紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市3中学校の空調整備9月完成へ 〈2017年2月26日〉

2017年02月27日 08時30分00秒 | 記事

中学校は今年9月に整備完了(写真は御坊中)


 御坊市は、懸案の小中学校空調整備事業を28年度事業化し、まず中学校3校の設計を行い、今年9月に整備を終え、小学校6校は29年度に設計し、30年度~31年度の2カ年で整備する。総事業費は約3億円で小・中学校とも普通教室(特別支援教室含む)すべてに整備するが、特別教室は利用度の高い図書室、音楽室、理科室に限定する。小学校は昨年夏に室温調査を行ったが、大きな差が出なかったため、整備費用や財政面を考えながら整備年度を決める。
 
 小・中学校は校長室や職員室、保健室、コンピューター室、給食配膳室、ランチルームなど一部に空調を整備しているが、普通教室は夏場になると室温が40度近くになる湯川小学校の2教室を除いて未整備。対象となる普通教室は小学校が6校あわせて56教室。中学校は改築工事で普通教室、特別教室すべてに空調を完備した湯川中学校、すでに普通教室に整備済みの大成中学校(組合立)を除く御坊、河南、名田3中学校あわせて18教室。
 特別教室は3中学校で計53教室、6小学校で計79教室あり、普通教室とあわせると6億円以上の予算が必要になるため、すべてに整備するのは難しいとし、利用頻度の高い図書室、音楽室、理科室に限定した。
 空調整備は27年度に決定した第4次長期総合計画後期事業計画(28年度~32年度)で新規事業採択。着手時期は決めていなかったが、昨年5月の市長選で柏木市長が早期整備を公約したことから28年度事業化を決め、まず3中学校の設計を行い、29年度当初予算に工事費1億600万円、工事監理業務委託費140万円を計上。夏に工事を行い、9月に完了する予定。
 小学校は29年度当初予算に設計業務委託費590万円を計上。29年度中に設計を終え、30年度、31年度の2カ年で整備する。工事費で約2億円かかるため、整備の順番については昨年夏に6校それぞれで最も室温が高いとみられる教室を選んで室温を調査。結果的に1度以内に収まり、大きな差は出なかったため、整備費用や財政面を考えながら整備年度を決める。
 湯川、大成、塩屋、名田4幼稚園の保育室10室については小学校にあわせて整備する。29年度当初予算に設計業務委託費110万円を計上した。


その他の主なニュース

 日高川町みやまの里ふじまつり、今年は4月22日~5月7日

 切目川ダム環境整備ボランティア協がダム周辺にサクラやサツキ植樹

 日高町・御坊市の4人の有志が東北被災地へミカン届ける

 日高港利用促進へ振興協会が広島・呉港視察