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印南町が新たな町のPRグッズ「王子カード」作成〈2021年3月31日〉

2021年03月31日 08時30分00秒 | 記事

オリジナルキャラクターなどが描かれた王子カード


 印南町は、新たな町のPRグッズとして王子カードを作成した。これまで町のシンボル「かえる橋」をあしらったトートバッグやラバーキーホルダーなどがあり、オリジナルカードは昨年から配布をはじめた駅カードに続くもの。カードには熊野九十九王子の五体王子の一つである「切目王子」をはじめ「斑鳩王子」「叶王子」「中山王子」の4王子ごとにオリジナルキャラクターを考案し描かれており、史跡巡りを楽しむ歴史愛好家だけでなく、若者やカード収集マニアからも人気を集めそうだ。
 全国放送の情報バラエティー番組で取り上げられ、人気スポットになりつつあるJR印南駅をさらにPRしようと作成した駅カードに続くオリジナルカード。全国的にも珍しい駅カードは同駅を訪れた人に配布しており、これまで400枚が配布され、予想以上の人気だ。オリジナルカードは現地でしか入手できないのが魅力で、観光や地域おこしの新たなツールともなっており、第2弾として王子カードを企画。
 王子カードはタテ8.8センチ、ヨコ6.3センチ。表にはアニメチックに描かれたそれぞれの王子のオリジナルキャラクターのほか、御朱印や町のシンボル「カエル」のイラストも配されている。裏は王子社の写真とともに由緒などの説明文のほか、日高広域観光振興協議会のホームページにアクセスできるQRコードを掲載。オリジナルキャラクターは(株)かえるフィルムが請け負い、イラストレーターのマツシタカズミンさんが作成。片足で杖をついた神様「護法神」の物語がある切目王子はそれをイメージして描かれているほか、中山王子と斑鳩王子は女性をイメージした可愛いデザインの萌キャラ仕様。斑鳩王子は背中越しにモリを持つ勇ましい男の神をイメージし描かれている。各500枚、合わせて2000枚を作成。事業費は約80万円。
 カードは4月以降、町役場産業企画課で配布。拝殿や鳥居をカメラやスマートフォンで撮影するなどし現地を訪問したことが証明できるものを提示すればもらえる。町は「歴史的由緒ある4王子を広くPRすることで印南町の知名度アップにつなげたい」とオリジナルカード効果に期待を寄せている。


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