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日高高校・附属中合唱部定期演奏会、「ピーターパン」で会場魅了 〈2017年3月22日〉

2017年03月22日 08時30分00秒 | 記事

「ピーターパン」でキメのポーズを見せる合唱部のみなさん


 日高高校・附属中学校合唱部は19日、御坊市民文化会館大ホールで第41回定期演奏会を開き、見せ場の第3ステージでミュージカル「ピーターパン」を熱演。美しい歌声と情感こもったダンス、演技で観客を魅了した。
 校歌斉唱で幕開け。第1ステージでは、去る2月に第3回県ヴォーカルコンテストで銀賞を受賞した曲、「無伴奏女性合唱のための『きまぐれうた』」から、3曲目の「恋」と4曲目の「見上げれば宇宙」を、4部合唱で披露。気持ちを込めてていねいに、アカペラの響きを聴かせた。
 第2ステージでは、スカーフとヘアバンドのキュートな衣装で、昨年のヒット曲「海の声」「明日への手紙」を澄んだ歌声で歌った。3曲目の「恋」は、黄色いエプロン姿で振りも付けてキュートに。
 第3ステージの「ピーターパン」では、天倉瑞季さん(3年)が、主役のピーターパン役で渾身の演技。他の部員らも、ロストボーイ(迷い子)らがネバーランドで陽気に暮らす雰囲気や、ピーターパンやロストボーイが母親のいないことを切なく思う心情など、多彩な場面を表情豊かに演じた。
 この演奏会が部活動の最後となる今春卒業生の阪本淑華さん、山際多純さん、天倉さんは、これまでの部活動を振り返り「感謝の気持ちでいっぱいです。いままで本当にありがとうございました」とあいさつし、3人で「いのちの歌」を心を込めて歌った。
 第4ステージではOB・OGや地元合唱団の有志らが加わって、「大地讃頒」「翼をください」を大合唱。
 全てのプログラムが終わったあと、顧問の玉置祐子教諭があいさつ。部員が中学1年から高校3年までと幅広く、全員がなかなか集まりにくくて「やっとそろったのが昨日」と練習の様子を紹介し「一人がうまくなると、もう一人がうまくなる。2人がうまくなると、またもう一人がうまくなる」と合唱の醍醐味を説いて、演奏会の成功を深く感謝。アンコールには「桜の季節」を歌った。
 終了後、部員らは早々に会場ロビーに集合。並んで校歌を歌って、会場を去る観客らを見送った。


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