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中国北京市の経営者2人が来坊、観光交流促進に期待 〈2017年3月14日〉

2017年03月14日 08時30分00秒 | 記事

北京の経営者2人(前列)と交流を深めた参加者


 中国北京市で対日関係のコンサルタント、旅行企画などを行っている光合旅程取締役CEOと共同経営者が13日、御坊市を訪れ、吉田擴御坊商工会議所会頭や高垣太郎中紀バス(株)代表取締役社長をはじめ、市、県関係者らと意見交換し、寺内町や紀州鉄道、道成寺などを見学。2人は「御坊市、和歌山県のいろんな情報を収集し、中国の富裕層らに宣伝したい」と話し、今後の観光交流促進に意欲を見せた。

 2人は日本の観光情報等を収集して、中国で日本向けの旅行などをPRしようと、来日。市が会議所に委託し、実施している大連市との日高港振興事業に伴う人脈を通じ、御坊市にも訪れた。2人は「中国人は日本にとても興味がある。御坊は海に近く、自然も豊か。古い歴史、いろんな農産物もあり、いろんな情報を収集し、自らも体験して御坊の良さを中国で伝え、宣伝したい」と話した。
 意見交換で2人から「中国人は体験観光、古い歴史などに興味がある」との話があり、イチゴやメロン、スイカ、ミカン、スターチスなどを収穫できる観光農園、興国寺での座禅体験などを紹介。日高別院など古い街並みの残る寺内町、日高港新エネルギーパーク、紀州鉄道など観光スポットもPRしたほか、日高港を利用した大型クルーズ船旅行、御坊周辺町での民泊にも話が及び、活発に意見交換した。
 午後は寺内町、日高別院、御坊寺内町会館、小竹八幡神社、紀州鉄道などを見学したほか、大洋化学(株)、ヨシダエルシス(株)などを訪れた。夜は歓迎会を開き、交流を深めた。吉田会頭、高垣社長らは「御坊市は白浜などに向かう途中の休憩コースとして中国、台湾、香港から多くの観光客が来ている。今後は富裕層の人にも多く来ていただきたい。御坊市、和歌山県の良いところをたくさん見て、中国の人に伝えてください。今後、良い関係をつくれればうれしい」と今後の観光交流促進に期待し、2人は「引き続き、いろんな情報を教えていただきたい」と応じた。


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