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近大水産研究所「さばコロッケ」ディナーメニュー 13日から大阪や東京の直営店に登場 〈2019年12月13日〉

2019年12月13日 08時30分00秒 | 記事

「さばコロッケ~和風ホワイトソース~」(上)と「さばコロッケバーガー」


 商工会、行政、民宿組合ら関係者でつくる日高町観光推進戦略プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)が商品化し、同町で水揚げされたサバを使った「さばコロッケ」のディナーメニューが、大阪と東京にある近畿大学水産研究所の直営レストランに13日から来年1月19日までの期間限定で登場する。マグロをメインとした近大養殖魚が扱われる同直営店は食通でにぎわう人気のレストランのため、PRにも絶大と見られ、関係者も期待を寄せている。
 近畿大学水産研究所の直営店は養殖魚専門のレストランで大阪店と銀座店があり、「さばコロッケ~和風ホワイトソース~」750円(税別)として両店で、「さばコロッケバーガー」650円(税別)は大阪店だけで、両商品とも一日の販売数量の限定は設けないメニューとなる。
 両店ともマグロをメインとした新鮮な魚料理が自慢の店。大学内で研究された世界初の養殖マグロは、小売り以外は、この店だけでしか食べることができなく、ほかにもブリ、ヒラマサ、ヒラメなど同大で育てた新鮮な魚を存分に堪能できるとあって人気で、行列ができるほどだ。
「さばコロッケ」は、ご当地コロッケ日本一決定戦「第7回全国コロッケフェスティバル」で龍ヶ崎市長賞を受賞し、歴代上位チームらが集うグランドチャンピオン大会の出場権を獲得。味はお墨付きをもらっており、直営店で、これらのメニューと肩を並べることで箔がつく。
「さばコロッケ」は創業約40年、業界シェア上位の冷凍食品製造販売「サンマルコ食品(株)」(本社・札幌市)の開発で同協議会が商品化。ミンチ状にしたサバを北海道産のジャガイモに練り込んでおり、ふっくらとした食感に南蛮漬けの味付けも絶妙と好評だ。
 すでに東京都千代田区の農林水産省北別館1階にある「手しごとや 咲くら」農林水産省店でも「鯖コロ野菜カレー」900円(税込)として販売。DHA(ドコサヘキサエン酸)でおなじみのサバだが、血液をサラサラにする働きがあると言われているEPA(エイコサペンタエン酸)という注目成分に加えてビタミン類も豊富で健康食品としても人気を高めそうな上、日高町で水揚げ量が多いサバを使ったところも地域産業振興に関係者は期待感を募らせている。


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