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おんぱく2020結果 コロナ禍でも満足度97% 〈2020年10月13日〉

2020年10月13日 08時30分00秒 | 記事


心地よいひとときを提供した西山ウォーキング


 9月12日から27日まで16日間にわたり御坊・日高全域を舞台に開催した地域活性化イベント「御坊日高博覧会(おんぱく)2020」の開催結果がまとまった。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小、プログラムも大幅な変更や制限を余儀なくされるなどの逆境をはねのけ、参加者の満足度が昨年を上回る97%を記録するなどコロナ禍でも大成功を収めた。

 結果報告会は10日、御坊市小竹八幡神社前の旧酒蔵「伊勢屋ガレージ」で開き、実行委員会メンバーやパートナー(プログラム実施者)ら30人が参加した。谷口光委員長のあいさつのあと、事務局の藏光俊輔さんが報告した。
 6回目となる今年は当初、9月26日から10月31日まで36日間にわたり開催する予定だったが、コロナの影響で期間を短縮した。実行委員会では感染予防対策へ独自のガイドラインを策定。各パートナーも国や県のガイドラインにのっとって万全の感染予防対策を講じてプログラムを実施した。プログラムはインターネットを使ったオンラインプログラムや近場旅などコロナ禍のなかでも楽しめる催しやコロナ禍だからこそ生まれた企画などバラエティー豊かなラインナップで提供。コロナ禍で閉塞感漂う日々のなかに、参加者と地域に元気と笑顔を届けた。
 今年は予定した37プログラムのうち、34プログラムを実施。満足度はコロナ禍のなかでも大満足81%、満足16%の合わせて97%を記録し、昨年を1%上回った。コロナ禍で各プログラムとも参加人数を制限、参加者数を少なく見積もっていたものの、実施した34プログラムのうち、6プログラムが満席、11プログラムで定員を上回ったため増席するなど好評。近場旅などマイクロツーリズム分野は6プログラム、食分野は3プログラム、0円企画分野は4プログラム、地域・文化分野は8プログラム、ワークショップ分野は5プログラムで満席(増席)に達した。参加者は地元日高地方からが84%で、年齢別では50代以上が57%を占めた。
 結果報告のあと、パートナー一人ひとりが今開催を振り返り、良かったことや課題、思い、次回への意気込みなど語った。
 谷口委員長は「思ったよりたくさんの方に来ていただいた。コロナの影響で規模を縮小し、実施できないプログラムや大幅に変更した企画もあったが、知恵を出し合ってやれるべきことをやった。参加者の満足度も昨年を上回り、コロナ禍でも大成功を収めることができた」と話した。
 この日、来年は県で開かれる「国民文化祭」に合わせて10月30日から11月21日の23日間の日程で開催することも報告した。


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