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阪和自動車道の印南~南紀田辺間の4車線化着工式 〈2024年1月16日〉

2024年01月16日 08時30分00秒 | 記事


鍬入れで着工を祝う岸本知事、二階代議士、浮島代議士、
浜口県議会議長、小谷町長、日裏町長(左から)

4車線化完成イメージ図(切目川橋)


 阪和自動車道の印南IC―南紀田辺IC間の4車線化工事が始まるのに合わせ13日、田辺市のガーデンホテルハナヨで着工式が行われた。同工事は有田―南紀田辺間(事業区間36・8キロ)4車線化事業で取り組むもので、印南―南紀田辺間約18キロのうち2車線区間の8・7キロで実施。同工事が完成すれば県内の阪和道はすべて4車線化となり、利便性が高まるとともに災害時の緊急輸送道路としての効果も期待できる。

 着工式は県、近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会、西日本高速道路(株)が主催、130人が出席。西日本高速道路(株)の前川秀和社長が「災害時の復興活動を支える命の道として一日も早い完成をめざす」。岸本周平知事は「観光や産業にプラスになると期待している」と述べ、来賓の二階俊博代議士は「これから始まる事業であり、みんなで盛り上げて頂きたい」と呼びかけた。
 4車線化に期待を寄せる地元の人たちの声がビデオメッセージで紹介、工事計画説明のあと、前川社長、岸本知事、二階代議士をはじめ、日裏勝己印南町長、小谷芳正みなべ町長らが鍬入れし、着工を祝った。
 有田―南紀田辺間4車線化事業は有田―御坊(19・4キロ)、御坊―印南(8・7キロ)は令和3年に完了。今回着工する印南―みなべ間の6・5キロは令和2年3月に、みなべ―南紀田辺間の2・2キロは令和3年3月に事業認可され、測量・設計を進めていた。工事は橋の下部工から取り掛かり、トンネルや橋梁工事など順次進める。印南―みなべ間で橋梁3本、トンネル4つ、みなべ―田辺間で橋梁2本、トンネル2つが設けられる。
 令和3年12月から4車線化となった有田―印南間は、それまで年間450回程度あった渋滞がほぼ解消と効果が現れている。一方、工事に着手する印南―南紀田辺間は令和元年が18回だったのに対し、令和4年は41回と増えており、早期完成が待たれる。


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