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4月10日 県実行委発表 東京五輪聖火リレー 木村波優美さん(御坊市)近藤雄一さん(日高川町)さんとも御坊市内走行 〈2020年3月10日〉

2020年03月10日 08時30分00秒 | 記事

当日の御坊市コース交通規制図


「東京2020オリンピック」聖火リレーの県実行委員会は9日、同実行委員会枠で選出した県内走行ランナー45人の走行市町を発表した。公募で日高地方から選出された木村波優美さん(65)=御坊市薗=と近藤雄一さん(34)=日高川町寒川=の2人は、ともに4月10日の御坊市コースを走る。スポンサー枠を含めたすべてのランナーの走行市町、走行スロットは実施日の約2週間前に組織委員会から提示される。

 聖火ランナーは県実行委員会、プレゼンティングパートナー4社がそれぞれ募集・推薦し、組織委員会が決定。県内の聖火リレーは4月10日、11日に行われ、2日間であわせて160~180人が走行する。ランナー1人あたりの走行距離、時間は約200メートル、約2分間。
 県実行委員会枠として公募で38人(応募総数1660人)、県内出身で元五輪選手のPRランナー7人の計45人を選出した。この日、同委員会が発表したのは45人が走る走行市町名。10~11人のランナーが走行する10日の御坊市コースには木村さん、近藤さんの2人と、和歌山市在住で有田市ゆかりの桑原葵さんの計3人が選ばれた。
 薗会館長として地域の人たちが安心して暮らしていけるよう日々奔走している木村さんは「地元を走らせていただきとてもうれしいです。支えていただいた皆さんへの感謝の気持ちでいっぱい。笑顔で走って地域の皆さんに元気を届けたい」。地域おこし協力隊として県外から移住し、地域で活躍している近藤さんは「寒川と中山間地の明るい未来と、次世代のIT教育で子どもたちが自立的に学べる将来を願い、心を込めて走ります」と改めて抱負を述べた。
 御坊市では、10日午後3時15分からスタート地点の薗地区津波避難タワー前三差路でミニセレブレーション(点火式典)を行い、日高高校ブラスバンド部(日高ビッグバンド)が演奏したあと、聖火をオリンピックトーチに点火する。午後3時42分に第1走者がスタート。18メートル道路を北上、天理教湯川分教会前の県道交差点を横断し、JR御坊駅に向かって走り、午後4時9分に紀央館高校でゴールする。走行距離は約2・2キロ。
 当日、午後2時20分から午後4時25分まで天田橋北詰め近くの県道井関御坊線交差点からJR御坊駅前の紀陽銀行御坊駅前支店前まで、大会関係車両以外全車両通行止めの交通規制を行う。
 PRランナー7人は体操の田中理恵さんと和仁さんが10日の海南市、レスリングの湯元健一さんと進一さんが11日の和歌山市、野球の杉浦正則さんが11日の橋本市、体操の早田卓次さんとレスリングの太田拓弥さんが10日の新宮市を走る。


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