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美浜町長選、現職・森下町長25日に意向表明か 〈2018年9月21日〉

2018年09月21日 08時30分00秒 | 記事

町長室で職務にあたる森下誠史町長


 任期満了(平成31年3月3日)に伴う来年2月5日告示、10日投開票の美浜町長選挙まで5カ月を切った。現職・森下誠史町長(63)=三尾、2期目=はこれまで出馬の意向を明確にしていないが、25日に行われる9月定例議会一般質問で、谷重幸議員が出馬への考えを問うことになっており、森下町長の答弁が注目される。

 ほかに出馬に意欲を見せる人のうわさは今のところない。森下町長が25日に態度を明らかにすることが、選挙に向けた動向を勢い付ける引き金になるか。ただ、前回選挙でも今回同様、選挙まで5カ月を切った時期に、当時1期目の現職だった森下町長が一般質問で態度表明を保留した前例もあり、25日に態度表明しないことも考えられる。
 森下町長は、平成23年に現職との一騎打ちで初当選。前回の平成27年には同じく三尾からの立候補者と選挙戦の末、2度目の当選を飾った。1期目には町道吉原上田井線整備の新規着手や中学生までの医療費無料化、出生祝い金創設、小学校の空調設備整備などに尽力。2期目は、笠野和男副町長を腹心に、松原地区高台津波避難場所や三尾場外離着陸場など防災施設整備を促進。財務省出身の西山巨章氏を地方創生統括官に迎えて3つのプロジェクトを創設し、西山統括官と職員の間に軋轢が生まれるなど課題もあったがプロジェクトの具現化を進めるなど、実績を重ねてきた。年齢も63歳とまだまだ働き盛りで健康上にも大きな心配はなく、これまで進めてきた町政をさらに前進させるべく3期目を目指すことは十分にあり得る。
 任期満了(平成31年2月13日)に伴う町長選と同日告示・投開票の町議選(定数10)は、現時点で、現職・中西満寿美議員(76)=和田、3期目=が引退を表明。その後継として、元高校教員で日本共産党美浜支部教育・文化対策責任者の森本敏弘氏(60)=田井=が出馬を表明している。その他には、目立った動きは見られない。


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