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みなべ町長選 現職・小谷芳正氏が無投票4選 「住んでよかったまちづくり」  〈2020年10月1日〉

2020年10月01日 08時30分00秒 | 記事


くす玉を開いて当選を祝う小谷芳正氏(左から4人目。5人目は勢津子夫人)


 任期満了(10月23日)に伴うみなべ町長選は29日に告示し、立候補を届け出たのは現職・小谷芳正氏(71)=筋、無所属=だけで、小谷氏の4期連続無投票当選が決まった。小谷氏は大きな問題となっている新型コロナウイルス対策や防災対策、町民の健康づくりなどに意欲を示し、「まだまだやらなければならないことがたくさんある。つねに町民目線で、皆さんがみなべ町に住んでよかったと思えるまちにしたい」と抱負を語った。

 午後5時過ぎ、気佐藤のJA紀州アグリセンター前の事務所に無投票当選の知らせが届くと集まった支持者らから拍手がわき起こり、祝福ムードに包まれた。
 小谷氏は妻、勢津子さん(67)とともに女性支持者から花束が贈られ、くす玉開きや万歳三唱で支持者らと喜びを分かち合った。
 小谷氏はまず「4回の無投票当選をできたのは町民の皆さまのご協力のおかげ」と感謝。4期目へ「大きな課題となっている新型コロナウイルス対策として感染防止と経済対策を両立して全力で取り組んでいきたい。防災対策は高台に防災広場を造成し、そこに3園を統合した子ども園の建設を進めており、避難場所となる各学校体育館に空調設備を導入したい。総合型地域スポーツクラブを設立し、町民の皆さんの心身の健康づくりをサポートし健康寿命を伸ばしたい。今年度末までの小中学校の給食無償化延長の検討や老朽化が進む水道管改修もする」と決意を示した。新型コロナ対策には「感染防止の思いの一つとして高齢者や子ども、保育・教育の場に勤める方のインフルエンザワクチンの接種を無料とし、梅の成分がコロナの感染抑制に効果がないかの研究を大学の協力の下進めていきたい。補助金など約30億円を存分に活用して疲弊している経済を立て直し、入り込み客が落ち込んでいる観光産業の復活にも全力を注ぐ」と意欲を見せた。「まだまだやらなければならないことがある。つねに町民目線に努め、町民の皆さんが住んでよかったと思えるまち、子どもたちが安心して住めるまち、若者が残るまちにしていきたい」と抱負を語った。
 後援会・辻村武文会長のメッセージ代読で舛井多喜郎副会長は「これも偏に皆さま方のおかげ。今までの尊い経験と理論を生かして福祉と防災のまちづくりに尽力し、町民の幸せに直結する町政を」と期待。二階俊博代議士秘書の福島康行氏、坂本県議、郡町村会長の松本秀司・日高町長は祝辞を述べ、仁坂吉伸知事は祝福メッセージを寄せた。
 小谷氏は、旧南部川村で総務課長、合併協議会事務局長、合併後みなべ町で企画管財課長や副町長など務め、平成20年10月に初当選、4期連続無投票。現在、県町村会会長。
 一方、町議選は定数14に対して現職12人、新人3人の計15人が立候補した。


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