわからないが、決勝トーナメント進出を目標に頑張りたい」と話している。
 このほか、日高地方勢では、印南はまゆうが初戦の2回戦でS・jrを2ー0で破ったが、新宮に1ー2で敗れてベスト8。南部は1回戦のSTARSに2ー0で勝ったが、おぐらに1ー2で惜敗。川辺ひかりは初戦の2回戦でキッズファイターズに0ー2で敗れた。
 日高メンバーは次の皆さん。
 監督=崎山忠士▼コーチ=川瀬俊文▼マネージャー=初井好香▼選手=鈴木心菜、川瀬柚羽、野崎音色、石神咲歩、初井優亜、西岡咲歩、小藪那智、阪本真央、北山結菜、栗山璃子、猪原羽友莉、芝乃愛、山本天彩、木村望愛、福田紅梅、野澤心。


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