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日高川町かわべテニスコートのドーム化10月に設計入札実施、着手へ 〈2018年9月28日〉

2018年09月28日 08時30分00秒 | 記事

全天候型のドーム化に着手するかわべテニス公園
「神和住ガーデン」の6コート


 日高川町が町村合併当初から整備を検討してきた、かわべテニス公園コート6面のドーム化事業が実現に向けて動き出す。今年度の当初予算に設計費約3200万円を計上しており、10月にも設計の入札を実施。来年度の着工、2020年度の完成を目指す方針だ。公園北側にある「神和住ガーデン」6コートに軽量鉄骨製ドームを建設し、全天候型のコートに整備する計画。国の補助事業や有利な起債を活用しながら順調に進めば2年間で完成する。

 かわべテニス公園のコートをドーム付きに整備する計画は、町村合併の際、平成18年に町が旧3町村区域住民の意見を町施策に反映するため設置した「地域審議会」の川辺地区会議が「地域活性化施策」に沿った審議結果として町に答申。市木久雄・前町長も議会一般質問で、防災センター本体完成後の平成30年に着手する考えを示した。
 同公園の北側6コートに設けられた「神和住ガーデン」をドーム付きにするもので、当初は6コート全面を屋根で覆うプランと3コートだけを覆うプランがあった。計画を進める6コートプランは、40メートル×107メートルの約4600平方メートルを覆う高さ10メートルの軽量鉄骨製ドームを建設し、全天候型のコートにするもので、町では平成21年度の予算に、ボーリング調査委託料として212万6000円を計上。今年度の当初予算に設計費を計上し、実現に向けて事業が動き出した。
 設計費が予算計上された今年3月定例議会の議案審議では、複数の議員が施設の計画案について説明を求め、執行部側は、ドーム球場のような材料を使用した場合には建設費が多額になることから、主に鉄板を使い、一部ドームのような形の施設を想定していると説明し、「設計の段階でコストを比較しながらより良い案を選定したい」と説明。設計段階でも議会などの意見を取り入れながら進めていく方針。


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