紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

日高川町 かわべテニスコートドーム化 本体完成、Gオープンは来年 〈2020年10月30日〉

2020年10月30日 08時30分00秒 | 記事


6コートを覆うドームが完成した「かわべテニス公園」


 日高川町が総事業費約7億円を投じて昨年10月から全天候型施設の整備を進めてきた「かわべテニス公園」のドーム施設本体が完成した。人工芝コートの調整などを行ったあと、年内にも試用を開始する。来年度にかけてトイレや駐車場などの周辺整備を行う計画で、グランドオープンは来年になる予定。6コートをドームで覆った県内でも類を見ない施設で、合宿誘致などによる利用率の向上だけでなく、南海トラフ巨大地震など災害時の救援物資等の集積や搬送施設として活用される。

 かわべテニス公園の上屋建設工事は、同公園宿泊棟北側にある「神和住ガーデン」の6コート全体(約4500平方メートル)を覆うドーム施設を整備するもの。昨年10月に起工し、コート西側から屋根部分になるアーチ状の構造骨組(トラス)を設置する作業が行われ、完成部分から屋根の金属板やテント膜が設置された。屋根の最上部にはテント膜を使用し、晴天時には必要最低限の明るさを確保できる仕組みとなっている。
 最高点が15・73メートルのアーチ状の構造骨組(トラス)による外壁が6コート全体を覆う約110メートル、幅約41メートル、高さ約16メートルの巨大ドーム施設で、県内でも有数の全天候型テニス施設が誕生した。天候に左右されないため、合宿誘致などで利用率の向上が見込まれるほか、近い将来の発生が心配される南海トラフ巨大地震などの災害時には、救援物資等の集積や搬送施設として活用される。
 9月議会では10月に完成し、11月から使用を開始すると報告していたが、来年度にかけてドーム施設への進入路を設けるほか、トイレや駐車場の整備を進める計画で、利用者の利便性をある程度確保して来年からの一般利用開始となりそう。
 施工は(株)古部組=同町山野・仲修美代表=、設計は(株)岡本設計=和歌山市、坂本暁史代表=。


 その他の主なニュース

 日高中防災学習、避難所体験

暴力追放功労者(団体)に御坊市協議会が表彰

美浜町 第8期介保事業計画等作成委第1回開催

日高町商工会 コロナ禍明け誘客目的商談会開催