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管内トップ切る印南祭にぎわう 〈2016年10月4日〉

2016年10月04日 08時30分00秒 | 記事

屋台を担ぎ勇壮に川を渡る若中

激しく競り合う屋台


 管内の秋祭りトップを切って2日、山口、印南八幡神社祭礼「印南祭」が行われた。約350年の歴史がある雑賀踊り、無音の舞で知られる重箱獅子などが奉納されたほか、県下でも珍しい屋台の川渡御もあり見物客らを楽しませるなど5年ぶりの日曜日開催で例年以上のにぎわいを見せた。11月3日の寒川祭、宝神社祭まで日曜日を中心に各地で秋祭りが行われ、日高路は祭り一色となる。

 光川、宇杉、本郷、東山口が参加の印南八幡では、午前中に神社で獅子舞などを奉納。午後から道中を練り歩いたあと、メーンの川渡御が行われた。のぼりに続いて若中らが担ぐ屋台や御輿が次々に印南川に入り、威勢のいい声とともに担ぎ手が首までつかりながら対岸へ渡った。若中らの勇壮な姿を収めようとアマチュアカメラマンがしきりにシャッターを切るなど見物客らは歓声を上げて楽しんでいた。漁港内のお旅所で天狗と鬼、獅子が太鼓や笛の音が一切ない無音で舞う県無形文化財にも指定されている東山口の重箱獅子などを奉納した。
 御坊市名田町の野島、上野、楠井、印南町の津井、浜、地方、西山口が参加の山口八幡は、午前8時ごろから西山口を除く各地区の屋台6台が印南漁港に集まり、のぼりが競り合ったあと、若中らが担ぐ屋台が激しくぶつかり合った。若中らの「ソリャ、ソリャ」という威勢のいい掛け声とともに屋台が競り合った。神社で別名「ケンケン踊り」とも呼ばれる地方区の雑賀踊りなど各地区の踊りを奉納。午後は印定寺から西山口の屋台も加え7台の屋台と御輿が道中を競り合い、印南漁港のお旅所まで練り歩き、お旅所でやっこ踊り、耕作踊りなど各区の踊りや獅子舞を奉納した。


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