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来年2月執行の美浜町長選に現職森下誠史氏3選出馬表明 〈2018年9月26日〉

2018年09月26日 08時30分00秒 | 記事

3期目への意欲を述べる森下町長


 任期満了(平成31年3月3日)に伴う来年2月5日告示、10日投開票の美浜町長選挙へ、現職・森下誠史町長(63)=三尾、2期目=が3選出馬を表明した。25日に行われた9月定例議会一般質問で、谷重幸議員の質問に答え3期目への意欲を明らかにした。ほかに町長選へ出馬を伺う人のうわさは今のところ聞こえないが、今回の現職の出馬表明は、町民がこれまでの現職の働きを振り返り、町の将来を考えるきっかけとなりそう。選挙に向けた動きに弾みがつくか注目される。

 森下町長は「あっと言う間の7年半だった。1期、2期と『感動の美浜は笑いと元気から』をスローガンに、公約実現のためがむしゃらにやってきた。みなさんに支えられ取り組んで来られた」とこれまでを振り返り、「私の任期は残されたところ半年を切った。残りの期間を全うすることが第一の使命」とまず述べた。
 その上で「地震津波対策や住みたくなるまちづくりなど、まだまだ進めるべき施策があり、地方創生は緒についたばかり。住民のみなさんに許されるなら、引き続き町政を担わせていただき、町の発展のため誠心誠意尽くしたい」と力強く断言した。
 森下町長は昭和53年に町職員となり、総務政策課課長補佐で退職。平成23年に現職と一騎打ちで戦い初当選した。前回の平成27年には新人候補と選挙戦の末、2度目の当選を飾った。1期目には町道吉原上田井線整備の新規着手や中学生までの医療費無料化、出生祝い金創設、小学校の空調設備整備などに尽力。2期目は、笠野和男副町長を腹心に、松原地区高台津波避難場所や三尾場外離着陸場など防災施設整備を促進。財務省出身の西山巨章氏を地方創生統括官に迎えて3つのプロジェクトを創設し、西山統括官と職員の間に軋轢が生まれるなど課題もあったがプロジェクトの具現化を進めるなど、実績を重ねてきた。


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